*****1歳馬*****
【マンテラライの22】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整中。12月中旬現在、BTCの屋内1000mウッドチップ坂路と屋内600mダートトラックで乗り込まれ、坂路ではハロン20~21秒のキャンターで1本乗られている。スタッフは「若干トモに疲れが感じられたので、12月に入って1週間程度、調教を緩めて楽をさせたところ、すっかりトモの疲れは抜けて、なくなりました。メニューを元に戻した後は馬が一層元気で、調教中は持っていかれないように、気を付けながら乗っています。12月18日には清水調教師が来場されて、状態を確認していただきました。引き続きしっかり乗って基礎体力の強化に努めます」とのことだ。12月中旬の馬体重は550キロ。
【ノースパストラルの22】
引き続き舎飼していたが左前腕節部の腫れが引かず、12月上旬に再度獣医の診察を受けた。結果は膝瘤嚢炎(しつりゅうのうえん)との診断で、運動に支障がない症状とのこと。12月10日からはウォーキングマシン運動を開始した。伊藤場長は「腫れは皮下の滑液嚢に関節液が溜まったもので歩様は問題なく、10日時点では腫れは残ってましたが、動かす中でだいぶ引きました。21日から調教再開の予定です。中間、それとは別に左トモ下腿部内側に水が溜まって腫れたため、11月末に切開しています。先週来場された和田調教師からは『様子を見ながら進めてください』との指示でした」とのことだ。12月中旬の馬体重は492キロ。
【メジェルダの22】
小国スティーブルで調整されている。この中間も順調に乗り込みを進めており、12月中旬現在、屋根付きダートトラックでダク1400mと普通キャンター2800mほどを乗られている。スタッフは「中間も安定感のある走りで乗り込めており、身のこなしがいいですね。乗り込んできて前月から体重がやや減っていますが、飼葉はしっかり食べていて、細くなったわけではなく引き締まったと言うのが適当で、ちょうどメディーヴァルの同時期と同じ位の体重です。馬体は張りがあって、悪くないコンディションだと思います。なお、この後はひと息入れて、馬体の成長を促す予定です」とのことだ。12月上旬の馬体重は445キロ。
【ニシノヒナギクの22】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整中。12月中旬現在、BTCの屋内ウッドチップ坂路と屋内ダートトラックを日替わりで乗り込まれており、坂路ではハロン20~21秒のキャンターで1本乗られている。スタッフは「他馬よりひと月遅れて西舎へ来ましたが、問題なく進められており、馬体は少しずつ締まってきた印象です。BTC内を常歩で移動中にちょっとした事で驚くなんてことはありますが、コースに入ると集中して走れています。12月19日には吉岡調教師が来場されて『エピファネイア産駒で早い時期から使いたいので、早めのチャンピオンHへの移動を考えている』と仰っていました」とのことだ。12月中旬の馬体重は534キロ。
【レオパステルの22】
小国S内ラフメットで調整されている。引き続いて、屋根付き700mダートコースでダクとハッキングを乗られて、11月末から1週間ほど楽をさせたのち調教を再開。12月中旬現在、屋根付き700mダートコースでダク1500mとハッキング1500mを乗られている。松尾代表は「疲労からか、前捌きに硬さが出てきたように感じられたので、11月末から1週間ほど楽をさせました。12月2週目から調教を再開し、楽をさせた分もあって身体はフックラ見せていますが、まだ本当の意味で身が入ってきた感じではないので、年内は現状のペースで体調を見ながら成長を促しつつ進めます」とのことだ。12月6日時点の馬体重は428キロ。
