*****2歳馬*****

【オーヴェルトゥーレ】

松風馬事センターで調整されています。中間からはペースアップしており、5日現在、屋外ダート馬場にてハロン25秒程度のキャンターを1600m乗られています。後藤場長は「左前脚の骨瘤は、時間が経って少し大きくなりましたが、痛みはありません。ただ、右前脚に負担が掛かりやすいのか、中間、熱感が出ています。様子を見ていますが、今後ショックウェーブ治療を行う必要があるかもしれません。なかなか状態が整わず、まだ積極的に乗るのは控えていますが、食欲は出てきていて、馬体重も448キロまで増えてきているので、そこは良い傾向だと思います。馬の成長に合わせて慎重に進めて行きたいと思います」とのことでした。

 

【ファインノーブル】

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。中間も問題なく進められており、今週の追い切りは、6日にウッドチップコースにて簑島靖典騎手が騎乗して行われて、84.5-67.0-51.8-37.5-24.3-12.0を一杯に追われて計時し、馬なりの新馬の内から0.7秒追走して0.4秒遅れ、馬なりの古馬1勝馬の内から1.5秒追走して0.4秒遅れました。尾関知人調教師は「先週の追い切り後にトモに軽い疲れが出たので、週末は坂路で軽めの調整を行いました。今日の追い切りは3頭併せで行って、併せた2頭から遅れをとってしまいましたが、終い重点の追い切りだったので、切れ味タイプではない本馬には向かない形だったようです。息の入りはもう少しのようでしたが、体幹がしっかりしてブレずに走ると、騎乗した簑島騎手が言っていました。そして、遅れはしたものの、併せた3頭の中では1番速い時計でしたし、加速ラップで行けているので、内容は良かったと思います。来週のデビューに向けて順調です」とのことです。引き続き、17日中山、牝馬限定2歳新馬・ダート1800mに菅原明良騎手でのデビューを目標に進めていきます。

 

【ディスペランツァ】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。6日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、54.6-40.2-26.3-13.1を馬なりで計時しています。吉岡調教師は「前走の反動もなく、予定通り乗り出しを再開出来ています。次の目標に向けて順調にスタートが切れたと思います。今日は確認する程度の追い切りでしたが、いいフットワークで走れていました」とのことです。引き続き、28日中山、2歳オープン・ホープフルステークス(GI)・芝2000mへの出走を視野に入れて進めていきます。

 

【レッドアトレーヴ】

厩舎周りを引き運動。

手塚調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動での調整です。出掛けの歩様は問題なかったですし、うるさい面もそこまで出していませんね。飼い葉もこの馬なりに食べていて、状態そのものは良さそうです。引き続き乗り込んで状態を整えていきますよ」

 

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り

坂路

レッドアトレーヴ 54.9-40.7-26.8-13.0 馬なり

ジャポネ     54.7-40.6-26.8-13.0 馬なり

手塚調教師「今日は坂路で追い切りをおこないました。テンションもそこまで高くなっていませんし、乗り手とのコンタクトもちゃんと取れており、最後までバランス良く走れていたと思います。息の入りもスムーズで、最初の追い切りとしては良かったですよ。今のところ落ち着いてメニューを消化することができていますが、本数を重ねていってどうかという点は注意深く見ていかないといけない馬。今のところ来年1月の中山・芝1600m戦での始動を予定していますので、目標レースに向けてジックリと進めていきたいと思っています」

 

【レッドクレメンス】

本日はCウッドコースで追い切りました。

CW

レッドクレメンス 84.1-69.1-54.3-38.7-11.7 強め

ピアリ      83.6-68.5-54.1-38.6-11.6

安田隆行調教師「今朝(木)はEダートコースでウォーミングアップを済ませてからCウッドコースで追い切りを消化しました。物見をしないよう前に馬を置き、さらに同じ2歳馬と馬体を接して直線だけ動かすといった内容。これまでは坂路中心のメニューを続けてきたので初めてコースで長めのところをやりましたが、まだ走り方やどこで動けばいいのかわかっていない中でも終いまでしっかり動けていました。上がってからも息の乱れもなかったです。併せ馬では若干遅れをとったものの、相手にはジョッキーが騎乗していましたし、余力残しで相手の動きに合わせただけだったことからも、1本目としては水準以上と言える内容だったのではないでしょうか。しっかり負荷が掛かったことで、来週はもう一段の上のいい走りができるようになるとみているところ。思ったよりも早めに仕上がりそうで、デビュー戦については今日の時点では23日(土)阪神の芝2000mを視野に入れています」

