*****2歳馬*****

【バティストゥータ】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されています。5日現在、BTCの屋内1000mウッドチップ坂路と屋内600mダートトラックを日替わりメニューで乗り込まれ、坂路で週1回は、ラスト2Fを15-15で乗られています。スタッフは「570キロ台と、身体がまだまだ太い分、動ききれていない印象はありますが、これまでの兄姉と比べると、気性が安定していて、乗っていても難しい面を見せるような事もないです。週1回、坂路で15-15をこなしながら、中間は疲れも出ていないように、順調に体力もついてきているんだと思います」とのことでした。5日現在の馬体重は575キロ。

 

【ノースカトレア】

荻伏共同育成場で調整されています。中間も順調にキャンターの距離を延ばしながら乗り込まれており、5日現在、屋内ダートコースでダク1000mとハロン25秒程度のキャンター3200mのメニューで進められています。伊藤場長は「様子を見ながら距離を順調に延ばして、今週からはキャンター3200mを乗っていますが、左前腕節部も特に変化はなく、その他、気になるところもありませんので、そろそろ坂路にも入れていこうかと考えています」とのことでした。

 

【メロディーロード】

小国スティーブルで調整されています。引き続き、屋根付きダートトラックでダク1200mとハロン22~23秒程度のキャンター2100~2800mで、週2日はハロン20秒ペースで乗られていましたが、体重が減って来てしまったため一旦調教はお休みして、3月5日現在、ウォーキングマシン運動のみで楽をさせています。スタッフは「引き続き乗り込みを進めていましたが、体重が10キロほど減ってしまっていたので、先週の火曜日からお休みして、楽をさせています。状態を見て調教を再開していきます」とのことでした。2月26日時点の馬体重は446キロ。

 

【リビングストン】

チャンピオンヒルズで調整されています。移動後は、すぐに新しい環境に適応出来たようで、2月24日から坂路調教を開始しました。3月5日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路に移動してハロン18秒程度のペースで1本乗られています。小泉厩舎長は「凄く堂々としていて、どっしりと構えている馬ですね。輸送で多少体重は減りましたが、体調面も問題なさそうです。体力が結構ありそうなので2月後半から坂路に入れたところ、大体の馬は、こちらに来て最初は、キツくて坂路の途中で止まろうとするのですが、ケロッと坂路を上がってきました。それなのでペースもすぐに上げていけましたし、今は先に来た組と一緒の調教メニューを組んで進めています」とのことでした。5日現在の馬体重は527キロ。

 

【パステルキュート】

小国スティーブル内ラフメットで調整されています。5日現在、屋根付き700mダートコースでダク1500mとキャンター2800~3200mを、ラスト1周はハロン18秒までペースを上げて乗られています。松尾代表は「中間はいい意味で変わらず、順調に乗り込めています。身体を見ると、もう少し体重があってもいいかなと感じますが、それでも、乗り込みながら馬体を減らさず430キロ台をキープ出来ているのはいい事だと思います」とのことでした。5日現在の馬体重は432キロ。

 

【ミッドナイトデュー】

西舎共同育成場内谷川牧場に在厩してBTCで調整されて、予定通り1日発の馬運車で北海道を出発して、2日に茨城県のKSトレセン内K2ステーブルに到着しました。状態は問題なく、今週から、屋外ダート馬場にて軽いキャンターを3000m乗られています。菅野代表は「輸送熱もなく、到着後から飼葉もしっかり食べて元気にしています。昨日から軽めに乗り出しました。この2日間の様子を見て問題なさそうなので、明日から坂路調教を始めていきます」とのことで、5日に来場した佐藤博紀調教師は「初めての長距離輸送も無事クリアして馬は元気そうですし、飼葉もモリモリ食べているようです。明日からは坂路調教を開始するとのことで、順調であれば、来週の川崎開催が終わった後に厩舎へ移動させるつもりです。入厩した後は、5月の新馬戦でのデビューを目指して、まずは4月16日の能力試験に向けて小向で進めていこうと思います」とのことでした。5日現在の馬体重は460キロ。

 

【サンタマルティナ】

西舎共同育成場内谷川牧場に在厩してBTCで調整されて、予定通り1日発の馬運車で北海道を出発して、2日に茨城県のKSトレセン内K2ステーブルに到着しました。状態は問題なく、今週から、屋外ダート馬場にて軽いキャンターを3000m乗られています。菅野代表は「到着後も体調は安定しており、問題ありません。昨日から軽めに乗り出しました。明日からは坂路調教を始めていきます」とのことでした。5日現在の馬体重は472キロ。

 

