*****2歳馬*****

【ファインノーブル】

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。20日にゲート試験を受験しましたが、残念ながら不合格となりました。尾関知人調教師は「練習ではそれなりに出られていたので、試しに黛弘人騎手に乗ってもらい試験を受けました。1本目は入り、駐立ともに問題なく、出も最初の頃と比べると出られていましたが、2本目でゲート入りを渋り、時間もかなりかかってしまい、2本目は発馬までやらずに不合格となりました。まだ扉の音にもビックリしていますし、練習が必要ですね。無理せずに進めて行きたいと思います」とのことでした。

 

美浦・尾関知人厩舎で調整されています。中間もゲート練習を中心に進められています。尾関知人調教師は「今日も角馬場で運動した後にゲート練習を行いました。今日はゲートの入りも慎重な感じで、初めて音出しをしてゲートの扉を開けましたが、発進もゆっくりで、元々の性格である敏感なところが出ていました。先週の感じでは、今日の練習次第では今週中に試験を受けることも考えていましたが、今日の感じを見ると、焦らず慎重に進めた方が良さそうです」とのことでした。

 

【ディスペランツァ】

18日のレース後も馬体に異常はなく、栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。20日現在、レースの疲れを考慮して厩舎周りの曳き運動が行われており、22日にチャンピオンヒルズに移動する予定です。吉岡調教師は「レース後も見た目は変わらずで、まだまだ体力的に余裕がありそうな雰囲気ですが、さすがにゲート試験に合格してから、そのまま小倉でデビューして、さらにもう1戦続戦したので、ここでひと息入れたいと思います。次走については未定ですが、改めてデムーロ騎手と話したところ、上のクラスに行ってペースが上がった時に2000mに対応できるか、そこはちょっと気になると話していました。デムーロ騎手の意見も踏まえながら色々なことを参考にして検討し、次走を決めていきたいと思います」とのことでした。

 

M.デムーロ騎手 レース後コメント

「厩舎サイドから少しズブい面があると聞いていましたが、スタートは出ますし、操作性が凄く良くて、道中は自ら進んでくれました。仕掛けたら凄い脚を使ってくれました。まだ、幼くて物見などもありますが、とても良い馬です。距離は今はフワフワして走ってるから2000mを持ちますが、ピリっとして来たら、もう少し短い方が良いかもしれません」

 

14日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、55.6-39.6-25.3-12.3をほぼ馬なりで計時し、併せた相手に遅れています。騎乗した田嶋助手は「相手に先着されましたが、いい手応えで駆け上がれていましたよ。ちょっとのんびり屋さんのところはありますが、乗り手に素直で指示通りに動けるタイプです。鞍上が何もしないと、そのままフワッと走ってきてしまいますが、道中ちゃんとハミを噛ませていけば、いい手応えで直線まで回って来れると思います」とのことで、吉岡辰弥調教師は「予定していた馬が他の番組に回ることになったとの事で、鞍上は予定を変更せず、デムーロ騎手で行ける事になりました。状態は前走よりさらに良くなっていると思います」とのことです。18日阪神、混合、2歳未勝利・芝2000mにミルコ・デムーロ騎手で登録する予定です。

 

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は9日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、51.7-37.1-24.2-12.3を一杯に追われて計時し、併せた相手に遅れました。13日現在、調教助手が跨って、坂路で62.7-45.6-29.4-14.5の時計で乗られており、今週の追い切りは14日に行う予定です。騎乗した田嶋助手は「先週末の追い切りは動いてくれましたね。体重も520キロ台で推移しており、デビュー戦の頃より10キロほど身体が絞れています。見た目はそれほど変わりはないように映りますが、使った分の上積みがありそうなのは跨っていて感じました。明日はそこまで時計は出さないと思いますが、しっかりとレースに向けて負荷を掛けたいと思います。なお、吉岡調教師が出張中のため、まだ詳細は分からないのですが、お願いしていたデムーロ騎手が他馬に騎乗する事になるかもしれません。その場合は角田大河騎手で登録する事になります」とのことです。引き続き、18日阪神、混合、2歳未勝利・芝2000mに登録を行う予定ですが、鞍上については当初予定のミルコ・デムーロ騎手から変更になる可能性があります。

