*****2歳馬*****
【オーヴェルトゥーレ】
松風馬事センターで調整されています。24日朝に左前脚に骨瘤が出かかっているのが確認されて、以降は角馬場で軽めの調整を行っています。後藤場長は「先週金曜日の朝に、左前脚に2センチほどの大きさのゼリー状のものが、うっすらと骨瘤として形になっているのを確認しました。以降は走路での調教は一旦お休みし、左前脚をバンテージで保護して、角馬場で軽い運動に留めていますが、現在は落ち着いており、触診でも問題はありません。今後も気を付けて進めていきます」とのことでした。28日現在の馬体重は440キロ。
【ファインノーブル】
美浦・尾関知人厩舎で調整されています。中間もデビューに向けて順調に進められており、11月26日には坂路にて助手が騎乗して56.7-41.1-26.8-13.2を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、29日にウッドチップコースにて助手が騎乗して追い切りが行われて、84.5-66.6-51.7-37.5-24.2-11.9を馬なりで計時し、馬なりの古馬1勝馬の内から0.3秒追走して同入、強めに追われた2歳新馬の外から0.3秒先行して同入しました。尾関知人調教師は「今日の追い切りは、ファインノーブルに初めて騎乗するスタッフで行い、思ったよりもよく動けていたと話していました。ただ、息の入りはもう少しで、まだこれから良くなりそうです。追い切る毎にトモに疲れは出ますが、少しずつ乗り越えてくれたらと思います。馬体重も490キロ台まで絞れてきて、状態は順調に上がってきています。デビュー戦の番組は、芝2000mと牝馬限定ダート1800mを候補に検討していましたが、今日騎乗したスタッフも『走りはどちらかと言えばダート向き』と話しており、牝馬限定戦というところも魅力です。全兄のウエストンバートが芝で活躍したことは承知していますが、まずは牝馬限定ダート1800mでデビューさせようと思います。鞍上は菅原明良騎手を抑えています」とのことで、今後は、12月17日中山、牝馬限定2歳新馬・ダート1800mに菅原明良騎手でのデビューを目標に進めていきます。
【ディスペランツァ】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。11月25日の出走後も馬は元気いっぱいで飼葉をモリモリ食べています。吉岡調教師は「結構タフな競馬をさせたので反動を心配しましたが、問題ありませんでした。ただ、レースで乗り難いとかはありませんが、まだ全体的に幼くて自ら進んでポジションを取りに行けるような感じではありません。ですので、どんどんレースに使っていって競馬を覚えさせようと思います。距離については、これから競馬を使っていく中で馬が自らハミを取るようになってくれば、マイル位に適性がありそうだと感じていますが、現時点で言えば、やはり2000mまでがベストかなと思います」とのことです。今後は、12月28日中山、2歳オープン・ホープフルステークス(GI)・芝2000mへの出走を目標に進めていく予定です。
【レッドアトレーヴ】
角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート練習。
坂路 68.2-50.1-33.1-16.8 馬なり
手塚調教師「今日は角馬場と坂路で軽めに乗り、最後にゲート練習をおこないました。先週よりもだいぶゲートでは落ち着いていますね。入りや駐立はスムーズで、引き続き消音ゲートでスタート練習はおこなっていますが、今日はキャンターで出してみたところ驚くような素振りは見せず、しっかり反応して出ていたと思います。ゲートを出てからも真っ直ぐに走っていたように、今日の内容なら通常ゲートの音に変に反応しなければ合格できるレベルにはあると思うので、試験は明日(木)受けることにしました」
【レッドクレメンス】
本日は坂路で追い切りました。
坂路
レッドクレメンス 55.5-41.0-26.7-13.0 馬なり
ピアリ 55.4-41.0-26.6-13.0
助手「1本目の追い切りは坂路で併せ馬をおこないました。15もやっていない状況でどれだけ動けるかといったところでしたが、この時計でも思った以上に楽に動けましたし、息遣いなども問題なかったです。昨日(火)Cウッドコースで前を走った時は、自分からハミを取らずにフワフワしていたのですが、今日は併せ馬だったこともあって最後まで集中して走ってくれました。1本目としては優秀だったと思います。これなら年内デビューを目標にトレセンで調整を続けていけるでしょう。楽しみな馬ですよ」
*****3歳馬*****
【マランジュ】
帰厩後はキャンター調教を重ねているものの、ややテンションが高めであることから、今週は速い時計を出さずに落ち着かせながらじっくり進めていく方針です。年内の出走を目指します。
【ファントムシーフ】