※12月23日(土)阪神5R・2歳新馬(芝2000m)を予定。

 

本日は坂路で調整しました。

坂路 69.1-51.4-33.5-16.2 馬なり

助手「明日(木)追い切る予定のため、今朝(水)は普通キャンターで坂路を1本上がりました。走りっぷりからいいものは持っていると思いますが、まだ心身ともに幼いです。走っていても物見をしてフラフラしていますし、昨日(火)も運動中に馬を見つけて尻っぱねをしていました。これでも来た時よりはだいぶマシになっていますけれどね。明日は朝一番に坂路で時計を出すことになっています」

 

【ゲンブ】

3日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-41.9-27.0-12.7を単走で馬ナリに追われ、6日(水)にはWコースで5ハロンから0.2秒先行して併せ、67.4-51.8-36.9-11.6を馬ナリに追い切りました。「追い切りは3頭併せの真ん中。両サイドから古馬にプレッシャーをかけられながらも、力強い脚捌きが目に付きました。最後ゴール前でわずかに遅れをとる内容でしたが、こちらは半マイル52~53秒の時計指示でしたし、騎乗した大野もまったく手を動かしていません。手応えにはまだ余裕が感じられて、追えば差も詰まっていたと思います。ここは想定段階から除外馬が10頭出る状況で、さすがに少し覚悟していたのですが、強運の持ち主のゲンブは無事抽選を潜り抜けてくれました。単走だと物見したりフワフワする面が見られ、口向きにもまだ少し課題が残る現状。それでもここ目標にしっかり仕上げることができたので、初戦からいい競馬を期待したいと思います」(高木登調教師)

 

3日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-41.9-27.0-12.7を単走で馬ナリに追われ、6日(水)にはWコースで5ハロンから0.2秒先行して併せ、67.4-51.8-36.9-11.6を馬ナリに追い切りました。「追い切りは3頭併せの真ん中。両サイドから古馬にプレッシャーをかけられながらも、力強い脚捌きが目に付きました。最後ゴール前でわずかに遅れをとる内容でしたが、こちらは半マイル52~53秒の時計指示でしたし、騎乗した大野もまったく手を動かしていません。手応えにはまだ余裕が感じられて、追えば差も詰まっていたと思います。ここは想定段階から除外馬が10頭出る状況で、さすがに少し覚悟していたのですが、強運の持ち主のゲンブは無事抽選を潜り抜けてくれました。単走だと物見したりフワフワする面が見られ、口向きにもまだ少し課題が残る現状。それでもここ目標にしっかり仕上げることができたので、初戦からいい競馬を期待したいと思います」(高木登調教師)

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:503キロ

今週火曜日に14-14ほどの時計を出すなど調整は順調です。本数を重ねるごとに体の使い方は上達し、心配していた性格的な部分も解消しつつあるなど、目に見える形で進歩が感じられます。この季節としては毛ヅヤもピカピカで、内面のコンディションはすごく良さそうです。今のところ来週火曜日の検疫での帰厩が予定されているため、明日(土)も坂路で併せ馬を組んで強めの調教をおこなう予定です。

 

【ルージュルリアン】

担当スタッフ「メニュー移行前のチェックに問題がなかったことから、予定通り先週末よりトレッドミルでの調整を開始。ウォーキングマシンで時間をかけて動かしてきたこともあって、メニュー移行後も脚元には良い意味で変化はなく、休まずトレーニングを継続することができています。馬体重は509キロ。毛艶が良くてビカビカしていますし、マシン運動だけで進めてきた馬とは思えないくらいに背肉も落ちていません。脚元もいい具合に枯れてきていますので、このまま次の目標である乗り出し開始に向けて不安なく進めていければと思います。ただ、気持ちの入りやすい馬でもありますので、突発的な動きなどには引き続き細心の注意を払っていきます」

 

