*****2歳馬*****

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。中間は目立った疲労もなく、5月6日から始まる2回川崎開催でのデビューへ向けて調教を開始しており、4月24日現在、小向TCの走路で順調に乗り込まれています。佐藤博紀調教師は「これまで何度もお伝えしている通り、本当に食欲旺盛な馬で、飼葉を与えれば与えただけ全部食べてしまいそうな勢いですが、まだ2歳春のこの時期で内臓がしっかりしていないところがあるので、その辺を意識して、内容や量を調整して与えています。能力前のスクーリングが、如何にも馬が良く分かっていない感じで、ラストまで集中力がもたなかったので、能力の内容次第では、少しデビューまで時間を掛ける必要があるかもしれないなと考えていましたが、経験する毎に良くなっていくタイプのようですね。能力試験後、馬体が大きくは変化していないですが、身体を大きく見せるような走り方に変わりました。この後は5月10日の新馬戦に向けて、4月28~29日辺りに併せ馬で4F56~57秒程度のところを1本行く予定です」とのことです。引き続き、5月10日の川崎競馬、スパーキングデビュー2歳新馬・ダート900mに野畑凌騎手でのデビューへ向けて進めていきます。

 

【ブラゾンロワイヤル】

グリーンウッドTで順調に調整中。

4月24日、石坂調教師から「今週の入厩を予定しており、検疫馬房が取れ次第、移動させます」との連絡が入った。まずはゲート試験合格を目指す。

 

【ルージュルリアン】

本日は坂路で追い切りました。

助手「最終追い切りは坂路・単走で。雨の後で馬場は重かったですが、ブレずに真っすぐ走っていましたし、最後ももっと動けそうなくらいでした。上がってからの息も乱れていなかったですよ。時計も上々で、いい内容の追い切りになりましたね。馬体重は492キロ。レースを経験しながらキッチリ絞れて動ける体つきになっているだけに、あとはスタートを五分に出てルリアンの持ち味である長くいい脚を生かせる展開になってくれれば…といったところでしょう」

※4月27日(土)京都5R・3歳未勝利(牝馬・芝1800m)を川田将雅騎手で予定。想定から除外はありません。

 

*****3歳馬*****

【ファインノーブル】

KSトレーニングセンター内ブルーステーブルで調整されています。この中間も変わりなく、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを2400mと坂路を15-15で2本乗られています。尾関知人調教師は「明日帰厩させます。状態は良さそうですので、何とか前進が見られるよう、次走に向けてしっかり進めていきます」とのことで、25日の検疫で帰厩する予定です。

 

【ディスペランツァ】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。レース後の疲れもさほど感じられないとのことで、中間は4月19日から乗り出しを開始しています。今週は、24日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、56.4-41.5-26.9-12.8を馬なりで計時しました。吉岡辰弥調教師は「今日から時計を出し始めましたが、普段と変わらない様子でしっかり集中して走れています。こちらが思い描いた調整過程を踏んで進める事が出来ているのが何よりで、来週の出走に向けて順調に進められています。なお、ジョッキーの件ですが、現在はモレイラ騎手に継続騎乗のオファーを出しており、その回答待ちの状況です。他陣営の乗り役がどんどん決まっていく中で、出来れば早めに決めたいという気持ちはありますが、ここまで来たら、モレイラ騎手からいい返事がもらえることを信じて、ギリギリまで回答を待ちたいと思います。ただディスペランツァ自身は乗り難しいタイプではないので、例えモレイラ騎手が乗れない場合でも、レースで能力を全開で発揮できるように、厩舎スタッフと一緒に馬を作り上げていきたいと思います」とのことです。引き続き、5月5日東京、3歳オープン・NHKマイルカップ(GI)・芝1600mに向けて進めていきます。

 