【デューフォールの22】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整中。12月中旬現在、BTCの屋内1000mウッドチップ坂路と屋内600mダートトラックを日替わりで乗り込まれ、坂路ではハロン20~21秒のキャンターで1本乗っている。スタッフは「引き続き、普段はBTC内の厩舎で過ごしています。調教中は相変わらず走りに前向きで前進気勢の強い馬ですが、今のペースでは、しっかり折り合いはついて操縦性も悪くありません。この先、ペースを上げて速いところでどうなるかですが、佐藤調教師には、仕上がり早のタイプなので順調であれば2歳の早い時期に送り出すことが出来そうですとお伝えしています」とのことだ。12月中旬の馬体重は462キロ。
【ボウピープの22】
西舎共同育成場内谷川牧場で調整中。12月中旬現在、BTCの屋内ウッドチップ坂路と屋内ダートトラックで乗り込まれ、坂路ではハロン20秒程度のキャンターで1本乗られている。スタッフは「中間はBTC内の厩舎で過ごしています。調教中周囲に気を遣ったり、何かに驚いて反応するような事は普段はないですが、時々思い出したように物見をしたり、急に横っ飛びするような事があるので、油断せず乗るようにしています。この間、渡邉調教師が来場して状態を確認されました。まだ伸びしろは大きそうですが、調子も良さそうなので早めに本州へ移動させたいですね」とのことだ。12月中旬の馬体重は470キロ。
*****2歳馬*****
【オーヴェルトゥーレ】
松風馬事センターで調整されています。12日現在、角馬場を長めに乗られたあと、屋外ダート馬場にてハロン22~23秒程度のキャンターを3200mと、併せてゲート練習も行っています。後藤場長は「中間から距離を延ばしています。普通キャンターの手前くらいのペースなので速くはないですが、距離はしっかりと乗り込むことができています。ゲートは、まだ発馬の俊敏性に欠ける面はありますが、この血統らしく二の脚はついてきています。また、先週の土曜日の獣医の診察で、右前脚球節部の触診反応が若干気になるとのことだったので治療を行いました。それ以外は馬体重も順調に増えてきていますし、概ね順調です」とのことでした。19日現在の馬体重は463キロ。
【レッドアトレーヴ】
厩舎周りを引き運動。
手塚調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。出掛けの歩様は問題なかったですし、うるさい面もそこまで見せておらず、馬の雰囲気は良くなっている印象。与えた飼い葉もしっかり食べています。ここまでの調整は順調と言えるでしょう」
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
ウッド
レッドアトレーヴ 68.1-52.5-38.2-24.4-11.5 強め
スピリットガイド 68.5-52.8-38.4-24.5-11.6 仕掛け
手塚調教師「今日は石川騎手が騎乗してウッドで追い切りました。前半の立ち回りはスムーズで抱えるところは作れたものの、トップスピードになってから重心が起きてこず、ハミにぶら下がって走っている感じでしたね。今日はしっかり動かしてもらったのですが、時計的には走れていると思うので、坂路よりは走りやすいのでしょう。ジョッキーによると『距離は1600~2000mくらいが合っていると思います』とのことでしたから、1回中山開幕週に組まれている芝1600mと芝2000mのどちらかでのデビューを目指していきたいと思います」
【レッドエヴァンス】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
坂路
レッドエヴァンス 53.6-39.2-25.5-12.7 馬なり
アイルドリアン 54.1-39.3-25.5-12.8 馬なり
音無調教師「今日は坂路で追い切りをおこないました。先週しっかりとした時計が出せるのは分かりましたし、今日は初めて追い切りする馬のパートナーのような感じでしたから、時計はそこまで速くなかったものの、活気ある走りを終始していたように、やればいくらでも動けそうな手応え。息遣いもしっかりしていて、状態面は良化傾向にありますね。1月14日(日)京都5レース(芝1600m)の新馬戦を目標に進めていくことにしました。まだ予定のレースまで時間もありますし、今日はこれくらいの追い切りで問題ないでしょう。鞍上は北村友一騎手に依頼しました」