 

【オーヴェルトゥーレ】

キタジョファームで調整されています。中間はややペースを上げており、19日現在、屋内800mダート坂路2本をハロン19~20秒ペースで乗られています。岡マネージャーは「中間も日に2本、800m坂路を上がっており、疲れから張りが出た左前脚についてもその後も変わりなかったので、今週からはキャンターのペースを少し上げています。ペースを上げた後も左前に張りが出るようなことはなく、このまま進めていけそうです」とのことでした。

 

キタジョファームで調整されています。12日現在、引き続いて屋内800mダート坂路2本をハロン21~22秒ペースで乗られています。岡マネージャーは「中間、若干ですが左前脚に恐らく疲れから来る張り感が見られましたが、調教は休ませることなく乗り進めています。念のため獣医にも確認してもらい、このまま進めて大丈夫とのことでした。ただ、もう少し現状のペースで様子をみていきます」とのことでした。

 

【アンデスビエント】

9月15日にノーザンファームしがらきへ移動。

移動後の状態を確認後、18日に喉頭蓋エントラップメントの手術を行い無事に終了している。

20日、担当者の話では「異常のあった箇所はきれいに切除し、今のところ術後に問題は無く、吸入を行いながら経過を見ています。すでに常歩でのトレッドミル調整は開始しており、術後1週間の内視鏡検査で問題が無ければ徐々に次のステップへと進めていくことになると思います。今後も吸入治療を継続し、定期的な検査を行いながら進めます。また、ソエの症状も見られるということですので、脚もともしっかりケアをしていきます」とのこと。

 

9月10日・阪神・2歳未勝利(ダ1,800m)に出走し見事優勝。

12日、西園調教師から「デビュー戦では気にならなかったのですが、今回のレース後に鞍上から『ノドの音が気になった』という話がありましたので、栗東の診療所でノドの内視鏡検査を行いました。検査の結果『喉頭蓋エントラップメントの症状が見られる』という診断で、ノドの手術を勧められました。一般的には手術を行うことで治りは良いと言われていますし、完治すれば競走能力に影響は出ないものと思われます。勝ち上がってくれたこのタイミングで手術を行い、しっかり休ませて完治を待ちたいと思います」との連絡が入った。15日にノーザンファームしがらきへ放牧に出て、移動後の状態を確認後に手術を行う予定。

 

【ピエサエルモソ】

9月24日(日)阪神・2歳未勝利(ダ1,400m)に▲田口騎手で出走予定。

20日、加用調教師からは「この中間も順調で、今日はCWでのコース追いを行いました。6ハロン83秒7でラスト12秒2をマークし、単走でしたが良い感じで動けていたと思います」との連絡が入っている。

 

この中間も順調。

9月13日、加用調教師からは「変わりなく順調で、本日は坂路で4ハロン55秒7、ラスト12秒8の時計を出しました。次走についてですが、1,800mになると少し長い気もしますので、1,400mを使ってみようと思います。このまま問題が無ければ来週の阪神・ダ1,400mに向かいます」との連絡が入っている。

9月24日(日)阪神・2歳未勝利(ダ1,400m)に向けて調整する。

 

【サミアド】

20日、竹内調教師から「9月下旬に入りましたが、まだ厳しい暑さがなかなか収まりません。調教が遅い時間帯に息遣いが乱れる時があり、暑さに弱いタイプかもしれません。今週後半から気温も徐々に下がってくるみたいですので、馬も楽になってくると思います。現況は、東京開催1週目を目標に調整を進めています」との連絡があった。

 

13日、竹内調教師から「レース後も脚もとや馬体に気になる箇所はなく、飼い喰いも安定しています。テンション面も変わらず保てていますので、東京開催1週目のダ1,400㍍へ続戦予定です。調教では動けていましたが、競馬を走り切る体力が不足していたのかもしれません。次走までにしっかりと乗り込んでいきます」との連絡があった。

 

