*****1歳馬*****

【マンテラライの22】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されている。11月中旬現在、BTCの屋内1000mウッドチップ坂路と屋内600mダートトラックを日替わりで乗り込まれ、坂路ではハロン20~21秒のキャンターで1本乗られている。スタッフは「かなりの大型馬ですが、身体のバランスが良くて、後ろから来る推進力が真っ直ぐ前に向かっている点が、この馬の一番いいところだと思います。まだ身体は全然緩いですが、パンとして身体をしっかり使えるようになったら、物凄い迫力ある走りが出来そうです。あと母の仔にしては性格が素直で、走ることに対して真面目なタイプですよ」とのことだ。11月中旬現在の馬体重は550キロ。

 

【ノースパストラルの22】

荻伏共同育成場で調整中。中間は800m屋外ダートトラックでダクとハロン25秒のキャンター1600mを乗られていたが、11月8日に左前脚が腫れているのが見つかったため、以降は調教を休んで治療している。伊藤場長は「体温も安定してきたので中間は調教の進度を上げていましたが、11月8日の午後に左前脚が腫れているのが見つかりました。午前中は異常なかったので、多分午後のパドック放牧中に脚をぶつけたのだと思います。数日様子を見て腫れが引かず、大事をとりレントゲンを撮りましたが、骨に異常はなくホッとしています。無理せずもう少し様子を見ていきます」とのことだ。11月上旬時点の馬体重は472キロ。

 

【メジェルダの22】

11月中旬現在、小国スティーブルで調整されている。中間はペースを上げており、11月中旬現在、屋根付きダートトラックでダク1400mと普通キャンター2100mほどを乗られている。スタッフは「中間は徐々にペースを上げて、キャンターの距離も延ばしていますが、走ることに集中して調教メニューを消化することが出来ています。この牝系らしい気の強さはありますし、走ることに前向きですが、調教中に煩くなったり、カリカリするようなことはなく、とても気持ちが安定していますね。飼葉も良く食べて、乗りつつ身体が減らずに維持できているのもいいと思います」とのことだ。11月上旬の馬体重は452キロ。

 

【ニシノヒナギクの22】

谷川牧場第一分場で馴致を終えると、以降は屋根付きウッドチップコースでダクとキャンターを乗られ、11月15日に西舎共同育成場内谷川牧場へ移動した。早速、翌日からBTCで調教を開始。11月中旬現在、BTCの屋内ウッドチップ坂路と屋内ダートトラックを日替わりで乗られている。スタッフは「移動の翌日からBTCで調教をスタートさせましたが環境の変化を気にする様子もなく、まずは集団調教の後ろで前の馬にしっかりついていっています。結構馬格がある馬ですが、動かすと重苦しさは感じません。11月13日には吉岡調教師が来場されて成長振りを確認していただきました」とのことだ。11月中旬の馬体重は540キロ。

 

【レオパステルの22】

小国S内ラフメットで調整中。引き続き、騎乗してロンギ場と厩舎周りで常歩運動が行われたのち、馬場で調教を開始。11月中旬現在、屋根付き700mダートコースで、ダクとハッキング合わせて30分乗られている。松尾代表は「ダートコースはかなり砂が深くて負荷が掛かるので、ダクを乗っているだけで汗が浮いてきます。まだ土台作りの段階ですが、身体をしっかり使った全身運動をさせるように時間を掛けて乗っています。身体はこのひと月で20キロほど増えましたが、青木調教師も、本馬については成長を見ながらじっくり進めるという方針です。馬に合わせて進めます」とのことだ。11月6日時点の馬体重は422キロ。

 

【デューフォールの22】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整されている。この中間もBTCの屋内1000mウッドチップ坂路と屋内600mダートトラックを併用して乗り込まれており、11月中旬現在、坂路ではハロン20秒程度のキャンターで1本乗られている。騎乗スタッフは「中間はBTC内の馬房に移動して過ごしています。走りは前進気勢のよく効いたタイプで、その分、口が強いですが、乗り手の指示は理解する馬なので、その時はハミがフワッと抜けて、すごくいい頭の位置で、クビを使って走ってくれます。今は、如何に馬が常にリラックスして走らせるかということをテーマに調教を進めています」とのことだ。11月中旬現在の馬体重は462キロ。

 