【ジャンヌローサ】

ジェットレーシングで調整され、6日(水)に美浦・蛯名正義厩舎に入厩しました。

「育成場から『段々と良くなってきている』との報告を受けていたので、このタイミングでトレセンに移動させています。こちらの環境は初めてですが、その割には落ち着きを保って稽古に臨めていますよ。昨日、今日と坂路コースにて16~17秒ペースで乗れていますし、今のところは物足りなさもあまり感じさせません。来週にはゲート試験を受けられそうな雰囲気ですね。合格後は可能であれば1本速いところを消化してみて、その後の様子次第でどうするかを決めたいと思っています」(蛯名正義調教師)

 

【プリドラ】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター4000m(18~20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き順調に進められていて、追い切りを重ねるごとに少しずつピリッとしたところを見せるようになってきました。先日尾形調教師が来場され『近いうちに入厩させたいと思っています』と話していたので、いつでも送り出せるよう準備を進めておきます」(担当者)

 

【エルキュール】

「現在はウォーキングマシン1時間の運動にとどめています。先週お伝えしたように、今週は騎乗運動をお休みして様子を見ています。体重はまだ大きく戻ってきませんが、この休養を良いキッカケにして盛り返してくれればと思っています。週明けからまた元のメニューで進めていきたいと思っています」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

「現在は屋外ダートコースをダクとキャンター2000mのメニューで調整中です。脚元は問題ありませんし、体も徐々に回復してきたことから、今週より軽めに乗り出しています。体がかなりキツかったので、それで脚元を捻ってしまったりしたのかもしれません。まだいろいろと幼く、全体的に成長が遅い感じなので、じっくりと進めていった方が良さそうです」(担当者)

 

【タキザクラ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整しています。今週も坂路主体に乗り込みつつペースを詰めていますが、スムーズに対応することができています。飼い葉食いも変わらず良好で、状態は上向いている様子。背腰がしっかりしてきたことで首も上手に使えるようになり、安定したフォームで走りきることができています。なお、明日9日(土)の検疫でトレセンへ入厩することが決まりました。

 

【ゲンブ】

★12/09(土)中山・2歳新馬(芝1600m)大野拓弥騎手 3着

「大外枠からの発走でしたが、スタートを難なく決められたことで積極的に先団に取りついていけました。操縦性も悪くなく道中スムーズに運べましたし、最後は思ったより伸びなかったもののしっかり走れていて、新馬戦の内容としては及第点以上でしょう。今日はまだ馬体に余裕がある感じだったので、一度使ったことでまた良くなってくると思います」(大野拓弥騎手)

 

*****3歳馬*****

【マランジュ】

年内の出走を目標に調整していましたが、調教のなかで落ち着いて走ることが難しくなってきたことから、ここで無理をさせず、本日6日(水)に一旦グリーンウッドTへ放牧に出ています。

田中調教師は「帰厩後は気持ちを落ち着かせることを優先しながら調整を進めてきましたが、なかなか改善が見られません。今の状態のままレースに向けて強い負荷をかけていくと、馬が稽古や競馬に対してネガティブになりかねないと感じるため、もう一度放牧に出して精神面のリフレッシュをはかってから立て直したいと思います。なかなか軌道に乗せることができず、申し訳ありません」とコメントしていました。

 

【ファントムシーフ】

朝宮ステーブルで調整されています。6日現在、朝夕60分間のウォーキングマシン運動を行っています。下野代表は「良い意味で変わりなく過ごせていると思いますし、少しずつですが、元気を取り戻している印象で、やんちゃな部分を見せるようにもなってきました。ただ、基本的には大人しいと言うか、どっしりしています。乗り出し再開の時期については、開業獣医の判断も確認しながら、西村調教師と相談して決めたいと思います」とのことでした。

 

【パレルモ】

KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。中間からは、屋外ダート馬場にてハロン18~20秒のキャンター3000mと、坂路を1本乗られています。川俣場長は「帰厩に向けて、今週からピッチを上げています。馬は元気で、問題ありません」とのことでした。

 

【スマラグドス】

12月2日・中京・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m・若手騎手限定)に出走し見事優勝。

6日、西園調教師からは「レース後も問題はなく、中2週で予定のレースに向かえると思います。スムーズに走れればクラスが上がっても十分通用しそうな走りでしたし、どういう競馬が出来るか楽しみです」との連絡が入っている。

12月24日(日)阪神・クリスマスエルフ賞(3歳以上2勝クラス・ダ1,800m)に向かう予定。

 

【ミラクルティアラ】

在厩で調整し、1月14日(日)京都・雅ステークス(4歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に向かう予定。