※1月14日(日)京都5R・3歳新馬(芝1600m)を北村友一騎手で予定。
角馬場運動後、坂路1本。
坂路 64.5-47.2-31.4-15.8 馬なり
音無調教師「今日は角馬場と坂路で軽めに乗って調整しました。変にテンションが上がることはなく、リラックスして走っていましたね。雰囲気もしっかりしていて、コンディションも良さそうです。明日(木)は追い切りをおこなう予定。稽古の内容次第では具体的なレースもお伝えできるのではないでしょうか。いずれにしても、出走に向けてしっかりと準備していくつもりです」
【レッドクレメンス】
本日は引き運動をおこないました。
助手「今朝(木)は強風が吹き荒れていたのですが、こうなるともうダメ。運動中はキョロキョロしたりフワフワしたりして冷静さを欠いてしまいました。レース当日もメンコが必要かもしれません。追い切り後に獣医師に触ってもらっても『目立った疲れはない』ということでしたし、飼い葉を残さず食べていることからも、ストレスをあまり感じていないのかもしれないですね。馬体重も486キロと大きな増減はありませんでした。こういう性格の馬ですから、初めての競馬だとこちらも神経質にならざるを得ませんが、周りにたくさん馬はいるのでどうにか我慢して欲しいところ。競馬も前に馬がいた方が安心して走れるタイプで、先行集団で競馬をして最後に抜け出す形が理想ではないでしょうか。スタート力はありますから、そういう競馬ができるとみています」
※12月23日(土)阪神5R・2歳新馬(芝2000m)に北村友一騎手でデビューします。
本日は坂路で追い切りました。
坂路
レッドクレメンス 53.5-39.1-25.3-12.6 仕掛け
ロードジャスティス 54.1-39.8-26.0-13.1
安田隆行調教師「最終追い切りは坂路で併せ馬を消化しました。レースで騎乗する北村友一騎手に乗ってもらい、後ろから追いかける形でスタート。残り2ハロンを切った所で合図を送ると、しっかり反応を示して脚を伸ばし最後は先着しました。まだ幼いのでCウッドコースではフラフラ、フワフワしていましたが、坂路ではブレずに真っすぐ駆け上がってきたようにいい走りだったと思います。ジョッキーも『長くいい脚を使っていましたし、息遣い、息の入りともにすごく良かったです。いいものは持っていて心肺機能も高いので、長い距離は合いそうです。あとは芝に行って切れ味勝負になった時にどうかでしょう』というジャッジでした。どうやらダートっぽさも感じたようですが、まずは芝でどんな走りを見せてくれるのか確かめてみましょう」
※12月23日(土)阪神5R・2歳新馬(芝2000m)を北村友一騎手で予定。想定から除外はありません。
【ファインノーブル】
美浦・尾関知人厩舎で調整されています。先週は、17日中山、牝馬限定2歳新馬・ダート1800mに登録しましたが、残念ながらただ1頭除外されてしまいました。改めてデビューに向けて進められており、17日には、坂路で助手が騎乗して、59.9-43.8-28.7-13.7を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、20日にウッドチップコースにて助手が騎乗して行われて、86.5-68.3-53.0-38.4-11.6を強めに追われて計時し、併せた馬なりの2歳新馬に0.6秒先行して同入しました。尾関知人調教師は「これまでの追い切りは追走で行っていたので、今日は追いかけなくても自分から走れるように、先行して追い切りを行いました。勢いがつくまではモタモタした感じはありましたが、併せ馬になるとしっかり反応して、この馬なりの動きはできていました。週末にもう1本追い切りを行って、28日中山の芝2000mに出走させたいと思います。調教を重ねてきて身体もしっかりしてきましたし、体調面も上がっています。良い状態で出走できるように、しっかり調整していきたいと思います」とのことです。28日中山、混合、2歳新馬・芝2000mに菅原明良騎手で登録を予定しています。