【ボウビープの22】

西舎共同育成場内谷川牧場で調整中。屋内600mダートトラックと坂路を日替わりで乗り込まれ、坂路ではハロン20~21秒のキャンターで1本乗られている。スタッフは「左後肢の外傷はもうすっかり治癒して、10月下旬には傷口保護のために巻いていた包帯も必要なくなりました。その後も他の1歳馬と同じメニューで乗り込めており、やや頭の高いところが最初ありましたが、それもすぐに改善して、今は頭をいい位置で保って走ることが出来ています。気性も扱いやすく、乗り手は馬とのコンタクトをキープしやすいです。いい意味で牝馬らしくない安定感がありますよ」とのことだ。11月中旬現在の馬体重は466キロ。

 

*****2歳馬*****

【レッドアトレーヴ】

角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート練習。

坂路 68.0-50.6-33.7-16.0 馬なり

手塚調教師「昨日に引き続きゲート練習が中心のメニューで乗っています。今日からスタート練習を始めていますが、だいぶ気の悪さを出してきましたね。消音ゲートでの練習で入りと駐立はスムーズな反面、スタート練習では前扉に驚くというよりは、ただ単に気性の激しさがそのまま出てしまっている感じで、発馬は速くないですね。チャカつくような面も多々見せていて、ゲートを変な方向で覚えていきそうな感じも否めないだけに、昨日もお伝えしたようにあまり詰め込み過ぎず、今はステップをひとつずつ踏んでいくようなイメージで進めたいと思っています。ゲート試験を受けるのは、早くても来週以降になるでしょう。坂路では体をダイナミックに使っていて、いいモノは持っていると感じていますから、しっかりと能力を出せるように、特に気持ちの面でうまくアプローチしていきたいですね」

 

角馬場運動後、ゲート練習。

手塚調教師「先週金曜日に入厩しました。今日は角馬場とゲート練習のメニューで乗っていますが、初めての環境ということもあるでしょうし、血統的なものも影響しているのか、運動中はずっとチャカチャカしていて落ち着きがなかったですね。ゲート練習では入りや中での駐立は問題なかったものの、いつうるさい面も見せてもおかしくない状況でした。初日からあまり詰め込み過ぎて、ゲートに対して嫌なイメージを持って欲しくなかったことから、スタート練習は明日以降におこなうことにしました。ただ、角馬場でのフットワークを見ても、『背中の感触がいい』と跨った助手の評価も高いことから、素質は間違いなくある馬です。精神面で変にスイッチが入らないように、メンタルのケアも入念におこなっていきたいと思います。飼い葉食いは問題ありませんから、明日以降もゲート練習を中心に乗っていくつもりです」

 

馬体重:481キロ

北海道からの移動でしたが、入場時の馬体チェックでも大きな問題はなく、飼葉の食いも良好。昨日は歩様確認程度にトレッドミル調整(ダク2000m)をおこないましたが、スムーズな脚取りで動くことができていました。コンディションに問題がないことから、本日(金)の検疫で美浦・手塚貴久厩舎に入厩。まずはゲート試験合格に向けて、新しい環境で頑張ってもらいましょう。

 

【レッドクレメンス】

本日ゲート試験に合格しました。

安田隆行調教師「今朝(金)ゲート試験に臨み、無事合格しました。1本目は1頭だったので物見をしてフワッとしていたそうですが、2本目は隣に馬がいたのでいいタイミングでスタートを切り、真っすぐきれいに走っていましたよ。騎乗した助手によると『練習より内容は良かったと思う。大きめの馬で緩さもあるのでダッシュがつきづらいが、2本目はやる気を見せてなかなかの加速感だった。タイプ的には中距離くらいかな』と話していました。現状、心身ともに幼く、すぐに追い切りで動けるイメージはありませんが、このまま疲れを見せなければ来週までは厩舎に置いて1本時計を出してみてからその先のことを考えます」

 

本日はゲート練習をおこないました。

助手「かなりの寂しがりやですね。周りに馬がいないとパニックになりやすく、運動中でも1頭になると馬を探してキョロキョロ物見をして鳴いています。無茶苦茶なことはしないものの、単純に幼いですね。その反面、ハッキングやキャンター中に馬に並び掛けられるといい反応を示しますし、キャンターの質もグッと良くなります。乗り味もいいですよ。ゲートについては今日(水)の練習では2本出してみましたが、内容は悪くなかったので、早ければ明後日(金)には試験を受けられるかもしれません」

 