【レッドアトレーヴ】

この中間は坂路中心の乗り込みで、ハロン15~16秒ペースのキャンター1~2本のメニューを週4~5回が基本。様子を見ながら周回コースでのキャンター2500mやトレッドミル調整も織り交ぜて進めています。乗り込みを継続していますが、馬体や脚元に特に問題はなく、順調に調教を消化できているのは何より。シルエットにはメリハリが出てきて、馬体は引き締まってきた印象です。今後はさらなるペースアップを図っていく予定で、移動を見据えて徐々に態勢を整えていければと考えています。

 

【レッドエヴァンス】

この中間も坂路主体の調整。ハロン15~16秒ペースを基本に、週に1回は14-14を消化するなどコンスタントに乗り込んでいます。まだ自分からグイグイというような前進気勢といった部分には物足りなさを感じますが、調教本数を重ねても馬体は減るどころか増加傾向にあり、それでいて締まりのある体つき。ちょうど身体が成長している時期のようで、だいぶ見映えのする馬体となってきました。遅生まれということもあってまだまだ変わり身が見込めそうで、今後の成長が楽しみな一頭です。9月末~10月上旬頃の本州移動を視野に、引き続き入念に乗り込んでいきます。

 

【ルージュルリアン】

担当スタッフ「入場時488キロの馬体重は、この1週間で492キロに。入場からここまでウォーキングマシンのみの運動なので飼葉量は調整していますが、馬体のハリやツヤといったものは上々で体調面に不安はありません。馬房内でも大人しく過ごすことができているように、精神状態が安定しているのもいいですね。こちらでも入場後にエコー検査をおこなって患部の状態確認をしていますが、お伝えしております通り3ヶ月はマシン運動のみで回復を図っていくことになります。定期的にチェックをしながら慎重に運動を進めていくことはもちろんですが、精神面についてもストレスを溜めないようケアしながら上手く調整していきたいと思っています」

 

【レッドクレメンス】

暑さの厳しい時期は、長時間の騎乗を控えるようにしていました。ようやく暑さも峠を越した印象ですので、現在は週3回の坂路調教で、そのうち1回は登坂後に周回ウッドコースでのハッキングキャンターを乗る、乳酸除去を目的としたトレーニングにも取り組んでいます。ハロン15~14秒ペースの乗り込みを重ねて下地は整ってきた感がありますので、これから本格的な追い切りを開始していきたいと考えています。強めのメニューを消化しながら、無理のない形で身体を絞っていく必要もありそうです。

 

【ゲンブ】

現在は馬場1周と坂路2本(16~18秒ペース)のメニューで調整しています。先週、馬場状態を考慮して坂路主体に切り替えましたが、騎乗者の感触としても現状のフォームだと坂路で背腰を鍛えてから周回コースへ行く方がいいだろうとのことで先週同様のメニューを継続中です。馬体に対しての筋肉量が不足していることもあって、フラットコースでのバランスを保ちきれないのが見て取れます。坂路では16秒あたりまでペースを上げていますが、問題なく走れているので、この後の馬体の成長を見つつ今後の予定を立てていくつもりです。

 

【スノーディーヴァ】

現在は馬場2周と坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。輸送の疲れ、左トモ球節の腫れの心配もないことから、11日(月)より騎乗を開始しました。初日は馬装の段階から落ち着かない様子で、馬場に出てからも終始ソワソワしていましたが、2日目、3日目と進めていくなかで段々と落ち着いてきました。周回コース、坂路コースともに物見が多くまだ集中できていない部分はあるものの、徐々に慣れてくると思うので、まずは体力強化を図りながらメニューを組んでいく予定です。

 

【ジャンヌローサ】

現在は坂路2~3本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も質・量ともに十分な調教を消化しており、脚元も特に問題ありません。馬体にはメリハリが出てきた印象を受けますし、体高はやや見劣るものの、重心の低い走りは見ていて好感が持てます。なお、早ければ来週末にも本州の育成場へ移動する予定です。

 

【プリドラ】

現在は坂路2本(上限18~20秒ペース)のメニューで調整しています。左飛節付近の腫れは完全に引いてはいないものの、調教に支障のないレベルまで回復しているため、この中間より騎乗を再開しました。馬体は随分と立派になり、多少緩みが感じられますが、調教のピッチを上げていけば徐々に絞れてくるでしょう。引き続き患部へのケアを施しながら焦らずに乗り込んでいきます。

