*****2歳馬*****

【エテルノレガーメ】

左前膝の状態を確認しながら調整中。坂路調整再開後も問題は無く、現在は週2~3回坂路入りを目標に、周回キャンターやトレッドミル運動を織り交ぜながら調教メニューを組み立てている。

担当者は「左膝の状態に変化はありませんので、徐々に周回キャンターでの距離を延ばし、登坂時計も元のペースへと戻しています。現在は3F60秒程で登坂しており、今後は3F57~54秒程に時計を詰めて行く予定です。休ませていた分もあり基礎体力面や筋力面でまだ物足りなさが感じられますので、焦らず進めていきます」とのこと。馬体重は546キロ。

 

【プロピエダッド】

3月下旬撮影2月29日から曳き運動を開始し、3月18日のエコー検査で獣医の許可が下りウォーキングマシン運動へ移行している。

担当者から「ウォーキングマシン運動を始めてからも右トモ球節の状態は良好で、現在は40分まで運動時間を増やしています。術後の回復が想定より早く順調なので、今月の定期検査の状態次第ではトレッドミルへと進めていけそうです。引き続き今後も様子を見ながら進めていきます」との連絡が入っている。3月下旬計測の馬体重は502㌔

 

【レイナデアルシーラ】

3月18日よりノーザンファームしがらきで調整中。

4月5日、担当者の話では「こちらに来てからも問題は無く、体調面も安定しており順調に進めることが出来ています。明日あたり15-15を乗ってみて入厩に備えるつもりです。いつ移動の話が出ても対応出来るよう態勢を整えます」とのこと。現在の馬体重は488キロ。

西園正都調教師からは「タイミングを見て入厩させ、ゲート試験をクリアしたいと思っています」との連絡が入っている。

 

*****3歳馬*****

【サミアド】

4月5日、牧場担当者から「現況は週2本の坂路15-15と、周回コース4,000㍍での普通キャンターを順調に行っています。乗り込むにつれて気持も入り、普段からピリッとした雰囲気になってきました。また、馬体の緩さも解消され、手先の捌きも軽くなっています。馬体重は518㌔」との連絡があった。

竹内調教師からは「4月中旬頃の帰厩を考えています。入厩後の状態次第で3回東京戦での復帰を考えています」との連絡が入っている。

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:481キロ

今週から坂路に入れており、14-14のペースで乗っています。今は疲れを感じさせない整ったフォームで動けていますし、気持ちの面もしっかりしています。与えた飼葉は完食してくれているように体調面に不安点はありません。着実にコンディションは上向いていますので、このままのリズムで乗り進めていきたいと思います。

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:472キロ

入場後はウォーキングマシンで運動をおこなってリフレッシュを図っているところです。歩様に違和感はありませんし、筋肉痛の症状もなく、4連戦後の状態としては悪くありません。新潟開幕週での出走に向けて再来週に帰厩する予定となっているため、明日(土)には乗り出すことになりそう。まずは周回コースをじっくり乗って現状確認をし、週明け月曜日から坂路での調整をスタートさせることになるでしょう。

 

【ルージュルリアン】

馬体重:499キロ

入場後に改めて背腰の治療を施したところ疲労感は解消したため、今週月曜日に騎乗調教を開始。現在は周回コースと坂路を併用して調整しており、坂路をハロン17秒ほどのペースで1本上がっています。普段でも調教中でも牝馬特有の気の強さを見せることがあるため用心しながら調整を続けていますが、立ち上げとしては順調といったところです。来週火曜日の検疫で栗東・藤原英昭厩舎に帰厩予定となったため、移動に向けて週末、週明けと調整を進めコンディションを整えていきます。

 

【レッドクレメンス】

馬体重:480キロ

今週月曜日からペースアップする予定でしたが、左トモ飛節の腫れが再び大きくなってしまったため、トレッドミル調整を控え、ウォーキングマシンでの運動まで落としました。その後、腫れは小康状態を保っており、毎日1時間は運動をおこなうことができています。このまま経過観察を続け、腫れが完全に引いたところで改めてトレッドミル調整を始めることになるでしょう。

 

