*****2歳馬*****
【ハイファイスピード】
坂路中心に乗り込まれており順調。
4月3日、宮本調教師から「4月に入りさっそく馬の状態を見に北海道入りしました。大変順調に乗り込まれており、移動の態勢も整ってきたようです。近日中に北海道を出発してノーザンファームしがらきへ移動予定ですので、体調が整い次第、栗東TCに入厩させることにしたいと思います」との連絡が入った。
担当者の話では「大変順調に進んでおり、週3回坂路入りし(2回は2本16-15、1回は周回コース+坂路1本)、先週末には14秒ペースを消化しました。気性も問題無く進めることが出来ており、ゲート試験にも対応出来るものと思われます。来週出発の便で栗東近郊へ移動予定です」とのこと。現在の馬体重は431キロ。
【ブラゾンロワイヤル】
社台ファームで順調に調整を積み、入厩を見据えて山元TC経由で栗東近郊へ移動することになった。
担当者から「強めをコンスタントに乗り込み移動の態勢が整ってきましたので、4月1日出発の便で山元TCへ移動させます」との連絡が入った。
石坂調教師からは「先週馬の状態を見てきたところ、追い切りでも思った以上に動いてくれて、早めの始動を視野に移動させることになりました。山元TCでのワンクッションを挟み、グリーンウッドTまで移動予定と聞いています。到着後も問題が無ければ早々にゲート試験を受けさせたいと考えています」との連絡が入っている。
【バティストゥータ】
谷川牧場第一分場で休養中です。引き続き舎飼で過ごしたのち、中間はウォーキングマシン運動を開始しており、2日現在、ウォーキングマシン運動を行っています。高沢場長は「傷口がくっついて、先週からウォーキングマシン運動を開始しています。飼葉を調整しているので、全体に体つきはスッキリ見せますが、体調面に問題はありません。来週で手術から丁度4週間が経つので、その辺りから様子を見て跨いでいく予定です」とのことでした。
【ノースカトレア】
西舎共同育成場内高昭牧場に在厩して調整されています。中間はBTCの屋内600mダートトラックと屋内1000mウッドチップ坂路を併用しており、坂路ではハロン22~23秒程度のキャンターで乗られています。スタッフは「中間はBTCの環境に慣れさせる意味もあって、ペース的にはゆったりしたところで進めていますが、だいぶこちらの環境にも慣れてきました。乗っていても変な癖はなく素直なタイプです。今週後半からは、徐々にペースアップしていくつもりです」とのことでした。3月25日時点の馬体重は504キロ。
【メロディーロード】
小国スティーブルで調整されています。引き続き、ウォーキングマシン運動に留めて休養しています。スタッフは「引き続き、ウォーキングマシン運動に留めてきて、ようやく疲れも抜けて身体も戻り、楽をさせていた分もあって活気が戻ってきました。この感じであればそろそろ調教を再開できそうです」とのことでした。2日現在の馬体重は465キロ。
【リビングストン】
チャンピオンヒルズで調整されています。先週よりペースを上げる予定でしたが、中間、やや疲れが出たため、一旦ペースを落とし、2日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路に移動してハロン18秒程度のキャンターで乗り込んでいます。小泉厩舎長は「2週間前までは順調そのものでしたが、坂路で併せるとちょっとハミを噛むところがあり、前駆に頼った走り方のせいか左前脚に骨瘤が出てしまいました。ただ、乗れないほどではなく、単純に疲労が溜まったことによるもので、2歳馬にはよくある事なので、あまり気にしなくても大丈夫だと思います。3月25日から1週間ほどは坂路のペースを20-20に落とし、高周波の温熱マシンであるインディバをあててケアして、併せて針治療も行いました。今週からまたペースを戻していますが、今のところ問題はなさそうなので、タイミングを見て、15-15へ移行する予定です。現状、大型馬でまだトモが緩く、どうしても前駆に頼る走り方で、かつ気持ちで走るタイプの分、余計に疲れが出易いのかもしれませんが、坂路でしっかり後躯を鍛えていけばそれも解消されると思います」とのことでした。2日現在の馬体重は535キロ。
【パステルキュート】
小国スティーブル内ラフメットで調整されています。この中間は3月21日から騎乗調教を再開しており、4月2日現在、屋根付き700mダートコースでダク1500mとキャンター2800~3200mを、ラスト1周はハロン18秒までペースを上げて順調に乗られています。松尾代表は「胸前に出来た擦り傷は、その後も化膿したり悪化することもなく、先月21日から調教を再開しています。最近は暖かくなってきて冬毛も抜けて身体つきをスッキリみせるようなりなりましたね」とのことでした。4月2日現在の馬体重は435キロ。