12月6日、加用調教師からは「今日から乗り運動も再開しており、状態に変わりはありません。馬に落ち着きもあって問題無く進められると思います」との連絡が入っている。

 

【レッドシュヴェルト】

馬体重:493キロ

今週は坂路でのペースを14-14に上げて乗っています。俊敏な動きを見せてくれていますし、精神状態も問題なく、折り合い面などにも不安はありません。馬体や脚元に違和感なく順調にメニューを進めることができていますので、この後もリズムよく乗り込みを重ねていきたいところです。

 

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「歩様は相変わらず問題なく、圧痛もありませんが、飛節の腫れがまだ引いていないという状況。劇的に良くなったというわけではないものの、かといって悪化もしていませんから、週明けから軽く乗り出しました。現在はダク1000m、ハロン22~23秒ペースのキャンター1000mというメニューです。昨日(木)獣医に詳しくチェックしてもらったところ、『シンプルに腫れているだけといった状態。可動域にあたる箇所で馬自身も多少は気にしているが、痛がってはいるわけではないから、このまま乗り進めていっても問題ないだろう』とのことでしたし、乗っていくことで腫れが引いてくる可能性もあるので、様子を見ながらにはなるのですが、引き続き調整を進めていきたいと考えています。1か月近く休ませていることもあって体が緩んでいるだけに、年末の開催での出走を目指すにあたってはここからペースを上げて負荷を掛けていきたいところ。調教を強化して抵抗力が落ちてきた時にぶり返す可能性も否定はできないため、慎重に進めていくつもりです」

 

【フェミナフォルテ】

3日(日)にWコースで6ハロンから0.3秒追走して併せ、86.8-71.4-56.1-40.7-12.3を馬ナリに追われ、6日(水)には坂路コースで4ハロンから0.7秒先行して併せ、53.2-39.7-26.3-13.3を馬ナリに追い切りました。「今週出走させられるかどうかを見極めるために、先週末にウッドコースで長めから、水曜日には私が乗って追い切りをおこなっています。体の硬さはなく、来週使う予定の2歳馬が後ろからくる形で同入に持ち込んでいます。感触は悪くはなく”行くんだったら今週行ってみても良いかな”というレベル。すごく悪く言ってしまうと、可もなく不可もなくという感じでしたし、中山・芝1600m戦は半分以上が勝負になりそうな馬が集まっているように思えたため、今週は無理しないことにしました。来週の中山・芝1800m戦もよほどメンバーが魅力的でなければ、12/24(日)阪神・3歳上2勝クラス(芝1800m・牝)を本線として考えるつもりです」(小島茂之調教師)

 

【ドゥラチェレステ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。先週よりもややペースを上げて乗っていますが、変わらず元気いっぱいの様子で走れていて、左飛節の状態も問題ありません。現状メニューだと体力を持て余し気味に映るものの、気性面の成長を促すためにも今のタイミングで抑えるべきところはしっかり抑えて、今後のさらなるペースアップにいい形で繋げていければと考えています。

 

*****4歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。この中間もウォーキングマシン運動を1時間行っています。後藤場長は「引き続き問題なく、元気にしています。冬毛が生え始めるのが早かったので、すでにかなりモコモコになってしまい、今週毛刈りをしました。馬体重は499キロと安定しています」とのことでした。

 

【ルージュエクレール】

厩舎周りを引き運動。

萩原調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。運動中の脚取りは問題なかったですし、うるさくなるようなこともなく、落ち着いています。飼い葉もこの馬なりに食べていて、いい状態にあるので、週末、来週と追い切って出走態勢を整えていきたいと思います。今週の馬体重は436キロでした」

※12月16日(土)中山11R・ターコイズS(G3・牝馬・芝1600m)を菅原明良騎手で予定。

 

角馬場運動後、ウッドコースで追い切り

ウッド

ルージュエクレール 68.8-53.8-38.7-24.3-11.5 強め

クールトラッカー  69.2-54.0-38.9-24.4-11.5 馬なり

萩原調教師「今日はウッドコースで追い切りをおこなっています。エクレールが追走する形でやりましたが、掛かる感じもなかったですし、乗り手との意思疎通はちゃんとできていました。コーナーワークも安定していて、直線ではある程度動かしましたが、スッと反応していましたよ。しっかりと併入に持っていけましたし、上がりの息もすぐに入っていたようにコンディションも上がってきていますね。順調そのものと言っても良さそうです」

