*****2歳馬*****

【ミッドナイトデュー】

川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎で調整されています。この中間も小向TCの走路で順調に調整されており、3月25日には、小向TCの走路にて、本田紀忠騎手を背にして併せ馬で追い切りが行われて、4F59.3-42.8を馬なりで計時しました。佐藤博紀調教師は「まず先週、実馬登録検査を完了して、週明けに1本目の中間追い切りを行いました。追い切りの行き出しは、一瞬耳を絞って少し反抗する素振りを見せますが、スピードに乗ってからは乗り手に従順になって、逆に少し行きたがる位の手応えでした。この後は来週もう1本中間追いを行い、能力試験に向けて4月10日に川崎競馬場で本馬場スクーリングを行います。なお、勢いのある鞍上でいきたいと思うので、来月の能力試験は所属の野畑凌騎手で受ける予定です」とのことでした。

 

*****3歳馬*****

【ファインノーブル】

KSトレーニングセンター内ブルーステーブルで調整されています。27日現在、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを2400mと坂路を15-15で1本乗られています。岩淵代表は「先週木曜日から普通メニューで乗り出しました。1週間経ち、問題なく乗れているので、今日から坂路も開始しました。動きも良いですし、飼葉もしっかり食べています」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

引き続き、チャンピオンヒルズで調整され、先週末には坂路にて58秒台の時計で乗られて、3月26日の検疫で栗東・吉岡辰弥厩舎に帰厩しました。27日現在、坂路にて調教助手が跨って、62.8-45.2-29.0-14.4の時計で乗られており、追い切りは28日に行う予定です。吉岡辰弥調教師は「短期放牧でしたが、身体を維持しながら精神面をリフレッシュして戻せたと思います。明日は坂路で15-15位の時計で追い切る予定です。予定通りに進める事が出来ています」とのことです。4月13日阪神、3歳オープン・アーリントンカップ(GIII)・芝1600mにジョアン・モレイラ騎手で出走を予定しています。

 

【オーヴェルトゥーレ】

美浦・高木登厩舎で調整されています。中間は、24日に坂路にて助手が騎乗して追い切りが行われて、58.2-41.5-27.3-13.8を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、27日に坂路にて助手が騎乗して行われて、57.1-42.1-28.2-14.7を一杯に追われて計時しています。高木登調教師は「この中間は、馬体に問題はなく追い切りを進めることができています。今日の追い切りは、順調に加速ラップで来ていたものの、最後の1ハロンでペースを落としてしまいました。気持ちの前向きさはこの血統らしいなという感じですが、現状、まだ身体が付いて来れず、動き切れていないですね。様子を見ながら進めていきたいと思います」とのことでした。

 

【アンデスビエント】

この中間も順調。4月14日(日)阪神・3歳1勝クラス(ダ1,800m・牝)に向けて調整中。

3月27日、西園厩舎からは「この中間も状態に変わりはありません。今週末から乗り出し、レースに向けて進めて行く予定です」との連絡が入っている。

 

【サミアド】

22日、牧場担当者から「この中間も順調で、周回コースで4,000㍍や坂路を1日2本登坂するなどメリハリを付けたメニューを行っています。また、坂路にて15-15の強めも始めましたが、余力十分の脚取りで軽快に登坂しています。竹内調教師から『3月末頃の帰厩も検討している』との話がありましたので、しっかりと態勢を整えていきます。馬体重は519㌔」との連絡があった。

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

坂路

レッドエヴァンス 54.1-39.1-26.3-13.6 馬なり

ピノクル     53.7-38.9-26.1-13.5 仕掛け

助手「今日は坂路にて併せ馬の形で追い切りました。コンスタントに使っていますが、動きの質は落ちていませんし、素軽さも十分。終いは無理をさせませんでしたが、相手の動きを見る余裕もあり、余力十分の走りをしていたと思います。息遣いもしっかりしていて、体調面は高いレベルで安定。態勢は整いましたね。予定通り、今週の土曜・阪神4レース(芝1400m)に鮫島克駿騎手で向かいます」

※3月30日(土)阪神4R・3歳未勝利(芝1400m)を鮫島克駿騎手で予定。

 

【ルージュルリアン】

本日は引き運動をおこないました。

助手「敗因が距離なのか馬場によるものなのかハッキリ掴めなかったですが、前回と同様にいい脚を使って差を詰めてくれました。長い期間トレーニングを積めず、まだまだ成長途上といった段階でこれだけ走れているのですから、成長して力を付けることができれば遅れた分は取り返すことができるでしょう。レース後は引き運動を続けて疲れを取っていますが、これまでのところ脚元に大きな問題はないものの、背中には疲労感が確認されたため、ここでリフレッシュ期間を与えることにしました。明日(木)グリーンウッドトレーニングへ放牧に出します。背腰については放牧先で一度ガッチリ治療をしてもらおうと考えていて、次走など今後については牧場での調整の進み具合を見ながら決めるつもりです」

