*****2歳馬*****

【ハイファイスピード】

ノーザンファーム空港牧場で順調に乗り込まれ、栗東近郊のノーザンファームしがらきへ移動することに。

4月12日、宮本調教師から「予定通り今週の便で移動させてもらい、明日しがらきに到着予定です。移動後も問題が無ければ、検疫馬房が確保出来次第、入厩させたいと思っています」との連絡が入った。

 

*****3歳馬*****

【レッドアトレーヴ】

馬体重:482キロ

今週も坂路で14-14のペースで乗っています。変わらず安定感のある走りを見せてくれていますし、体の使い方などバランスもしっかりしています。調整を進めてきても気性的な難しさは感じさせず、順調に状態面は整ってきています。まだ具体的な帰厩予定は届いていませんが、このあともトレセン移動を視野にメニューを進めていきます。

 

【レッドエヴァンス】

角馬場で運動後、坂路を1本

坂路 64.9-47.8-31.5-15.9 馬なり

音無秀孝調教師「昨日(木)帰厩させました。今日は運動初日になるので、角馬場と坂路で軽めに乗って調整しています。短期放牧でしたが、入念にケアをおこなってもらいましたからね。今日も機敏な走りを見せていましたし、気持ちもちゃんと入っていました。レースを使っていた馬ですから、追い切りを始めていけば、すぐに状態は整いそうです。しっかりと態勢を整えて、4月28日の新潟・芝1400m戦に丹内騎手で向かう予定です」

 

【レッドクレメンス】

馬体重:478キロ

左トモ飛節の飛端部の腫れはほぼ治まったため、トレッドミルでの運動を再開しています。まだ経過観察中であることからペースはダクまで。これまでのところ触診反応は見られませんし、運動中の歩様にも違和感はありません。また、運動開始後も腫れは小康状態を保っており立ち上げは順調、来週には次のステップ(トレッドミルキャンター)に進めていけるでしょう。

 

【ジャンヌローサ】

7日(日)に坂路コースで4ハロンから0.5秒先行して併せ、57.5-42.4-27.6-13.3を馬ナリに追われ、10日(水)にはWコースで6ハロンから1.0秒先行して併せ、86.3-70.1-54.9-39.7-12.0を馬ナリに追い切りました。「今週は併せ馬での時計消化でしたが、非常に良かったですね。いつでもビュっと動けそうな感触がありました。競馬を使ったことで反応が良くなっているのは明らかですし、いい具合に気が入っています。ほどよいピリッと感というのでしょうか。テンションが上がり過ぎずにいいところで止まっています。帰厩当初は競馬と勘違いしてビリビリしているようなところはありましたが、今はもう馴染んだ様子。日々のルーティンをオンオフ切り替えながらこなしてくれていますよ。再来週に向けてここまでの過程は順調のひと言です」(蛯名正義調教師)

 

【プリドラ】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~20秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。寂しかった体はスッカリ戻ってきて、張りも出てきましたし、全体的にしっかりしてきた感があります。背腰に疲れはありませんし、脚元も問題ないので、このままバンバン乗っていこうと思っています」(担当者)

 

【エルキュール】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(17秒ペース)のメニューで調整中です。体重はなかなか増えてきませんが、未勝利の身でさすがに進めていかないとならないので、少しずつ負荷を強めながら乗り込んでいます。ただ、逆にこれ以上は減らなそうで、これが下限という感じ。毛艶、体調は良いので、近々15-15も織り混ぜていこうと思っています」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

この後はトレセン近郊のKSトレーニングセンターで調整することになり、9日(火)に移動しました。

「ジョッキーも話しているように、心身ともに幼い面が現状での課題ですね。それでもこれまでと違ったレースぶりで、最後も脚を伸ばしてきてくれていますし、収穫のある競馬ができたと思います。まだ全体的にゆるさがありますし、これでカチっとしてきてくれればもっと良い走りができるはずです。また、普段の調教からそうなんですが、テンション面のキープが鍵になりそう。そういうこともあるので、詰めて使っていくよりは、ガス抜きをしながら走らせていくのが現状ではベストだと思っています。レース後も脚元を含めて大きな異常はありませんが、ここで一息入れさせてください。古馬との混合戦になる前にもう1回3歳馬同士で競馬をさせたいので、育成場で問題が出てこないようなら5/18(土)東京・カーネーションカップ(芝1800m ・牝)に向かう事を考えています」(深山雅史調教師)

 

【タキザクラ】

「前回もそうだったように悪くない内容だっと思います。腰回りの甘さ、緩さが改善されてくれば、もう少し上手く立ち回れるようになるはずです。レースではムキになって走っている感はなく、ジョッキーの進言からも距離が延びても対応できそうな印象。そうなると東京ダ2100mが本線とはなりますが、権利を行使するにしても、期間ギリギリまで空けるつもりです。というのも歩様が乱れたりといった大きなダメージはないものの、両前ソエの症状で触診反応を示してます。特に左前は顕著に気にしている様子なので、立ち上げ始めてみてから具体的な予定を決めさせてください」(稲垣幸雄調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドシュヴェルト】

