*****2歳馬*****
【アンデスクイーンの22】
ノーザンファーム空港牧場で大変順調に調整を進めている。1月末の時点で週2回坂路2本(2本目にハロン15秒)を消化。強めのメニューを継続し、徐々にペースアップ中だ。
担当者の話では「2月後半にはハロン14秒台を乗り出しており、週2回坂路2本(2本目に15-14)、週3回は周回コース2500m、その他の日にトレッドミル調整を行っています。
すこぶる順調に進んでいるため、3月半ばにトレセン近郊へ移動する予定です。移動後も順調なら時間を置かずに入厩の目処を立てたいと考えています」とのこと。
馬体重:486.0kg、体高:161.0cm、胸囲:181.0cm、管囲:20.0cm
*****3歳馬*****
【エルキュール】
6日(水)にWコースで6ハロン87.3-70.3-54.4-39.2-12.2を単走で馬ナリに追い切りました。「先週末に申込んだ川崎の交流競走は補欠2番手。今朝まで待っても繰り上がることはなく、昨日の想定で入りそうだった牝馬限定の中山ダ1200mを本線に、目標を今週末の番組に切り替えました。ただ、そこは今日になって頭数が増え、除外がほぼ確実だったことからこちらの番組に投票をおこない、最終的に4/6の抽選確率を突破して出走にこぎ着けています。どこに使えるかハッキリしない状況で、中京、阪神への輸送も考慮した追い切り内容ではありましたが、本数を重ねて態勢はしっかり整えてあります。初戦からキックバックや馬群は特に問題なかったように、ゲートさえスムーズなら前進を見せてくれるはずです」(天間昭一調教師)
【スノーディーヴァ】
3日(日)に坂路コースで4ハロン58.8-41.9-26.0-12.4を単走で馬ナリに追われ、6日(水)にはWコースで5ハロンから0.8秒先行して併せ、68.4-53.8-38.9-11.9を馬ナリに追い切りました。「この中間も順調に乗り込まれ、昨日はウッドコースで追い切りをおこなっています。入着歴のある未勝利馬を先行する形で運び、並び掛けられてからもしっかり食らいついて同入に持ち込めたところ。前走後からもしっかりと積み重ねられていて、状態は上向いてきていますよ。見立て通り、中山や中京・芝1600m戦は節が足りずに厳しかったため、こちらの番組に出走させることにしました。頭数が12頭立てと落ち着きましたし、競馬はしやすいはず。デビュー戦でも一瞬オッと思わせるところを見せましたし、レースを経験して学んだこともあるでしょうから、ここは前進してきてほしいですね。減量の恩恵を受けて、いい走りをしてもらえればと思っています」(深山雅史調教師)
【レッドアトレーヴ】
厩舎周りを引き運動。
手塚調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。うるさい面は見せていなかったですし、歩きもスムーズだったと思います。飼い葉食いも良く、コンディションは良さそうです。ただ、想定を確認したところ今週は除外が濃厚。除外された場合は、来週の3月16日(土)中山4レース(芝1800m)に横山和生騎手でスライドすることにします」
※3月9日(土)中山5R・3歳未勝利(芝1800m)に横山和生騎手で投票しましたが、除外(非抽選)となりました。3月16日(土)中山4R・3歳未勝利(芝1800m)を横山和生騎手で予定。
【レッドエヴァンス】
厩舎周りを引き運動。
音無調教師「昨日(水)追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。歩きに硬さはなかったですし、覇気もありますね。飼い葉食いも安定しており、体調面は維持できていると思います。今回で3戦目の競馬となりますし、ここで決めておきたいところです」
※3月9日(土)中京5R・3歳未勝利(芝1600m)に藤岡康太騎手で出走します。
【ルージュルリアン】
本日は引き運動をおこないました。
藤原英昭調教師「追い切り後も脚元などに異常は確認されませんでした。レースまであと数日ありますが、まずは無事にここまでくることができて良かったというのが正直な思いです。現状は能力だけ走っていて、体の使い方やトモの肉付きなどについては脚部不安で長期間休んでいた分の遅れを完全には取り戻せていませんが、時間をかけてジックリとトレーニングを積み、必要な負荷は十分に掛けることができたので、デビュー戦で既走馬相手でも引けを取らない走りを見せてくれるはず。ただ、普段でもそうですが、一瞬でテンションが高まることがあるので、平常心でレースに臨むことが大前提になります。直近の馬体重は490キロです」
※3月9日(土)阪神5R・3歳未勝利(芝1600m)に武豊騎手で出走します。
*****4歳馬*****
【レッドルヴァンシュ】
