*****1歳馬*****
【ルージュラティーナ】
馬体重:470キロ
馬体にゆとりを持たせることも意識しながら、昼夜放牧を継続しています。また、初期馴致も進めていて、サイドレーンを装着してのウォーキングマシン、厩舎棟の廊下を使用した騎乗歩行などをおこなっています。馬格があり、胸部、トモの厚みも十分ですが、重苦しいところはなく、しなやかさも感じる、伸びやかな動きを見せています。決して勝ち気なタイプではないのですが、仲間たちからの信望が厚く、優れたリーダーシップを発揮しています。奥も深そうで、今後の成長が楽しみな素質馬です。
【レッドエソール】
馬体重:455キロ
成長を促しながら、昼夜放牧を継続中。背慣らし、鞍付けなど、初期馴致も進めています。この時期ですし、当然、緩さも残していますが、身のこなしが柔らかく、スイスイと伸びてくる動きを披露しています。気性は穏やかで、常に落ち着きを保っている若駒。経験の浅いスタッフでも、問題なく扱うことが出来ています。骨量豊かで、肉付きが良い、バランスに優れた馬体の素晴らしさも、有力なセールスポイント。飼い葉喰い良く、体調も万全で、今後のステップも順調に踏んでいけると見ています。
【ルージュレアリーズ】
馬体重:437キロ
8月23日にノーザンファームイヤリングから当場へ移動してきました。この後は、馴致を完了させ、ロンギ場での乗り運動に入っていく予定ですが、現時点での身のこなしを見ると、しなやかというよりは、力強さに優れたタイプという印象を受けています。また、飛節の伸びが良く、いかにもスピード能力が高そうです。大人しく、素直な牝駒ですが、時折、この母系らしい気持ちの強さを垣間見せる点は、競走馬としてのプラス材料となるはず。肩の傾斜角度が良く、背中から腰にかけてのラインも、とても綺麗です。
【レッドアトラーニ】
馬体重:459キロ
昼夜放牧を継続しながら、サイドレーンを装着してのウォーキングマシンなど初期馴致を進めていましたが、左前肢跛行が見られ、一旦、休養期間を設けました。その後、跛行が治まったことから、現在はサンシャインパドックにおける放牧をおこなっています。このまま歩様に問題がなければ、通常の放牧を再開する予定です。馬格があり、身のこなしはパワフル。休養前は、跳びの大きい、豪快さを感じる動きを見せていました。気性は多少ピリッとしていますが、無駄なことはしないタイプです。
*****2歳馬*****
【ファインノーブル】
西舎共同育成場で調整されています。29日現在、BTCの様々なコースを併用して乗りこまれていますが、先週は1週間を通して30度超えの真夏日が続いたため、日によって強弱をつけたメニューで進めています。高沢場長は「まだ、尾関調教師から具体的な移動に関する指示はありませんが、近いうちにトレセン近くの育成場へ移動する予定だと聞いています。いつでもいい状態で送り出せるよう態勢は整っています」とのことでした。29日現在の馬体重は532キロ。
【ディスペランツァ】
8月26日の出走後も体調に変わりはなく、30日現在、栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。吉岡調教師は「デビュー戦の結果は残念でした。体重がなかなか減らず、太目とは思っていましたが、それでも動ける状態だと判断してデビューさせました。レース後、騎乗した西村淳也騎手からも、やはり『重かった』という話がありました。今後ですが、ゲートからずっとやって来ているので、体調は心配していますが、体力がある馬ですし、レース後も変わりはないので、予定通り続戦させたいと思います。最初は中1週での出走も考えましたが、出来る限り馬体を絞りたいので、次走は中2週で使います」とのことです。今後は、9月18日阪神、混合、2歳未勝利・芝2000mにミルコ・デムーロ騎手での出走に向けて進めていきます。
【オーヴェルトゥーレ】
キタジョファームで調整されています。中間は屋内馬場でダクとキャンターを乗られ、29日からは坂路調教を開始しました。29日現在、屋内800mダート坂路2本をハロン21~22秒ペースで乗られています。岡マネージャーは「この中間も深管は問題はなく、今日からまずは脚慣らし程度のペースですが、坂路調教を開始しています。様子を見ながら進めていきます」とのことでした。
【アンデスビエント】
この中間も順調。9月10日(日)阪神・2歳未勝利(ダ1,800m)に幸騎手での出走を予定している。
8月30日、西園正都調教師からは「この中間も馬は元気で状態にも変わりはありません。阪神1週目のダ1,800mに向けて調整を進めています」との連絡が入っている。
【ピエサエルモソ】
今週の9月2日(土)小倉・2歳未勝利(ダ1,700m)に▲西塚騎手で出走予定。
