*****2歳馬*****
【レッドアトラーニ】
馬体重:481キロ
左前肢球節付近の状態も良好なことから、順調に運動強度を上げられています。現在は周回ウッドコースにおける長めのキャンターに加え、ハッキング程度の坂路調教も始めた段階。ユッタリと動いているように見えても、思っている以上に推進力が大きい、素質の高さを感じさせる走りを披露しています。気性は強い方ですが、乗ってしまえば従順で、人の指示を即座に理解する賢さも保持しています。
【ルージュレアレーズ】
馬体重:420キロ
中間、リフレッシュ期間を設けてから、トレーニングを再開。すでにハロン15秒ペースの坂路調教もおこなっています。当場に移動してきた頃に付いていた余分なものがすっかり消え去り、良質な筋肉が馬体を覆ってきている段階。暖かくなるにつれ、さらに充実した身体付きとなってくるはずです。動きの方は相変わらず高いレベルにあり、“本当に良いモノを持っているな”と、改めて実感しています。
【レッドエソール】
馬体重:497キロ
2本時計を出す日も設けた、ハロン15秒ペースを基本とした坂路調教、周回コースにおけるキャンターを積み重ねています。大型馬ですが、硬さのない、伸びやかな走りが持ち味。その意味では、母父ハーツクライが強く出ている印象も受けています。体調が良く、常にフレッシュな状態を維持出来ている点も、とても心強い材料。飼い葉喰いも良く、順調に運動強度を上げていけそうです。
【ルージュラティーナ】
馬体重:477キロ
週4回坂路に入り、内2回は2本登坂しています。ハロン14~15秒ペースが基本ですが、先日、上がり2ハロンで13秒台に入っていく時計も出しました。まだまだ手応えは楽で、「いい脚を長く使える馬だな」という印象を持っています。運動強度を上げても肉付きが落ちない点は、強調すべき材料。もう少しお尻のあたりに丸みが出てくると、より理想的な身体付きとなってくるはずです。
【ミッドナイトデュー】
3月16日に川崎競馬小向TC・佐藤博紀厩舎へ入厩する予定です。
*****3歳馬*****
【レッドクレメンス】
馬体重:484キロ
今週もウォーキングマシンでの運動にとどめて、左トモの飛節の腫れが引くのを待っているところです。腫れは日に日に小さくなっていますが、負荷を掛けると再度大きくなってしまう可能性があることから、大事を取って騎乗調教を控えています。牧場獣医師も「乗り出すまでもう少しの辛抱」と話しており、再来週あたりには乗り運動を始められる見通しです。
【ゲンブ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。左前蹄の経過を見ながら軽めのメニューで進めていましたが、再度獣医師に診てもらったところ、蹄球の打撲との診断でした。歩様も違和感がなくなったので先週末から調教を再開。今週には通常メニューで進めています。その後も問題ないので、このままピッチを上げていくつもりです」(担当者)
【ジャンヌローサ】
「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路1本(18秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。先週末、今週火曜日と15-15をおこないましたが余力十分で走れています。息の戻りも早くなりましたし、順調にきていますよ。蛯名調教師から『早ければ来週にでも帰厩させようと思っています』と言われています」(担当者)
【エルキュール】
この後はトレセン近郊のNSRで調整することになり、13日(水)に移動しました。
「今回は駐立でモタれかかるような仕草こそなかったものの、相変わらず出はモッサリで他馬よりワンテンポ遅れてしまいました。スタートして最初の芝部分でも思ったほど行き脚がつかず、ポジショニングが後方になりましたし、騎乗した巧也ジョッキーも話していたように、次は距離延長を試みるつもりです。初入厩から3ヶ月近く在厩で進めてきたので、ここで一旦放牧に出して心身のリフレッシュを図り、次走は福島または新潟開催での出走を目標に進める予定です」(天間昭一調教師)
【スノーディーヴァ】
この後はトレセン近郊のKSトレーニングセンターで調整することになり、昨日14日(木)に移動しました。
「先週はありがとうございました。ジョッキーが腹を括って行き切ってくれたのが大きいですが、スノーディーヴァも本当に頑張ってくれたと思います。初戦からセンスのあるところを見せてくれましたが、現状は心身ともに幼く、使いつつ良くしていければと考えていました。そんな中、こんなに早く結果を出してくれるとは想像していませんでした。ただ、調教から良いものを持っている馬だと感じていたので、まずは1つ勝ってくれて良かったです。結構走り切ってきたのでレース後のダメージを心配していましたが、少し背腰に疲れがあるくらいで大きな問題はなさそう。1戦ごとに経験値が大きく上がっていますし、今の力で上のクラスでどれだけやれるかも見てみたいので、3週間後の4/06(土)中山・3歳1勝クラス(芝1800m・牝)に行ってみようと思います。10日間ほど近郊の育成場にて短期でリフレッシュを図り、その後またレースに向けて仕上げていく予定です」(深山雅史調教師)
*****4歳馬*****
【レッドシュヴェルト】
馬体重:496キロ
今週も坂路で14-14のペースで乗っています。前後左右のバランスも良くなっていますし、背腰の感触も悪くないですね。コンディションの上昇にともない、息遣いも良くなっています。与えた飼葉もちゃんと食べてくれており、今のところ不安なく進めることができています。