本日は引き運動をおこないました。

安田隆行調教師「昨日(水)入厩しました。長距離輸送明けということで厩舎周りでの引き運動にとどめて疲れを取りましたが、体調は崩していませんし、外に出ても寂しくて鳴いていたくらいでイレ込むこともなかったです。馬っ気もなさそうですね。蹄についても装蹄師のチェックを受けて両トモの蹄鉄を履かせてもらいましたが、『四肢ともに注意しながらであれば、現状で大きな問題はないのでは』ということでした。これなら明日以降(金)コース入りするなど通常通り立ち上げても大丈夫でしょう」

 

【オーヴェルトゥーレ】

松風馬事センターで調整されています。先週末から騎乗運動を再開し、21日現在、角馬場で前運動をしたのち、走路にてハロン25~27秒のキャンターを1600m乗られています。後藤場長は「先週末から乗り出しました。今日から走路に出始めましたが、スクミの症状はなく、落ち着いています。明日からはゲート練習も再開していく予定です。体力的にもまだまだという感じもしますので、遅生まれということも考慮しながら進めて行きたいと思います」とのことでした。21日現在の馬体重は430キロ。

 

松風馬事センターで調整されています。先週木曜日に、角馬場での運動後にスクんでしまい、以降はウォーキングマシン運動に留めています。後藤場長は「先週水曜日から角馬場での運動後に走路に出始めました。1日目は特に問題はなく終えられたのですが、木曜日には角馬場から走路に向かう途中でスクミの症状が出てしまいました。すぐに獣医を呼んで診てもらったところ、CK値というスクミの程度が判断できる数値が、正常値は1000程度のところ、40000まで上がっていました。すぐに補液をして薬も処方してもらって、翌金曜日にはほぼ改善していますが、木曜午後から飼葉食いが落ちてしまい、馬体重も落ちてしまっているので、食べやすいものを工夫しながら与えています。まだ軽い乗り運動しか行っていないですし、この程度でスクミの症状が出ることは大変稀なことです。体質なのかもしれませんが、これからも気を付けて進めていかなければならないですね。しばらくウォーキングマシンに留めて様子を見ながら進めます」とのことでした。

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:502キロ

先週金曜日入場しましたが、獣医師らの馬体チェックでも疲労感は確認されなかったため、今週月曜日に乗り出しました。火曜日には坂路で1本目の15-15を消化したところですが、トモの力不足でハミに頼って走っているのが現状。その中でも反応してからスピードに乗るまでの雰囲気は悪くなく、体力的な部分もそれなりのレベルにはありそうです。ただ、隣の馬を噛みにいくことがありますし、気に食わないことがあると立ち上がるなどやんちゃな面を見せ始めており、普段からアクシデントには注意しながら進めていく必要がありそうです。

 

本日(金)ノーザンファームしがらきへ移動しました。

 

角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート試験を受けて合格。

坂路 66.2-49.5-33.4-16.9 馬なり

音無調教師「昨日は通常のゲート音に少し驚いていましたが、あまり練習を重ねて扉が開く音に対して警戒心を持ち、身構えてしまうあまりゲートの出が遅くなってしまうのは避けたかったため、今日は練習のつもりでゲート試験を受けてみました。入りと駐立はスムーズにクリアし、スタートも昨日(水)練習した甲斐あって上手に対応してくれて、2本ともしっかりと出ていました。ひとまず無事に合格することができて良かったですが、レースに向けてはもう少し練習していかないといけませんね。もう少し体力を付けてもらいたいと持っているので、この後は一旦放牧に出してしっかり乗り込んでもらいたいと思います。明日(金)ノーザンファームしがらきへ移動する予定です」

 

角馬場運動後、坂路1本、最後にゲート練習。

坂路 66.1-49.2-32.7-16.4 馬なり

音無調教師「今週も引き続きゲート練習が中心の調整です。入りや駐立に関しては慣れてきたようで、スムーズに対応しています。ただ、発馬に関しては今日から通常の音ありゲートだったこともあり、ゲートが開く音に少し驚くような素振りを見せて、ワンテンポ、ツーテンポほどスタートが遅れてしまいました。そのあたりは練習で経験させていかないといけませんね。ゲートを五分に出るようになれば、試験は受かると思います。明日も引き続きゲート練習をおこなう予定です」

 