8月30日、加用調教師から「本日坂路で併せ馬の追い切りを行いました。併せた相手に少し遅れを取りましたが、一杯に追って最後までしっかりとした脚取りで上がってきたと思います。中間のゲート練習でうるさい面が見られ、駐立の練習もしっかり行っていますが、できれば少しでも枠内で待つ時間が短い偶数枠か大外を引きたいですね。ダートに替わりますし、変わり身を期待しています」との連絡が入っている。
【サミアド】
30日、竹内調教師から「今朝はウッドチップコースにて3頭併せで追い切りました。最後方追走から終いは強めに追って、半馬身ぐらい先着しています。トップスピードまでにやや時間は掛かりましたが、コーナリングもスムーズで、最後まで集中して走れていました。この暑さの中でもフットワークに力強さがあり、来週のデビュー戦が楽しみな一頭です。レース当該週は菅原明良騎手を背に、最終追い切りに臨むつもりです」との連絡があった。
9月10日(日)中山・2歳新馬(ダ1,800㍍)に菅原明良騎手でデビュー予定。
【ルージュルリアン】
本日は坂路で調整しました。
坂路 61.9-45.9-30.9-15.4 馬なり
助手「帰厩後は今日(水)を入れて三日間乗りましたが、口が硬くてコントロール面に課題はあるものの体は柔らかく、キャンターの動きはすごくいいですよ。一方でメンタル面は繊細過ぎるところがあり、馬房内で人に対しての当たりが強かったり、ちょっとしたことでテンションが一気に上がってしまったりするため、心身のバランスをうまく保った状態で進めるべく、普段は可能な限り穏やかに接していこうと考えています。また、脚元に疲れが出やすいタイプでもあるだけに、日々のケアはもちろん、定期的に獣医師のチェックを受けながら進めていくことになるでしょう」
【ジャンヌローサ】
現在は坂路2~3本を18秒ペース(不定期で15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この中間も右トモの歩様は安定しており、これまでより調教メニューを強化しています。乗り込み量が向上していることで、自ずと体が絞れて引き締まってきた印象。反動が出ていないのは何よりですし、継続して負荷を強めていけば、良質な筋力が増えてくるでしょう」と話していました。
【プリドラ】
現在はパドック放牧をおこなっています。担当者は「春先に外傷した左飛節付近の腫れがぶり返してきたため、一旦騎乗を見合わせています。獣医の所見では骨や筋肉にダメージはありませんし、以前とは関係ない新たな傷口からのフレグモーネの症状ではないかとの診断。腫れが引くまで無理しない方針ですが、体が随分と立派になっているため、トレーニング再開後は徐々に絞っていきたいところです」と話していました。
【エルキュール】
現在は馬場3周と坂路1本もしくは坂路3本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この中間も日々の調教内容に変化をつけて、ペースよりも距離を乗ることを重視したメニューを組んでいます。連日の暑さがこたえている様子はなく、体調面は良好そのもの。脚元に疲れが溜まってくることもないため、引き続き現状メニューで進めていきます」と話していました。
【スノーディーヴァ】
現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この後は小野町で調整を進めることになり、本日31日(木)朝にこちらを出発しました。行く気を促すために週2回の頻度で強めの追い切りをおこなっており、まだズブさが残る現状ではありましたが、ハードに攻めても飼い葉食いが落ちない点が本馬のストロングポイント。坂路のみならず、あちらの広い周回コースで長めを乗っていけば、目覚めてきそうな雰囲気です」と話していました。
【レーヌルネサンスの21】
現在は坂路2本(上限23~25秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「まだ体は完全に戻りきってはいませんが、到着当初と比べるとシルエットをかなり良く見せるようになったため、今月下旬から騎乗へ移行しました。乗り出してこれくらいの馬体減なら許容範囲内でしょうし、調教後も飼い葉はきちんと食べることが出来ています。しばらくはジックリ進める方針ですが、これといったクセはなさそうなので、調教自体は順調に進めていけそうです」と話していました。
【ルージュルリアン】
本日はプールで調整しました。
藤原英調教師「これまでの経験や元々の脚つきから脚元に気になるところがあったので、これから本格的なトレーニングを始める前に不安を取り除いておこうと、昨日(水)トレセン内の診療所で両前脚の状態を詳しく調べました。おこなったのはエコー検査など二つ。その結果、両前脚の腱の広い範囲に渡ってわずかな炎症反応が確認されるなど疲労が蓄積していることがわかりました。大型馬で脚つきにも特徴がありますし、成長途上でもあるので骨と腱のバランスが整っておらず、その中で運動をおこなうことが腱に疲労をもたらしているのだと思います。幸いにも早期発見で重症化は未然に防ぐことができましたが、獣医師も『このまま進めると屈腱炎を発症するなど致命傷を負いかねない。今は静養期間が必要』との見解だったため、無理せず放牧に出して回復を待つことにしました。血統背景や普段の調教の動きなどから、私どもも先々までかなり期待している馬で大切に育てていく方針に変わりはなく、牧場でも慎重にジックリ進めてもらって、年末あたりにまたこちらに帰ってきてくれればと考えています。帰厩早々このようなことになり大変申し訳ありません」
