*****3歳馬*****
【ゲンブ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。擦りむいてしまった膝はもう問題ないので、通常メニューに戻して進めています。ハミ受けの復習や体力強化を図りながら積み重ねていますが、順調にきていますよ。このまましっかり乗り込んでいく予定です」(担当者)
【ジャンヌローサ】
「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路1本(18秒ペース、週2回は16秒ペース)のメニューで調整中です。大分具合も良くなってきて、元気ある状態に戻ってきました。両前蹄の角度が良くなかったので装蹄をしてもらいましたが、動きやすくなった感じ。もう1回装蹄すれば整うと思います。巻いて走るようなところがあるので、修正しながら乗り進めていきます」(担当者)
【プリドラ】
「水準レベルのスピードを見せてくれましたし、個人的には悪くない内容だったかと思います。普段と比べても随分と大人しくて、競馬をわかっていない感はありましたね。一度使われて気持ちがシャキっとしている間に間隔をあけずにもう一戦させたいと考えています。混み合う傾向にある条件ではありますが、来週から始まる中京開催によって少しはバラけてくれるのではないか。疲労の度合いも極端に大きくありませんし、すでに乗り出しも開始しました。大型馬なので今後のことも考えてプール調教も経験させて、次に向けて順調に動き出せています」(尾形和幸調教師)
【エルキュール】
28日(水)にWコースで6ハロン82.2-67.1-52.7-38.5-12.0を単走で馬ナリに追い切りました。「3節だと今週も出走が厳しいことが予想されましたし、使えたとしても前走からレース間隔が詰まるため、水曜日の追い切りは調子を整える程度に馬ナリでサッと流しています。走りやすい馬場コンディションだったようで、予定していたよりも時計はやや速くなりましたが、ここまで状態もキープできているようですね。飼い葉食いも問題なく馬体も順調に回復していますし、今のところ来週3/09(土)中山・3歳未勝利(ダ1200m・牝)もしくは3/10(日)中京・3歳未勝利(ダ1200m)あたりを視野に入れています。また、3節だと選出されるのは難しいでしょうが、今週末締切りの3/13(水)川崎・アクアマリンフラワー賞(ダ1400m・牝)にも申込むつもりです」(天間昭一調教師)
【スノーディーヴァ】
2月28日(水)にWコースで5ハロン72.7-56.8-41.5-13.6を単走で馬ナリに追い切りました。「前走後も問題はなく、次走に向けて水曜日に15-15を切るようなところをおこなっています。まだ軽めのところですが、疲れを見せることもないですし、いい走りでしたよ。レースを経験した上積みもありそうです。この感じであれば来週から出走を考えていけそうですし、週末、来週と負荷を強めていきましょう。今週の想定を見ると、中山での出走は少し厳しそうですが、中京や場合によっては阪神遠征も視野に入れていきたいと思っています。2000m戦を本線に、2200m戦まで考えていくつもりです」(深山雅史調教師)
【タキザクラ】
2月28日(水)にWコースで6ハロン87.8-70.9-55.8-40.3-12.1を単走で馬ナリに追い切りました。「今週の追い切りは永野ジョッキーに跨ってもらい、馬の感触や修正点など率直なコメントを求めています。『機敏な身のこなしでよく動けてはいるのですが、後ろの負重が弱いためか、まだ走りのバランスが悪い』との印象で、自分の見解とも一致している。体幹をもっと鍛えていく必要がありますし、こちらが求めるレベルまではフォームの修正に少し時間がかかりそうです。それでも本数を重ねるごとに息の入りが良くなっており、だいぶ態勢も整ってきました。悠長に構えていられる時期でもありませんから、このタイミングで一度レースを使ってみることにしましょう。2回中山開催の最終週(3/16.17)にダ1800m戦が3つ組まれていますので、そのいずれかに向かうことにします」(稲垣幸雄調教師)
【レッドクレメンス】
馬体重:478キロ
引き続きウォーキングマシンで運動をおこなっています。運動時間は1時間。左トモの飛節の腫れは小さくなっていますが、まだ名残が確認できる状態で乗り出すまではあともう少しといったところ。週明けまでは経過を見守り軽めの運動を続ける見通しで、獣医師の許可がおりた段階でトレッドミル調整や騎乗調教を開始します。
*****4歳馬*****
【ウィズアットダンス】
現在は舎飼されています。この中間も順調に乗れていましたが、2月29日(木)午後に疝痛の症状があり、舎飼で様子を見ています。寒暖差の影響などもあるかと思いますが、ボロが詰まっていたり、捻転していたりする可能性は低く、点滴を打って経過を見ている状況です。ひとまず今週いっぱいは安静にさせる予定です。
【フェミナフォルテ】
「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。今週から15-15を織り交ぜ始めましたが、負荷を強めても体重が減ることはありません。もともと育成場では増えやすい馬ですが、ここにきて体質が強くなってきた印象。この感じであれば詰めて使っていっても問題なさそうです。このまま積み重ねていきます」(担当者)