【ファインノーブル】

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。この中間は、19日にウッドチップコースにて助手が騎乗して、71.4-55.2-39.6-13.1を馬なりで計時しました。今週の追い切りは、22日にウッドチップコースにて行われて、84.7-67.7-52.8-39.0-25.0-12.1を一杯に追われて計時し、併せた馬なりの2歳新馬の内から0.4秒先行して同入ました。尾関知人調教師は「週末の追い切りの動き次第では中山2週目のデビューも考えていましたが、まだ物足りない感じでした。今日の追い切りは2頭併せでよく動けていましたが、終いは余力がなくなってしまったようです。まだ重さも感じるので、これから追い切りを重ねて良くなってきてくれたらと思います。このまま順調に行けば、中山3週目のデビューを目標に考えています」とのことです。

 

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。この中間もデビューに向けて順調に進められており、12日にはウッドチップコースにて助手が騎乗して、73.3-56.7-41.3-13.4を馬なりで計時しました。今週の追い切りは15日に坂路にて助手が騎乗して行われて、53.2-39.1-26.3-13.3を強めに追われて計時し、馬なりの2歳未勝利馬と同入しました。尾関知人調教師は「今日の追い切りは、全体的に入りから速くなってしまったので、最後は苦しくなってしまいましたが、本格的な追い切りがまだ2本目だということを考えると動けていたように思います。先週よりも良くなっています。あとは先週の馬場入りの際に少しテンションが気になっていたので、進めるにつれて気性が難しくなることを心配していましたが、今日のところは問題なかったようです。大きい馬なので、脚元がスカッとはしていないですが、今後も気を付けながら進めていきたいと思います」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

M.デムーロ騎手 レース後コメント

「前回よりピリピリしていて、スタートを出していくと引っ掛かりそうな雰囲気があったので、後ろからになりました。それでも前が流れていましたし、良い展開だと思っていました。仕掛けは少し早かったとは思いますが、勝ちに行くならあのタイミングでないと届かないので、思い切って行きました。まだ馬が幼くてこれからどんどん良くなって来ると思いますが、それでこの脚が使えるので将来が楽しみだと思います」

吉岡辰弥調教師 レース後コメント

「最後は差し切るかと思いましたが、残り100mで止まってしまいましたね。今日の内容からすると2000mまでがディスペランツァの適性距離のような気がしますが、勝馬は内側で抜けて来たのに対してこちらは1番外をずっと走ってきたので、その差もあったと思います」

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は、18日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せの大外で追い切りが行われ、84.9-68.5-53.7-38.3-11.6を強めに追われて計時し、最内の馬に先着し、真ん中の馬には遅れました。今週は、22日に坂路にてミルコ・デムーロ騎手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、56.4-41.4-26.5-13.1を馬なりで計時し、併せた相手と同入しています。吉岡調教師は「先週末は馬場が悪かったので無理させませんでしたが、予定通り、大外から徐々に捲っていって直線で並ぶという内容でした。併せた馬が先に抜け出してしまったので、差を詰めたもののゴール板のところでは遅れましたが、その先の1コーナーではきちんと抜いていました。騎乗した助手も『まだケロッとして余裕がある』と言っていました。今日はデムーロ騎手に跨ってもらって感触を確かめてもらいました。体重は恐らく520キロ前後で出走になると思います。数字的にはあまり変わりはないですが、筋肉量はしっかり増えて見た目が違います。担当者も未勝利を勝った頃とは馬が違うと言っています。上を目指す馬であればここで通用してほしいと思います」とのことで、ミルコ・デムーロ騎手は「ぴったりと折り合いもついたし、何より体調が凄く良いと感じます。まだ2歳馬特有のトモの緩さはあるけど、レースではしっかりと走るから問題ないですね」とのことです。25日京都、2歳オープン・京都2歳ステークス(GIII)・芝2000mにミルコ・デムーロ騎手で登録を行う予定です。

 

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。先週は、11日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せの真ん中で追い切りが行われ、81.6-66.5-52.0-37.1-11.8を馬なりで計時し、外の馬には同入し、内の馬には先着しました。今週は、15日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、54.2-39.3-25.6-12.9を馬なりで計時し、併せた相手に遅れています。吉岡調教師は「追い切りを行う毎に良くなっていますね。体重は先週末の数字で518キロと変わりありませんでしたが、全てにおいて、前走時よりパワーアップしていると思います。今日は、併せた相手を先着させたかったので、最後は敢えて遅れるように意図して追い切っていますので、遅れはまったく問題ありません。むしろ、それだけコントロールが効いているという事です。今週末は本番を想定して、CWチップコースの一番外で一気に捲って目一杯追う予定です」とのことです。引き続き、25日京都、2歳オープン・京都2歳ステークス(III)・芝2000mにミルコ・デムーロ騎手での出走へ向けて進めていきます。