【ディスペランツァ】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。28日の出走に向けて、先週は、16日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せの大外で追い切りが行われ、87.2-71.6-56.3-40.4-12.7を馬なりで計時し、最内の馬には遅れて、真ん中の馬には先着しました。今週は、20日に坂路にてルーク・モリス騎手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、51.1-36.8-23.9-12.4を一杯に追われて計時しています。騎乗したモリス騎手は「まだ馬自身が、なぜ今走っているのか、何のために走っているのかが分かっていない感じですね。まだ幼い印象を持ちました。ただ、その状態でも、仕掛けると即座に反応して良いスピードで走ります。頭の良い仔だと思います。まだまだ伸びしろがかなりある今の状態でこれだけ動けるのですから、凄く良い馬だと思います」とのことで、吉岡調教師は「今朝も先週と同じように後ろから付いて行って、最後は目一杯追うかたちの追い切りでした。競馬を3戦使っていますが、まだ馬が幼くて、乗り手が促しながらの追走で、追い出してからもフラフラしていましたが、スピードに乗ると流石の動きでした。正直、現状で何処までGⅠの舞台で戦えるかということはありますが、素質はかなり秘めている馬ですし、事前にモリス騎手に感触を確認してもらえたのも大きかったと思います。そのモリス騎手からは『ブリンカーはいらないけど、チークピーシーズを着けて少しでも集中力をアップさせるのは良いかもしれない』とアドバイスをもらったので、調教で試したいと思います」とのことです。28日中山、2歳オープン・ホープフルステークス(GI)・芝2000mにルーク・モリス騎手で登録を行う予定ですが、20日の想登段階ではフルゲート以上の登録予定があり、本馬を含む1勝馬は11/14の抽選対象です。
【ルージュルリアン】
担当スタッフ「トラブルなくトレーニングを継続中。トレッドミルでのメニューを順調に消化してくれています。脚元の検査とチェックをおこない、獣医師からオッケーがもらえるようであれば、今週末より跨ってみる予定。この中間は落ち着きもあってスムーズにトレーニングに励んでくれているのですが、騎乗開始となれば馬場入りの際などテンションが上がることが予想される馬ですからね。もともと敏感なところもある馬ですし脚元に不安のある馬ですから、急な動きなどで痛めるようなことのないよう細心の注意を払っていきます。馬体重は505キロ。まだ乗っていない馬ですけど、背中のラインなどシルエットは崩れていませんよ」
【ジャンヌローサ】
17日(日)に坂路コースで4ハロン65.3-48.4-31.3-14.7を単走で馬ナリに追われ、20日(水)にも坂路コースで4ハロンから0.3秒追走して併せ、55.8-41.2-26.6-13.0を強めに追い切りました。「前の2頭を追走する形での時計消化。初めての併せ馬ということもあって、相手の馬たちを気にしている様子が見られましたが、余力を残した動きはマズマズといったところ。坂路だとまだ動ききれていないため、トモに力が付いてくるようにしっかり鍛えていく必要はありますね。稽古になるとやや気が入りやすいですが、普段は馬房でも大人しいし、飼い葉はペロッと平らげて、そういったところは頼もしい。ひとまずはこのままデビューに向けて進めていき、その中で目標を具体的にしていきましょう」(蛯名正義調教師)
【エルキュール】
「今週は坂路を駆け上がらせてから内馬場のゲートを使って練習という流れでおこなっています。まずは扉が開いているゲートを通して、その後には前扉が閉まっている状態の中に入れて、次に前扉を開けてと少しずつ段階を進めているところです。まだゲートが開いた際の反応が今ひとつで、すぐに試験というイメージはわかないのが正直なところではあります。一つ一つ本人に納得してもらうのが近道ですし、こちらが焦っても仕方ないですからね。カリカリしているようなこともなく、飼い葉も食べてくれていますので、馬に合わせてやっていきましょう」(天間昭一調教師)
【プリドラ】
本日22日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