【ミッドナイトデュー】
川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。この中間も小向TCの走路で順調に調整されており、2日には、小向TCの走路にて、本田紀忠騎手を背にして3頭併せの真ん中で追い切りが行われて、半マイル55.9-41.8を馬なりで計時しました。佐藤博紀調教師は「中間、特に気になる点はなく、順調です。3頭併せの真ん中でやった昨日の追い切りも全くの馬なりでしたが、思った以上に動けていたと思います。前回の追い切り時に見せた、行き出しに一瞬耳を絞って少し反抗する面もなく、最初から最後までスムーズでしたよ」とのことでした。
【サンタマルティナ】
KSトレーニングセンター内K2ステーブルで調整されています。2日現在、屋外ダート馬場にてハロン20~22秒程度のキャンター4000mと坂路を1本、週に2回は坂路を15-15で1本乗られています。併せてゲート練習も行われています。菅野代表は「中間からは距離も延ばして坂路の15-15も週に2回に増やしていますが、全くへこたれることもなく、余裕でこなしています。北海道でしっかり乗り込まれてきたことが感じられますね。ゲートに関しても、入り、駐立、発馬と問題なくできています。現時点で入厩となっても問題ないですが、さらにあと1カ月程乗り込めば、また一段良くなりそうにも思います」とのことでした。
*****3歳馬*****
【レッドエヴァンス】
昨日(火)ノーザンファームしがらきへ移動しました。
音無調教師「レースは道中までいい形で運べたのですが、コーナーワークで左にモタれていましたし、直線に入るまで逆手前だったこともあってスムーズさを欠き、最後もジリ脚になってしまいました。ロスさえなければ際どい勝負に持ち込めたはずですが…。結果を出せず申し訳ありませんでした。ただ、厩舎に帰って様子を見ていた限り、疲れている様子はほとんどと言っていいほど見られなかったですね。脚元や歩様も問題なく、馬はピンピンしていました。目に見えない疲れがあるかもしれないので、昨日(火)ノーザンファームしがらきへ放牧に出しましたが、牧場サイドにもコンディションを確認してもらい、問題なければ来週にトレセンへ戻して、優先出走権が有効な1回新潟開幕週の芝1400mに向かうつもりで考えていますよ」
※4月28日(日)新潟2R・3歳未勝利(芝1400m)を予定。
【アンデスビエント】
4月14日(日)阪神・3歳1勝クラス(ダ1,800m・牝)に向けて調整中。
3日、西園厩舎からは「状態に変わりは無く順調です。もう少しフックラさせたいところもあり、馬体維持に努めつつ今週は軽めの調整を行っています。飼い葉は食べているので特に問題は無く、週末から強めを乗って来週のレースに向かいます」との連絡が入っている。
【ファインノーブル】
KSトレーニングセンター内ブルーステーブルで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを2400mと坂路を15-15で2本乗られています。岩淵代表は「引き続き順調です。中間から坂路15-15の調教を週に2回に増やしました。毛艶も悪くはないですし、息遣いも良く、体調面でも問題ありません。ただ、性格的には牝馬にしては落ち着きすぎているなと感じるところもあります」とのことでした。
【ディスペランツァ】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。先週は、3月30日にCWチップコースにて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、81.7-66.7-52.0-37.2-11.7を馬なりで計時し、併せた相手に遅れました。今週は、4月3日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、54.3-39.9-26.3-13.2を馬なりで計時し、併せた相手に遅れています。吉岡調教師は「先週末の追い切りの時点で少し重たい感じがあると助手が話していましたが、今日と今週末の追い切りを行えば問題ないと思います。常に一定のテンションで変わらず来れていますし、来週の出走に向けて予定通り進める事が出来ています」とのことです。引き続き、13日阪神、3歳オープン・アーリントンカップ(GIII)・芝1600mにジョアン・モレイラ騎手での出走へ向けて行きます。
【オーヴェルトゥーレ】