*****3歳馬*****

【ファインノーブル】

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。3日のレース後も異常はなく、6日現在、在厩していますが、近日中に放牧に出る予定です。尾関知人調教師は「3日は阪神に臨場していたので、レース後の様子は担当厩務員から聞きましたが、息の入りも良くてケロッとしていたようです。久々で、デビュー2戦目ということもあり、まだ競馬をよく分っていない面もありますが、一所懸命走る気持ちがまだ出てきていないのかもしれません。次走は馬具の使用も検討します。なお、昨日の馬体チェックでは、馬体にはそれなりに疲労感が出ていました。飼葉は食べていますし、見た目にも細くは映りませんが、暖かくなってきて冬毛も抜けて毛艶が良くなってきている馬もいる中で、ファインノーブルは毛艶がまだ良くなく、内面のコンディションが、まだ上がってきていないように思います。ダートを使うにしても中山のダート1800mはこの馬にはタフだと感じるので、放牧に出して仕切り直したいと思います」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は、2日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、50.2-36.8-23.9-12.1を一杯に追われて計時し、併せた相手に先着しました。今週は、6日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、55.0-40.2-26.6-13.4を馬なりで計時し、併せた相手と同入しています。吉岡調教師は「先週末は良く動きましたね。馬が成長して、良くなっていますね。今日はもう整えるだけの調整という感じの追い切りでしたが、追走しながらいつでも行けるという手応えだったようです。良い状態でレースを迎えられると思います。あとは調子の良さそうな鞍上に任せたいと思います」とのことです。10日阪神、混合、3歳1勝クラス・芝1600mにミルコ・デムーロ騎手で登録を行う予定です。

 

【オーヴェルトゥーレ】

松風馬事センターで調整されて、2月29日の検疫で美浦・高木登厩舎に入厩しました。中間はゲート練習を行いながら進められて、3月6日にゲート試験を受けて合格しました。高木登調教師は「練習初日から練習を重ねている馬よりも出も速く、しっかりできていたので、本日ゲート試験を受け、無事合格しました。気持ちがカッとなるところがあり、やはりこの血統の馬だなと感じるところが見られます。今週末からは速いところを始めていきます」とのことで、ゲート試験に騎乗した菅原明良騎手は「ゲートの出は速いのですが、中ではソワソワしたり周りの馬を気にしたりするところはありました。緩さもあり、まだまだこれから成長する馬のように思います」とのことでした。なお、競走馬名は『オーヴェルトゥーレ』に決定しています。

 

【アンデスビエント】

帰厩後も順調。3月17日(日)阪神・3歳1勝クラス(ダ1,800m)に向けて調整中。

6日、西園調教師からは「本日、CWチップコースで併せ馬の追い切りを行っています。6ハロン82秒8、ラスト11秒7を計時し、格上の馬と併せて遜色ない位の動きを見せてくれました。今週も良い動きで、やはり母は良い仔を出しますね。予定のレースに向けてこのまま進めていきます」との連絡が入った。

 

【レッドアトレーヴ】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

レッドアトレーヴ 69.7-54.1-39.0-25.2-12.6 馬なり

マウリノ     69.2-53.9-38.7-25.1-12.5 強め

手塚調教師「今日はウッドでアトレーヴが先行して追い切りました。変にテンションが上がることはなく、テンからリズム良く動けていたと思います。道中もコントロールは利いていて、終いも相手の動きを見る余裕があったほど。変に体が起きることなく重心はちょうどいい位置で走れていて、それが加速につながっているのでしょう。しっかり乗り込んでコンディションは上向き。予定通り今週の土曜・中山5レース(芝1800m)に横山和生騎手で投票します。あとは節で入るかどうかですね」

※3月9日(土)中山5R・3歳未勝利(芝1800m)を横山和生騎手で予定。

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

坂路

レッドエヴァンス 53.3-38.4-24.8-12.1 強め

メルヴィル    53.7-38.7-25.1-12.3 強め

音無調教師「今日は藤岡康太が騎乗して坂路にて併せ馬で追い切りました。だいぶ制御がしやすくなっていますし、変にカリカリしたような面も見せず、走りもしっかりしていましたね。終いのアクションが良く、息もすぐに戻っていましたから、状態面は高いレベルで安定していると言えるでしょう。予定通り、今週の土曜・中京5レース(芝1600m)に藤岡康太騎手で向かいます」

※3月9日(土)中京5R・3歳未勝利(芝1600m)を藤岡康太騎手で予定。

 

【ルージュルリアン】

本日は坂路で追い切りました。

坂路 53.3-38.2-24.4-12.3 強め

助手「最終追い切りは坂路でおこないました。テンは15で入って徐々にペースアップ。3ハロン目に12秒1のラップを刻みましたが、そこでは前を走っていた馬を追い抜こうとする気を見せて自ら加速。ラストは1頭になったぶんフワッとしていたものの、手応えに余力を残した状態でフィニッシュしました。まだ全体的な緩さはありますが、本数を重ねてきたことで筋力が備わり、着実に動けるようになってきています。既走馬相手のデビュー戦で常識的には厳しい戦いにはなるでしょうけれど、能力でどこまでやれるかですね。楽しみではありますよ」

※3月9日(土)阪神5R・3歳未勝利(芝1600m)を武豊騎手で予定。想定から除外はありません。

 

