*****2歳馬*****
【デグラーティアの22】
年末年始のリフレッシュ期間から順調に立ち上げて、坂路中心のメニューで調整中。
担当者の話では「今週はウォーキングマシンでのリフレッシュ調整を行っています。先週までは週3回坂路入りし(2回は2本乗って2本目に15秒ペース、1回は周回コースと坂路1本16秒ペース)、その他の日は周回コース2500mを消化させていました。手応え良く坂路を登坂出来ており、早期始動を視野に入れて早めの移動を目指せそうです」とのこと。現在の馬体重は431キロ。
【マゲバの22】
社台ファームで調整中。昨年末に休養を挟み、年明け以降は乗り込みを再開していたが、2月に入り再度歩様に乱れが生じたため検査を行なった。
担当者から「歩様の乱れから検査を行なったところ、左前膝に関節液の増加が見られました。現在は無理せず騎乗運動を控え、患部に有効な治療を施しながら改善に努めています。健康維持のためウォーキングマシン運動は行なっていますが、今後も状態を最優先に慎重に様子を見ていきます」との連絡が入っている。馬体重は546キロ。
【レーヌジャルダンの22】
社台ファームで調整中。現在は週3回坂路入りし、うち2~3回は2本登坂を主軸に調教メニューを組み立てている。
担当者は「徐々に調教負荷を上げつつも、疲れが溜まらないよう定期的にリフレッシュを挟んでいます。坂路では3F45秒程度の時計を定期的に行ない自力強化に努めている段階ですが、手応えや動き共に合格点以上です。これだけ動けると更なるペースアップをしていきたい所ではありますが、厳冬期は無理をさせず、3月以降からピッチを上げていく予定です」とのこと。馬体重は514キロ。
【エレンシアの22】
牧場担当者から「獣医から『経過観察を続けるよりも、手術をした方が安定する』との説明があり、14日にクリーニング手術を施しました。現在は舎飼いで安静に管理し、術後2週間ほどで抜糸予定です。その後は定期的な検査で患部を確認していきます」との連絡が入った。
*****3歳馬*****
【レッドアトレーヴ】
馬体重:477キロ
今週から坂路に入れており、15-14のペースでのメニューを消化しています。坂路調教後もメンタルにはいい意味で変化はなく、変わらず集中して走ることができています。実戦を経験したことでどっしり構えることができてきたように思いますし、動きを見ても以前より躍動感が増しているように感じます。手塚先生と相談して、3月9日の中山・芝1800mが次走予定として設定されました。近々のトレセン帰厩もあるかと思いますので、好状態で送り出せるよう調整していきます。
【ゲンブ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。体付きは良くなってきましたが、まだ増えてきて良い体をしています。左トモが甘いというか緩さが残っていて、乗り越えるべき張り感も出てきたところ。体力強化を図るべく、このまま鍛えていきたいと思っています」(担当者)
【ジャンヌローサ】
「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路1本(18秒ペース)のメニューで調整中です。硬さが取れてきたので、13日(火)から坂路入りさせています。まだ本調子にはない感じなので、このままの負荷でじっくりと乗っていき、状態が上がってきたらペースアップを図ろうと考えています」(担当者)
【プリドラ】
11日(日)に坂路コースで4ハロン55.6-40.6-26.8-13.2を単走で馬ナリに追われ、14日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.7秒追走して併せ、54.0-39.1-25.8-12.5を強めに追い切りました。「今週は田辺ジョッキーを背にして時計消化をおこない、『大人しくて素直な馬ですね』とハミ受けの確認をしてもらっています。ここまで順調に進められていますし、先週も思惑通りに除外による権利もとれたので、このままいい流れに乗って今週のデビューとなればと思っていましたが、除外となってしまいました。新馬戦のあるうちにと考えていただけに残念ではあるものの、こればかりは切り替えていくほかありません。来週は牝馬限定戦を本線にしつつ、他の1200m戦にも柔軟に動けるようにしておきます」(尾形和幸調教師)
【エルキュール】
「ゲート練習のときに見せていた跳ねる仕草こそなかったものの、駐立はもう一つだったように、まだ課題が残りますね。ただ、道中は他馬のキックバックや馬群を気にしなかったとのことなので、うまくスタートを切れるようになれば結果も違ってくると思います。入厩からここまで在厩で進めてきましたし、除外で1週スライドしたこともあってレース後のテンションを心配していましたが、許容範囲内といったところで収まっていて、来週から始まる2回中山開催(2/24~)で続戦させて良さそうな状態にあります。砂を被っても平気なようですから、ここで節を空けて芝の番組を検討するより、もう一戦ダートの走りを見てみようと考えています」(天間昭一調教師)
【タキザクラ】