【レッドクレメンス】
馬体重:475キロ
順調に運動強度を上げていて、2本時計を出す日、ハロン13~14秒ペースで駆け上がってくる日も設けた坂路調教、周回ウッドコースにおける長めのキャンターといったメニューを、元気に消化しています。体力が向上し、坂路でも、1本目より2本目の方が走りの内容が濃いというケースが、しばしば見受けられます。普段は大人しい若駒ですが、馬場入りすると、気の強さを見せるようになってきました。
【レッドアトレーヴ】
馬体重:490キロ
暑さが応えた様子もなく、良好な体調を維持していることから、順調に運動強度を上げられています。現在は16-16、15-16と2本時計を出す日も含めた、週5本の坂路調教をおこなっていますが、トレーニング再開直後の緩さが影を潜め、力強い身のこなしから、スムーズな走りが出来るようになってきました。折り合いを欠くことなく、冷静に走れている点も、とても心強い材料です。
【レッドエヴァンス】
馬体重:493キロ
暑さによる疲れが溜まらないように注意しながら、中身にこだわったトレーニングを重ねています。現在は16-16、15-15と2本時計を出す日を含め、週8本の坂路調教をおこなっていますが、いい具合に馬体が引き締まり、走りの鋭さも、徐々に増してきました。心身両面で、だいぶ大人びてきたことも、強調材料。この夏の成長を、秋以降にも、しっかりと繋げていきます。
*****3歳馬*****
【マランジュ】
来週9月9日(土)阪神7R・芝1600m(牝馬限定)戦に北村友騎手で出走を予定しています。この中間も順調に調整されており、きょう30日(水)もCWコースで追い切って、5F70.1-54.1-38.7-12.5秒の時計をマークしています。先週よりも動きは良化し、精神面も落ち着きがあります。暑さにも対応できており、休み明けながら来週はいい状態で出走できそうです。
【ファントムシーフ】
栗東・西村真幸厩舎で調整されています。先週は、8月27日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、56.8-41.8-27.7-13.7を馬なりで計時しました。今週は、30日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せの大外で追い切りが行われ、82.6-67.2-52.5-37.3-11.7を馬なりで計時し、最内の馬には先着し、真ん中の馬とは同入しています。騎乗した助手は「今日は帰厩して初めてのコース追いで、先行して相手を待って、真ん中の馬と併せて胸を貸す内容でした。体型的には、まだトモの感じもひと回り寂しく映りますし、気持ちものんびりしているので、今日はどれ位動けるかなと思ったのですが、やはりそこは能力でしょうか、コースに出れば集中して走りますし、相手が来ればそれにスッと反応します。逆に相手が遅れると相手を待つ感じで、掛かる事もありませんでした。追い切り直後の息遣いは流石に帰厩後の1本目という感じでしたが、引き揚げて来てから、すぐに息は戻りました。流石の心肺機能ですね。良いスタートが切れたのではないでしょうか」とのことで、西村調教師は「まだまだダービー前と比較する段階ではないですが、背中、腰、トモと、まだまだ馬体は寂しいです。体重は今週はまだ計測していませんが、恐らく大きく変わってはいなくて、510キロ前後だと思います。これから鍛えていって状態を上げていければと思います」とのことです。引き続き、9月24日阪神、3歳オープン・神戸新聞杯(GII)・芝2400mに武豊騎手での出走を目標に進めていきます。
【パレルモ】
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。8月30日現在、走路と1400m内馬場を日替わりで使ってキャンター調整されています。米田英世調教師は「検討の結果、来週の大井開催に向かって進めることにしました。馬の状態は先週よりも落ち着きが感じられて、いい意味での平行線の状態で来週の競馬に臨めそうです。レースは9月7日の1600mに登録する予定で、追い切りは中2週を考慮して直前に1本サッとやって向かいます」とのことです。9月7日、大井競馬7R、C1(二、三、四)・ソノラ賞・ダート1600mに登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。