*****4歳馬*****

【ファントムシーフ】

チャンピオンヒルズで調整されています。6日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと坂路1本をハロン20秒程度のペースで乗り進めています。騎乗スタッフは「この馬の良かった頃を知っているので、どうしても求めるところが自然と高くなってしまいますが、それを差し引いても、現状、調教後の息遣いなどまだまだですし、キャンターのトモの踏み込み一つとっても物足りません。ただ、それでも日々良くなって来ていますので、このまま乗り込んでいけば問題はないと思います」とのことでした。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。2月29日の大井戦出走後、状態面で気になる点はなく、6日現在、次走に向けて調教を開始しています。米田英世調教師は「競馬後は使ったなりの疲れは見えますが、既に乗り出しも開始しています。次の大井開催が18日から始まります。ここ3戦はそれなりに狭い間隔で使ってきていますが、今回のレース後も大きなダメージは見られず、馬は元気いっぱいですので、このまま次開催に登録する方向です。今回も1600mを使いたいと思います」とのことです。今後は20日大井、B3(三)選抜特別・桜坂賞・ダート1600mへの出走を視野に入れて進めていく予定です。

 

*****5歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。6日現在、引き続き、ロンジングを行っています。後藤場長は「中間も引き続き、ロンジング運動で調整しています。今週末にはエコー検査を予定しています」とのことでした。5日計測の馬体重は500キロ。

 

【ダイヤモンドフジ】

帰厩後も順調。

3月6日、宮本調教師からは「本日、坂路で時計を出しており、4ハロン54秒2、ラスト13秒0を計時しました。中京の芝1,200mを目標に進めていきます」との連絡が入っている。

3月24日(日)中京・4歳以上1勝クラス(芝1,200m)に向けて調整する。

 

【ルージュエクレール】

昨日(火)角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド 68.6-52.1-37.5-24.0-11.5 馬なり

今日(水)厩舎周りを引き運動。

萩原調教師「今日は雨で馬場が悪化することを見越して、最終追い切りは昨日(火)ウッドチップコースで済ませています。単走でも軽快なフットワークで動けていましたし、走りのリズムも崩さずに最後まで手応え十分の走り。日曜日にも3コーナーから速いところをやっていて、全休日を挟んで中1日での追い切りでしたが、好内容だったと言えるでしょう。今日は引き運動で調整していますが、出掛けの歩様は問題なかったですし、うるさい面を見せることなくしっかりと歩けていましたね。飼い葉もこの馬なりに食べており、走れる態勢は整ったとみていいでしょう。予定通り、今週の中山牝馬ステークスに菅原明良騎手で向かいます。明日はジョッキーに乗ってもらってゲート練習をおこなう予定です」

※3月9日(土)中山11R・中山牝馬S(G3・牝馬・芝1800m)を菅原明良騎手で予定。

 

*****6歳馬*****

【ワイドアウェイク】

3月6日付で栗東・西園翔太厩舎へ所属厩舎を変更。

同日、西園翔太調教師からは「こちらの厩舎に移動してきて、本日から騎乗を再開しています。ここまで回復に専念していたようで疲れなどは感じられず、今週から乗り出して来週以降のレースに態勢を整えられそうです。乗り出して少し力みはありますが許容範囲内ですし、気難しさも無さそうです。短い間になりますが、力を出せるように頑張りたいと思います」との連絡が入っている。

 

【レッドエランドール】

角馬場後、本馬場で追い切り。

本馬場

レッドエランドール 81.1-65.9-51.9-38.6-13.1 馬なり

イーブンナウ    80.9-65.6-51.8-38.5-13.2 強め

田中克典調教師「先週の追い切りで右トモの繋の裏を擦ってきてしまったので、今日は大事を取って芝で追い切りました。歩様には出ていないですし、ケアしているので走りには影響ありませんよ。久しぶりの芝ということで最初こそ少し戸惑った感じはあったようですが、走り出せば特に違和感なく気分良く走っているように見えました。まだ全開とまではいかないものの、体が締まってきて四肢もよく動くようになっていますし、息遣いの重さも解消されてきていますね。このまま順調にいけば態勢は整いそうなので、今のところ来週に使うつもり。年齢も年齢ですし、使える状態の時に使っていって状態を上げていきたいですからね。初戦からとはいかないかもしれませんが、これだけ元気が良くて体調も上がってきていれば恥ずかしい競馬にはならないと思います。春から夏に向けてのいい始動戦になるよう仕上げていきます。騎手は調整中です」

※3月16日(土)中山10R・韓国馬事会杯(4歳上3勝クラス・ダ1800m)を予定。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

★3/06(水)船橋・ダイオライト記念(Jpn2・ダ2400m)服部茂史騎手 結果5着

「過去に重馬場でこのレースを制しているので、今日みたいな不良のコンディションでも心配はしていませんでした。ただ、騎乗した服部ジョッキーは『もう少しジックリ進めるつもりが、スタートが良すぎました』と話していましたし、マイナス5kgは許容範囲内なものの、輸送の影響からか毛ヅヤはもう一つに映りました。上位4頭はすべて中央勢。できれば1頭でも負かし、一矢を報いたいところではありましたが、今回も掲示板を確保してくれたのですから、よく頑張っていると思います」(田中淳司調教師)