この後はトレセン近郊のケイツーステーブルで調整することになり、明日23日(土)に移動する予定です。
「大型馬でまだ目覚めていないのか、普段はボヤッとしているようなタイプです。ただ、ゲート練習では俊敏な反応を見せるんですよね。練習量としてはまだまだなはずなのに妙に上手で、これであればパスしてくれるのではないかと今朝試験を受けたところ、無事に合格しています。いいスタートダッシュを見せてくれていますので、これはレースにいっても大きな武器となるでしょう。体力面はまだ物足りず、上がりの運動ではヘロヘロになっていますので、この後は乗り込みに専念してもらうことにします」(尾形和幸調教師)
【スノーディーヴァ】
「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000~4000m(18~20秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もじっくりと乗り進めてきましたが、問題なさそうなことから20日(水)に15-15を消化しています。その後獣医師に診てもらいましたが、心臓などの感じは良いとのことです。右トモを中心にまだ後ろに力がなく、硬さが出てきそうな感じ。ケアをおこないながら進めていきます」(担当者)
【ゲンブ】
「この中間は坂路主体の調整。前走後まだ大きめの時計は乗っていませんが、疲れも抜けてデキは変わらずきていると思います。ただ、発走委員が確認するため水曜日にゲートの練習をおこなってみたところ、駐立で少しソワソワしてしまって、危ない場面も見られました。枠内で我慢が利いていませんでしたし、一度使ってややテンションが高くなっている。条件をガラッと変えて臨む今回、そういった点がどう影響してくるかですね。未勝利クラスではスピード上位と思うので、うまくスタートを決めて、押し切るような競馬をしてもらえれば。週末にビシッと強めの負荷を掛けて追い切り、最終調整する予定です」(高木登調教師)
【タキザクラ】
本日22日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
この後はトレセン近郊の須藤ステーブルで調整することになり、明日23日(土)に移動予定です。
「他厩舎の馬と2頭で試験を受けたのですが、正直よく合格をもらえたなという内容で少々ラッキーでした。寄り付きはスムーズで、駐立もジッと我慢できてはいたものの、ゲートからの出がまだノンビリしている。スタートしてからの発進もまだそれほどダッシュが付かずといった具合なので、レースレベルを意識すればまだ練習が必要です。トレーニングセールのプレビューで好時計をマークしたように、たしかにいいスピードは持っている馬です。ただ、現状はトモが踏ん張り切れずに体を伸ばしきって走れていない。体力的にしんどいためか、頭の高い走りになってしまい、前へ推進していくというより上へ上へ抜けてしまっている印象でしょうか。体幹を鍛えていけばもっとスピードに乗った走りに変わってくるはずですし、一旦近郊に出して仕切り直し、1回東京開催(1/27~)でのデビューを目標にしていきましょう」(稲垣幸雄調教師)
*****3歳馬*****
【レッドシュヴェルト】
角馬場運動後、坂路1本。
坂路 68.6-50.9-33.7-16.5 馬なり
尾関調教師「昨日(水)帰厩しました。今日は運動初日ということで、角馬場と坂路で軽めに乗って調整しています。うるさい面は見せていなかったですし、脚取り良く動けていたと思います。いい状態で戻ってきてくれましたから、これから追い切りを開始してコンディションを整えていきますよ。次走は1月14日(日)中山12レース(芝1600m)に坂井瑠星騎手で向かう予定です」
※1月14日(日)中山12R・4歳上1勝クラス(芝1600m)を坂井瑠星騎手で予定。
【スマラグドス】
12月24日(日)阪神・クリスマスエルフ賞(3歳以上2勝クラス・ダ1,800m)に田口騎手で出走する。
