*****2歳馬*****

【レッドアトラーニ】

馬体重:474キロ

引き続き、昨年10月に手術した左前肢の状態を慎重に見極めながら、周回ウッドコースにおけるキャンターなどをおこなっています。まだ身のこなしには緩さも残っていますが、徐々に筋力が付いてきて、走りには力強さが出てきました。相変わらず、常に元気で活気のある若駒ですが、カリカリとしたところをほとんど見せない点は、強調材料。肉付きは上々で、シルエットも綺麗になってきました。

 

【ルージュレアリーズ】

馬体重:419キロ

ハロン17秒、ハロン16秒と2本時計を出す坂路調教、周回コースにおける2500~3500mのキャンターといったメニューに、意欲的に取り組んでいます。相変わらず、身のこなしが柔軟で、素軽さとシャープさを強く感じる走りが出来ています。体重は減りましたが、細く映ることはなく、毛艶、張りも上々。今後も自然な形で進んでいけば、夏から初秋の時期に、デビュー戦を迎えられそうです。

 

【レッドエソール】

馬体重:500キロ

周回コースで念入りに乗り込んでから坂路に向かい、ハロン16~17秒ペースで駆け上がっているほか、周回コースにおけるキャンターを継続しています。出だしに少しチャカつく面もありますが、スピードに乗ってからの走りは伸びやかで、非凡な能力を感じさせています。飼い葉喰いが安定し、コンディションも良好。まだ幼さも残していますが、長所を伸ばすことを意識しながら進めていきます。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重:468キロ

ハロン16秒、ハロン15秒と2本時計を出す日も設けた、週4回の坂路調教、周回ウッドコースにおけるキャンターといったメニューを、意欲的にこなしています。まだ、トモに緩いところもありますが、身体が引き締まるにつれ、走りの敏捷性、スムーズさが高まってきました。現時点での感触としては、少し長めの距離が向きそう。伸びしろも大きく、じっくりとステップを踏んでいく方針です。皮膚病が出ていますが、体調面、調整面に影響はありません。

 

【キングズトゥルー】

現在は坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「ここまでリフレッシュ休養を挟むことなく継続して乗り込んでいますが、疲れの兆しは微塵も見せていません。徐々に体力が向上し、土台が固まりつつあるようです。この先のペースアップに向けて引き続きみっちりと鍛えながら、中身をさらに強固なものにしようと考えています」と話していました。

 

【ティアランドールの22】

現在は坂路2本(上限23秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「左トモの外傷が完治したことから、5日(金)にロンギ場にて馴致の復習をおこない、翌6日(土)より馬場入りを再開しました。馴致スタッフから手を焼いたと聞いていたので、同じグループで進める馬たちと慎重に合流しましたが、こちらの心配をよそに馬自身は集団調教にスムーズに取り組んでくれています。馬体重の数値は先月から平行線ですが、本格的に乗り込みをスタートしても減らしていない点は好材料かと思います」と話していました。

 

【ラタンドレスの22】

現在はダート坂路2本もしくはウッドチップ坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「立派な馬体を有している割にまだ気性面が幼く、調教にいま一つ集中しきれていないように感じられましたが、集団の先頭を走らせたり、後方から追いかけたりと課題を与えながら取り組んできたことで、前向きさが出てきました。ただ、早い時期からバリバリ始動できるタイプではなさそうなので、この後もジックリと鍛えていく方針です。季節が進めば、徐々に変わり身が見込めるでしょう」と話していました。

 

【タニノジュレップの22】

現在は坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「走りにブレがなくこちらの指示に素直に従ってくれるため、非常に乗りやすい馬です。まだ体力は不足気味で坂路を駆け上がった後の息の回復は遅めですが、継続して乗り込んでいけば息遣いも良くなってくるでしょう。遅生まれですし、暖かくなるにつれて目に見える変化が期待できるはずです」と話していました。

 

*****3歳馬*****

【レッドアトレーヴ】

馬体重:477キロ

火曜日に入場。ここまではウォーキングマシンでの調整で楽をさせていますが、特に馬体や脚元に目立ったダメージはありません。テンションもある程度のラインをキープすることができており、飼葉の食いもしっかり。今週まではマシン運動のみにとどめて心身のリフレッシュを図り、来週から馬の様子を見ながらジワリと立ち上げていきたいと思います。

 