14日(水)にWコースで6ハロン81.8-66.6-51.8-38.2-12.2を単走で馬ナリに追い切りました。「普段の稽古でもまだ乗っていてだいぶ左右差が感じられますし、走りのバランスや歪みを矯正しながら調整しているところ。力み過ぎずにもっと落ち着いて走れればいいんですけどね。それでもいきなりこの時計をマークできるのですから、ポテンシャルの高さは疑いようがありません。ここから強めを乗り出せば、もっと筋肉が付いて体も増えてくると思います。具体的な予定はまだ決まっていませんが、2回中山開催(2/24~)後半でのデビューを目標にしていきます」(稲垣幸雄調教師)
*****4歳馬*****
【レッドシュヴェルト】
馬体重:481キロ
今週よりトレッドミル調整(ダク500m、ハッキング2000m)での調整を開始。まだトモの疲れが抜け切っていないため、歩様はもうひとつ。この馬らしい動きにありませんので、無理せず馬にあわせて進めていく考えです。飼葉をしっかり食べて馬体重を増やせていますので、引き続き回復優先でじっくりと進めていきます。
【レッドルヴァンシュ】
後藤佑耶調教師「予定通り週明けから乗り出しており、順調に乗り込むことができています。右トモについては変わらずといったところ。状態面もガクッときた様子はなく、高いレベルで安定していると言えるでしょう。次開催の番組編成が発表され、ルヴァンシュは最終日(2月23日)の9レース(ダ1600m)に組まれました。勝ち組戦(前走1着馬同士のレース)ということでメンバーは骨っぽいですが、ここを回避したところで次開催も勝ち組戦に組まれる可能性が濃厚なだけに避けては通れません。ルヴァンシュ自身は距離が延びる分には問題ないと思うので、距離に不安がある馬が多ければ自ずとチャンスも広がるでしょう。本追い切りは月曜日に消化する予定。そこでの動きや感触を確かめたうえで最終的な出否を判断したいと思っています」
※2月23日(金)笠松9R・明日FC岐阜開幕戦!集え長良川(C1組・ダ1600m)を予定。
【ウィズアットダンス】
現在は馬場2周と坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。今週からは坂路も1本上がっており、馬道や馬場入りではゴネる面も見られるものの、走り出してからは比較的スムーズに取り組むことが出来ています。坂路を併用し始めてからは飼い葉を少し残している日もありますが、現状のメニューで体力が戻ってくれば、そのあたりも変わってきそうです。
【フェミナフォルテ】
「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース、週1回は16~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もいい流れの中で進められていて、負荷を強めた中でも体重は増加傾向にあります。育成場ではフックラしていく馬なので、進めながらなるべくアドバンテージをつくりたいところ。毛艶、体の張り感ともにいい状態ですよ」(担当者)
【ドゥラチェレステ】
「先週末に笠松競馬場に入厩してきましたが、ここまでは順調にきています。特に変なところも見せていませんし、割とすぐこちらの環境に慣れた感じですよ。また、本日無事に地方の登録が完了しています。このまま順調に行くようなら、3/4からの笠松開催で出走させられそう。良さそうな馬ですし、このまましっかり仕上げていきたいと思っています」(後藤佑耶調教師)
*****7歳馬*****
【レッドエランドール】
馬体重: 509キロ
引き続き調整は順調に進んでおり、週2回のウッド坂路での4ハロン58秒を継続しているところです。まだ冬毛は散見されるものの、この時季としては硬さも気になりませんし、元気もあります。ここにきて気温が上昇してきたことも後押しとなり、コンディションも緩やかでも上がってきそうな雰囲気で、帰厩に向けて来週半ばにさらにペースアップする予定。4ハロン56秒台の速い時計も取り入れることになるでしょう。
【エクストラノート】
「レースが終わって上がってきた原君は開口一番『この距離は悪くありません』とコメント。土中促しながらでも上がりは勝ち馬に次ぐ脚を使っているだけに、今回はスピード勝負の馬場が合わなかった印象です。そんな中でもこれだけの脚を使えるのですから力はあると思いますし、展開さえ嵌まればまだどこで来てもおかしくないですよ。レース後も大きなダメージはなく、このまま続戦を考えていけそう。この東京開催でもそこまで節を要せずに出走が可能だったので、中山・ダ1800m戦での出走を予定したいと思います。少し節を溜めて、中3週で3/09(土)中山・鎌ヶ谷特別(ダ1800・混)に向かうつもりです。この馬はやはり原君と手が合っているので、コンビ継続で挑みたいと思います」(加藤和宏調教師)
*****10歳馬*****
【アナザートゥルース】
「10日(土)に坂路で追い切りをおこない、前週同様に3ハロン14秒台のラップを刻んでいます。3/06(水)船橋・ダイオライト記念(Jpn2・ダ2400m)の選定馬が発表されるのは週明け19日(月)になりますが、レースから逆算し、今週末に予定している追い切りはさらに時計を詰めるつもりです。そこと来週末でしっかり攻め込めば、輸送直前となる再来週は状態を整える程度でいい仕上がりに持っていけると思います。まずは無事選ばれることを願いましょう」(田中淳司調教師)