20日、西園調教師からは「今週は坂路で時計を出しており、4ハロン53秒6、ラスト12秒4で良い動きが出来ていました。予定通り今週の阪神のレースに向かいます。追い切りの動きは上々ですしぜひ頑張って欲しいと思います」との連絡が入っている。
◆出走予定:12月24日(日)阪神9R・クリスマスエルフ賞(3歳以上2勝クラス・ダ1800m)田口貫太騎手(57キロ)
フルゲート16頭(出走予定全23頭、本馬より優先順位の高い馬0頭、同条件・本馬含め5頭〔未定1頭〕)*自身、前走1着
【ミラクルティアラ】
1月14日(日)京都・雅ステークス(4歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に向けて調整中。
12月20日、加用調教師からは「状態に変わりは無く順調です。年明けからでも2本追い切りを消化できますので、年内はゆったりと体調維持に努めます」との連絡が入っている。
【ファントムシーフ】
朝宮ステーブルで調整されています。20日現在、変わりなく朝夕60分間のウォーキングマシン運動を行っています。下野代表は「いい意味で変わりはないですが、馬房で過ごしている様子を見ると、だいぶ活気が出て来ています。身体が回復してきたのでしょうね。流石にまだ乗っていないのでトップラインは寂しく映りますが、馬の雰囲気は良くなっていますよ」とのことでした。
【パレルモ】
高橋トレセン内森本スティーブルで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にてハロン18~20秒のキャンターを4000m乗られています。川俣場長は「帰厩に向けて変わりなく順調です。米田調教師からは『暮れの開催で使った馬との入れ替えで年明けに帰厩させる予定ですが、もしその前に馬房の都合がつけば年内に戻したいと考えています』と仰っていました。引き続き、しっかり乗り込んでいきます」とのことでした。
【レッドルヴァンシュ】
後藤佑耶調教師「引き続きジックリ乗り込みつつ、腫れている右トモの経過観察に努めています。年末の開催での出走を念頭に今週の月曜日に15-15程度のところを消化したのですが、終始外に張り気味だったのが気になりました。その後も乗った後は比較的スッキリしているものの、午後になると薄っすら腫れてくるといった感じ。獣医とも相談しながら進めているのですが、『一定期間、抗生物質を投与したが、それでも大きくは変わってこなかった。これから再び入れたとしても劇的な変化は望めないだろうし、かといって歩様に出ているわけでもないので、現状では乗りながら回復を待つしかないと思う。飛節まで腫れが上がってくるタイプのフレグモーネは、回復までに時間が掛かるケースが多い』とのこと。これまでの経緯や月曜の動きを鑑みても、年末の開催に万全の態勢で出走するのは難しい状況で、そのあたりも踏まえてクラブサイドと協議した結果、ひとまず年末の開催は見送って回復を最優先し、万全の態勢で次走に臨んで真価を問うことになりました。更にお時間をいただくことになるうえに、JRAへの再登録要件を満たすにはあと2勝を上積みしなければならないことになり大変心苦しいのですが、一日も早く根治して出走態勢を整えられるように最善を尽くします」
【フェミナフォルテ】
16日(土)にWコースで6ハロン87.9-71.2-57.2-42.4-13.3を単走で馬ナリに追われ、20日(水)にもWコースで6ハロンから0.5秒先行して併せ、84.2-68.0-53.1-38.6-12.0を馬ナリに追い切りました。「レース前に少し確認しておこうと思い、先週末は私が乗って時計を出しています。終いを少し伸ばしておこうと思って臨み、一緒に行っていた馬とフワーッと走っていましたが相手は少しモタつくところがあるので待ってあげて、そろそろ置いていっても良いから少し行こうかなと思ってスーッと仕掛けたら、凄く良いギアの変わり方をしたんですよね。久しぶりに"うわ!これは良いな!!"と感じましたよ。”なるほど、これだけ走るわけだ”とも思い、すぐに追うのをやめています。急ぐわけではないのに脚の回転がスッと変わるというか、スムーズにスピードに乗っていく感じ。今回は関西の骨っぽい相手と走るので勝負を掛けにいきたいと思ったのですが、この走りができるならそんな負荷はいらないと判断し、扉を開けてすぐに閉じています。