昨日(火)ノーザンファーム天栄へ移動しました。

手塚調教師「レース後も歩様は問題なく、脚元や馬体にも異常はありませんでした。与えた飼い葉もしっかり食べていましたね。ただ、続けて使いましたし、心身ともに一度リフレッシュさせたいと思い、昨日(火)ノーザンファーム天栄へ放牧に出しています。まずは馬体のメンテナンスを優先し、状態を見ながら立ち上げてもらうようにお願いしています」

 

【レッドエヴァンス】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

坂路

レッドエヴァンス 52.0-37.7-24.4-12.2 強め

マカンマカン   52.0-37.7-24.4-12.2 一杯

音無調教師「今日は坂路で併せ馬を消化しています。下ろしがけから手応え良く走っていて、コントロールが利いて緩急を付けて動けていましたね。終いもしっかりと反応して、手応えにまだまだ余裕はあったと思いますし、息の入りも良かったですよ。ここまでは順調そのもの。来週のレースに向かうか、それとも再来週に延ばすかについては、馬のコンディションをしっかり確認したうえで決めさせていただきます」

 

角馬場運動後、坂路1本。

坂路 63.9-47.3-31.3-16.1 馬なり

音無調教師「今日は坂路1本軽めに乗って調整しました。変にテンションが上がるようなことはありませんし、動きに素軽さがありますね。脚元も落ち着いていて、馬の雰囲気は前走よりも良さそうです。今日の午後にも状態を確認し、問題なければ明日は追い切りをおこなう予定です」

 

【レッドクレメンス】

2月3日レース後コメント(8着)

北村友一騎手「すみませんでした。もともと気が散漫なところがあるのですが、今回はゲートの中で集中力を欠いてジッとしていることができず、伸び上がるような感じのスタートになってしまいました。道中も7頭くらいが横並びになって馬群が密集していて、スッと動けるだけの器用さに欠けるクレメンスにとっては不向きな形になったのも痛かったですね。動きたい所で動けず、全く力を出し切れませんでした。申し訳ありません」

安田隆行調教師「スタートでアオってしまい、前半の位置取りが悪くなったのが響きました。全く競馬にならなかったですね。担当者は『飼い葉をよく食べています』と言っていましたし、体つきを見ても数字ほど減っているようには見えませんでしたが…。調教の動きからも勝ち負けを期待していたのですが、人気馬らしからぬ競馬をしてしまい申し訳ありません。今後については、厩舎で少し様子を見たうえで決めたいと思っています」

 

本日は引き運動をおこないました。

助手「追い切り後も変わりありません。状態自体は安定していますし、飼い葉食いも問題なし。メンタル面も崩れずにきていますよ。追い切りではメリハリのある動きを見せていたうえに相手なりに走れるタイプでもあるので、レースでも力は出し切れるのではないでしょうか。そろそろ決めておきたいですね。明日(金)朝に小倉競馬場へ向けて出発する予定です」

※2月3日(土)小倉1R・3歳未勝利(ダ1700m)に北村友一騎手で出走します。

 

本日は坂路で追い切りました。

坂路 北村友J 56.2-40.5-25.9-12.1 強め

安田隆行調教師「最終追い切りはレースで騎乗する北村友一騎手に乗ってもらって坂路でおこないました。前半はゆったり入って終いだけ伸ばすといった指示通りの内容でしたが、道中は口向きの悪さを見せていて、ジョッキーがコントロールしようとしてもハミを弾く感じでスムーズな走りではなかったです。それでも残り2ハロンを切ってからはジョッキーの合図に応えて重心を低くして加速。スピードに乗ってからの動きは良かったです。まだメンタル面は幼くて走りも勉強中ですが、普段の雰囲気からも状態自体は良さそうなので、メンバー次第でチャンスはあるとみています」

※2月3日(土)小倉1R・3歳未勝利(ダ1700m)を北村友一騎手で予定。想定から除外はありません。

 

【ルージュルリアン】

本日はCウッドコースで調整しました。

助手「今朝(木)は500mあるコースで基礎を振り返ってからCウッドコースを1周しました。帰厩当初に比べて落ち着いてはいるものの、まだ背中からトモにかけての動きにブレがあり、手前を替えるたびに尻っぱねをしているように体を上手に使えないのが現状。乗り味はいいですけれどね。まだゆっくり時間を掛けて造っていく必要があるので、週末もやったとしても15-15程度にとどめることになるでしょう」

