*****1歳馬*****

【レッドアトラーニ】

馬体重:469キロ

跛行した左前肢の状態を慎重に見極めながら、5時間に渡るサンシャインパドックにおける放牧、ウォーキングマシンによる1時間の運動といったメニューを継続してきました。歩様もだいぶスムーズになってきたことから、通常の放牧地に入っての運動を再開。しかし、再び歩様が悪くなったため四肢の検査をおこなったところ、左前の繋ぎ部分にボーンシストの発症が確認されました。スクリュー固定による処置が検討されており、後日、社台クリニックにて手術をおこなう予定となっています。

 

【ルージュレアリーズ】

馬体重:443キロ

馴致を進めながら、トレッドミル、ウォーキングマシンをおこなってきました。現在は、ロンギ場での乗り運動を続けているところ。身のこなしが柔らかく、とてもスムーズな動きを見せており、今後の成長に注目したい好素材です。バランスの良い立ち姿、胸部の深さ、容量の大きなトモと、馬体面のセールスポイントも豊富。賢く、物覚えが良い点も、競走馬としてのアドバンテージといえるでしょう。母系が強く出ている印象があり、今後の変わり身も本当に楽しみです。

 

【レッドエソール】

馬体重:461キロ

イヤリング厩舎から育成厩舎に移り、馴致の最終段階を迎えたところです。活発で、元気に溢れた若駒。立派な馬格に相応しい、ダイナミックで力強い動きを披露しています。胴伸びがあり、胸部の深み、トモの容量も十分。筋肉量が豊富な逞しい身体付きながら、柔らかさも保持している点が、有力なセールスポイントです。気性は勝ち気ですが、人に対しては素直で、手を焼かせるタイプではありません。7頭しかいないシスキン初年度産駒の一頭。父の名を大いに高める、中身の濃い活躍を期待しています。

 

【ルージュラティーナ】

馬体重:482キロ

昼夜放牧を続けながら、じっくりと馴致を進めていて、厩舎の廊下を使用した集団騎乗歩行などをおこなっています。肉付き良く、毛艶、馬体の張りも上々。良好なコンディションを維持している点は、とても心強い材料です。動きは柔軟で、一本筋が通った力強さも保持しています。放牧地では、上手に仲間たちを引っ張っていく、リーダーシップを発揮。賢さも、有力なセールスポイントといえるでしょう。まもなく、本場へ移動する予定。スケールの大きさを活かしながら、真っ直ぐに成長することを期待しています。

 

*****2歳馬*****

【ファインノーブル】

9月29日にゲート試験に合格しました。

 

【ゲンブ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。先週に引き続き追い切りを織り交ぜて乗り進めているところです。ペースが上がっていくなかで苦しくなると顎が上がってくる場面が見られるため、その辺りの我慢がきくようになってくればトモの蹴りももっと強くなってくるでしょう。この後も坂路主体に鍛えていく方針です。

 

【ジャンヌローサ】

本日29日(金)に茨城県・ジェットレーシング(ミッドウェイファーム内)に移動しました。

「無事に到着し、その後馬体チェックをおこないましたが輸送熱などを含めて、今のところ何も異常は見られません。今週いっぱいは楽をさせて、来週から乗り出そうと考えているところ。様子を見ながら進めていくつもりです」(担当者)

 

【プリドラ】

この後は美浦近郊の育成場で調整することになり、本日29日(金)にワンクッションで福島県・ノルマンディーファーム小野町に移動しています。

輸送熱なども見られないことから、明日よりウォーキングマシンの運動で調整していく予定。問題ないようなら来週には美浦近郊に移動予定なので、タイミングを見てトレッドミルの運動に移行させるつもりです。

 

【エルキュール】

本日29日(金)に茨城県・NSRに移動しました。

「無事に到着し、その後馬体チェックをおこないましたが輸送熱などを含めて、今のところ何も異常は見られません。早速明日から乗り出そうと考えているところ。様子を見ながらピッチを上げていくつもりです」(担当者)

 

【スノーディーヴァ】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。馬場入りの際にはうるさい一面を見せたりもしますが、この中間もメニューを順調に消化しており、走り出すと比較的真面目に調教に取り組むことができています。馬体重は減っているものの、飼い葉食いは良好で見た目にも細くは見えないため、引き続きしっかり負荷を掛けながら乗り込んでいきます。

 

【レッドアトレーヴ】

馬体重:492キロ

この中間は坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1~2本のメニューで連日乗り込んでいます。週2回は15-15や15-16を消化しており、徐々に負荷を強めているところ。引き続き馬体や脚元に問題なく、順調に調教をこなすことができていることは何よりと言えるでしょう。あとはもう本数を重ねていくだけといったところで、内地への移動を視野に入れて引き続き入念に乗り込んでいくつもりです。