【ドゥラチェレステ】
「この中間も順調に乗れていますし、徐々に態勢が整ってきたところ。次の笠松開催の番組表が出て、ドゥラチェレステは3/04(月)笠松・好きです笠松競馬 C20(ダ1400m)に組まれました。速いところを消化してみて、その動き次第ではありますが、今のところ向かう方向で考えています。久々ですし、こちらでも初出走であるので、手探り状態ではありますが、いいレースを期待しています」(後藤佑耶調教師)
【レッドシュヴェルト】
馬体重:487キロ
今週から騎乗運動を開始。火曜日には15-15のペースで坂路を1本登坂しています。前後がしっかりと噛み合ってバランスもしっかり。スムーズにスピードアップすることができていますし、最後まで楽に動くことができています。上がりの歩様や息遣いに問題はありませんので、いい形でメニューを移行することができたようです。
【レッドルヴァンシュ】
後藤佑耶調教師「週明けから既に乗り出しており、ここまで順調に調整を進めることができています。さすがに大きな上積みこそありませんが、それでも疲れや反動のようなものは窺えないですし、右トモについてもぶり返しはなく、いい意味での平行線といったところでしょう。次開催の番組編成が発表され、四日目(3月7日)の4レース(ダ1400m)に組まれました。レースが移動になる可能性のある馬がいますし、2頭登録している名古屋所属馬も出否は不透明で何とも言えないところはあるのですが、それでも前走に比べれば相手関係は楽になるはずで、1ハロンの距離短縮も間違いなくプラス。ここを勝ってJRAへお返ししたいところです。今のところ日曜日に追い切りを消化する予定。月曜日に出馬が確定することになっています」
※3月7日(木)笠松4R・アイリス生誕祭杯(C6組・ダ1400m)を予定。
*****5歳馬*****
【グロリアスヒーロー】
「先週末からまた本格的に坂路入りを再開。登板本数を増やしつつ徐々にペースアップを図っているところですが、レースの疲れはもう残っていませんね。この感じであれば時計を消化しても問題なさそうですし、続戦可能な状態に映ります。以前はあまり間隔を詰めて使ってこれなかった馬なので、去勢による効果も大きいのでしょう。中山、中京と番組は両睨みで、来週から投票を検討していくつもりです」(高木登調教師)
【レッドモンレーヴ】
馬体重:507キロ
水曜日に入場しています。歩様に硬さはありませんし、肝心のメンタル面についても悪い感じはありません。飼葉はしっかり食べていますので、レースで全力を出せなかったこともあって馬体の回復は早いだろうとみています。今週いっぱいはウォーキングマシンでの運動のみにとどめてリフレッシュを図り、来週から馬に合わせて立ち上げていこうと考えています。
*****6歳馬*****
【レッドアウレア】
馬体重:504キロ
今週は周回コースでダク500m、キャンター2000m(22-20のペース)といった内容で進めています。トモの入りもスムーズになっており、全体のバランスも良化。先週より着実に上向いてきています。飼葉は毎日完食してくれており体調面に問題はありませんので、このまま乗り込んで態勢を整えていきます。
*****7歳馬*****
【エクストラノート】
2月29日(木)にWコースで6ハロン82.9-66.7-52.3-38.4-12.1を単走で強めに追い切りました。「1週前追い切りとなるので、先週より負荷を強めて今週はビッシリと負荷を掛けています。単走でしたが、動き、時計ともに上々でしたし、気分良く走れていましたよ。体もフックラと見せていて、体調面も良好そのもの。前走を使って状態は上がってきましたし、来週は楽しみを持ってレースに送り出せそうですよ。来週はまた雨予報が出ているので馬場が心配ではありますが、まずはいい状態で競馬に向かえるよう、しっかりと仕上げていくつもりです」(加藤和宏調教師)
*****9歳馬*****
【レッドヴェイロン】
馬体重:535キロ
水曜日から騎乗運動を開始しています。現在は周回コースでダク500m、ハッキング2400mといった内容で進めていますが、フットワークを見ても硬さなどは感じられず、息の入りも良好です。飼葉は残さず食べており、体調面に気になるところはありませんので、これからジワリと馬に合わせてペースを上げていきたいと思います。
*****10歳馬*****
【アナザートゥルース】
「2月24日(土)に坂路でレース1週前追い切りをおこない、3ハロンから併せて35.7-23.3-11.8を計時。最終追い切りは明日3月2日(土)に同じく坂路で予定しており、馬の感じを見てサッと済ませるか、少し強めのところを乗るか決めるつもりです。船橋競馬場へは4日(月)に北海道を出発し、翌5日(火)に到着予定。門別移籍前に在籍していた場所になり、中央時代にもレースを経験している競馬場ですから、アナザートゥルース自身もどんな馬場だったか覚えていることでしょう。前走・名古屋グランプリのときのように道中うまく立ち回ることができれば、ここでも上位進出のチャンスはあると思います」(田中淳司調教師)