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重:511キロ

今週もトレッドミルでの調整をおこなっていますが、メニューはダク5000m、キャンター2000m(ハロン20秒ペース)として運動量を増やして進めています。フットワークを見ても硬さなどは感じませんし、落ち着き十分で精神状態も良好です。心身ともに好状態でメニューを進めることができていますので、この後は馬の様子を見ながら乗り出しの開始時期を計っていきます。

 

【グロリアスヒーロー】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は14~15秒ペース)のメニューで調整しています。先週よりペースを上げた追い切りを課していますが、前進気勢もあるなかで安定したフォームで走れており、段々とこの馬本来の力強さも戻ってきたように感じられます。それでもまだ緩さが残っていて、この先も良化の余地があるため、引き続き強めの追い切りを交えて乗り込んでいきます。

 

*****5歳馬*****

【ワイドアウェイク】

グリーンウッドTで順調に乗り込まれ12月6日の検疫で帰厩している。

加用調教師からは「乗り出してから順調に進んでいるようです。年末に向けて検疫が混み合う可能性が高いので、少し早いですが移動を済ませて調整を進めることにしました。態勢が整い次第、出走レースを検討します」との連絡が入っている。

 

【レッドアウレア】

馬体重:496キロ

今週は周回コースでダク1000m、キャンター2000m(18-17のペース)のメニューで乗っています。トモの力感などに物足りなさはありますが、全体の走りは軽快。上々のフットワークで動けており、硬さも先週よりは取れてきている印象で、息の入りも良くなっています。飼葉の食いも良好で、雰囲気よく稽古に取り組めているように、まずは順調に立ち上げていくことができているかと思います。

 

*****6歳馬*****

【レッドエランドール】

馬体重:502キロ

今週も先週と同じメニューで調整しています。背腰など体に疲れがあるわけではありませんが、寒さが厳しくなってきたことで硬さが感じられるようになってきましたし、冬毛もさらに伸びて状態面は下降気味といったところ。この先2週間ほどは強めの調教は控えるなど無理せずじっくり進めながら、コンディションが良化するのを待つことにしています。

 

【エクストラノート】

「上がってきたジョッキーも『もう少し何とかなった』と話していたように、不完全燃焼の競馬になってしまいました。キックバックがあまり良くない馬ですし、最内枠が響きましたね。輸送があったもののまともに競馬をしていないので、帰ってきてからも大きく疲れた様子はありません。ただ、ここで権利を取れなかったことで、中山最終日に使うのは節が足りずに難しそう。来週の12/16(土)阪神・境港特別(ダ2000m・混)であればフルゲートには達しなさそうなことから、再度の遠征を考えています。渋いところはありますが、最後までしっかり追ってくれば伸びる馬なので、鞍上は過去にエクストラに乗ったことのあるジョッキーを中心に探すつもりです。保険的な意味合いで、一応中山の自己条件にも登録を入れておきます」(加藤和宏調教師)

 

*****8歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:537キロ

先週末にトレッドミルで動かしてみましたが、少し気が入り過ぎている様子。動きなどに問題はないことから月曜日より騎乗運動を開始していますが、周回コースで乗るとさらにテンションが高くなりそうなため、今週は角馬場でのダク・ハッキングといった、ゆったりとした内容で進めることにしました。角馬場でもファイト気味な様子はありますが、日に日に落ち着きは出てきていますので、この感じで進められれば来週から周回コースでのメニューに移行できるだろうとみています。

 

*****9歳馬*****

【アナザートゥルース】

「5日(火)に12/21(木)名古屋・名古屋グランプリ(Jpn2・ダ2100m)の北海道含む他地区所属馬の選定馬が発表され、アナザートゥルースは無事出走枠4頭のうちの1頭に選ばれました。レースに向けての追い切りは2日(土)から再開しており、坂路で3ハロン40.2-26.4-12.8をマークしています。目標までもう2本追い切る予定ですが、来週末だと輸送直前になるため、1週前となる今週末にある程度時計を出すつもりです。交流競走とあって一筋縄ではいかないでしょうが、遠征させるからにはしっかり仕上げて好結果につなげたいと考えています」(田中淳司調教師)