馬体重:495キロ

今週も坂路で14-13のペースでの調整を継続しています。行きっぷりは良くても、しっかりと収まりも付きますし、最後まで楽な手応えで走りきることができています。コンディションに問題がないことから本日(金)の検疫で美浦・尾関知人厩舎に帰厩しましたが、好状態で厩舎にバトンを託すことができたかと思います。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:508キロ

調整は順調に進んでおり、今週水曜日に坂路で15-15を消化しました。動きの面では前後の繋がりがいま一つといったところですが、速い時計を出した後も脚捌きなどに硬さが感じられないことからも、3歳時よりだいぶ体質は強化されているようです。すでに軌道には乗ったとみており、あとはこのままケアしながら本数を重ねていければといったところ。順調にいけば今月中には帰厩態勢を整えられるでしょう。

 

【ウィズアットダンス】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。追い切った日は少し飼い葉食いが落ちるものの、馬体重はキープできており、見た目にも細くは映りません。もともと小柄な馬なので増えるに越したことはありませんが、帰厩に向けて最低でも今くらいの体で送り出せればと考えています。今週末にも15-15をおこなう予定で、その後も飼い葉食いなどを見ながら調教メニューを組んでいきます。

 

【ドゥラチェレステ】

「前走後も問題なくきていて、来週の開催に向けて進めていたところ。今回も1400m戦に組みされると思っていたのですが、800m戦に入ってしまいました。尾持ちをしてスタートがマシになったとはいえ、ポンとスタートが速い感じではないので、この距離はさすがに厳しそうですし、ここはスライドさせてください。次開催に向けて再度態勢を整えていきます」(後藤佑耶調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

坂路下馬場で運動後、坂路を1本

坂路 63.5-47.1-31.8-16.2 馬なり

蛯名正義調教師「昨日(木)帰厩させました。今日は運動初日になるので、坂路下馬場で軽めに乗ってから、坂路を1本といったメニューです。走る方に気持ちも向いていますし、力強い走りを見せてくれましたよ。好状態で戻ってきてくれましたので、これから追い切りを重ねていきながら、走れる態勢に仕上げていきます。次走は5月11日の東京・京王杯スプリングカップ(G2・芝1400m)に、引き続き横山和生騎手で向かう予定です」

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。左前の腱鞘には注意と言われていたので、先週の土曜日に一応検査をおこなっていましたが、問題なかったところ。今週から乗り出し、昨日走路に出し始めています。様子を見ながら徐々に負荷を強めていく予定です」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

馬体重:515キロ

周回コースでダク500m、キャンター2000mのうち前半5ハロンを20-17で入って、後半5ハロンを15-14といった内容で進めています。前後のバランスもはまっており、前へ前へとトモからの伝達がスムーズにおこなわれています。最後まで整ったフォームで走れていますし、息遣いも日ごとに良くなってきています。このまま乗り込みを重ねながら、いつ移動の声が掛かっても対応できるように準備をしていきます。

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

馬体重: 497キロ

先週金曜日に入場し、翌日の土曜日に乗り出しました。乗ってみてもいつものような硬さといった疲労は確認されませんでしたし、獣医師のチェックを受けても異常なしということでした。現在は周回コースと坂路で調整をおこなっており、坂路ではハロン17秒前後のペースで乗っていますが、一度使ったことで動きはスムーズですし、エランドールとしては上体も起きて理想的なフォームで走ることができています。冬毛もあと少しで抜け切りそうといった状況で、これから暖かくなるにつれ例年通りコンディションはぐんぐん上向いてきそうです。

 

【エクストラノート】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗れていて、先週と比べてグンと良くなってきました。毛艶も戻ってきましたし、全体的に体付きも良くなってきたところ。このまま更なる良化を目指していきます」(担当者)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:535キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(20-17のペース)を1本、最後に15-15のペースで1本といったメニューで進めています。変わらず軽快なフットワークで動けていますし、メンタル面についても気になるところはありません。息遣いに問題はなく、乗り込みを重ねて馬体もいい具合に締まってきています。このまま緩めずに乗り進めていきたいと思います。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

この後はオカダスタッドで調整することになり、明日13日(土)に移動する予定です。

「今回もその日のうちに名古屋競馬場を出発し、翌10日(水)に門別競馬場へ戻ってきています。到着後の馬体チェックで脚元などに気になるところはなかったのですが、タフな競馬を強いられたようで、かなり疲労が窺えますね。優勝したことで5/06(月)名古屋・名古屋グランプリ(Jpn2・ダ2100m)の優先出走権が与えられたものの、再度の輸送やローテーションを考慮してそこには向かわず、一旦リフレッシュを図った方が良さそうです。帰厩後は地元門別での出走を目標にしようと考えています」(田中淳司調教師)