 

本日は坂路で調整しました。

坂路 68.5-49.2-31.7-15.2 馬なり

助手「今朝(水)は500mあるコースでフラットワークをおこなってから、坂路を普通キャンターで1本上がりました。今は気持ちが先に行ってしまうことに注意したり、脚元への負担を極力を抑えたりしながら体を動かせるようにするための下地作りを進めているところですが、少しずつでもドッシリ落ち着いて調教に臨めるようになっていますし、体の使い方も日に日に進歩しています。少なくとも今週一杯は無理せず基本を繰り返していくつもりです」

 

【ファインノーブル】

KSトレーニングセンター内ブルーステーブルで調整されています。中間も変わりなく、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを2400mと、坂路を15-15で1本乗られています。岩淵代表は「中間も変わりなく順調です。先週尾関調教師が馬を見に来られました。声が掛かるまでしっかり乗り込んでいきたいと思います」とのことで、尾関知人調教師は「厩舎にいた時よりは冬毛が伸びた感じはありましたが、脚元や歩様に問題はなく、元気そうでした。触ると両腰に少し反応がありましたが、しっかり乗ってもらっている分かなという程度です。予定通り、中山開催を目標に帰厩させたいと思います」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。中間も順調で、31日現在、角馬場で身体を解した後、トラックコースで軽めキャンターで2000m、坂路にて18-18のペースで乗られ、週2日は計測区間4ハロンを57秒台で乗られています。小泉厩舎長は「2月中旬の帰厩に向けて順調に乗り込んでいます。元々、あまり浮き沈みのない馬なのですが、状態は変わらず好調だと思います」とのことでした。

 

【オーヴェルトゥーレ】

松風馬事センターで調整されています。先週木曜日の朝、馬房から出したところ、歩様の乱れが確認されたため、中間は軽い運動に留めて様子を見ています。後藤場長は「先週木曜日の朝、馬房から出す時に左前脚を庇う様子が見られました。恐らく寝起きの際に蹄をぶつけてしまったようです。金曜日は曳き運動で土曜日からはウォーキングマシンと様子を見ながら徐々に進めて、今週からウォーキングマシンとロンジングも行っていますが、動きも気にならず、大事には至らずに済みました。今後もしっかり様子を見て進めていきます」とのことでした。

 

【ゲンブ】

この後はトレセン近郊の松風馬事センターで調整することになり、1月31日(水)に移動しました。

「1200では少し忙しい印象から、東京開催まで待ってここを使いました。ただ、稽古ではそれほど変わりはなかったものの、当日競馬場に着いてから終始気負っており、返し馬の段階からもう抱える場面がなかったようです。テンから力みながら走ってタメがきかず、直線ではもう余力が残っていないといったレース内容。ジョッキーがコメントしていたように、外へ外へと逃げる場面もあったので、左回りは現状合っていなかったかもしれません。申し訳ないです。上がってきて馬体や脚元など特段大きなダメージは見られませんが、一旦近郊でリフレッシュさせて、また仕切り直したいと思います。3回中山開催(3/23~)を目標にしていくつもりです」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとキャンターを2000~3000mのメニューで調整中です。入場後は体に硬さがあり、ダメージも少し感じられたため、先週いっぱいは楽をさせました。今週から軽めに乗り出していますが、左前の深管と背中にまだ違和感があるので、週末にショックウェーブ治療を施すつもり。来週もほぐしながら乗っていこうと思っています」(担当者)

 

【プリドラ】

1月28日(日)に坂路コースで4ハロン58.5-42.3-27.8-13.9を単走で馬ナリに追われ、31日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.4秒追走して併せ、55.4-40.7-26.6-13.5を馬ナリに追い切りました。「週末におこなった一本目の時計消化では単走ということもあってか、どこかノンビリしているようなところがありましたが、併せ馬だと違いますね。55秒台という一つの基準をクリアしてくれました。少しばかり左にモタれるような場面もあり、まだ重くて苦しいところがあってのものと捉えています。本数としては現時点では決して十分ではないかもしれませんが、来週から投票できるよう意識して急ピッチで仕上げているところです。今週の1600m戦も50頭近くいましたし、除外による権利は持っておきたいのがあるので、来週投票して再来週のレースというのが理想ですね」(尾形和幸調教師)