美浦・高木登厩舎で調整されています。中間もデビュー戦に向けて進められており、3月31日には坂路にて、57.8-42.6-28.5-14.3を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、坂路にて助手が騎乗して行われて、57.0-41.7-28.0-14.6を一杯に追われて計時しています。高木登調教師は「今日の追い切りも、最後の1ハロンはペースを落としてしまっています。気持ちの面は、とても前向きで、そこが良いところでもあるのですが、現状はこれが一杯という感じです。中山開催中に出走させられたらと思って進めてきましたが、残念ながら間に合わなさそうです。無理に進めず、この馬のペースでやっていけたらと思います」とのことでした。
*****4歳馬*****
【マランジュ】
この中間もじっくり調教を進めており、きょう3日(水)は坂路コースで半マイル61.6-43.7-28.8-14.6秒の時計をマークしています。落ち着かせながら進めており、いまのところ、4月21日(日)京都・芝1400m戦への出走を視野に入れています。
【スマラグドス】
グリーンウッドTで調整中。引き続きコンスタントに12~13秒ペースを消化しており順調。
検疫馬房の都合がつかず今週の帰厩は難しい見通し。西園厩舎からは「帰厩の目処が立った段階で出走予定を検討します」との連絡が入っている。
【ミラクルティアラ】
グリーンウッドTで調整中。
担当者の話では「一息入れると回復傾向が見られたため、騎乗調整を再開していたのですが、乗り進めようとしたところ左トモから腰の疲れが抜け切らない感触があり、今週からウォーキングマシンのみで様子を見ています。いったん緩めて再調整するくらいのつもりで焦らず進めたいと思います」とのこと。現在の馬体重は448キロ。
野中調教師からは「馬の状態を見てきたところ、少しお疲れの様子でしたのでじっくり進めてもらうことにしました。疲れが抜ければまた良化を見せてくれそうな気配ですし焦らず待ちます」との連絡が入っている。
【ファントムシーフ】
チャンピオンヒルズで調整されています。4月3日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで軽めキャンター3000mと、坂路1本を18-18程度で乗られており、週2日は坂路の計測区間の4ハロンを56秒台の時計で進めています。騎乗スタッフは「今週からさらに一段負荷を上げて進めています。坂路では併せ馬で時計を出していますが、ムキになる事なくリズム良く走れています。さすがに良い頃と比較すると、緩めてしまった分の反応の鈍さや身体の緩さ、息遣いは物足りないですが、現時点でそこは仕方ないと思います。順調にこれていますよ」とのことで、西村真幸調教師は「ここまでじっくりと立ち上げてきましたが、馬はフレッシュな状態で、脚元も問題なくこれています。そろそろトレセンへ戻したいと思います。早ければ今週末に帰厩させて、その後は、5月11日京都、4歳以上オープン・都大路ステークス(L)・芝1800mへの出走を目標にして進めていきます」とのことでした。4月3日現在の馬体重は528キロ。
【パレルモ】
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。3日現在、引き続き、競馬場の走路と1400m内馬場を日替わりで使ってダクとキャンターを乗られています。なお、検討の結果、来週の大井開催の中央交流競走に登録することになりました。米田英世調教師は「主催者から発表された22日からの概定番組を確認したところ、1650mの左周りはありましたが1800mは組まれていませんでした。1650mについては勝鞍もありますが、休み明け初戦の競馬の内容があまり良くなかったですし、事前の情報ですと今回の2000mは頭数はそこまで多くならなそうだという事で、今回ガラッと条件を変えてみて、それでどんな走りが出来るかを見てみたいと思い、来週のB2、B3混合中央交流の2000mに登録することにしました。相手はかなり強力になりますが、馬は元気いっぱいで体調も上向きです。追い切りは直前に1本、サラっと行きます」とのことです。11日、大井競馬10R、B2、B3選定馬特別・アーバンステージさつき賞(JRA交流競走)・ダート2000mに登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。
*****5歳馬*****
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。先週一杯はロンジングで調整され、今週からは騎乗運動を再開し、3日現在、ロンジングを行った後に、角馬場でダクとハッキングを乗られています。後藤場長は「約半年ぶりの騎乗となりました。久々なので、多少心配はありましたが、思っていたよりも落ち着いていました。引き続き様子を見ながら徐々にペースアップしていきたいと思います」とのことでした。