 

【エルキュール】

現在は馬場3周と坂路1本もしくは坂路3本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。距離を乗る調教を積んでいることもあり、体力面は以前よりも強化されてきたようですし、調教には変わらずリラックスした様子で取り組んでいます。なお、早ければ来週末にも本州の育成場へ移動する予定ですが、輸送前にテンションを上げたくはないため、こちらにいる間は現状メニューで進める予定です。

 

【レーヌルネサンスの21】

現在は坂路2本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。騎乗を開始してやや馬体を減らしたことから、しばらくはジックリと進められていましたが、飼い葉食いは安定していて見た目にも随分とフックラしてきました。精神的にピリピリした雰囲気もなく、しばらく楽をさせたことで心身のリフレッシュは図れたようです。このまま徐々に負荷を強めていく予定です。

 

*****3歳馬*****

【マランジュ】

この中間は騎乗調教を再開して、脚元を確認しながらキャンター調教を進めています。今日も軽めのキャンターで動かしており、ここまで脚元は安定しています。今週中に追い切りをおこなってみて、その動きとその後の状態を確認しながら具体的な出走レースを検討していきます。

 

心配の残る右前肢の蹄の症状は、蹄掌部分を気にしていましたが、治療を続けながら回復傾向にあり、きょう13日(水)から運動をはじめています。このまま歩様に問題がなければ今週中には騎乗調教を再開してみる予定で、出走へ向けて進めていけそうです。

 

【ファントムシーフ】

21日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、53.3-38.1-24.1-11.7を一杯に追われて計時しています。騎乗した助手は「今朝は最後の2ハロンだけ追い出すかたちの追い切りで、予定通りの内容だったと思います。追い出すと、上体が少し上がり、その分、両前脚がさらに前に出て地面をグッと掻き込むような感じでした。以前は、前の掻き込む動きに対して少し後駆が追い付いてないような印象でしたが、今朝はしっかりとトモを踏み込んでおり、加速する際の原動力となる確かな推進力が伝わって来ました。今朝は雨が降って重たい馬場でしたが、それも関係なく力強い動きで、最後もしっかり伸びてくれて、乗っていて、とても気持ちの良い動きでした。身体はまだ成長すると思いますが、以前よりもトモに厚みが出て、自信をもって送り出せる状態だと思います。例えば道中フワっと走らせて、勝負処でいきなりトップギアに入れて加速する瞬発力勝負だと分が悪いですが、徐々に加速してトップスピードに乗せていくような走りなら、素晴らしいレースをしてくれる筈です。そういう意味では、スタートから出して行って、最後までそのまま押し切るような競馬がやはり理想だと思います」とのことでした。

 

栗東・西村真幸厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、18日には坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、57.5-42.3-27.6-13.7を馬なりで計時しました。20日現在、CWチップコースにて調教助手が跨って、95.2-79.8-63.9-47.3-15.7の時計で乗られており、今週の追い切りは21日に行う予定です。騎乗した助手は「先週の1週前追い切りは、並びかけるまでも、そして並びかけてからも手応えは抜群で、しっかりと折り合いもついて、追い出してからの反応も素晴らしかったです。そのままの状態を維持しながら、先週末は坂路で、そして今朝はCWチップコースで乗りましたが、キャンターに移行すると、伸びのあるフットワークで加速して走れています。中間はゲートもしっかり出てくれていますし、良い状態だと思います。明日の最終追い切りは終い重点で、キレの確認をする位で十分だと考えています」とのことです。24日阪神、3歳オープン・神戸新聞杯(GII)・芝2400mに武豊騎手で登録を行う予定です。

 