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:508キロ

この中間も引き続き坂路主体のメニュー構成でトレーニングをおこなっています。ハロン15~16秒ペースを基本に、週に2回は14-14を消化。ハロン14秒ペースでの登坂本数を増やすなど、順調に調教負荷を高めることができています。まだ動かされているといった印象で、前向きさといった点には変化が求められるところですが、馬体は増加傾向を示すなど体調面は良好です。まだ具体的なスケジュールこそ決まっていませんが、もう一段階のペースアップも視野に入れつつ、ノーザンファームしがらきへの移動を見据えてアクシデントには注意しながら入念に乗り込んでいければと考えています。

 

【ルージュルリアン】

担当スタッフ「蹄鉄を外して、この中間もウォーキングマシンでの運動をおこなっています。日によって浮腫みが出るのは変わりませんが、ケアをしながら休まずにメニューを継続することができています。精神状態に気になるところはなく、飼い葉の食いも良好。まだまだ我慢の調整が続きますが、特に脚元については小さな変化も見逃さないように引き続き注意していきます。馬体重は499キロ」

 

【レッドクレメンス】

馬体重:491キロ

週3回の坂路調教をおこなっており、現在は3ハロン45~42秒ペースを基本とした乗り込み、また周回ウッドコースでのキャンターも併行しておこなっています。コンスタントに速めも乗ってきていますが、この中間も蹄の状態に異常は見られず、不安点を確認することはできません。ただ、爪質もあり落鉄をしやすいところはあるので、その点は引き続き注意して進めていきます。気候が良くなり馬自身のコンディションも上向き。爪を含む脚元や体調面に気になる点はありませんので、強めの追い切りをメニューに組み込みながら態勢を整えていきます。

 

*****3歳馬*****

【マランジュ】

今週10月1日(日)阪神6R・芝1600m戦に高倉騎手54kgで出走が確定しています。このレースは、16頭立てになりました。

 

今週10月1日(日)阪神6R・芝1600m戦への出走も検討していきます。騎手は調整中です。想定時点では、フルゲート18頭のところに出走表明馬は14頭です。

先週末は23日(土)と24日(日)は坂路コースで、15-15のところを連日乗ってみましたが、脚元の状態は安定しています。また、きょう27日(水)も坂路コースで追い切って、半マイル56.7-40.8-27.2-13.8秒を馬なりでマークしました。追い切りの動きに余裕がありましたし、脚元も今のところ問題なく、あす28日(木)の状態に変わりなければ出馬投票をおこなう方針です。

田中調教師は「脚元は治療の効果もあって気にならないほど回復しています。いったん臨戦態勢を整えたあとにほとんど休んでいませんので、出走できる態勢にあります。あす(木)も再度確認して出馬投票するつもりです」とコメントしていました。

 

【フェミナフォルテ】

27日(水)にWコースで6ハロンから1.3秒先行して併せ、84.5-67.7-53.1-38.4-12.1を馬ナリに追い切りました。「この中間も概ね順調にきています。今週の追い切りは琉人を背に、年長馬2頭を先行する形。外々を回る形でしたが、最後まで前を譲らず再先着でゴールしています。まだ余裕のある手応えでしたし、レース2週前と考えるといい動きでしたよ。状態に関しては着実に良くなっていますね。ただ、飼い葉食いはまだ安定せず、夕方の飼い葉はかなり残していたところ。夜は何とか食べていましたし、そこが安定するようになればもっと体重増が期待できると思うんですけどね。体を細く見せてはいないのでそこまで悲観してはいないのですが、少しでも増やせるように注意しながら進めていきます」(小島茂之調教師)

 

【ドゥラチェレステ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(16~18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込めていて、蓄積度合いが高まっています。昨日伊坂調教師が来場し『4回福島開催(11/04~)を目標とすることにし、そう遠くないうちに帰厩させようと思っています』と話していました。声が掛かるまでしっかり乗り込んでいきます」(担当者)

 

【レッドシュヴェルト】

厩舎周りを引き運動。

助手「昨日(水)追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。運動中の脚運びは気にならなかったですし、うるさい面を見せることなく稽古に取り組めていましたね。与えた飼い葉もしっかり食べており、コンディションは良さそうです。今のところ不安なく進められていますよ」

 