 

【アンデスビエント】

喉頭蓋エントラップメントの手術を行い、ノーザンファームしがらきで経過観察中。

11月16日、担当者の話では「周回コースで乗り出した後に、右トモの内股(飛節の上辺り)にハリが出てしまったため、いったんペースを落として回復を待ちました。先週今週まで様子を見て大きな問題は無さそうなので、今週からトレッドミルでの調整を再開しました。ノドの経過については問題ありませんので、このまま馬に合わせて進めて行きます」とのこと。現在の馬体重は491キロ。

 

【ルージュルリアン】

担当スタッフ「引き続きメニューは変わらず、ウォーキングマシン(60分×2セット)での調整をおこなっています。馬体重は510キロと増えていますが、しっかりと身体を動かしてのもの。心身ともに良好なコンディションでメニューを継続することができており、もちろん不安箇所である脚元に異常はありません。トレッドミル調整への移行は12月2日を予定。ここまで時間をかけながら問題なく進めることができましたので、このままトラブルなく次のステップへ進めていければと思っています」

 

担当スタッフ「12月からのトレッドミル開始に向けて、トラブルなくウォーキングマシンでのメニューに取り組むことができています。午前、午後に60分ずつといった内容に変更はなく、休まず毎日トレーニングをおこなうことができています。馬体重は変わらず505キロ。飼葉の食いは安定しており、テンションが上がる様子もありません」

 

【ゲンブ】

19日(日)に坂路コースで4ハロン56.9-41.5-26.7-12.9を単走で馬ナリに追われ、22日(水)にはWコースで6ハロンから0.9秒先行して併せ、84.0 -68.3-53.4-38.3-11.7を馬ナリに追い切りました。「今週もコース長目から併せ馬の追い切りを実施しています。モーニン産駒だけに、血統面だけ考えればダートから使うのがセオリーかもしれませんが、ゲンブはフットワークが軽く弾んだ走りをする。先週より一段負荷を強めた内容でも、なかなか推進力のある走りを披露していましたし、芝でもやれそうな感触なんですよね。変にテンションが上がることもありませんし、普段から扱いやすいところにも好感が持てます。5回中山開催(12/02~)でのデビューに向けて、ここから徐々にピッチを上げていきましょう」(高木登調教師)

 

12日(日)に坂路コースで4ハロン56.8-41.8-26.9-13.1を単走で馬ナリに追われ、15日(水)にはWコースで6ハロンから0.9秒追走して併せ、85.1-69.3-54.1-39.3-12.0を馬ナリに追い切りました。「今週はコース長目から併せ馬で追い切りを消化しました。4馬身ほどゲンブが相手を追走する形でスタートし、乗り役が仕掛けつつ徐々にギアを上げていって、最後並び掛けたところがゴール。こちらはまだ手応えに余裕が感じられて、追えばもっと鋭く伸びていたはずです。コース追いは実質これが1本目となりますし、時計以上に評価できる内容だったと思います。血統面や馬体から自分が当初イメージしていたのは、ゴリゴリ力で押し切るようなダートタイプ。まだユルいですけど、実際はすごく軽い走りをするんですよね。乗っているスタッフや大野も『芝でキレる脚が使えそう』と口にしています。ポテンシャルの高さや可能性も感じられるので、デビュー戦は芝から使ってみることにしましょう。12/09(土)中山・2歳新馬(芝1600m)を目標にしていきます」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路2本(20秒ペース、週2回は15~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も同様のメニューで乗り進めていますが、気が乗ってきて徐々にいい感じになってきました。大分しっかりしてきましたし、この分ならゲート試験は受けられそうですよ。蛯名調教師にもその旨を報告しておきます」(担当者)

 

「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路2本(20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。コンスタントに速いところを織り交ぜながら進めてきたことで、見た目に競走馬らしくなってきました。体に張りも出てきていい感じですよ。他の馬について行けるようにもなっていますし、追い切った後に反動が出ることなどもありません。この感じをキープしながら進めていきます」(担当者)

 