それを踏まえて、昨日は横山琉人に乗ってもらったのですが、何もしなくて良いとの指示のもと馬ナリのまま走ってきました。『いい意味で何も変わりないですし、動きも全く問題ありませんよ』と話していたように、感触はとても良いですよ。メンバーはそこそこ揃った印象ですが楽しみを持って送り出せます。また、今まで頭が高いのが気になっていたのですがうまく勝ってくれていましたし、そこには手をつけてこなかったものの、先々を考えてこの中間は角馬場での乗り方を変えています。少しずつ腰や背中が入ってくるように進めているのですが、ちょうど先週の重賞で2着だったフィールシンパシーをやっている担当者が手が空いていたので手伝ってもらっています。その甲斐あって大分上手になってきて、この短期間でしっかりとした良化が窺えます。これをレースで活かせたら良いですね。『フェミナフォルテもいずれ先輩に並びうる力があると思います』とも話していたので、そうなるためにもまずはここを全力で狙っていきます。長くいい脚を使う馬なので、田口貫太には仕掛けどころを間違えないようにと伝えておきます」(小島茂之調教師)
【ドゥラチェレステ】
現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今週より坂路の本数を2本に増やしていて、また段階を一つ上げました。本数を増やしてからも左飛節の状態は安定していて、引き続き不安な点は見られません。この調子でここからは入厩へ向けてさらにピッチを上げていく予定です。
*****4歳馬*****
【ルージュエクレール】
角馬場運動後、ゲート練習。
萩原調教師「昨日に引き続きゲート練習をおこないました。今日もゲートの中で縛っていますが、縛る時間を昨日より長くして10分くらい様子を見たところ、特にうるさい面は見せなかったですし、馬が飽きてしまいそうな感じはあったものの、ゲートの中で暴れてしまうようなことはなかったですね。昨日、今日と問題なく対応してくれましたから、明日(金)もう一度ゲートで縛って、週末に放牧という形になると思います」
角馬場運動後、ゲート練習。
萩原調教師「昨日までは引き運動で調整しており、今週末か来週にはノーザンファーム天栄へ放牧に出す予定です。ただ、ゲートが悪いまま牧場サイドに渡す訳にはいきませんから、今日から三日間はゲート縛りをおこない、それから移動させたいと思います。ゲートで縛るのは2歳時以来になりますが、特に暴れたりもせず我慢してくれましたし、トレセンで練習する分には大丈夫ですね。明日(木)明後日(金)も同じようにゲート縛りをおこなっていきますが、次にトレセンに戻ってきた時にも復習の意味で縛る予定です。次走については、牧場で乗り込んだ具合を見ながら決めさせていただきます」
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。この中間も、ウォーキングマシン運動を1時間行っており、14日にはエコー検査を行い、患部の状態を確認しました。後藤場長は「今回のエコー検査でも腱の修復が進んでいることが確認されました。経過は良好です。この感じであれば、来月末のエコー検査で、調教を始めるかどうかを見極めることになりそうです」とのことでした。
【レッドモンレーヴ】
馬体重:516キロ
今週から騎乗運動を開始しています。現在はミニトラックでのダク・ハッキングといった軽めメニューを消化していますが、テンションもそこまで高くなっていませんし、フットワークには軽快さが見られます。乗り出し開始から順調に進めることができていることから、来週より周回コースに入れて乗っていこうと考えているところです。
【グロリアスヒーロー】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は14~15秒ペース)のメニューで調整しています。コンスタントに速めを乗り込みつつ、状態も着実に上向いてきているのが感じ取れます。追い切りを重ねていくなかでも落ち着きがあり、去勢の効果も窺えるので、引き続きしっかりと負荷を掛けながら進めていけそうです。
