*****2歳馬*****

【オーヴェルトゥーレ】

キタジョファームで調整されています。10日現在、引き続き、屋内800mダート坂路2本をハロン19~20秒ペースで乗られています。岡マネージャーは「中間も変わりなく乗り込みを行えています。馬体重の割に身が詰まっている印象ですが、ただ、欲を言えばもうひと回り体が大きくなってほしいですね」とのことでした。10日現在の馬体重は442キロ。

 

【ファインノーブル】

5日にKSトレーニングセンター内ブルーステーブルへ放牧に出ました。11日現在、屋外ダート馬場にてハロン20~22秒のキャンターを2400mと、坂路をハロン17~20秒のキャンターで1本乗られています。岩淵代表は「良いものを持っていますが、まだ芯が入っていない感じですね。緩さもあるので、しっかり乗り込んで基礎体力を付けて行きたいと思います。身体も大きく、脚元に負担が掛かりやすいところもあるので、気を付けながら進めていきます」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

チャンピオンヒルズで調整されています。先週末から時計を入れ始めており、10月11日現在、角馬場で身体をほぐし、トラックコースでキャンター2000mを乗られた後、ハロン18秒程度で坂路1本を乗られ、週2回は坂路で15-15を1本乗られています。吉岡辰弥調教師は「チャンピオンヒルズでも、しっかりと負荷を掛けて調教してもらっており、『もっと時計を詰めても良い位に元気です』と報告が来ていますが、アクシデントが起こっても嫌なので、そこは徐々にと思います。順調に調整出来ています」とのことです。引き続き、11月25日京都、2歳オープン・京都2歳ステークス(GIII)・芝2000mにミルコ・デムーロ騎手での出走を目標にして進めていきます。

 

【ピエサエルモソ】

10月14日(土)新潟・2歳未勝利(ダ1,800m)に川端騎手で出走予定。

11日、加用調教師からは「本日は2歳馬3頭で芝コースに入り、3頭併せの追い切りを行いました。手元の時計では6ハロン79秒5、ラスト12秒7をマークし、状態には変わりなくしっかりと動けていたと思います。減量騎手起用で今週の新潟に向かいます」との連絡が入っている。

 

*****3歳馬*****

【ファントムシーフ】

栗東・西村真幸厩舎で調整されています。来週の出走に向けて、中間は、9日に坂路で調教助手が跨って追い切りが行われ、56.3-40.9-26.3-12.9を馬なりで計時しました。11日現在、CWチップコースにて調教助手が跨って、2頭併せで、100.8-83.5-66.3-49.2-16.4の時計で乗られています。今週の追い切りは12日に行う予定です。騎乗した助手は「今日は速い時計は出さず、向正面からずっと2頭で併せて乗りましたが、良い手応えのまま、掛かる事もなく、先に出す指示を乗り手が馬に伝えればその通りに動きますし、その状態のまま走れと指示を出せば、そのままキープするといった具合に、馬と乗り手がしっかり対話しながら進めることが出来ました。普段はやんちゃ坊主ですが、走ると本当に優等生で、こちらの指示通りに走ってくれるので、これなら距離は克服出来ると改めて感じています。武豊騎手とは、神戸新聞杯の後もしっかりコミュニケーションを取っており、武騎手からは『仕上げに問題はなかったし、自信を持って厩舎で仕上げてもらって構いません。自分が乗ると軽いし、馬も動けてしまうので、それだと本番に向けて十分な負荷にならないので』との事で、今回も本番まで厩舎サイドで進める事になりました。身体はある程度仕上がってきているので、明日どれ位の負荷でやるかは調教師と相談しながらですが、最近は、まるで古馬のような雰囲気を漂わせています。身体、精神面共に前走時より、もう一段、確実にステージが上がりました」とのことです。引き続き、22日京都、3歳オープン・菊花賞(GI)・芝3000mに武豊騎手での出走へ向けて進めていきます。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。6日のレース後も在厩のまま様子を見て、10日から調教を開始しています。米田英世調教師は「当初はレース後、ひと息入れる予定でしたが具合もいいですし疲れもなさそうなので、10月末の開催へ向けて続戦することにしました。なお、この前の2着賞金でB3へ格付けが上がったため、次から相手が強くなりますが、この前の競馬の内容が良かったので、再度左回りの1650mに向かうつもりです」とのことです。今後は、29日、大井競馬10R、B3(二)・ポルックス賞・ダート1650m(左回り)への出走を視野に入れて進めていきます。

 

【ミラクルティアラ】

10月8日・京都・トルマリンS(3歳以上3勝クラス・ダ1,800m・牝)に坂井瑠星騎手で出走し2着。

加用調教師から「レース後も脚もと等に問題は見られません。次走についてですが、京都のダ1,400m、1,800mは間隔が詰まっているので、次の東京のダ1,600m或いは福島のダ1,700m目標で進めたいと思います」との連絡が入っている。

次走は11月5日(日)東京・馬事公苑リニューアルオープン記念(3歳以上3勝クラス・ダ1,600m)、11日(土)福島・奥羽S(3歳以上3勝クラス・ダ1,700m)に向けて調整する。