 

【エルキュール】

1月31日(水)にWコースで5ハロンから0.5秒追走して併せ、68.4-52.6-38.4-11.9を馬ナリに追い切りました。「先週までの登録状況を見ると、今週から投票していきなり出走枠に入るのは難しいだろうと思っていたのですが、水曜想定の段階で出走予定馬はフルゲート16頭に対し18頭。木曜の投票段階になっても頭数が1頭しか増えなかったので、無事抽選を突破してくれることを願っていたのですが、そう上手くはいかず除外されてしまいました。最終追い切りは今週使うつもりで調整をかけてはいるものの、1週スライドする分には問題なく、今の感じならテンションも高くなる心配はありません。既走馬相手の芝の未勝利戦へ向かうより、新馬同士の方がいいかと思いますし、調教の動きからはダートでも良さそうなので、来週2/10(土)東京・3歳新馬(ダ1400m)に投票をおこなう予定です」(天間昭一調教師)

 

【スノーディーヴァ】

1月28日(日)にWコースで6ハロンから0.2秒追走して併せ、88.4-73.8-58.7-42.9-13.3を馬ナリに追われ、31日(水)にもWコースで6ハロンから1.4秒先行して併せ、84.8-67.9-53.7-39.2-12.3を一杯に追い切りました。「今週もウッドコースで長めから追い切りをおこなっています。テンから出して行き、直線もビッシリ追ったのですが、まずまずの動きだったと思います。時計も詰められましたし、全体的に先週よりも良くなってきましたよ。具体的なデビュー予定を立てるにはもう少し時間が必要そうですが、徐々に目処は立ってきたところ。走りなどを見ると芝のマイルから中距離あたりが良さそうに思います。ただ、新馬戦はもうダート戦しかないので、未勝利戦で既走馬相手に走らせるしかありません。今のところ次の中山開催の最初の方で行けそうな感じがしていますが、来週以降の動きなども見て判断するつもりです」(深山雅史調教師)

 

【タキザクラ】

須藤ステーブルで調整され、2/1(木)に帰厩しました。

「当初は東京開催でのデビューを予定していましたが、右トモを捻るアクシデントがあったため、帰厩が少しズレこみました。ただ、ゲート試験の頃に比べると体付きや腰周りの筋肉なんかもメリハリが出て、見違えるほど逞しくなっていますね。気性面ではまだ幼く、馬場に出るとテンションが高くなりがちなので、そこは注意しながら慎重に進めていくつもり。2回中山開催(2/27~)でデビューさせられたらと思っています」(稲垣幸雄調教師)

 

*****4歳馬*****

【ミラクルティアラ】

この中間も変わりなく順調。今週の2月4日(日)東京・白嶺S(4歳以上3勝クラス・ダ1,600m)に第1回の登録を行っている。

31日、加用調教師からは「本日、坂井騎手が跨がって坂路単走で時計を出しました。馬の状態に変わりはありませんし、ジョッキーの感触も上々でした。登録頭数がフルゲートを超えており、上位の馬に回避が出なければ除外対象です。出走できると良いのですが」との連絡が入っている。

◆出走予定:2月4日(日)東京10R・白嶺S(4歳以上3勝クラス・混・ダ1600m)坂井瑠星騎手(56キロ)

フルゲート16頭(出走予定全20頭、本馬より優先順位の高い馬17頭〔未定1頭〕、同条件・本馬含め2頭)*自身、前走から3週

 

【レッドシュヴェルト】

2月3日レース後コメント(3着)

横山武史騎手「スタート直後の接触で右トモが少し落ちる感じになりましたが、道中はハミも噛んでこなかったですし、抱えるところも作れました。いいリズムでレースを進めることができたと思いますよ。直線でもしっかりと脚を伸ばしてくれましたが、トップスピードになってからは右トモの入りがもうひとつ。もしかするとスタート後の接触が影響していたのかもしれません。勝った馬は強かったですが、レース内容は悪くないと思いますし、自分の競馬はできたかと思います。このクラスでの力量上位は明らかですから、すぐにチャンスは掴めるでしょう。引き揚げてきた時は右トモの感じも気にならなかったですよ」

 

