*****3歳馬*****
【サミアド】
1月12日、牧場担当者から「患部の熱感もなく、ウォーキングマシン60分の運動を継続して行っています。次回のレントゲン検査次第で、今後の調整メニューについて獣医と相談する予定です。馬体重は524㌔」との連絡があった。
【ルージュルリアン】
担当スタッフ「継続して乗り進めることができており、脚元は運動後に熱を持つようなこともなく、中間におこなったエコー検査でも異常は確認されていません。雰囲気のある走りで、坂路での動きは変わらず良好。この後も問題がないようであれば、明日から15-15を開始する予定となっています。馬体重は498キロ。身体に緩みはありますけど、休んでいた馬ですし許容範囲のもの。気のある馬で稽古に向かう姿勢もいいですしね。馬具は必要ないと思いますが、伸びた走りになってしまう場面もありますので、そのあたりを上手く改善していけるよう意識しながら乗っていきます。テンションも安定しており、飼葉の食いも上々。脚元を含め、コンディションに気になるところはありません」
【ゲンブ】
「前走後まだ速いところは消化していませんが、疲れが抜けて雰囲気自体も落ち着いている。この中間も順調に調整を進められています。次走は1/27(土)東京・3歳未勝利(ダ1400m・混)を予定しており、今回鞍上は川田将雅騎手に依頼しました。トモが緩い分まだ踏ん張り切れないところはあるため、初めてのダートスタートがカギとなりそう。それでも距離はゲンブにとって1400mが一番合っていそうですし、走りも広い東京コース向きなので、なんとかそこで決められたら。ここからまたピッチを上げて態勢を整えていくつもりです」(高木登調教師)
【ジャンヌローサ】
8日(月)に坂路コースで4ハロン59.1-42.8-28.4-14.1を単走で馬ナリに追われ、11日(木)にも坂路コースで4ハロンから0.5秒先行して併せ、55.6-40.5-26.3-12.7を末強めに追い切りました。「今週の新馬戦は24頭が除外される大混雑。当初は北村宏司を予定していたものの、月曜日の競馬で落馬して負傷したため、ジャンヌローサも鞍上確保にバタつきました。そのため木幡育也で急遽投票を済ませています。結果除外となりましたが、仮に入っていたとしても仕上がり十分の状態。坂路よりもフラットなコースで良さが目に付くタイプですが、今朝の時計くらいは楽々と登板できていますからね。速いところへ行くと体が沈み込んで、じつにいいフットワークで走れていますし、ポテンシャルが高いのは間違いなさそうです。いたずらに予定を延ばすのは得策ではなく、来週1/21(日)京都・3歳新馬(芝1600m)にA.ルメートル騎手で向かうつもり。体調面など状態を維持しながら、さらにパワーアップを図っていければと思います」(蛯名正義調教師)
【プリドラ】
「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000~4000m(18~20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もいい意味で変わりなくきています。自分からハミを取るようになってきましたし、やらなければならないことがだいぶ分かってきた様子。いい感じで来ているので、そろそろ送り出しても良さそうですよ」(担当者)
【エルキュール】
10日(水)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
「ゲート練習であまり煮詰まらせてもと思い、試しに受験したところ、無事1回で合格してくれました。扉が開いて跳ねるのを何とか我慢できたかなといったレベルではありましたが、入りと駐立はスムーズでしたし、大抵は跳ねるのも次第に改善されてくるので、ここからはデビューに向けて追い切りを進めていきましょう。順調なら新馬戦のあるうちに出走させたいと考えています」(天間昭一調教師)
【スノーディーヴァ】
「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000~4000m(18~20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調にきていて、速いところを織り交ぜ始めています。ウィークポイントの右トモ、背中はしっかりケアをおこなっていて亢進症状などはありません。明日13日(土)に帰厩の予定です」(担当者)
【タキザクラ】
「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(16~17秒ペース)のメニューで調整中です。まだ前掛かりではあるものの、少しずつ体を使って走れるようになってきていて、段々と良化が窺えます。トモの力がないわけではないのですが、気持ちが前向き過ぎるんですよね。どこが悪いとかはないので、このまま落ち着かせながら進めていきたいと考えています」(担当者)
*****4歳馬*****
【レッドルヴァンシュ】