 

【レッドシュヴェルト】

厩舎周りを引き運動。

尾関調教師「レース後ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。運動中の脚運びは問題なかったですし、気持ちの面が萎えているような感じも見られませんね。飼い葉もこの馬なりに食べていて、そこまで大きなダメージはなさそうです。もう少し様子を見てからにはなるものの、今のところこのまま厩舎に置いて続戦させたいと考えていますよ」

 

【レッドルヴァンシュ】

10月10日レース後コメント(1着)

後藤佑耶調教師「前走と同様に逃げ馬から離れされていたうえに、2着馬にピッタリとマークされる厳しい展開だったのですが、それでも最後までしぶとく粘って押し切ってくれました。離して逃げた3着馬を深追いせずジックリ運び、勝負所からゴールまでしっかり追ってくれたジョッキーの好騎乗も光りましたね。今回も息遣いは相変わらずだったようですが、もし影響が多分に出ているようなら最後は脚が上がっていたはず。そういう意味でも現時点ではあまり気にする必要はないのかもしれません。笠松はレースと調教で絶え間なく馬場を使っていることもあり、直近で内側がかなり掘れていたようで、今開催が始まる前にインコースを中心に砂を足しました。そのせいか今日は全体的に時計が掛かっていて、前の開催に比べると2秒から3秒くらいは要している印象。軽い馬場を得意としている馬は苦戦の傾向にありました。それを思えば時計的にも及第点だと思いますし、何はともあれひとつ勝てたことが大きいですね。どうもありがとうございました。ひとまず上がりの歩様は問題ありませんが、今後については数日ほど引き運動にとどめて様子を見てから決めたいと思います」

 

*****4歳馬*****

【ルピナスリード】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は、8日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せの最内で追い切りが行われ、81.8-67.0-51.9-37.6-12.0を終い重点に追われて計時し、2番手で入線しました。11日には坂路にて調教助手が跨って、60.4-43.1-27.8-13.3の時計で乗られており、今週の追い切りは12日に行う予定です。吉岡調教師は「馬は元気があり過ぎる位で、いい状態で来れていると思います。先週末にしっかりと負荷を掛けましたが、スピード感があってよい動きをしていました。明日は、もうある程度仕上がっている状態ですので、さらっと流す程度で十分だと思っています」とのことです。15日新潟、3歳以上オープン・信越ステークス(L)・ハンデ・芝1400mに富田暁騎手、ハンデ53キロで登録を行う予定です。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで休養中です。引き続き、舎飼されており、今週末にはエコー検査を行う予定です。後藤場長は「中間も変わりありません。馬房から洗い場までの行き帰りで歩様を確認していますが、庇うようなところとないですし、触診も問題ありません。馬体重も500キロ前後で落ち着いてくれています」とのことです。

 

【ダイヤモンドフジ】

宮本調教師から「順調にきていますので、13日の検疫で帰厩させます」との連絡が入った。福島開催の芝1,200mに向けて調整する。

 

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、坂路1本。

坂路 63.9-46.8-30.6-15.3 馬なり

助手「今日は全休明けで、明日(木)追い切る予定になっています。ここまで乗り込んできましたが、馬体は徐々に締まっていいバランスになってきていますよ。どうも今回は気性的に難しい面を見せているので、時計云々より前向きさを引き出すような感じで進めているところです。動けていないわけではないので体調面は問題ないと思うのですが、もともと気性が安定しないところがある馬なので、モンレーヴの気持ちを大事にし、へそを曲げないように気を付けています。明日の追い切りで気持ちがどこまで乗ってくるかですね」

※10月21日(土)東京11R・富士S(G2・芝1600m)を横山和生騎手で予定。

 

*****5歳馬*****

【ワイドアウェイク】

10月9日・京都・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m)に▲川端騎手で出走し11着。

11日、加用調教師から「レース中に心房細動を発症してしまい残念な結果となってしまいました。数を使っている馬なので見えないところで疲労があったのかもしれません。初めてのことですので、いったんグリーンウッドTへ放牧に出してしばらく様子を見てもらうことにします。今後のことは検査の結果や経過に問題が無いかを確認の上で検討していきたいと思います」との連絡が入った。13日にグリーンウッドTへ移動予定。

 

*****6歳馬*****

【レッドエランドール】

角馬場後、坂路1本。

坂路 62.9-47.0-31.1-15.7 馬なり

田中克調教師「入厩後も特に問題ないので、月曜から時計を出し始めています。急に気温が下がってきてどうなるかと思いましたが、今のところは体調も変わらず活気もあって状態は良さそうですよ。前走後に硬さの出ていた右半身も気になりませんし、蹄なども問題なく順調にきています。金曜あたりからペースを上げていくつもりでいますが、体の感じや息遣いを見ても緩んだり重たかったりということもありませんから、やり過ぎない程度に状態を整えていければと考えています。何とか状態面を維持できるように進めていきます」

※10月28日(土)京都10R・御陵S(3歳上3勝クラス・ダ1800m)を予定。