朝宮ステーブルで調整されています。29日現在も変わらず、朝夕60分間のウォーキングマシン運動を行っています。下野代表は「先週末に開業獣医の診察を受けました。順調に疲れは取れているとの事ですが、股関節周りの筋肉が硬くなってガチガチの状態とのことで、相当な疲れがあったのでしょう。獣医からも『少しずつほぐれていますが、まだ完全には疲れは取れていないので、もう少しゆっくりさせてください』という指示がありました。完全に疲れが抜けるまでのんびりさせたいと思います」とのことでした。29日現在の馬体重は516キロ。
【パレルモ】
KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。中間も変わりなく、屋外ダート馬場にてハロン18~20秒のキャンターを3000m乗られています。川俣場長は「中間も特に変わりはありません。順調に進めることができています」とのことで、米田英世調教師は「懸念していたよりも蓄積疲労はなかったようで、川俣場長からも思った以上にダメージはなく、順調に乗り出せているという報告を受けています。この感じであればそこまで時間は掛からずに厩舎へ戻せそうですね。現時点では12月中旬以降か、遅くても年明けに厩舎へ戻して、1月末の大井開催で使えればと考えています」とのことでした。
【スマラグドス】
12月2日(土)中京・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m・若手騎手限定)に田口騎手で出走予定。
11月29日、西園調教師から「本日、坂路で追い切りを行いました。単走でしっかりと追い切って4ハロン52秒5、ラスト12秒2をマークしています。動きは良かったですし、1回叩いて状態は上向いていると思います。ぜひ結果を出したいところです」との連絡が入っている。
◆出走予定:12月2日(土)中京5R・3歳以上1勝クラス(若手・ダ1800m)△田口貫太騎手(55キロ)
フルゲート16頭(出走予定全15頭、本馬より優先順位の高い馬0頭、同条件の馬・本馬含め2頭)*自身、前走5着以内
【ミラクルティアラ】
11月25日・京都・花園ステークス(3歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に出走し2着。
29日、加用調教師から「逃げた馬が早々と失速し、直線に向く前に押し出されて先頭に立つ形になってしまいました。逃げ馬がもう少し頑張ってくれていたら追い出しのタイミングも違っていたはずですし、もし枠順が逆だったなら違う競馬になっていたと思います。普段はすごく大人しい馬で、パドックで他の大柄な馬達の中で1頭小柄な牝馬が周回しているのを見ると、小さな体のどこにこのパワーがあるのか不思議に思います。
レース後も脚もとや馬体に問題はありません。次走についてですが、しっかり間隔を空けて年明けの京都のダ1,800mに向けて調整します」との連絡が入っている。
在厩で調整し、1月14日(日)京都・雅ステークス(4歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に向かう予定。
*****4歳馬*****
【ルージュエクレール】
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
ウッド 69.0-52.5-37.0-23.8-11.6 馬なり
萩原調教師「今日はウッドで追い切りました。下ろしがけから落ち着いて動けていたように、精神面はだいぶ大人になってきましたね。直線で他の馬がきて併せ馬のような感じになったものの、それでも変に行きたがるようなこともなかったようにコントロールしやすくなっています。今日の追い切りは動ける範囲内でしたから時計はそこまで速くないものの、息遣いは良化していてコンディションも上向き。来週以降はペースアップしていく予定ですが、エクレール自身はビッシリ追って仕上がるというタイプではありませんから、そこまで時計にはこだわらなくても本数を重ねていけば問題なく態勢は整うでしょう。この後も入念に乗り込んでいきたいと思います」
※12月16日(土)中山11R・ターコイズS(G3・牝馬・芝1600m)を菅原明良騎手で予定。
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。この中間もウォーキングマシン運動を1時間行っています。後藤場長は「中間も馬は元気で、右前脚を含めて状態面に変わりはありません。馬体重も増え過ぎることなく500キロ前後を維持して問題なく進めることができています」とのことでした。
*****8歳馬*****
【レッドヴェイロン】
本日(水)グロースフィールドへ移動しました。
鹿戸調教師「先週木曜日から騎乗運動を継続していましたが、歩様は特に問題なかったですし、覇気もありますね。飼い葉食いも良好で、体調面については問題なさそうです。今日(木)グロースフィールドへ放牧に出しました。緩めずに乗り込んでもらって、予定しているバレンタインステークスから逆算して帰厩させるつもりです」