【プリドラ】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター4000m(18~20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。今週も週2で15-15を重ねながら順調に乗り込んでいます。良くも悪くも変わらずといったところで、ケロッと普通に走っているのですが、自分から気持ちを出して進んでいこうとはしないんですよね。体力が付いてきたのは良いことなので、このまま乗り込みを重ねていきます」(担当者)

 

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター4000m(18~20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もコンスタントに速いところを織り交ぜながら乗り込んでいますが、普段のベースも少し上げています。先週と比べて大きな変化はないものの、着実に体力は付いてきています。ボーっとしていて大人しいのも相変わらず。尾形調教師からは『そう遠くないうちに入厩させる予定です』と言われています」(担当者)

 

【エルキュール】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(17秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。峠を越したようで、先週末から徐々に体重が戻りつつあり、22日(水)計測で10kg以上増えています。この感じであればこのまま乗っていっても大丈夫そう。このまま様子を見ながら進めていき、機を見て15ー15を週2にしたいと考えています」(担当者)

 

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(17秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。今週もしっかりと積み重ねができているのですが、更に体重が減ってしまっている状況。さすがにこんなに減るとは思っていませんでしたし、週が明けても回復しないようなら中休みを挟むつもりです。息遣いは良くなっているので、そろそろ跳ね返してきてもおかしくないのですが。引き続き様子を見ながら進めていきます」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

この後はトレセン近郊のケイツーステーブルで調整することになり、来週28日(火)に移動する予定です

19日(日)に坂路コースで4ハロン62.8-45.4-29.8-14.8を単走で馬ナリに追われ、22日(水)にはWコースで6ハロン86.7-70.2-55.3-41.0-13.2を単走で馬ナリに追い切りました。「先週から時計を出し始め、水曜日にはウッドコースで追い切りを消化しています。まだそんなに速いところではありませんが追い切りの動き自体は問題なく、このまま進めていけるかなと思っていたのですが、午後になって右トモの球節に腫れが出てきて、翌日になっても引かなかったため獣医師に診てもらったところ、骨にダメージを受けているような影が見つかりました。骨折というレベルのものではありませんし、歩様にも見せてはいません。獣医師からは『進めていけないことはない』とも言われていますが、調教を始めたばかりで今後進めていった過程で骨折のリスクを伴うところ。休ませるにしても、今だったらそんなに長い休養は必要なさそうですし、数週間休ませて腫れが引いた後に立ち上げていけば問題ないので、このタイミングで小休止を挟むことにします。ご心配をかけして申し訳ありませんが、期待している馬なのでいいタイミングでデビューさせられればと考えています」(深山雅史調教師)

 

本日17日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。

「今週もゲート練習を中心に進めてきました。相変わらずテンションが高いのが気掛かりですがそれ以外は問題なく、今日試験を受けてみたところ見事に合格してくれました。先週は少し課題が見られたゲート入り、枠内の駐立も我慢できていましたし、発馬は左側に馬がいなかったため少しヨレ気味でしたが無難に走れていましたよ。第一関門を突破してくれましたし、このまま進めていけそうな感じにあるので、来週1本追い切りを課してみようと思っています。まずは15-15程度のところを予定していて、その感じを見てどうするか決めるつもりです」(深山雅史調教師)

 

【タキザクラ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。気温が下がってきた影響で雨が降った後の馬場回復が遅れており、今週は周回コース、坂路コースともに力のいる馬場状態となっています。ただ、タキザクラ自身そのあたりはあまり苦にしていない様子で、坂路も最後までしっかりとした脚取りで走りきれています。飼い葉食いは問題ありませんし、馬体重も安定しているので、このままさらに乗り込みを進めていきます。

 

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。今週も追い切りを交えたメニューを順調にこなせており、馬体面にも良化が窺えます。精神面に関してはあまり落ち着いているとは言えないものの、以前のようなピリついた雰囲気はありません。飼い葉食いも変わらず良好のため、このまま入厩に向けて乗り込みを進めていきます。

 

*****3歳馬*****

【マランジュ】

この中間もじっくり乗り込んでおり、引き続き周回コースでは2200mの軽めキャンターを消化後に坂路コースに入ってハロン16~17秒ペースで、1~2本駆け上がっています。また週2日の頻度でハロン14~15秒ペースの強め調教を取り入れており、前進気勢旺盛に良い動きをみせています。本馬の課題は、道中もう少しリラックスして走れるかどうかですので、そのあたりも落ち着かせながら調教を重ねています。馬体重は425kgと維持できていますが、できれば帰厩前にもうひと回りフックラさせておきたいところです。

