*****1歳馬*****

【デグラーティアの22】

ノーザンファーム空港牧場で調整中。

坂路主体で乗り込まれており順調。現在は週3回坂路入り(1回は坂路2本で2本目に16秒までのペース、1回は坂路1本17-17、1回は坂路1本+周回キャンター2500m)し、その他の日は周回コース2500m(30秒程度のゆったりペース)のメニュー。

担当者の話では「極めて順調に進んでおり、16秒ペースまでスムーズに進めることが出来ています。馬の状態次第ですが、年内に15秒近いペースまで到達の可能性もありそうで、強めをピシッと1本消化させて年末年始のリフレッシュ調整に入れればと考えています」とのこと。現在の馬体重は429キロ。

 

【マゲバの22】

調教厩舎に移動後も順調。11月13日より周回コースでの調整を開始、21日より坂路で乗り出している。

担当者は「馬場入りを開始後も順調にステップアップし、現在は週2回ペースで3F60秒程の登坂を行っています。大型馬らしい緩さはありますが、フットワーク自体は素軽く、脚捌きには良いものがあります。大人しく扱いやすいのも長所の一つで乗り手を選びません」とのこと。12月13日の馬体重は517キロ。

 

【レーヌジャルダンの22】

社台ファームで調整中。現在は週4日坂路入りし、うち1日は2本登坂を目標に、周回キャンター2000m前後を織り交ぜながら調整中。

担当者は「心身ともに順調に成長しており、以前より体付きも競走馬らしく筋肉質になってきました。週4回の坂路入りを継続し、基礎体力もしっかりしてきましたし、3F51秒程の時計でも手応えは良好です。現状のレベルでは申し分ない動きを見せており、今後は走行フォームや体幹の強化といった面の課題を一つ一つクリアさせていきたいと思います。近日中には2F15-15を乗り出していく予定です」とのこと。12月13日の馬体重は491キロ。

 

【エレンシアの22】

チェスナットファームで育成中。現在はダートの周回コース3000mの普通キャンターを中心に、週1日は坂路で18-16秒ペースのメニューを消化している。

担当者から「ペースを上げてからも飼い葉食いは落ちず、馬体のシルエットもキープ出来ています。ただ、今のペースでも問題無く走れていますが、馬格の割にはまだ非力な印象です。順調に調教メニューはこなせているので、今後もしっかりと乗り込んで筋力強化に励み、成長を促していきます。近々坂路で15-15を行ない、年末年始はリフレッシュさせる予定です」との連絡が入っている。現在の馬体重は482キロ。

 

*****2歳馬*****

【ファインノーブル】

中山5R 混合2歳新馬(9着)

12月28日、中山競馬5R、混合、2歳新馬・芝2000mに出走しました。デビュー戦の馬体重は478キロ。ゲートが開いた瞬間、一瞬頭を上げてしまいワンテンポ遅れて出て、押して前に出して行って8番手付近で1コーナーへ。向正面に出てからはジョッキーが前に促しながらの追走で、3コーナーから動かして行って、4コーナーの手応えはもうひとつに映りましたが、8番手で直線へ向いて追われてからもジリジリと脚を伸ばして、勝馬から2秒3差の9着でした。

菅原明良騎手 レース後コメント

「返し馬は気合も良く、背中も良い馬だなと思っていたのですが、いざ競馬となるとフワフワしてハミを取れませんでした。馬は悪くないので、心身ともに成長してくれたらもっと頑張れそうです」

尾関知人調教師 レース後コメント

「出負けして後ろからになるとこの馬の良さが活かせないと思っていたので、競馬前に、前目のポジションで、できれば中団あたりにはつけてほしいと話していました。良い位置だったのですが、隊列が決まるとその位置で落ち着いてしまったようです。菅原騎手も諦めずに追ってくれていましたし、直線は持ち直してまたひと伸びできて、能力があるところは見せてくれたと思います」

 

【ディスペランツァ】

中山11R ホープフルステークス(GI)(9着)

12月28日、中山競馬11R、2歳オープン・ホープフルステークス(GI)・芝2000mに出走しました。馬体重は前走からマイナス6キロの516キロ。ゲートを互角に出て、押してある程度行き脚をつけると、周囲の出方を窺いながら11番手辺りのポジションで1コーナーへ。向正面では中団につけて、1000mを通過した辺りでは9番手の位置取り。3コーナー過ぎから動いて、4コーナーを回って直線へ向くと追い出しを開始しましたが、ラスト2Fの標識を過ぎた辺りで進路がなくなって外に出すロスもあり、手応え程には弾けず、勝馬から0秒9差の9着でした。

L.モリス騎手 レース後コメント

「スタートはまずまずでしたが、道中は良いポジションが取れました。いい感じで3コーナーまで行けましたが、いざ、追い出すと脚が上がっていて反応がありませんでした。前走も最後は止まっているので、この距離は長かったと思います」

吉岡辰弥調教師 レース後コメント

「身体も絞れて良い雰囲気で出走出来たと思います。上手く経済コースで立ち回って、位置取りは悪くなかったと思いますが、追い出してからは案外でした。何回か軽い不利は受けたかもしれませんが、伸びなかったのは距離が原因だと思います。これからはマイル路線で考えていこうと思います」

 

【サミアド】

28日、牧場担当者から「左後肢球節部の定期検査で、前回のレントゲン写真よりも骨折線が埋まり順調に回復していることが確認出来ました。獣医師からもウォーキングマシン運動の許可が出ましたので、現在は60分の運動を始めています。運動開始後の歩様や馬体に気になる箇所もないので、引き続き運動を継続していきます。馬体重は520㌔」との連絡があった。

 

【ゲンブ】

★12/28(木)中山・2歳未勝利(ダ1200m・混)大野拓弥騎手 結果4着

「この中間は稽古でもやや煮詰まっている様子に映ったため、競馬場に着いてテンションが高くならないか懸念していたのですが、そこは思いのほか雰囲気も落ち着いて臨むことができています。偶数枠でゲート内の駐立でも我慢は利いていたものの、初戦と違って一完歩目が遅く、行き切ることができませんでした。隊列が決まって内に閉じ込められてしまいましたし、正直もう一列前から前半を運べていたらというのはあります。まだトモが緩い分スパンと反応できていませんが、最後はモタれながらもラチ沿いをジリジリ伸びてきている。本質的には中山よりも東京コース向き。距離も1ハロン延ばせばもっと前進できると思います」(高木登調教師)

 

*****3歳馬*****

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「この中間も変わらずといったところで、キャンターは平均してハロン18秒ペースでジックリ乗っています。右トモの腫れについては劇的に良くなっているわけではないのですが、かといって悪くなってもいませんし、獣医からも『様子を見ながらこのまま乗っていて、良化を待つしかない』と言われていることもあり、良くなってくれるのを期待しながら進めているところです。攻め馬を加減している分、馬体に余裕がありますし、前回15-15をやった時に外へ張っていたようにトモの踏ん張りが利かなかったので、そのあたりの確認も踏まえて年末に一度強めのところを消化しようと思っています。大晦日で年内の開催が終了し、その後は短い正月休みに入る関係もあり、現時点では30日(土)に消化し、翌日の31日(日)にも軽く跨ってみるつもりです。強めのところを追った後に、また報告させていただきます」