角馬場で運動。

尾関調教師「追い切った翌日ということで、今日は角馬場で軽めに乗って調整しました。運動中の脚運びに硬さはそれほど感じなかったですし、気も入っていますね。与えた飼い葉も食べていて、コンディションの良化が窺えます。惜敗続きですが、何とかここで結果を出したいと思っています」

※2月3日(土)東京7R・4歳上1勝クラス(芝1600m)に横山武史騎手で出走します。

 

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

レッドシュヴェルト 67.3-52.0-38.0-24.4-11.6 馬なり

マンドローネ    66.3-50.9-37.1-23.7-11.4 馬なり

尾関調教師「今日はウッドでシュヴェルトが先行する形で追い切りました。前後のバランスもしっかりしていましたし、体を存分に使ったフォームで動けていたと思います。最後まで相手の動きを見る余裕があり、反応もスムーズでしたね。息遣いが良くなっており、それにともなってコンディションも上昇カーブを描いています。上がりの歩様に硬さはなく、雰囲気もいいと思います。予定通り、今週の土曜・東京7レース(芝1600m)に横山武史騎手で向かうつもりです」

※2月3日(土)東京7R・4歳上1勝クラス(芝1600m)を横山武史騎手で予定。

 

【ファントムシーフ】

チャンピオンヒルズで調整されています。31日現在、ウォーキングマシン運動を行った後、角馬場でフラットワークと、トラックコースで軽めキャンター3000mのメニューで乗り込まれています。西村真幸調教師は「30日にも現地で視察して状態を確認し、調教後には脚元を確認しましたが、スッキリしてました。乗り出しを再開して以降、しばらく様子を見ながら進めてきましたが、問題なさそうですね。2月中旬位からは、徐々にペースを上げていくように指示を出そうと思っています」とのことでした。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。1月26日のレース後、特に異常などはなく、31日現在、競馬場の走路と1400m内馬場を日替わりで使ってダクとキャンターを乗られています。米田英世調教師は「昨日から調教を開始していますが、特にダメージなどはなく、このまま次走に向けて進めて行けそうです。ただ、出走時の馬体重が示す通り、馬体はやや細めに映ります。先週の競馬は、休養前の左回り1600mを走った時と馬の雰囲気が違い、改めて映像を見ると、何と言うか、競馬に対して馬が戸惑っていたように見えました。今回使って、馬が“競馬”を思い出してくれたらと思います。この後ですが、中2週となる2月11日からの大井開催に使うつもりで進めていきます。ただ、もし状態的に間隔を空けた方がいいと感じたら、無理せずひと開催スキップするかもしれません」とのことでした。

 

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「予定通り先週末から騎乗運動を再開しており、ここまで順調に乗り込んでいます。右トモについては小康状態を保っていて、状態面に関しても久々を一度叩いた上積みが感じられます。次開催(2月5日~9日)の番組編成が発表され、ルヴァンシュは開催4日目(2月8日)の2レース(ダ1400m)に組まれました。他地区からの転入馬2頭が未知数ではあるのですが、ここまできたら相手関係云々はもう言っていられませんからね。本追い切りはレースから中3日になる日曜日に消化する予定。ひと叩きして心身ともに上向いてきているだけに、やり過ぎないように馬なりで終いサッと伸ばして反応を確かめる程度で十分でしょう。追い切りについては、日曜日に改めて報告させていただきます」

※2月8日(木)笠松2R・C16組(ダ1400m)を予定。

 

【フェミナフォルテ】

「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで2000m(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。少しずつ体重が戻ってきたので調教量を増やしながら乗り込んでいますが、いい感じで進められていますよ。この感じであれば20kgくらいはすぐに戻りそう。数字の裏付けができたらペースを上げていくつもりです」(担当者)

 

【ドゥラチェレステ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。今週も追い切りを順調にこなし、動き、馬体面ともに良化傾向です。以前は緩さの残るなかでレースを使っている印象でしたが、ここにきて馬体に身が詰まってきたようで、牧場レベルでも馬体面の変化が見て取れるようになってきました。普通キャンターでも騎乗者を引っ張っていくような感じなので、実戦にいっての動きが今から楽しみです。来週後半に予定している入厩目標に向けて、引き続きしっかりと乗り込んでいきます。

 

【ウィズアットダンス】

現在は馬場3周(ハッキング)のメニューで調整しています。先週同様のメニューで進めていますが、今のところ飼い葉食いに影響はなく、馬体重もキープすることができています。馬場に入る前からピリピリし始めるのはあまりいい傾向とは言えないものの、まずは休まず乗りながら体調面が整ってくるのを待つのが良さそうです。