後藤佑耶調教師「今朝(金)併せ馬で追い切りを消化。再来週の開催(1月22日~26日)での出走を視野に入れているため、長めから行って負荷を掛けました。時計は半マイルの計測で50.7-37.5-12.3。併走馬に2馬身ほど先着を果たしています。今週は競馬がおこなわれており、笠松の馬場は開催が進むにつれて時計が速くなる傾向があるのですが、それを差し引いても好時計が出ましたね。決して攻め駆けするタイプではないだけに、いい意味で裏切ってくれたというのが正直なところで、実際に動き自体も良かったと思います。乗り手の話によると、『息遣いが苦しそうだったので終いは無理をしなかったが、動きそのものは良かったと思う。トモの蹴っぱりは気にならないし、外に張るようなところもなかった』とのこと。息遣いについては喉の影響もあるのでしょうが、これだけの時計で走れば仕方がないと思えますし、調教後も歩様や右トモの腫れはいい意味で変わっていませんから、再来週の出走を前向きに考えていけそうです。あとは今日ビシッと追ったことで反動が出なければ…といったところ。今日の午後に状態をしっかりチェックし、ケアも入念におこなっていくつもりです」
【ドゥラチェレステ】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。先週末から15-15を開始し、入厩へ向けピッチを上げています。その後も左飛節はこれまで同様に安定した状態を保てていて、特に変化はありません。馬体をフックラと見せて毛ヅヤからも状態の良さが窺えますし、気持ちの面でも余裕が出てきた印象。厩舎から声が掛かるまで、引き続きしっかり乗り込んでいくつもりです。
*****5歳馬*****
【レッドモンレーヴ】
馬体重:520キロ
今週より騎乗運動を再開。火曜日には坂路で14-13のメニューを消化しています。運動始めは気持ちに波がありますが、走り出してしまえば集中してくれますし、動きに関しての注文は特にありません。オープン馬らしい安定感のある動きを見せてくれています。息の入りも良くなっており、先週楽をさせたことで心身ともにリフレッシュ。上手く気分を乗せながら、さらに状態アップを図っていければと思います。
【ルージュエクレール】
馬体重:441キロ
今週は坂路で14-14のメニューで乗っています。ペースを上げてみましたが、行き脚もちゃんと付いていますし、前後左右のバランスも良くフットワークは安定。息遣いも問題ありません。今のところスムーズに乗り込めていますので、乗り込みを重ねてさらにコンディションを上げていきたいと思います。
【グロリアスヒーロー】
8日(月)に坂路コースで4ハロン57.7-41.7-26.4-12.3を単走で強めに追われ、11日(木)にはWコースで6ハロンから0.7秒先行して併せ、84.2-67.5-52.7-37.7-11.5を一杯に追い切りました。「休養前は普段の稽古から危険なくらい煩く、立ち上がるような素振りも目に付きましたが、去勢の効果か今はそのようなことはまったくありません。頭の高いフォームで、相変わらず追ってから体が伸びてしまうものの、及第点以上の時計では動けている。牧場でもしっかり乗り込んでもらっていたので、だいぶ中身は出来ている印象です。このクラスでも通用するだけの脚力は持っている馬ですし、あとは実戦に行って真っすぐ走れるよう柔らかいハミを使うなどして口向きを矯正していきたい。1/28(日)東京・4歳上1勝クラス(ダ1600m)を菅原明良で予定しており、このまましっかり態勢を整えていきます」(高木登調教師)
*****6歳馬*****
【レッドアウレア】
馬体重:500キロ
周回コースでダク1000m、キャンター2000m(17-16のペース)、最後に坂路を15-14のペースで1本登坂といった内容で進めています。坂路の終いを上げてみましたが、トモの踏み込みにもだいぶ力強さが出てきた印象で、全体の走りも良くなっていると思います。息の入りもしっかりしていて、コンディションも上がってきていますよ。予定レースは決まっていませんが近々の帰厩予定もあることから、この後も緩めず乗って態勢を整えていきます。
【追記】
検疫が確保できたことから、明日(土)の検疫で美浦・尾関知人厩舎に帰厩することとなりました。
*****7歳馬*****
【レッドエランドール】
馬体重: 515キロ
今週も周回コースと坂路を併用して調整しています。坂路でのペースはハロン17秒ほどと先週から変わりありません。冷え込みが強まっている中でもコンディションの低下は認められませんし、リフレッシュも完了し元気いっぱいで淡々と調教メニューをこなしています。もうしばらく今と同じメニューを継続する予定で、エランドール自身が走ることに前向きになってきたところで運動量を増やすなどペースアップしていきます。
【エクストラノート】
ケイツーステーブルで調整され、昨日11日(木)に帰厩しました。
「育成場からいい報告を受けていたので、目標のレースまでまだ1ヵ月ありますがこのタイミングでこちらに戻しています。前走後はしっかりリフレッシュを図って少し馬体も緩んだので、ここから厩舎でじっくりと進めていくつもり。戻ってきてからも問題はありませんし、来週から負荷を強めていくつもりです。2/10(土)東京・4歳上2勝クラス(ダ1600m)に原君で向かう予定です」(加藤和宏調教師)
*****9歳馬*****
【レッドヴェイロン】
馬体重:534キロ
周回コースでダク500m、ハッキング1000mを1本、14-14でのキャンターを1本といったメニューで進めています。力強いフットワークで動けていますし、ちゃんと我慢も利いていますね。冬場ですが脚元に気になる点はなく、気持ちの面も安定。心身ともに良好なコンディションをキープすることができています。今のところ来週のトレセン帰厩が予定されていますので、好状態で送り出せるように引き続き準備を進めていきます。