【オーヴェルトゥーレ】

美浦・高木登厩舎で調整されています。この中間は、21日に坂路にて追い切りが行われて、57.0-40.9-26.9-13.0を馬なりで計時しました。今週の追い切りは24日に坂路にて助手が騎乗して2頭併せで行われて、55.5-41.2-27.3-13.9を強めに追われて計時し、一杯に追われた3歳未勝利馬を2.7秒追走して同入しています。高木登調教師は「中間も変わりなく順調です。入厩当初はよくスクミが出たりもしましたが、今はそのようなことはなくなり、この馬なりに少しずつ良くなっています。実戦で良さが出るタイプかもしれませんし、まずは競馬を経験させるため、予定通り今週出走させたいと思います。番組は、現状、1200mではレースのスピードについていくのに手一杯になりそうなので、東京のダート1400mに、鞍上は江田照男騎手で出走させます」とのことです。27日東京、牝馬限定3歳未勝利・ダート1400mに江田照男騎手で登録する予定です。

 

【アンデスビエント】

この中間も順調。5月5日(日・祝)京都・3歳1勝クラス(ダ1,800m・牝)に向かう予定。

4月24日、西園正都調教師は「この中間も変わりなくきています。来週のレースに向けてこのまま調整します」とのこと。

 

【サミアド】

24日、竹内調教師から「今朝はウッドチップコースにて3頭併せを行いました。先行から、終い馬なりのまま併入しています。まだ、トモに若干の緩さが残っているため、ハミに頼った走りにはなっていますが、調整を重ねる毎にフットワークに力強さも出てきました。復帰戦に向けて、馬体に太め感もなく、息も整いつつあります」との連絡があった。5月12日(日)東京・3歳1勝クラス(ダ1,400㍍)に向けて調整中。

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

前走後は、馬体に変わりないものの、やはりテンションが高めですので、無理せずここでリフレッシュを挟む方針です。本日24日(水)にグリーンウッドTへ放牧に出ています。」

 

【ファントムシーフ】

栗東・西村真幸厩舎で調整されています。先週は、4月21日に坂路にて調教助手が跨って追い切り行われ、55.6-40.7-26.2-12.5を馬なりで計時しました。今週は、24日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、54.0-38.9-24.9-12.3を一杯に追われて計時し、併せた相手に大きく先着しています。西村調教師は「先週よりも反応が良くなっていて、併せた際に馬がやる気を見せて走れていました。さらに状態は上がっていると思います。良かった頃と比較すると、まだ物足りなさはありますが、今日しっかりと負荷を掛けられたので、この後さらに良化してくると思います。戻って来てから以前より幅が出て前駆にも厚みが出ている割に、背中と後駆は以前のままです。こういう体型と言えばそうなのですが、もう少し背中にも筋肉が乗ってきて欲しいところです。それと、パワーがついたせいか、今回帰厩してからは、両前脚を叩きつけるような走り方になっています。もしかすると、坂路中心で調教を進めている影響かもしれませんし、古馬になって体型が変わったことが関係しているかもしれませんが、3歳時はもっと軽いフットワークで走れていたように思います。来週は坂井瑠星騎手に跨ってもらって、コースで伸び伸び走らせて、動きを確認したいと思います」とのことです。5月11日京都、4歳以上オープン・都大路ステークス(L)・芝1800mに坂井瑠星騎手で出走を予定しています。

 

【パレルモ】

高橋トレーニングセンター内森本スティーブルで調整されています。24日現在、ウォーキングマシン運動を行っています。川俣場長は「特に疲れも見られませんが、リフレッシュのためウォーキングマシンで調整しています。特に悪いところはないので、もう暫く休ませてリフレッシュさせ、それから状態を見て乗り出したいと思います」とのことでした。

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。中間も変わりなく、24日現在、ロンジングを行った後、屋外ダート馬場にてハロン23~25秒のキャンター1600mを2セット乗られています。後藤場長は「先週末のエコー検査で、右前脚の血流の数値はほとんど変化が見られないところまでになっていたのですが、左前脚に一過性のものと思われる炎症が出ていました。獣医からは、今のメニューであれば問題ないが、このまますぐに一段階進めるのは念のため控えた方が良いとのことで、先週のメニューを継続しています。引き続き様子を見ながら進めていきます」とのことでした。