*****2歳馬*****
【キングズトゥルー】
現在は坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も日課としているメニューをきちんと消化しており、日照時間が長くなってきたことで、手入れブラシに絡まる冬毛の量も次第に増えてきました。春はどの馬ももうひと変わり期待が持てる季節ですから、引き続き長めを丹念に乗り込んでいきます。
【ゴールドエンペラー】
現在は坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も基礎体力の向上を目標に、ジックリとしたペースで乗られています。先日来場した羽月友彦調教師は「実馬を見るのはこれが初めてになりますが、ゴールドドリーム産駒をお預かりするのは今のところこの1頭だけなので、どのような馬か楽しみにしていました。体がありますし、血統と歩様からはいかにもダート馬といった印象ですね」と話していました。
【ルジュウェール】
現在はウッドチップ坂路2本(上限18~20秒ペース)のメニューで調整しています。3月にしては想定外の風雪により、この中間はダート坂路でも調教を進めていました。精神面での成長が大きく、走りに集中できるようになったことで、馬格に見合ったパワーを体感できるようになりました。上昇気流に乗り始めていることは間違いなく、まだ変わって不思議ない馬でしょう。
【ライラ】
現在は坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も疲労の色は微塵も見せず、日課としているメニューを淡々とこなしています。普段も調教中も平常心をキープできており、育成時のグルアーブとタイプが似ている印象を受けます。今後はもう少し体を増やす必要がありますし、丁寧かつジックリと鍛錬を重ねていきます。
*****3歳馬*****
【プリドラ】
★3/16(土)中京・3歳未勝利(ダ1200m・牝)吉田隼人騎手 結果14着
「スタート後の一、二完歩目のところで躓いてしまい、後手に回る形となってしまいました。理想としてはもう少し前の列で運びたく、出して行きたかったところですが、ダートスタートではまだ踏ん張り切れない部分があるのかもしれません。馬自身は気持ちを切らさず走ってくれていますし、1200mも向いていそうです。あとはレース慣れしてくればといったところでしょうか」(吉田隼人騎手)
【レッドアトレーヴ】
3月16日レース後コメント(3着)
横山和生騎手「返し馬ではまとまって走れるようになっていますし、ゲートもしっかりと出てくれました。すんなりと番手を取れて道中の手応えも楽。ペースもスローでしたしね。自分の脚を使えれば勝てるという手応えで直線に進入したのですが、坂に入ってからは息があっぷあっぷになってしまって。追い出してからは脚を使えていたのですが、坂で脚色が鈍ったところを上位2頭にやられてしまいました。天気も良くて今日最初の芝レース。好状態の走りやすい馬場だっただけに、何とか結果に繋げたかったのですが…すみません。マイルくらいの距離が合っているのかもしれませんが、1800mを使うのであれば福島や新潟のような平坦コースの方がよさそうです」
【タキザクラ】
★3/17(日)中山・3歳未勝利(ダ1800m)三浦皇成騎手 結果4着
「調教で乗せていただいたときから能力の高さを感じていましたが、凄くいい馬ですね。今日は既走馬相手にゲートをスッと出て行けなかったため、前半は無理せず構えられる位置から競馬を運んでいます。後方やや外めを通ってを追走していましたが、それなりに砂も被っていますし、馬の後ろで我慢することもできている。この距離でも問題はなく、経験を積んだことで次はもっと楽にいいポジションが取れるはずです。まだトモや背中に力がない分、追ってから頭を上げてしまうところはありますが、そのあたりがしっかりしてくればギアももう一段上がってくると思います」(三浦皇成騎手)
【アンデスビエント】
3月17日(日)阪神・3歳1勝クラス(ダ1,800m)に☆田口騎手で出走し4着。
西園正都調教師は「長期休養明けでしたがよく頑張ってくれました。今後についてはレース後の状態を見て検討します」との話がありました。
田口騎手からは「返し馬ではグイグイ行く感触があったのですが、競馬に行くと自分から進んでいかず促しながらの道中でした。ただ、勝負所で外から来られ、仕掛けていくとしっかり反応してくれましたし、追い出してからも良く頑張ってくれました。休み明けでもあり、使って良くなってくるのでは」という話でした。
*****6歳馬*****
【ワイドアウェイク】
3月17日(日)中京・4歳以上1勝クラス(ダ1,900m)に藤岡康太騎手で出走し見事優勝。
勝ちタイムは2分0秒6。上がり3ハロンは38秒1。
西園翔太調教師からは「最後の最後まで力を振り絞り、見事にラストランを勝利で飾ってくれました。加用調教師から引き継いで、やるべきことをやれたという思いで本当に嬉しいです」との話がありました。
藤岡康太騎手からは「事前に団野騎手から口向きの難しさは聞いていましたので、返し馬の段階で癖を掴むことができました。4番手につけるプラン通りのレースで、最後は手応えが無くなっても伸び、彼女の渋太さに心が痺れましたよ。良いタイミングで乗せて頂いたことに感謝しております」との話でした。
*****7歳馬*****
【レッドエランドール】
3月16日レース後コメント(14着)
丸田恭介騎手「すみませんでした。先生からは『できれば逃げて欲しい』という指示を受けていたのでスタートは気をつけていたのですが、二の脚のところでモタモタしてしまってスピードに乗れなかったです。やっと行き脚がついたのは、もう隊列が落ち着いてしまった後でしたから。そこから無理に出していくわけにもいかず、揉まれる嫌な位置に入ってしまいました。それでも道中は集中して我慢して走ってくれていたんですけど、全体のペースが上がったところでついていけなくなって、そこで気持ちも切れてしまった感じでしたね。今日だけでははなんとも言えないですが、やはり先頭で気分良く行かないと最後まで頑張れないのかもしれません。休み明けでも体の感じは良かったので…、中途半端な競馬になってしまいすみません」