3月7日レース後コメント(1着)
後藤佑耶調教師「前走のレース後にもお伝えしたように、近走はゲートの中でジッとしていられないことが多かったので万全を期して尾持ちをしました。今日も多少ゴトゴトはしていたものの許容範囲内で、尾を持った効果もあって五分のスタートを切ることができたのは良かったですね。ルヴァンシュがハナを切りそうなメンバー構成で、実際にそのまま先手を取る形。今までと違って後ろから突かれる競馬だっただけに、息遣いなども含めて若干の不安はあったのですが、直線でもうひと伸びしてそのまま押し切ったように完勝と言っていい内容だったと思います。岡部誠ジョッキーによると、『返し馬では相変わらず頼りない感じだったけど、レースに行ってしっかり走ってくれるし、喉も鳴っていることは鳴っているが気になるほどではない。逆らわずにそのままハナに立って、道中も楽だった』とのこと。今回のメンバーでは力が上でしたね。何はともあれ、紆余曲折ありながらもこうして中央再転入の要件(3勝以上)を満たすことができてホッとしている一方で、ここまで時間が掛かってしまった点については大変申し訳なく思っています。あとは無事に送り出せるよう、レース後のケアを入念におこなっていくつもりです。ありがとうございました」
※本馬は近日中に地方競馬の登録を抹消し、JRAへの再登録をおこなう予定です。預託先については決まり次第、改めてお知らせいたします。
*****5歳馬*****
【グロリアスヒーロー】
3日(日)に坂路コースで4ハロン57.5-41.4-26.5-12.4を単走で馬ナリに追われ、6日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.6秒先行して併せ、54.1-39.7-25.5-12.1を馬ナリに追い切りました。「最終追いは坂路コース併せ馬で終い重点の内容に。グロリアスヒーローを3馬身ほどリードさせての形ではあったものの、格上相手に最後まで渋太く踏ん張れています。自分のリズムで走れている際はフットワークが伸びやかで、モタれたりハミにぶら下がることもありません。今回休み明け3戦目となりますが、状態面に関してはこれまでで一番良いように映る。距離も1800で長いとは見ておらず、道中揉まれずに抱えながら運べるかがカギとなるでしょう。このクラスで十分通用するだけの脚力を持っている馬ですし、ここは少頭数でもあるので、とにかくスムーズに競馬できればと思っています」(高木登調教師)
【ルージュエクレール】
ゲート練習。
萩原調教師「今日は菅原明良騎手に乗ってもらってゲート練習をおこないました。入りはスムーズで、中での駐立も少し長めにやったのですが、ゲートで縛った効果もあってか落ち着いて待っていられましたね。スタートもスムーズに出てくれましたから、トレセンで練習する分にはもう大丈夫。レース当日も今日と同様にこなしてくれるように、返し馬が終わってからレースまでの間にゲートの最終確認をおこなうつもりです。発馬さえ決まればいいレースができるはずですから、変わり身を期待したいと思います」
※3月9日(土)中山11R・中山牝馬S(G3・牝馬・芝1800m)に菅原明良騎手で出走します。
*****7歳馬*****
【エクストラノート】
6日(水)にWコースで6ハロンから0.6秒追走して併せ、83.8-67.3-52.5-38.3-12.0を馬ナリに追い切りました。「ここまでしっかり乗り込んできましたが、状態がすこぶる良いので最終追い切りもしっかりとおこなえ、無理することなくいい時計が出ました。特別登録の段階では出走枠に入れない可能性もあってヒヤヒヤしましたが、ギリギリで出走が叶うことに。乗り慣れている原君で走らせたいと思っていたので、無事に入ってくれて良かったです。レース当日の土曜日は天気が回復するものの、明日は朝から雨予報なので、なるべく早く馬場が回復してほしいですね。展開頼みなところはありますが、理想は昨年9月に2着となったような形に持ち込めれば。前を見るような位置で運べるようなら、最後はいい脚を繰り出してくれると思います。人馬ともに頑張ってほしいですね」(加藤和宏調教師)
【レッドエランドール】
運動のみ。
田中克典調教師「今日は軽い調整です。繋の裏に関しては悪化することなく良化してきているので、このまま注意していけば問題ないでしょう。昨日は相手に合わせた分、負荷が掛かり切らなかった感じもあるので、そのあたりは週末までで調整していくつもりでいます。馬自身はまだまだ走り足りないくらい元気がいいですし、この時期にしては体や走りのバランスもいいので、しっかり乗り込んでいけるでしょう。来週以降、気温も徐々に上がっていきそうで、それにつれて体の内部から状態を上げていきたいですね」