【ゲンブ】

3月31日(日)に坂路コースで4ハロン58.0-41.6-27.0-13.0を単走で馬ナリに追われ、4月3日(水)にはWコースで5ハロンから0.5秒先行して併せ、68.3-52.6-37.5-11.3を強めに追い切りました。「帰厩してからここまでの調整過程としては順調のひと言。左前の蹄球についても一過性の打撲だったために全く気にしている様子はなく、毎日のように坂路をしっかりとした脚取りで駆け上がっています。水曜日にはWコースを長めから追い切り、全体の時計としてはそう目立つものではなくとも、尻上がりのラップを刻みながら終いまでしっかり動けていました。息遣いも悪くないですから、来週のレースには十分間に合うでしょう。リフレッシュ期間を設けたことが効果的に作用して、煮詰まった様子がない点も好感が持てます。自厩舎の菅原明良で来週のレースに向かいますが、土日のどちらに向かうかは相手関係をしっかり見極めて決めるつもりです」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

3月31日(日)に坂路コースで4ハロン58.8-43.0-28.6-14.5を単走で馬ナリに追われ、4月3日(水)にも坂路コースで4ハロン57.8-41.8-27.6-14.0を単走で馬ナリに追い切りました。「入厩当初はやや気の入りやすいところはあっても、基本的には落ち着いていましたが、その先に『レースというものが待っていることを知らなかったから』というのもあるでしょう。今は稽古から構えているというか、競馬なんじゃないかって意識しているところがある様子。レースまではまだ時間がありますし、今は変に刺激しないようゆっくりゆっくり進めています。今週も15-15程度にとどめての時計消化としましたが、その中でもキビキビした動きを見せ、いつでもペースを上げていけそうな感触。一度使われたことで良くなっているのは確かで、体幹もしっかりしてきました。4/27(土)東京・3歳1勝クラス(芝1600m・混)に向けてジックリ仕上げていきましょう。現状はマイルがベターと考えて目標を絞らせてもらい、鞍上には武史騎手を確保してあります」(蛯名正義調教師)

 

【プリドラ】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~20秒ペース)のメニューで調整中です。少しずつピッチを上げて乗り込んでいますが、背腰、アバラの寂しさは回復してきましたし、体重も戻ってきて体付きがフックラとしてきたところ。いい流れになってきたので、週末から更にピッチを上げようと思っています」(担当者)

 

【エルキュール】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(17秒ペース)のメニューで調整中です。今週からピッチを上げて乗り込んでいますが、そのせいか体重が増えてこないんですよね。息遣いは落ちていないものの、少しでも体をフックラさせたいので、このまま時計消化をせずに積み重ねていこうと思っています。体調面に関しては問題ありません」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【スマラグドス】

グリーンウッドTで調整中。引き続きコンスタントに12~13秒ペースを消化しており順調。

西園正都調教師から「キャンセル待ちで検疫馬房が確保出来ましたので入厩させます。京都1週目を目標に調整を開始します」との連絡が入り、4月5日に帰厩している。

順調なら4月20日(土)京都・観月橋S(4歳以上3勝クラス・ダ1,900m)に向かう。

 

【ウィズアットダンス】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。2日(火)から15-15を開始しており、今月中旬に予定している帰厩へ向けてペースを上げているところです。相変わらず馬場入りのときは少し気の悪さも見せますが、ダク、キャンター、そして坂路のスタートと動き出してからはスムーズに調教をこなしています。馬体面に関しても、気温が上がってきたことで状態は上向きのようなので、このままいい形で船橋競馬場へ送り出せるようしっかり乗り込んでいきます。

 

【フェミナフォルテ】

3月30日(土)にWコースで5ハロン74.3-58.9-43.4-13.5を単走で馬ナリに追われ、4月3日(水)にもWコースで4ハロン54.7-39.1-11.4を単走で馬ナリに追い切りました。「この中間も順調にきています。私も1、2回乗ったのですが、特に変わりはないですよ。今週の追い切りは『無理はしないで良いけど最後は少しスッと伸ばすイメージで乗ってほしい』と指示を出したのですが、何もしないで11秒台が出たとのこと。今回は3月からうちに入った攻め専が乗ったのですが『頭の高さや細かい部分で少し気になるところもありますが、すごく良い馬ですね』と話していました。引き続き、頭の高いところを修正できるように進めていますし、いい流れの中できています。折り合いのつく馬ですし、2600mをこなせれば、次走はいい勝負ができると思っています」(小島茂之調教師)

 

【ドゥラチェレステ】

★4/03(水)笠松・C23組(ダ1400)渡邊竜也騎手 結果2着

「最高の結果とはなりませんでしたが、この馬なりに前進はできたと思いますし、収穫のあるレースでした。勝負処で勝ち馬にスッと離されてしまいましたが、いい位置で運べましたし、ああいう競馬ができるなら初勝利は近いですよ。レース後も大きく疲れてはおらず、歩様、飼い葉食いも問題なさそうです。また引き続き次開催に向けて調整していきたいと思っています」(後藤佑耶調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