 

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「フレグモーネを発症した右トモについては悪化こそしていないものの、劇的に良くなっているわけでもないという状況。定期的に診てくれている獣医も『最近はフレグモーネが他の厩舎でも増えている。ここ最近、急に冷え込んできたから、その影響なのかもしれない。中には飛節くらいまで腫れ上がっている馬もいるほど』と話していました。それと比べればまだ軽症の部類なのかもしれませんが…。いずれにしても、今は引き続き抗生剤を投与しながら症状が治まるのを待っているところ。疝痛を防止する意味合いで厩舎周りの引き運動にとどめており、まずは焦らず完治を目指したいと思います」

 

後藤佑耶調教師「全休日明けの昨日(月)右後肢に若干の腫れが確認されました。乗った後に引くことがあるため、ひとまず軽めに乗って様子を見たのですが、今朝(火)になって腫れがむしろ大きくなっていたため獣医の診察を受けた結果、フレグモーネという診断でした。抗生剤を投与して腫れが引くのを待っているところです。傷口などは見当たらなかっただけにハッキリとした原因は掴めておらず、獣医も『ここにきて急に寒くなってきたので、寒暖差がこたえたのかもしれない』と言っているように推測の域は出ないのですが、先週末あたりから一気に気温が下がったのは確かで、そのあたりが影響しているのかもしれません。ずっと跛行はしていませんから、このまま腫れが引いてくれれば大事には至らないと思うのですが…。いずれにしても、来週(11月21日~24日)の笠松開催での出走は見送らざるを得ない状況。順調に回復するようなら、その次の開催(12月6日~11日)での出走を目指したいと思います。このようなことになってしまい、大変申し訳ありません」

 

【スマラグドス】

11月11日・京都・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m)に出走し4着。

15日、西園調教師から「レース後も特に問題は見られません。中2週空けて中京1週目の若手騎手限定・ダ1800mに田口騎手で向かうつもりです。今回は行き切れないまま1コーナーに入り、外々を回る形になってしまいましたが、ジョッキーともその辺りをしっかり話した上で乗ってもらおうと思っています。次こそは結果を出したいですね」との連絡が入っている。

 

【ミラクルティアラ】

11月25日(土)京都・花園ステークス(3歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に坂井瑠星騎手で出走し2着。

加用調教師から「パドックから馬の雰囲気も良かったので期待していましたが、相手が一枚上手でした。ただ、本馬自身も本当に良く頑張ってくれています。レース後の状態次第で続戦するか一息入れるかを判断します」との話がありました。

坂井瑠星騎手は「今回も跨ってから状態の良さを感じました。道中の手応えも良く、このまま押し切れるかと思っただけに残念です」との話でした。

 

11月25日(土)京都・花園ステークス(3歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に坂井瑠星騎手で出走する。

22日、加用調教師から「本日、坂井騎手を背に坂路で併せ馬の追い切りを行い4ハロン54秒1、ラスト12秒8を計時しています。使ってきている馬なので無理の無い内容でサッと追い切った内容ですが、終い伸ばして良い動きが出来ていました。是非頑張って欲しいです」との連絡が入っている。

 

11月25日(土)京都・花園ステークス(3歳以上3勝クラス・ダ1,800m)に向けて調整中。

15日、加用調教師から「この中間も変わりはありません。週末に15-15を乗り、当該週にサッと時計を出してレースに向かいます」との連絡が入っている。

 

【ファントムシーフ】

「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も更に負荷を強めて乗っていますが、体重は増加傾向でいい感じですよ。ここまでフックラしてくれば、もうトレセンでも大丈夫そう。小島調教師にもその旨を報告したところ、明日25日(土)の検疫で帰厩することになりました。向こうであまり減らさないでくれれば、いい走りができそうですよ」(担当者)

 

朝宮ステーブルで調整されています。22日現在、引き続いて朝夕60分間のウォーキングマシン運動が行われています。下野代表は「引き続き、毎日穏やかに過ごせていますし、馬もリラックスしている様子で大人しいですね。疲れもだいぶ抜けてきていると思いますが、西村調教師からは『最低でも今月いっぱいはゆっくりさせてください』と言われています。このまま進めたいと思います」とのことでした。

 