【レッドルヴァンシュ】
馬体重:485キロ
入場後はウォーキングマシンで運動をおこなって馬体の回復を待っているところです。獣医師にチェックを受けても脚元などに外傷などは確認されていませんが、全身に筋肉痛の症状があるほかに右後肢の歩様に乱れがあるため、経過観察を続けるともに首や肩回りをはじめとした体の広い範囲へのショックウェーブ治療も検討しています。現状から乗り出すまでに時間が掛かりそうです。
【ウィズアットダンス】
現在は馬場3周(ハッキング)のメニューで調整しています。飼い葉食い、ボロの状態と安定してきて、もう疝痛の影響はなさそうでしたので、13日(水)から騎乗を再開しました。周回コースで軽めのキャンターを乗りつつ、馬体重も休養前と同じくらいまで戻ってきています。このまま順調なら早い段階でペースを上げていく予定です。
【フェミナフォルテ】
「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。先週同様のメニューで進めていますが、至って順調にきていますよ。体重こそ微減となりましたが、いい状態をキープできています。この感じを保ちながら、帰厩に向けて態勢を整えていきたいと思っています」(担当者)
【ドゥラチェレステ】
「前走後も問題なくきていて、このまま続戦させられそうな状態です。ただ、今回3/20(水)のダ800m戦に組まれてしまったところ。前走のスタートを見ると、万が一あんな感じのスタートだったらそこで終わってしまいますし、この馬には距離が短すぎると思うので、ここは1回スライドさせてください。4/01(月)からの笠松開催に向けて、しっかり態勢を整えていきます」(後藤佑耶調教師)
*****5歳馬*****
【レッドモンレーヴ】
馬体重:518キロ
今週より坂路に入れて、14-14のペースでのメニューをおこなっています。気持ちのコントロールもできており、最初から最後まで良好なリズムをキープして動くことができています。息の入りもしっかりしているようにコンディションは上向き。引き続きテンションには気を付けながら乗り込んでいきます。
【ルージュエクレール】
馬体重:431キロ
水曜日に入場。ここまではウォーキングマシンでの運動のみにとどめて馬体のメンテナンスを優先していますが、レースでの疲れも抜けてきていますし、どこか痛んでいるような箇所も見られません。飼葉の食いも悪くありませんので、状態面に問題がなければ来週から立ち上げていこうかと考えているところです。
【グロリアスヒーロー】
「今回ワンターンの条件でなく、馬自身もやや戸惑ったのか、1コーナーへ向かう際に少し口を割って操作しにくい場面が見受けられました。それでもスローな流れをしっかり折り合えていましたし、人気馬(コンテナジュニア)を見る形で割と抱えながら道中運べている。直線もう少し脚が使えていれば2着はあった内容でしたが、以前よりだいぶ前向きさが出てきたように思えます。レース後も状態面は特に問題なく、中一週で3/24(日)中京・4歳上1勝クラス(ダ1800m・混)に向かうつもりです」(高木登調教師)
*****6歳馬*****
【レッドアウレア】
馬体重:508キロ
周回コースでダク500m、キャンター2000m(18-18のペース)といった内容で進めています。全体のペースを上げてみましたが、トモの入りなどもしっかりしていますし、乗り込みながらも硬さは最小限で抑えることができています。息の入りも問題ないですし、コンディションも上がってきていますので、来週は15-15のところを入れていく予定を組んでいます。
*****7歳馬*****
【エクストラノート】
この後はトレセン近郊のケイツーステーブルで調整することになり、昨日14日(木)に移動しました。
「3コーナーで内にいた馬にぶつけられてリズムが狂ってしまったようです。馬場も向かなかったとは思いますが、それでも最後はそれなりに伸びてくる馬なので、全く伸びる気配もなく最後方でゴールしたのは不可解でしたからね。レース後も脚元を含めて大きな異常がなかったのは良かったところ。原君も『状態はかなり良かった』と言ってくれていただけにもったいないレースでしたが、切り替えて次を頑張ろうと思います。次走は実績のある新潟を目指す予定。少し間隔が空くので節稼ぎとリフレッシュ期間に充てさせてください。ここ数戦、今まで以上に行き脚がつかなくなっているのは気になるところなので、ブリンカーなどを含めた馬具も検討するつもりです」(加藤和宏調教師)
*****9歳馬*****
【レッドヴェイロン】
馬体重:536キロ
周回コースでダク500m、キャンター1000m(20-17のペース)を2本といったメニューで進めています。ペースを上げてみましたが、特に心配なところはありませんし、動きにもフレッシュさが見られますね。息遣いも安定しており、コンディションに不安はありません。今のところ来週末から15-15のペースを取り入れていこうと考えていますので、それまでは下地をしっかりと作っていくことにします。
*****10歳馬*****
【アナザートゥルース】
「船橋競馬場から戻ってガタッとくるようであれば、一旦牧場へ戻させてもらうことも考えていたのですが、状態面は特に問題なさそうですね。まだ軽めながらも調教を再開しており、次走目標が決まればそこに照準を合わせてペースを上げていく予定です。来月から開幕する門別競馬で使うか、それとも暑くなる前にもう一度本州へ遠征させるかは、まだ他場の新年度(4月~)の番組が具体的になっていないこともあり、もう少し検討してから決めるつもりです」(田中淳司調教師)