*****2歳馬*****

【ゲンブ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。少し頭が高い走りでハミをきちんと取れないところがありましたが、乗り役の扶助に対しての反応を求めるなど基本的なことを要求することで改善されてきました。乗り込みを継続してきたことで着実に力もつけてきています。よりロスなく走れるような走行フォームを身につけられるよう、意識しながら乗り進めていく考えです。

 

【ジャンヌローサ】

「現在はダートコースでダクとキャンターを4000mのメニューで調整中です。今週から乗り出し軽めのメニューで進めていますが、ハミ受けが良くなく、その影響でバランスが悪く感じます。体力的にもまだまだで、調教後は他の馬に比べて発汗の量が多いところ。この後は坂路調教なども織り交ぜながら、しっかり基礎体力を付けていきたいと考えています」(担当者)

 

【プリドラ】

10月4日(水)に茨城県・ケイツーステーブルに移動しました。

「現在は1時間のウォーキングマシン運動をおこなっています。輸送熱などもなかったことから、入場翌日より軽く動かしています。今のところ大きな問題は見受けられませんが、北海道ではトモに怪我を負ったりしてスムーズに進められなかったようなので、そこは注意しながら見ていきたいと思っています。週明けから徐々にピッチを上げていきます」(担当者)

 

【エルキュール】

「現在は馬場でダクとハッキングを2400mのメニューで調整中です。先週到着した直後は眼が少し充血していたので獣医師に診てもらいましたが、結膜炎とのことでした。すぐに良くなったため今週から乗り出しています。まだ軽めのメニューですが、今週末からピッチを上げていく予定。体調面は問題ないですし、このまま様子を見ながら進めていきます」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。引き続き順調に乗れており、馬体にも段々といい変化が表れてきました。ただ、フラットコースのキャンターだと直線、コーナー関係なくまだ左右に流れてしまうところがあり、体の完成度としてはまだ伸びしろがありそうです。乗りながら体力が増してきた印象を受けるので、このまましっかり負荷を掛けて筋力面の強化を図っていきます。

 

*****3歳馬*****

【パレルモ】

大井12R 錦秋特別(2着)

10月6日、大井競馬12R、C1(一)選抜・錦秋特別・ダート1650mにシャドーロールを着けて出走しました。馬体重は前走からマイナス8キロの457キロ。ゲートは2人掛かりで尾を持ってスタートし、発馬を決めると前に促しつつ7番手で1コーナーへ。向正面では前の6頭の集団の直後につけて追走し、向正面過ぎで外から1番人気馬が上がってきたタイミングで内からスルスルと進出して、4コーナーから直線の入口で馬と馬の間を突いて追われましたが、半ばで外から一気に勝馬に抜け出されてしまい、ラスト100mで2番手に上がり食い下がったものの及ばず、勝馬から0秒4差の2着でした。

笹川翼騎手 レース後コメント

「久々に乗せて頂きましたが、成長していると思います。落ち着きも出てきているし、背中の感じもひと回りパワーアップしています。(最後は間を割ってきましたが)理想を言えば、あまり周りに馬がいない方がこの馬はいいですけど、あのようになってしまいました。今日の競馬の結果だけで言えば、勝馬との差はスムーズさの違いだけです。正直、力の差はそこまでないと思います。組み合わせひとつです。それと、左回りもこなして本当にえらいですね。上手に回っていたので、この後も選択肢のひとつとしてもいいと思います」

米田英世調教師 レース後コメント

「レース前、笹川騎手には左回りの感触だけは伝えて、思い切って乗ってこいとだけ言いました。馬の状態も良かったので、自信はあったんですけど、惜しかったです。元々、他の馬を気にするところがあって、馬群の中で競馬をするのは苦手なタイプで、今日も最後、手応え程は弾けなかったと笹川ジョッキーが言ってましたが、その辺は、やはり影響したのだと思います。対して、勝馬は外を通ってスムーズにストレスなく来たので、その差が出てしまいました。それでも、今日あんな狭いところを突いてこれたのは、馬が成長している証だと思います。この後ですが、暑かった夏場を通して使ってきたので、当初はひと息入れる予定でしたが、体調はいいので、レース後、少し厩舎で様子を見て、放牧に出すか、続戦させるかを判断しようと思います」

 

【マランジュ】

予定どおり本日10月6日(金)に山元TCへ放牧に出ています。こちらでしっかりリフレッシュを図り、立て直していきます。

 

【フェミナフォルテ】

9月30日(土)に坂路コースで4ハロン55.0-40.3-26.4-13.0を単走で馬ナリに追われ、10月5日(木)にはWコースで6ハロンから0.9秒追走して併せ、87.2-71.6-56.5-40.9-12.6を馬ナリに追い切りました。「今週は同クラブの新馬カーマンラインを追走する形で追い切りをおこなっています。私は2歳に乗っていたので後ろからフェミナが来るのを待っていたのですが、5ハロン70秒超の時計だったのですぐに追いついてくると思っていたものの、並び掛けるまでに結構時間が掛かって同入しています。帰厩後はタイミングが合わずになかなか乗れていませんが、春の感じからするともっとビュンと来てもおかしくない馬。横で見ていると少し物足りなく感じるんですよね。ただ、騎乗した琉人は『いい感じできていますよ』と話していましたし、普段乗っているスタッフも『フックラしていて、春より良くなりました』と言っているので、私の見立て違いかもしれません。求めているものが高いからそう感じてしまうのかもしれませんが、順調にはきていて来週の出走には問題ない状態にあると思います。1800mの特別戦を本線に、若手限定戦の2000mも視野に入れつつ、最終的には相手関係などを見ながら出走させる番組を決めるつもりです」(小島茂之調教師)

 

【ドゥラチェレステ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(16~18秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き順調に進められていますし、コンスタントに乗り込みながらも体重が減ることはなく、体調面も良好。昨日伊坂調教師が来場され『来週には戻そうと考えています』と話していました。もういつ声が掛かってもいい状態にあるので、この感じをキープしていきます」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【スノークォーツ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。引き続きコンスタントな乗り込みをおこなっていますが、悪くない感じできています。相変わらず硬さは残っているものの、乗り込む分には支障となっていません。必要であればショックウェーブ治療も考えるつもりですが、今のところ問題はないと思っています」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【エクストラノート】

10月5日(木)にWコースで5ハロンから0.9秒先行して併せ、68.7-53.8-38.9-11.9を馬ナリに追い切りました。「今週の東京・ダ2100m戦も視野に入れていたのですが、まだ少し硬さが残っていますし、月曜日の東京は雨予報。後ろから行く馬なので、前が止まりにくい馬場になるのはプラスではないと考え、来週にスライドすることにしました。10/15(日)新潟・菅名岳特別(ダ1800m・混)に向かう予定ですが、当日は原君が東京競馬場にいるため鞍上を探していたところ、若手で乗れている佐々木君を確保できました。昨年の10月に勝利して以来の新潟戦となるので、力を付けてきた今どんな走りができるか楽しみにしているところ。いい状態で送り出せるよう、しっかり調整していきます」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【アナザートゥルース】

「2日(月)に坂路で追い切り、3ハロン40.4-27.1-13.5の時計を計時。来週10/12(木)門別・オルフェーヴル・プレミアム A1-1(ダ1800m)に向けての本追い切りは、8日(日)におこなう予定です。あくまで目標は次走の道営記念(H1・ダ2000m)ですし、前走から状態をキープしているので、単走でサッと坂路を上げれば出走態勢は整うと思います」(田中淳司調教師)