 

*****5歳馬*****

【グロリアスヒーロー】

★ 1/28(日)東京・4歳上1勝クラス(ダ1600m)菅原明良騎手 結果5着

「自分のリズムで走らせてやらないと頭が高くなりがちで、普段からネックストレッチを着用して稽古に臨んでいます。今日はそういった馬具を外してどういった競馬ができるかでしたが、スタートが決まり好位で抱えたまま追走できましたね。外枠であまりキックバックを受けなかったのも良かったでしょうし、精神面など落ち着きが出てきて、去勢した効果も大きいのではないでしょうか。休み明けを叩いて、状態もさらに上がってくると思います」(菅原明良騎手)

 

【レッドモンレーヴ】

角馬場で軽め。

助手「昨日追い切ったので、軽く乗って調整しています。今回は戻った時から機嫌が良さそうで、難しい面も見せず穏やかに過ごせていますよ。牧場の方でも注意して調整してくれたようで、いい精神状態できているのは何よりだと思います。この後に負荷が強くなっていってピリピリしてくる可能性はありますが、もう性格もわかっているので、そのあたりは上手く対処していくつもりです。次は久しぶりの距離になりますが、今までと変わった調整をすると馬も戸惑ってメンタルにも良くないと思うので、大きくは変えずに進めていくことにしています」

 

乗り運動後、坂路1本。

坂路

レッドモンレーヴ  56.0-40.6-26.3-12.9 馬なり

メイショウソムリエ 56.3-40.8-26.5-12.8 馬なり

蛯名正義調教師「体調も問題なくきているので、日曜から時計を出し始めています。今日も坂路でやりましたが、適度に気合も乗って動きは良さそうでしたね。前回は戻った時からイライラして“心ここにあらず”というような感じだったのですが、今回は落ち着きもありますし、何より走ることに前向きになっているのが一番いい点だと思います。あまりガツガツやるとすぐに気分を害して後ろ向きになってしまうので、そのあたりはこちらも注意しながらやっていくつもり。体はそこまで重さもなく、緩さも乗り込むにつれて解消されていきそうなくらいなので、体調面もいい状態で戻ってきてくれたと思います。まずはジックリ乗りながら体と息を作って態勢を整えていくつもりです」

※2月25日(日)中山11R・中山記念(G2・芝1800m)を横山和生騎手で予定。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。引き続き、朝晩のウォーキングマシン運動を1時間行っています。後藤場長は「この中間も脚元を含めて取り立てて気になるところはなく、体調面も変わりありません。お伝えできることがあまりなくて申し訳ないですが、ある意味で順調な経過を辿れているという証拠ですから、お待ちいただけたらと思います」とのことでした。31日計測の馬体重は506キロ。

 

【ルージュエクレール】

馬体重:436キロ

今週も坂路で14-13のメニューで乗っています。変わらず軽快なフットワークで動くことができていますし、息の入りも良好です。乗り込んできたことで馬体重は減っていますが、飼葉を食べる量やペースは変わっていません。萩原先生から『予定のレースまで少し早いですが、トレセンでもゲート練習をしっかりやっておきたいので、明日(土)の検疫で帰厩させたいと思います』との連絡がありました。今日の午後からもコンディションチェックをおこない、移動に向けて準備したいと思います。

 

*****6歳馬*****

【ワイドアウェイク】

1月27日・京都・4歳以上1勝クラス(牝・ダ1,800m)に出走し2着。

31日、加用調教師から「レース後も脚もと等に問題はありません。このまま順調に進むようなら中3週空けて阪神のダ1,800m(牝)に向かいます」との連絡が入っている。

2月24日(土)阪神・4歳以上1勝クラス(ダ1,800m・牝)に向けて調整する。

 

【レッドアウレア】

2月3日レース後コメント(9着)