【スマラグドス】
8月27日・小倉・3歳以上1勝クラス(ダ1,700m)に出走し2着。
30日、西園調教師から「レース後も脚もと等に問題は見られませんが、ここまで4戦続けて出走し、新潟と小倉への遠征競馬もありましたので、この後は予定通り放牧に出して一息入れさせます。少し馬がイライラしている様子もあり、しっかり休んでリフレッシュさせたいと思います」との連絡が入っている。
【ミラクルティアラ】
今週の札幌・日高S(3歳以上3勝クラス・芝1,500m)に第1回の登録を行っているが投票は見送ることに。
8月30日、加用調教師からは「今週の芝のレースは見送りとし、栗東に戻して秋の番組に向かいたいと思います。馬運車の都合が付き次第、栗東に向けて出発させます」との連絡が入っている。
【ルージュメイベル】
※9月2日(土)札幌3R・3歳未勝利(芝2000m)を佐々木大輔騎手で予定。
【フェミナフォルテ】
現在はダート坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「飼い葉を安定して食べるようになり、馬体も回復してきたことから、この中間より騎乗を開始しました。時折、頭が高くなることはあるものの、基本的には調教にもリラックスした姿勢で取り組むことが出来ています。なお、タイミングとしてはやや早いですが、この後は小野町経由で美浦近郊の育成場で調整を進めることになりました。明日9月1日(金)にこちらを出発する予定です」と話していました。
【ドゥラチェレステ】
27日(日)に南ウッドで4ハロンから0.5秒先行して併せ、54.8-39.9-12.4を馬なりに追われ、30日(水)にも芝コースで5ハロンから0.6秒先行して併せ、67.4-51.0-37.7-11.5を一杯に追い切りました。「二週前と同様、今週も本馬場に入れて追い切りを行っています。併せた相手は格上で稽古も動く馬なのですが、直線に入って一旦少し置かれそうになったものの、最後までよく食らい付いて頑張っています。再入厩からここまで10本時計を消化しており、乗り込み量に関してはもう十分すぎるほど。スローのヨーイドンでは少々分が悪いため、なるべく持久力勝負の展開になってくれればと思います。今回が初出走となるだけにあまり大きなことは言えませんが、何とか頑張ってほしいですね」(伊坂重信調教師)
【ルージュメイベル】
昨日(水)厩舎周りを引き運動。
今日(木)角馬場で運動。
小島調教師「前走は直前の雨による馬場の悪化を味方につけることができましたし、ジョッキーも上手に乗ってくれたと思います。勝てなかったのは残念でしたが、優先出走権を得てラストチャンスに賭けることができるのは良かったです。昨日までは引き運動にとどめて様子を見て、今日は角馬場で歩様を確認する程度に乗っています。思った以上に回復は早く、飼い葉も与えた分はしっかり食べていますよ。状態は維持できているため、今週の土曜・札幌3R(芝2000m)に佐々木騎手で向かうことにしました。返し前で変なところを見せることがあったようですから、今回はパシュファイヤーを装着し、返し馬を終えてからゲート裏で外す形を取りたいと思います。先週日曜日のレースを走った後で中5日の競馬となり、そのうえ3連闘になりますから、滞在競馬といえども目に見えない疲れがあるかもしれません。こちらも馬体のメンテナンスに重きを置いて、状態をうまく維持してレースに送り出したいと思いますし、何とか結果につなげたいですね」
※9月2日(土)札幌3R・3歳未勝利(芝2000m)に佐々木大輔騎手で出走します。
*****4歳馬*****
【ルピナスリード】
チャンピオンヒルズで調整されています。北海道からの到着直後は体調に変わりはなかったものの、24日早朝からやや熱が高く、翌日午後には平熱に一旦は戻りましたが、大事を取って先週いっぱいはお休みしました。28日からはウォーキングマシン運動とトレッドミルを併用して進めています。吉岡辰弥調教師は「北海道へ輸送した時もそうでしたが、本州と北海道間の輸送をすると、熱発してしまう傾向がありますね。すぐに熱は引きますし、その後も、特にどうという事はないのですが、注意していきます。なお、獣医からは、もう乗り出しても問題ないレベルと聞いており、今週末から騎乗調教を開始する予定です」とのことでした。30日現在の馬体重は462キロ。
【ラッキーガブリエル】
美浦・高木登厩舎で調整されています。この中間も問題なく、8月30日現在、次走に向けて進められています。高木登調教師は「特に変わりはありません。来週の中山開催1週目にダート1200mの番組が3つありますので、来週の出走を目標に進めていきます」とのことです。今後は、9月9日中山、牝馬限定3歳以上1勝クラス・ダート1200m、9月9日中山、混合、3歳以上1勝クラス・ダート1200m、もしくは9月10日中山、3歳以上1勝クラス・ダート1200mに出走を予定しています。