馬体重:512キロ

今週も坂路で14-13のペースで乗っています。リラックスして稽古に取り組めていますし、フットワークを見てもだいぶパワーがついてきたように感じます。鞍上の指示に従い強弱をつけることもできており、いいトレーニングを重ねることができています。息の入りもスムーズで、コンディションは良好。いつ移動の声が掛かっても対応可能な状態に整っています。

 

【ルージュエクレール】

馬体重:444キロ

今週は坂路で14-13のメニューを消化しています。ペースを上げてみましたが、背中の感触も良いですし、スピードの乗りも良いですね。今週の内容からも仕上がりに時間はかからないだろうとみて、萩原先生とも相談して目標レースを福島牝馬ステークスに定めました。コンディションに不安のないことから、本日(金)検疫で美浦・萩原清厩舎に帰厩しました。

 

【レッドシュヴェルト】

馬体重:490キロ

今週も坂路で14-13のペースで乗っています。乗り込みながらトモの入りもしっかりしていますし、前後のバランスが良くなってきました。内面も整ってきて息の戻りもスムーズ。今のところ5月5日の東京・芝1400mを目標にというお話ですので、トレセン帰厩を視野に入れた最終調整をと考えています。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:502キロ

今週から坂路でのペースをハロン17~16秒ほどまで上げるなど調教を強めています。相変わらず普段の常歩やフラットワーク中の歩様に違和感はあるものの、キャンターの走りは乗り出した直後より安定しています。治療により少しずつ疲れも抜けてきているのでしょう。フレグモーネや皮膚炎の腫れについても悪化を防ぐことができているため、来週から15-15程度の時計を出し始めることになるかもしれません。

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。入場後は体が少しスッキリしていたため、少し楽をさせました。在厩期間が長かったので、首、背腰に頑張った分の筋痛症状が出ていましたし、脚元にも疲れが出ていたところ。今週火曜日から軽めに乗り出し、昨日より現状のメニューで進めています。様子を見ながら進めていくつもりです」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドアウレア】

馬体重:515キロ

周回コースでダク500m、キャンター2000mのうち前半5ハロンを20-17で入って、後半5ハロンを15-14といった内容で進めています。前進気勢は十分で、トモをしっかりと使って動くことができているため、全体のバランスは上々。安定したフォームで最後まで走り切ることができています。飼葉の食いも良好で体調面に不安はなく、引き続き順調に調整を進めることができています。

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

馬体重: 496キロ

入場後は毎日ウォーキングマシンで運動をおこなってから、周回コースでの乗り運動を継続しています。放牧前の時点で騎乗調教ができていたように、馬体に脚捌きの硬さやトモのだるさといった疲労感はありませんし、暖かくなってきたことで冬毛の抜ける量も多くなってきました。馬房の調整がついたことから本日(金)チャンピオンヒルズへ移動しました。

 

【エクストラノート】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も速いところを織り交ぜながら順調に乗り込めているのですが、まだ毛艶は今ひとつといった感じ。それ以外は特に気になるところはないですし、このまま乗り込みながら状態を上げていきたいと思っています」(担当者)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:533キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000m(20-17のペース)を1本、最後に15-15のペースで1本といったメニューで進めています。メニューは変わりませんが、今週は雨の影響で馬場が重くなっていたにもかかわらず、苦にすることなく力強いフットワークで動けていました。内面も具合がいいようで息遣いは申し分なく、最後まで余力残しの手応えで走り切ることができています。体調面や脚元などに気になる点はなく、順調に乗り込みを重ねることができています。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「来週4/09(火)名古屋・東海桜花賞(SP1・ダ2100m)に向けて、本日朝に坂路で最終追い切りをおこない、3ハロン36.6-23.6-11.7を計時しています。予定していたよりも中間のラップが速くなったものの、終いもしっかり伸びていたように、まったくの馬ナリでいい動きを見せてくれました。他場への遠征が続くなかでも変わらず順調にきていますし、回避馬が多く相手関係もやや手薄になった印象なので、ここは取りこぼしたくない一戦と考えています。名古屋競馬場へは7日(日)に北海道を出発し、翌8日(月)に到着する予定です」(田中淳司調教師)