*****2歳馬*****

【ゲンブ】

8日(水)にWコースで6ハロンから併せ、86.8-69.7-54.7-39.6-12.6を馬ナリに追い切りました。「今週はコース長目から併せ馬での追い切りを消化しています。大野に跨ってもらったのですが、『入厩してからこれが1本目ということもあって、さすがに上がってきて息はフーフー荒かった。まだユルいはユルいけど、見た感じよりだいぶ安定感があって、しっかりした走りをしますよ』と口にしていました。トモが流れる走りでまだだいぶユルく映るのですが、普段乗っているスタッフたちも同意見なので、見た感じとはまた感覚が違うのでしょうね。体力的にもこのまま進めていけそうですし、しっかり仕上げてレースまで持っていければと思います。東京最終週か中山か、大型馬でまだ体を絞っていく必要がありますし、いずれにしても来週もう1本やってみてからそのあたりは相談させてください」(高木登調教師)

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとキャンターを1600~2000m、坂路2本(20秒ペース、週2回は15~17秒ペース)のメニューで調整中です。諸々大きな変わりは見られません。いい意味で平行線といった感じですよ。そこそこの量を乗っていますがへこたれていませんし、この感じのまま進めていけそう。体調面にも不安はないので、しっかりと負荷を掛けていきます」(担当者)

 

【プリドラ】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター4000m(18~20秒ペース、週2回は15秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き順調に積み重ねられていて段々としっかりしてきたのですが、大きな変わり身は見られません。先週もお話ししたように、何か刺激があればもっと良くなってきそうな雰囲気は感じられるところ。とは言ってもやるべきことは変わらないので、このペースで重ねていきつつ、良化を促していきます」(担当者)

 

【エルキュール】

「現在は馬場でダクとハッキングを4000m(17秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。今週も同様のメニューで進めていますが、先週から更に体重を減らしてしまいました。体調は悪くないので今が一番苦しいでしょうし、ここを乗り越えてほしいところ。毛艶も良くなる余地があるので、この調教量をキープしながら内面からしっかり体力を付けたいと思っています」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

ノルマンディーファーム小野町で調整され、8日(水)に美浦・深山雅史厩舎に入厩しました。

「育成場からゲート試験を受けられるレベルには持ってこられたという報告を受けていたことから、水曜日にトレセンに入厩させています。第一印象は、少しテンションの高い馬だなという感じで、昨日、今日とゲート練習を進めてきましたが、やはり気難しいところも見せています。入りで躊躇するところがありますし、ゲート内でもソワソワ、発馬はまずまず出ています。まだ幼く、危うさも持ち合わせていて、どこでスイッチが入ってしまうか分からないので、慣れるまでは気をつけながら進めていくつもりです」

 

【タキザクラ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。今週から追い切りを開始しました。初回となった7日(火)はあいにく雨量が多く、速いところで15秒といった内容ではありましたが、問題なく動けていました。その後も精神的にピリピリしすぎることはなく、馬体重もキープすることが出来ているため、このままコンスタントに追い切りを重ねていけるようになれば入厩も視野に入ってきそうです。

 

*****3歳馬*****

【フェミナフォルテ】

「現在は馬場をダクとハッキングキャンターで3000m(20秒ペース、週2回は16~17秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に進められていたことから、調教量、ピッチともに上げて乗り込んでいます。体重が増加傾向で、見た目にもフックラと見せていることに好感が持てるところ。このまましっかりと乗り込みを重ねていきます」(担当者)

 

【ドゥラチェレステ】

4日(土)に福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動しました。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。到着後に馬体に異常がないか確認し、翌日からマシンでの運動を開始しました。左飛節のフレグモーネは若干名残があるものの、他にこれといって気になる点はありません。ひとまず今週いっぱいは現状メニューにとどめて、タイミングを見て騎乗調教へ移行する予定です。

 

*****4歳馬*****

【グロリアスヒーロー】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今週も坂路主体にペースは16秒あたりまで詰めていますが、問題なくこなせており、体調面や脚元に気になるところもありません。今週末からはさらに負荷を強めて15-15も開始する予定です。その後も特に問題がなければ、帰厩時期も検討していけるのではないかと思います。

 

*****6歳馬*****

【エクストラノート】

ケイツーステーブルで調整され、本日10日(金)に帰厩しました。

「この中間も週2で15-15を重ねながら乗り込んでいました。入場当初からさほど疲れはなかったですし、普通にバリバリと進められていましたよ。その割に体重が安定していて、今週も減らさずにきてくれています。いい状態で送り出せたと思うので、次走も楽しみにしています」(ケイツーステーブル・担当者)

 

*****9歳馬*****

【アナザートゥルース】

「レース後に厩舎へ戻って馬体を確認したところ、脚元の所々にチョコチョコした傷があり、中でも左前膝に直径2cm程度の円い擦り傷がありました。腫れもなく傷口さえ塞がれば特に心配はいらないものの、内側で転倒した馬の肢がアナザートゥルースの右前肢ではなく左前肢まで届いていたということですから、ひっくり返らなくて本当に良かったと思います。これで今年度の門別開催がすべて終了したため、この後については他場へ遠征するか一旦牧場に戻して休養に充てるか、傷の回復具合も見ながら決めるつもりです」(田中淳司調教師)