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「レース後は引き運動にとどめて様子を見ていますが、馬体や脚元に気になるところはありませんし、疲れた様子も見せていないので、次走に向けて進めていける状態にあると言えるでしょう。明日(土)から騎乗運動を再開する予定で、数日乗ってみて問題なければ中1週で次の笠松開催(10月10日~13日)に向かおうと思っています。番組が発表されて出走レースが判明してから追い切りのスケジュールを決めるつもりですが、中1週と間隔が詰まりますし、前走である程度仕上がっていたことからも、速い時計はもう必要ないでしょう。レース後にもお伝えしたように次開催からC級に格付けされて古馬と一緒に走ることになりますが、前走の走破時計からも前回の勝ち馬のような抜けた存在がいなければ十分チャンスはあるはず。巻き返すことができるように調整を進めていきます」

 

*****4歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「昨日は坂路で動かしたので、今日は北馬場で軽めに乗って調整しました。うるさい面は見せていなかったですし、こちらの指示に従順に動いてくれたと思います。バランスもしっかりしており、平常心で稽古に取り組めているのは何よりですね。この後も更に乗り込みを進め、いい状態に仕上げていきたいと思います」

 

【ルージュエクレール】

厩舎周りを引き運動。

萩原調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。出掛けの歩様は問題なかったですし、覇気も十分。飼い葉食いも良好で、馬体重は433kキロと先週から変わりなくきていますよ。今回は初めての中山コースとなりますが、軽ハンデを生かして新味を見せて欲しいところです」

※9月30日(土)中山11R・秋風S(3歳上3勝クラス・芝1600m)に菅原明良騎手で出走します。

 

*****5歳馬*****

【スノークォーツ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。引き続き先週同様のメニューで進めていますが、今週は平行線の状態といったところ。大分涼しくなってきたのですが、考えていた以上には上がってきていないんですよね。まだ硬さも抜け切れていませんし、このまま良化を促していきます」(担当者)

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「コンスタントに速めを消化しており、先週末は坂路で3ハロン40.4-13.8のタイム。中間は15-15にとどめて、今週末も3ハロン40秒ほどのところを予定しています。爪、背腰の状態ともに良好で、動きを見ても具合の良さが伝わってきます。他力本願なところのある馬なので、競馬は展開や馬場状態、それに出走メンバーなどいろいろと噛み合えばというところはありますけど、目標の福島へ向けて着々と準備は進んでいます。再来週あたりのトレセン帰厩になるのかなと思いますので、本数を重ねながら態勢を整えていきますよ。馬体重は490キロ。見た目もいい感じです」

 

*****6歳馬*****

【エクストラノート】

28日(木)にWコースで5ハロン71.1-55.0-40.1-12.7を単走で馬ナリに追い切りました。「昨日、前走後初めての時計を出しています。うちの水沼を背にウッドコースで軽めに追い切っていますが、夏の福島からずっと在厩で進めているので少し硬さが感じられる状況。悪い感じというわけでは決してないのですが、この状態で少し長そうな2100mを走らせるかどうかは少し迷うところです。一応特別登録はおこない、出走できるようには進めていくつもりですが、もう1週後の実績ある新潟・ダ1800m戦に行くのがベターという感じもしています。まずは馬の状態を第一優先に、相手関係なども見ながら最終的な判断をしたいと思っています」(加藤和宏調教師)

 

【レッドエランドール】

馬体重:502キロ

連日周回コースと坂路で乗り込んでいますが、先週土曜日に坂路で4ハロン58秒を切る時計を出した後に両トモの筋肉に硬さが出たため、その日のうちにショックウェーブ治療を施しました。その後は歩様などに違和感もなく、今週火曜日にも坂路でしっかり負荷を掛けたところです。気温差が大きくなってきましたが、その中でも馬体の張り、毛ヅヤともに良好。体調面は崩れていないことから次走を10月28日(土)京都・御陵ステークス(ダ1800m)に定めたところで、来週中には栗東・田中克典厩舎に帰厩する予定です。

 

*****8歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:536キロ

周回コースでダク500m、キャンター1000mをハロン20秒ペースで1本、17-16のペースで1本といったメニューで進めています。本数を増やしていますが、リズム良く走れていますし、気合の乗りもいいですね。脚元も問題ありません。乗り込みながらコンディションは上向きを示してくれていますので、本数は2本のままで、来週はペースアップをと考えているところです。

 

*****9歳馬*****

【アナザートゥルース】

「次走目標の10/12(木)門別・オルフェーヴル・プレミアム A1-1(ダ1800m)に向けて25日(月)から追い切りを再開し、坂路で3ハロン41.8-28.2-14.3を計時しています。変わりなく順調にきていますし、目標1週前となる来週はもう少し時計を詰める予定です。道営記念へ向けて弾みをつける意味でも、転入3連勝を飾りたいと考えています」(田中淳司調教師)