黛騎手「亀田騎手が騎乗して3着だった2走前のようなイメージで、道中はジックリ構えて終いを生かす競馬をしました。返し馬の感触がすごく良くて、昨年に乗せていただいた時と比べても良くなっていたので期待していたのですが、軽い馬場になって前が止まらなくて…。それでも直線ではしっかり脚を使っていて、よく頑張ってくれています。直線が平坦の小倉コースよりも、最後に坂がある福島コースの方が持ち味を生かしやすい印象を受けました。中山ほど傾斜があるわけではありませんが、小回りということで前半のペースが速くなりやすい分、最後の坂で差し馬が台頭できる舞台ですからね。馬場状態や展開などがうまく噛み合ってくれれば、チャンスはあると思いますよ」

 

昨日(水)小倉競馬場ダートコースで追い切り。

小倉ダート 68.4-53.5-39.1-12.3 馬なり

本日(木)厩舎周りを引き運動。

尾関調教師「先週土曜日に美浦トレセンを出発し、日曜日に無事到着しています。昨日(水)は黛騎手が騎乗して小倉のダートコースで追い切りました。脚取り良く動けていましたし、最後も反応を確かめた程度でしたが、いい手応えで伸びていたようですし、息の入りも良く、好内容の追い切りだったと報告を受けています。今日は引き運動で調整していますが、歩様に硬さなどはなく、覇気もあるようですね。小倉への輸送もあって先週末は追い切りを消化できなかったのですが、それでも今週の追い切りを経ていい状態に仕上がりましたから、予定通り今週の土曜・小倉8レース(ダ1700m)に黛騎手で向かいます」

※2月3日(土)小倉8R・4歳上1勝クラス(ダ1700m)に黛弘人騎手で出走します。

 

*****7歳馬*****

【レッドエランドール】

馬体重: 509キロ

この中間の調整も順調です。坂路でのペースはハロン17秒と変わりありませんが、メリハリをつける意味で角馬場から直接坂路に向かったり、周回コースでの調整を合間に挟んだりしています。硬さは感じても去年の同じ時期と比べて活気はありますし、毛ヅヤや顔つきも良くコンディションは安定していることから、早めの始動を視野に入れて来週から徐々にペースアップすることとなりました。

 

【エクストラノート】

1月31日(水)にWコースで6ハロン85.1-68.2-52.9-38.2-12.0を単走で強めに追い切りました。「来週が目標のレースなので、1週前追い切りはウッドコースで長めからビッシリ負荷を掛けています。単走でしたが先週より時計を詰めてきていますし、動きもまずまずといった感じですよ。予定通り順調にきていますし、週を追うごとに状態が上がってきているので、来週はしっかり最終調整をおこなってレースに臨みたいと思っています。今週の同条件戦の感じを見ると除外の心配はなさそうなので、好走できるよういい状態に持っていきます」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【レッドヴェイロン】

角馬場で運動。

鹿戸調教師「昨日追い切ったので、今日は角馬場で軽めに乗って調整しました。運動中の脚運びはしっかりしていて、気も程良く入っていますね。与えた飼い葉も完食しているようにコンディションは良好。脚元も落ち着いていますから、来週の競馬に向けてこのまま乗り込んでいくつもりです」

 

角馬場運動後、ポリトラックコースで追い切り。

ポリトラック 67.0-52.1-38.7-12.1 馬なり

鹿戸調教師「今日はポリトラックコースで追い切りをおこないました。いつものように単走でしたが、掛かる感じはなく抱えるところを作れていましたし、手前替えもスムーズ。直線でも反応良く動けていたと思います。フレッシュさが感じられ、1週前追い切りとしては好内容でしたね。あとは週末、来週と追い切って、更に状態を上げていければと考えています」

※2月11日(日)東京10R・バレンタインS(4歳上オープン・ダ1400m)を吉田豊騎手で予定。

 

*****10歳馬*****

【アナザートゥルース】

「先週末に帰厩後も状態などに気になるところはありませんね。今は坂路でハロン16秒までペースを上げており、今週末には15秒を切るくらいのところを乗る予定です。次走目標の3/06(水)船橋・ダイオライト記念(Jpn2・ダ2400m)に向けてここから追い切りを重ねていけば、出走態勢は順調に整いそうです」(田中淳司調教師)

 

オカダスタッドで調整され、27日(土)に帰厩しました。

「今月中旬以降は連日ウッドチップ坂路で調教を進めていましたが、古馬とあって勾配のキツい部分も難なく上りきることが出来ていました。登坂後の息遣いにも気になるところはなく、27日(土)午前もこちらで調教を済ませ、午後に門別競馬場へ送り出しています」(オカダスタッド担当者)