 

*****4歳馬*****

【マランジュ】

帰厩後は順調にキャンター調教を重ねており、ここまではハッキングキャンター調整を中心に落ち着かせながら乗っています。あす28日(木)より徐々にピッチを上げていく予定です。

田中調教師は「戻ってからは軽めのフラットワークで口向きの確認を入念におこなっています。いまのところ前回滞在時のような昂ぶりは見られず、落ち着いて走れいているのは何よりです。今後も状態を確認しながら、この馬のペースで出走態勢を作っていきます」とコメントしています。

 

【ファントムシーフ】

チャンピオンヒルズで調整されています。27日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター3000mと、坂路1本を18-18で乗られ、週2日は15-15のペースで進めています。騎乗スタッフは「先週とペースは変わっていませんが、今週は、同じ15-15でも走りの質が一段上がったように感じました。徐々にエンジンが掛かってきたかなという印象です。古馬になっても緩さという面では3歳の頃と変わりはありませんが、それは“柔らかさ”でもありますし、良い意味で捉えています。恐らく現時点でトレセンへ行っても、良い時計で走れてしまう位の状態ですが、それは能力で走れるというだけで、もう少し乗り込み量をこなしたいところです。あと2~3週間位はこちらで乗り込んでいけたらと思います」とのことでした。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。3月20日のレース後は使ったなりの疲れは見られたものの特別際立ったダメージは見られず、27日現在、次走に向けて調教を開始しています。米田英世調教師は「レース後は24日から調教を再開しており身体が細くなった感じもありません。このまま次走に向けて進めていけそうです。ただ再来週からの大井開催の概定番組を確認すると、B3は左回りの1650mと1800mは組まれておらず、距離を延ばそうとすると、B2B3混合のJRA交流競走の2000m戦になります。その後に中1週空いて、22日からすぐに次の大井開催が始まるので、そちらの概定番組はまだ発表前ですが、もしいい条件の鞍があれば、再来週の開催はスキップすることも考えています。ただ、もし22日からの開催もあまり番組に変わりがなかった時は、B2との混合という点が気になりますが、再来週の2000m戦を使うつもりです。いずれにしても、このところ結構詰めて使ってきているので、使うとしたら、4月はどちらかひと開催だけにします」とのことでした。

 

【スマラグドス】

グリーンウッドTで調整中。引き続きコンスタントに12~13秒ペースを消化しており順調。

西園厩舎からは「来週の検疫が取れたら帰厩させて、次開催京都1週目の観月橋ステークス目標で進める予定です」との連絡が入っている。

帰厩後順調なら4月20日(土)京都・観月橋S(4歳以上3勝クラス・ダ1,900m)に向かう予定。

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。先週末のエコー検査の結果、前回より血流の数値が落ち着いてきたため、今週からロンジングのペースをハッキング程度まで上げています。後藤場長は「少しペースアップしたところで一時的に血流の数値が上がりましたが、先週末のエコー検査では以前の数値まで落ち着きましたので、獣医の許可のもと、ロンジングのペースを上げました。来週あたりからは、ロンジングのあとに騎乗運動を再開していく予定です。今後も気を付けながら進めていきます」とのことでした。

 

【ダイヤモンドフジ】

3月24日・中京・4歳以上1勝クラス(芝1,200m)に出走し10着。

27日、宮本調教師から「レース後も脚もと等に問題は見られませんが、短距離戦は間隔を空けないと出走できないと思いますので、いったん放牧を挟むことにします。本日、ドラゴンファームへ移動させます」との連絡が入った。

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

角馬場後、坂路1本。

坂路 67.3-49.6-32.3-15.9 馬なり

田中克典調教師「引き続き軽く乗りながらベースを固めています。競馬のダメージもなかったのですぐに乗り出せましたし、この中間も脚元、馬体とも問題なくきていますよ。前回の負け方でメンタルがどうかと心配しましたが、そのあたりはいつもすぐに切り替えられるタイプなのか、活気もあって前向きさも感じられています。目論見通り毛ヅヤが良化して見栄えも良くなっていますし、競馬の結果は残念でしたが使った効果はあるはずですよ。この後に関しては来週あたりに一旦放牧に出して態勢を整えてもらい、一度どこかを使ってから北海道シリーズという感じで考えています。年齢も年齢ですから、狙ったところにいい状態で向かえるようやっていきますよ」