栗東・西村真幸厩舎で調整されています。来週の出走に向けて、先週は10日にCWチップコースにて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、88.1-72.1-56.6-41.3-13.4を馬なりで計時し、併せた相手に遅れました。今週は、13日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せの最内で追い切りが行われ、80.4-65.7-51.0-36.3-11.2を一杯に追われて計時し、併せた2頭に先着しています。騎乗した助手は「最近はトモに丸みがだいぶ出てパンとしてきました。馬体が、まだ出来ていない状況でも、ファントムシーフは走れて、時計も出せてしまう馬ですが、今日はしっかりと速いペースの中で踏み込みながら、最後まで伸びてきました。状態は上がってきたと感じます。先週の課題だった手前も、左手前のまま最後まで走り切ってこの時計なので、本来のこの馬の走りが出来ている証拠だと思います。追い切り後の息遣いを確認しても、もうあと1~2段階は状態を上げていけそうだと思います。今日の追い切りはしっかり負荷を掛けたので、来週はさらに状態が良くなると思います」とのことです。24日阪神、3歳オープン・神戸新聞杯(GII)・芝2400mに武豊騎手での出走を予定しています。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。9月20日現在、走路と1400m内馬場を日替わりで使ってキャンター調整されています。米田英世調教師は「この前の競馬で立ち上がってしまったため主催者側より発走指定を受けたので、先週、朝の攻め馬の時に競馬場の係員にゲートの入りを見せて指定は解除されました。2回とも馬は落ち着いてスムーズで、やはり前回は隣の馬が煩かったという外的要因が大きかったのだと思います。中間も特に大きく変わった様子はないですが、普段の攻め馬の際、他の馬を交わそうとした時にハミをグッと噛んで力み加減になるように、在厩期間が長くなり始めて精神的にピリピリしているのを感じます。なお、次走について、1400mも考えましたが、概定を見ると、次開催は左回りの特別戦がC1に組まれる予定になっています。普段の攻め馬の様子を見える限り、どちらかと言うと右回りの方が動きの良い馬ですが、大井の左回り1650mは外回りコースで、その分バンクも緩いのでこなせるかなと思い、次はそちらに登録するつもりで進めていきます」とのことです。今後は10月6日大井、C1選定馬・錦秋特別・ダート1650m(左回り)への出走を視野に入れて進めていく予定です。

 

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。7日のレース後も状態に大きく変わりはなく、11日から調教を開始しています。米田英世調教師は「レース後、特にひどい疲れが見られたり、飼葉食いが落ちたりということはないですが、先週の競馬では、隣の馬が煩かったということがあったとは言え、ゲートで立ち上がったところを見ると、徐々に疲労が溜まりはじめているように思います。この後ですが、9月17日からの開催は予定通りスキップして、身体を絞りながら10月最初の大井開催へ向かい、そこを使ってから短期放牧に出すことを考えています。それと、相手関係次第では、10月最初の大井開催に1400mが組まれたら、そちらを使う事も検討したいと思います」とのことでした。

 

【ミラクルティアラ】

14日、加用調教師は「本日、角馬場調整の後に坂路で普通キャンターの調整を行っています。暑い時期の北海道からの輸送後になりますので、馬体回復を優先したメニューを行っています。すぐに仕上がるタイプの馬ですから、直前にピシッと乗って態勢を整えるつもりです」とのこと。

10月8日(日)東京・赤富士S(3歳以上3勝クラス・ダ1,600m・ハンデ)、8日(日)京都・トルマリンS(ダ1,800m・牝馬限定)に向けて調整予定。

 

9月9日に栗東TCへ無事に到着。

13日、加用調教師からは「こちらに来てからも問題は無く、レースに向けて徐々に進めて行こうと思っています。東京・ダ1,600m目標でと考えているのですが、ここはメンバーが揃いそうな気もするので、京都の牝馬限定にも登録をしておき、メンバー次第で決めることにします」との連絡が入っている。

10月8日(日)東京・赤富士S(3歳以上3勝クラス・ダ1,600m・ハンデ)、8日(日)京都・トルマリンS(ダ1,800m・牝馬限定)に向けて調整予定。

 