*****5歳馬*****
【ワイドアウェイク】
この中間も順調で、12月23日(土)阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m・牝)に団野騎手で出走する。
20日、加用調教師からは「本日は坂路で併せ馬を行い、4ハロン54秒8、ラスト12秒6を計時しました。格上の馬との併せ馬でしっかり動けていて良い動きだったと思います。態勢も整いましたので、今週の牝馬限定戦に向かいます」との連絡が入っている。
◆出走予定:12月23日(土)阪神7R・3歳以上1勝クラス(牝・ダ1800m)団野大成騎手(56キロ)
フルゲート16頭(出走予定全6頭、本馬より優先順位の高い馬2頭、同条件・本馬含め2頭)*自身、前走から11週
【レッドアウレア】
馬体重:500キロ
周回コースでダク1000m、キャンター2000m(17-16のペース)、最後に坂路を15-15のペースで1本登坂といった内容で進めています。坂路のペースを上げてみましたが、硬さもさほど気にならないですし、トモの使い方なども段々と良くなっている印象です。順調に乗れているように体調面も上向き、ここまで順調に乗り込むことができています。
*****6歳馬*****
【レッドエランドール】
馬体重:494キロ
周回コースを長めに乗って体をほぐしてから、坂路をハロン17秒ほどのペースで1本上がっています。調整自体は順調ですし、今のところ冬毛の伸びもぎりぎりのところで収まっていますが、先週とメニューに変化を加えていないなかで体重の減り方が大きかったことからも内面のコンディションは下降気味にありそう。これから寒さが一段と厳しくなると硬さが増すなど体も動きにくくなる可能性もあるため、しばらくは無理せず軽めの調整にとどめることにしています。
【エクストラノート】
この後はトレセン近郊のケイツーステーブルで調整することになり、20日(水)に移動しました。
「前走はもったいない競馬となってしまいました。4走前に2着となったように力はあるのですが、一生懸命やってくれないと力を発揮できませんし、乗り手を選ぶところもありますからね。展開などにも左右されるように難しいところのある馬なので、次走はなるべく乗り慣れた騎手に乗ってもらえるよう調整していきます。レース後も大きな異常も見られませんが、節を稼ぐために一旦放牧に出させていただきました。年明けの東京開催であれば問題なく出走が叶いそうなので、そのあたりを目標に進めていってもらうつもりです」(加藤和宏調教師)
*****8歳馬*****
【レッドヴェイロン】
馬体重:533キロ
今週は周回コースでダク500m、ハッキング1000mを1本、18-17でのキャンターを1本といったメニューで進めています。少しペースを上げてみましたが動きは特に問題なく、バランス良く走れていますし最後まで手応えには余裕があります。年齢を感じさせないくらい元気ハツラツといった状態で調整もしやすいですよ。ここまで順調そのものといえそうです。
*****9歳馬*****
【アナザートゥルース】
この後はオカダスタッドで調整することになり、明日23日(土)に移動する予定です。
「レースの上がりも歩様などに気になるところはなく、その日のうちに名古屋競馬場を出発。本日22日(金)夜にはこちらへ到着する予定です。長距離輸送による疲れもあると思うので、この後は一旦牧場に戻させてもらいますが、状態次第では門別開幕前に再度交流競走への出走も検討しましょう。明け10歳馬になりますが、来年もまだまだ頑張ってくれそうです」(田中淳司調教師)
★12/21(木)名古屋・名古屋グランプリ(Jpn2・ダ2100m)服部茂史騎手 結果4着
「馬場の内が重く、あまり外を回るのもどうかと思っていたのですが、服部ジョッキーがちょうどいいところを通ってきてくれましたね。コーナーリングもスムーズで、ペースが上がった勝負処は追っつけながらではありましたが、離されずについていくことが出来ました。さすがに上位は強かったものの、9歳馬でJRA勢2頭を負かしての4着は立派ですし、地方馬の中では最先着。アナザー自身の力は十分に出せた内容だったと思います」(田中淳司調教師)