朝宮ステーブルで調整されています。15日現在、朝夕60分のウォーキングマシン運動が行われています。下野代表は「脚元はもうスッキリして問題ないですが、背腰と臀部にまだ疲れが残っている印象です。馬房の中でも、特に休んでいる時は左トモを上げている事が多く、開業獣医の診断でも左トモ股関節周りの筋肉には相当疲れがあるという話でした。その辺を中心に、まだ疲れは抜けきっていないのかもしれません。トレセンでも結構ヤンチャな馬だと聞いていますが、ウチでは凄く大人しいので、恐らくお休みモードなんでしょうね。そういう意味では、煩くなりだしたら回復した兆候なのかもしれません」とのことでした。15日現在の馬体重は518キロ。

 

【パレルモ】

KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にて普通キャンターを3000m乗られています。川俣場長は「特に問題なく、順調です。様子を見ながら徐々にペースアップしていきます」とのことでした。

 

KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。15日現在、屋外ダート馬場にて普通キャンターを3000m乗られています。川俣場長は「少し経ってから疲れが出てくるかとも思っていましたが、疲労感が強くなることもなく、徐々に疲れも取れてきています。今週から乗り出しました。様子を見ながら徐々に進めていきます」とのことでした。

 

【ウィズアットダンス】

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。今月上旬にパドック放牧を開始したのち、1週間ほどでマシン運動へ移行しました。まだ軽めに動かしている段階になりますが、両前ともに患部の状態や歩様に気になるところはありません。もう少し様子見して問題がなければ、運動時間を1時間に延ばす予定です。

 

【レッドシュヴェルト】

馬体重:497キロ

今週から騎乗運動をはじめています。現在は周回コースでダク・ハッキングを交えて2400mを乗っていますが、うるさい面を見せることなく、稽古には前向きに取り組んでくれています。背腰の感触も悪くないですし、乗り出し開始からここまで不安なく進めることができています。馬の様子を確認しながら、徐々にペースを上げていきたいと思います。

 

馬体重:495キロ

引き続きダク500m、キャンター2000m(ハロン20秒ペース)のトレッドミル調整をおこなっています。今週から騎乗メニューへの移行も考えましたが、気持ちの入りやすい馬で馬体重も減ってしまうことから、乗り出し開始前に体をしっかりと膨らませてからということで慌てず進めることに。イメージ通り大きく体を増やすことができたことから、来週より乗り出しと考えているところです。テンションも安定しており、この中間はいいトレーニングができています。

 

【フェミナフォルテ】

「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース、週2回は15~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間から15-15も織り交ぜながら進めています。週を追うごとにどんどん身が入って良くなっている感じがしますし、引き続き体もフックラ見せています。もう少し骨格に見合った肉が付いてきてほしいところですが、数字的には良いところまできたと思いますし、そのあたりも意識しながら乗り込んでいきます」(担当者)

 

【ドゥラチェレステ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。左飛節にはまだフレグモーネの名残はあるものの、経過は良好なことから、20日(月)より騎乗を開始しました。久しぶりということもあって、初日は元気いっぱいといった様子でしたが、2日目以降は落ち着いた雰囲気で調教に取り組むことができています。騎乗後も触診反応、歩様への影響は見受けられないため、このまま徐々に進めていけそうです。

 

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。左飛節のフレグモーネによる腫れは完全には引いてはいないものの、歩様に見せるようなこともなく問題ありません。この様子であれば段階を進めていいと考えるため、近日中には騎乗を開始する予定ですが、その後も引き続き慎重に経過を見ていきます。

 

【マランジュ】

山元TCでは順調に乗り進めていることから、年内の出走を目指して、本日24日(金)に栗東TCへ帰厩しています。

 

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「右トモのフレグモーネは週末から週明けにかけて腫れが飛節まで上がってしまい、そこから悪化こそしていないものの劇的な良化も見られないという状況です。獣医の診察は毎日受けていて、抗生剤の投与も続けているのですが、『こればかりは腫れが引くのを待つしかない』とのことでした。週明けからは舎飼で経過観察をおこなっており、今のところ腫れが引くまではこのまま様子を見つつ、疝痛予防の目的で定期的に引き運動をおこなうといった感じで今後の見通しが立たない現状です。もう少しの間は様子を見て、回復に更なる時間を要すようなら放牧へ出すことになるかもしれません。会員の皆様にご迷惑とご心配をお掛けしてしまい、本当に申し訳なく思っています」