【ダイヤモンドフジ】
9月3日(土)小倉・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に国分恭介騎手で出走する。
8月30日、宮本調教師からは「本日、国分恭介騎手が跨がって坂路で追い切りを行いました。ブリンカーも装着して感触を確かめてもらっています。輸送もあるのであまり無理をせず、4ハロン55秒1、ラスト12秒6といった時計になりますが、状態に変わりは無く良い状態で臨めそうです。前走以上の走りを期待しています」との連絡が入っている。
【グロリアスヒーロー】
現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。担当者は「この中間から運動時間を延長しましたが、これくらいの運動量では元気を持て余している様子。体調面は良好そうですし、この分なら去勢手術で萎んだ馬体も順調に回復してくれそうです」と話していました。
*****5歳馬*****
【ワイドアウェイク】
9月18日(祝・月)阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m・牝)に向けて調整中。
8月30日、加用調教師からは「この中間も変わりなく順調です。予定通り阪神2週目の牝馬限定に権利を持って投票予定です」との連絡が入っている。
【レッドアウレア】
厩舎周りを引き運動。
尾関調教師「使った後なので、ここまでは引き運動で調整しています。馬体チェックでは裏筋や繋靭帯などに違和感はなかったものの、歩様からもトモの疲れが顕著で、全体的な硬さも感じられます。暑さがこたえているようで気負っている感じもするだけに、この後は検疫が取れ次第、山元トレセンへ放牧に出す予定。それまでは馬体のメンテナンスを優先して進めていきたいと思います。馬の状態次第にはなるのですが、春に3着と頑張ってくれた福島開催での出走を視野に入れるつもりでいます」
【レッドアウレア】
厩舎周りを引き運動。
尾関調教師「昨日に引き続き厩舎周りを引き運動で調整しています。まだ全体的に歩様の硬さはあるものの、気は少しずつ入ってきているように感じます。飼い葉を食べる量も日に日に増えており、回復傾向にあるのではないでしょうか。明日(金)山元トレセンへ移動することになりましたから、まずは入念にケアしてもらうようにお願いしています」
*****6歳馬*****
【レッドエランドール】
運動のみ。
田中克調教師「昨日追い切ったので今日は運動のみの調整。やはりこの時期は体調がいいのか元気がありますし、北海道の時と変わらず状態は維持できているようですね。前走もそこまで重いわけではなかったですが、輸送があったぶん数字は減っていますし、さらに小倉ということを考えればマイナス体重で競馬に臨むことになりそうです。昨日はそこまで攻めていないので、明日までの様子を見てもう少しやった方が良ければ明日軽く時計を出して土曜に出発という予定で考えていますよ。得意なこの時季のうちに現級の目処を立てておきたいところですね」
※9月3日(日)小倉10R・宮崎S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)に酒井学騎手で出走します。
角馬場後、坂路1本。
坂路
レッドエランドール 55.8-39.6-25.1-12.2 馬なり
ジナ 55.4-39.2-24.8-12.2 馬なり
田中克調教師「前回から間隔がなくて輸送もあるということで、今日は坂路でサラッとやっておきました。日曜にやった時も疲れは感じなかったですし、今日も楽に動けていたようなので状態は維持できていると思いますよ。かなり暑いですが、適度に気合も入ってシャキッとしているように気持ちの面も問題なさそうですね。少しでも不安点があれば今週はやめるつもりでしたが、これなら力は出せると思います。登録や想定を見たところ、新潟は思ったより頭数が多くて出走は厳しそうですね。新潟の方がペースは落ち着いて競馬がしやすいかなと考えていましたが、出られそうもないので小倉に向かうつもりでいます。前回が消化不良な競馬だったので、今回は逃げられずとも力を出せるような展開になって、このクラスでの力関係を測りたいところです。乗り役は酒井学騎手に依頼しました」
※9月3日(日)小倉10R・宮崎S(3歳上3勝クラス・ダ1700m)を酒井学騎手で予定。
*****9歳馬*****
【アナザートゥルース】
★8/30(水)門別・エピファネイア・プレミアム A1-1(ダ1800m)服部茂史騎手 結果:優勝
「前走の船橋戦からプラス18kgでの出走で、やや太め残りではありましたが、それでこの結果ですから、ここでは力が一枚上でした。転入初戦から結果を出すことが出来てホッとしましたし、今日の内容なら先々が楽しみだと思います」(田中淳司調教師)