【レッドシュヴェルト】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

レッドシュヴェルト 67.1-52.3-38.1-24.5-11.8 馬なり

リアレスト     66.3-51.6-37.8-24.4-11.9 馬なり

助手「今日はウッドで追い切りました。2歳馬の誘導役も兼ねてシュヴェルトが前で受ける形でしたが、走りのリズムは良かったですし、道中もコントロールも利いていましたね。最後も持ったままの手応えで追えば一気に伸びそうでした。月曜日に脚慣らし程度の追い切りをおこなっていますが、帰厩して本格的に時計を出すのは今日が実質初めだった割にはいい動きだったと思います。10月9日(月)東京8R(芝1400m)に戸崎騎手で向かう予定で、この後も入念に乗り込んでいきながら出走態勢を整えていきますよ」

※10月9日(月)東京8R・3歳上1勝クラス(芝1400m)を戸崎圭太騎手で予定。

 

角馬場運動後、Bコース1周。

助手「先週金曜日に帰厩し、今日は角馬場とBコースで軽めに乗って調整しました。体全体をしっかり使って走っていて、気持ちも入っていましたね。これから追い切りを開始し、コンディションを整えていきたいと思います」

 

昨日(木)の朝に北海道から移動してきました。入場時のチェックでは輸送熱もなく、歩様もスムーズで馬体や脚元に異常はありませんでした。与えた飼葉もちゃんと食べてくれています。本日(金)の検疫で美浦トレセン・尾関知人厩舎に帰厩しましたが、上々のコンディションで送り出すことができたかと思います。

 

【レッドルヴァンシュ】

後藤佑耶調教師「今週の月曜日に格上の馬(B級格付)と併せ馬を消化しました。終い一杯に追って時計は(半マイル)54.3-39.1-13.1。今回は舌を縛ってみたのですが、相変わらず喉は鳴っていたようで…。それでも相手が持ったままだったとはいえ、最後までしぶとく食い下がっていました。本当に苦しかったら追走もままならなかったはずで、そういう意味では及第点を与えられる内容だったのではないでしょうか。普段は1100mの馬場をダクで1周、キャンターで2周というメニューで、キャンターはハロン18秒ペースでコンスタントに乗り込んでいます。今週末か週明けに15-15程度のところをサッと流し、番組が確定した後にレースから逆算して本追い切りを消化する予定。9月26日(火)~29日(金)の笠松開催での出走に向けて態勢を整えていきます」

 

【フェミナフォルテ】

チェスナットファーム阿見TCで調整され、12日(火)に帰厩しました。

14日(木)にPコースで5ハロン77.9-61.2-45.9-14.7を単走で馬ナリに追い切りました。「育成場からは体重が増えてフックラと見せていると報告を受けていましたし、新潟開催を目標にしたいので、厩舎でじっくり進めるべく今週こちらに戻しています。トレセンに入るとどうしても体重を減らしてしまうのですが、見た目にはやはりフックラと見せていて、リフレッシュが図れたなという印象。昨日からポリトラックコースで時計を出し始めましたが、まずは気分良く走らせることを意識しました。まだ成長しそうな雰囲気はあるものの、休養期間で少し成長した跡が見えますね。このまま徐々に負荷を強めていきます」(小島茂之調教師)

 

【ドゥラチェレステ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。入場時は460kgと、レース体重より12kg減っていましたが、すぐに戻ってくれました。昨日伊坂調教師が来場し『あと2週間くらいで戻し、新潟か福島開催で出走させたいと思っています』と話していました。まだ成長途上ですし、育成が遅れた分ベースが低いですが、それだけ伸びしろもあると思うのでしっかり進めていきます。送り出しに向けてこのままピッチを上げていきます」(担当者)

 

【ウィズアットダンス】

9日(土)に北海道・オカダスタッドへ移動しました。

現在は舎飼されています。輸送熱などの異常もなく、無事到着しています。馬運車から降りたときは少しカリカリした様子が見られたものの、馬房へ移動してからは落ち着いた雰囲気で過ごしており、初めての環境にもすぐに慣れたようです。

 

【スマラグドス】

9月5日よりグリーンウッドTで調整中。

担当者の話では「大きなダメージも見られず、すでに馬場コース4000mと坂路1本17-17中心の調整を開始し、今週から15-15も乗り出しました。このまま進めて行けそうです」とのこと。現在の馬体重は481キロ。