*****1歳馬*****

【レッドジェノヴァの22】

馬体重:463キロ

クラブ所属馬として走り、計5勝をマークしたほか、G2京都大賞典2着、G1エリザベス女王杯4着と一級品の能力を示した母が、3歳時に菊花賞、有馬記念とG1レースを連覇した父と配合されて誕生した、ボリューム感満点な好馬体の持ち主。元気に夜間放牧を継続しながら、極めて順調な成長曲線を描いています。大型馬ですが、身のこなしに硬さがない点は、強調すべきセールスポイント。歩きも大きくて、しなやかです。

 

【アッフェルマーレの22】

馬体重:450キロ

G2セントウルSなど重賞を計3勝、芝スプリント戦線を大いに沸かせたダッシャーゴーゴーの半妹である母が、G1愛2000ギニー馬である父とのマッチングから送り出してきた、パワフルなスピードが武器となりそうな、奥の深さも感じる大物候補。放牧地では活発な動きを見せていて、力強さだけでなく、良い意味での緩さも保持しています。飛節の伸びが良く、歩きもダイナミック。伸びしろ十分な点も、魅力となっています。

 

【ラストグルーヴの22】

馬体重:419キロ

1997年年度代表馬に輝く名牝エアグルーヴの娘であり、G2京王杯スプリングCを制したクラブ所属の現役馬レッドモンレーヴを出したことにより、改めて注目を集めている母が、G1ダービー、G1天皇賞・秋を制した一流中距離馬である父を迎えて誕生した、将来性豊かな名血馬。放牧地では、軽やかな身のこなしとともに、美しい立ち姿も人目を引くものとなっています。歩きも伸びやかで、素質の高さを伺わせています。

 

【ブラックスビーチの22】

馬体重:459キロ

3歳4月のスイートピーSを快勝し、G1オークスに駒を進めた母と、芝中長距離戦線の超大物を送り出すことが魅力となっている父との配合から誕生した、栄光の未来を予感させるスター候補生。元気に昼夜放牧を継続しながら、順調な成長曲線を描いています。メリハリの効いた好馬体は、十分な運動量を確保出来ている証。身のこなしがとてもダイナミックで、歩きの大きさ、柔軟性にも目を見張るものがあります。

 

*****2歳馬*****

【レッドアトレーヴ】

馬体重:489キロ

ウォーキングマシン、トレッドミルを経て、乗り運動を再開。現在はハロン17~18秒ペースの坂路調教もおこなっています。運動を終え、厩舎へ戻ろうとするときには、元気があり余っているせいか、ガァーっと行ってしまうこともあるのですが、以前よりは、だいぶ落ち着いてきて、気性面でも大人になった印象を受けています。相変わらず動きは良く、素質の高さは疑いようがないところです。

 

【レッドクレメンス】

馬体重:471キロ

3ハロン38秒台の時計もマークするなど、順調に坂路調教を重ねてきたのですが、左前脚にソエが出たため消炎剤を投与しました。それに伴い、現在は乗り運動を休止し、ウォーキングマシンのみにとどめています。疲れからか、ラストを速い時計で駆け上がってくると、多少バタバタする様子も見せていただけに、今回のアクシデントを良い機会と捉え、しっかりと鋭気を養っていきます。

 

【レッドエヴァンス】

馬体重:495キロ

16-16、15-15と2本時計を出す日も設けた坂路調教、周回コースにおける2500mのキャンターといったメニューに、しっかりと取り組んでいます。以前はラストでしんどくなる素振りを見せていたのですが、体力が付き、最後までキッチリと走り切るようになってきました。毛艶良く、体調は上々。気性面の幼さは多少残っていますが、難しいタイプではなく、折り合い面にも問題はありません。

 

【ゲンブ】

現在は坂路2本を18秒ペース(週1~2回は13~15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「併走だといくらか他馬を気にする面が見受けられますが、追い切りでもリズムを崩さず走れているように、調教自体に影響はありません。他にこれといったクセなどもなく、ここまで順調にメニューをこなしており、小野町への移動に向けて週に2回は追い切る形へシフトしていこうと考えています」と話していました。

 

【ジャンヌローサ】

現在は坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この中間も右トモの状態を確認しながら進めていますが、歩様に見せることもなく、徐々に時計を詰めている段階です。お腹回りをポテッと見せるようになってきたものの、これから調教の密度を上げていけば徐々に引き締まってくるでしょう。晴天が続きアブの数も増えてきましたが、この馬はまとわりついてきてもそんなに動じることはありません」と話していました。

 

【プリドラ】

現在は坂路2本(上限17~18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「緩くてトモに甘さを抱えていた馬でしたが、ここ最近は準備運動や上がり運動時もシャキシャキと歩けるようになりました。馬体重の増え幅と連動するように筋力が付いてきたものと思われます。ビシビシ攻めることが可能になるまでは、もう少し時間が必要でしょう」と話していました。

 

【エルキュール】

現在は馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「調教を再開したタイミングからずっと担当していますが、まだ頼りない部分はあるものの、背中の感触はいい馬。しっかりしてくればグッと良くなりそうな雰囲気があります。徐々にペースを上げていく分には折り合いを欠くこともなく、平常心を保っているため、このままソフトに乗り進めていこうと考えています」と話していました。

 

【スノーディーヴァ】

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース(週1回は15秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「長めのメニューと並行して、この中間から週1本15-15のペースで登坂させています。まだズブさがあって、こちらが扶助しないと進みがひと息ですが、ビッシリと攻めていることで徐々に気持ちが目覚めてくると思います。北海道も湿度を伴った暑さが続いていますから、疲労の蓄積には十分注意を払っていきます」と話していました。

 

【レーヌルネサンスの21】

現在は夜間放牧をおこなっています。担当者は「引き続き夜間放牧をおこなって青草を摂取させていますし、到着当初と比べれば飼い葉食いも良くなって、徐々に体が回復してきました。ひとまず450kg台に乗るまでは現状の生活を続けようと考えており、それからウォーキングマシンでの運動を開始する予定です」と話していました。

 

*****3歳馬*****

【マランジュ】

引き続き周回コースで2200mの軽めキャンターを乗ってから、坂路コースを1~2本、ハロン17秒ペースで駆け上がっています。さらに今週から坂路ではハロン15秒ペースの強め調教を取り入れはじめており、動きは上向いています。暑さが増していますが馬体重は422kgと維持できており、コンディションは良好です。9月の阪神開催での出走を目指して、徐々に負荷を上げていきます。

 

【ミラクルティアラ】

7月26日より函館競馬場で調整を開始している。

加用調教師から「移動後も問題は無く順調です。次の開催の1週目を考えていたのですが、翌週のダ1,700mも両睨みで検討します」との連絡が入った。

札幌1~2週目の出走に向けて調整する。

 

【ウィズアットダンス】

本日28日(金)に美浦トレセン内診療所にて剥離した骨片の摘出手術および内部のクリーニングをおこないました。完治までにおよそ6ヶ月の時間を要する見込み(競走復帰までの目処)と診断されたため、近日中に中央競馬登録を抹消。今後については現状で転入要件を満たしていることから、南関東競馬へ移籍することとなりました。

転入先は船橋競馬・林幻(ハヤシゲン)厩舎に決定しており、一度入厩して登録を済ませた後に北海道・オカダスタッドへ移動する予定です。

「23日(日)に函館競馬場から美浦トレセンへ戻し、体調面に問題がないことを確認したうえで手術をおこなっています。両前ともに骨片を摘出しただけでなく、クリーニングもおこなったので多少時間はかかりましたが、手術自体は無事終了。今後1週間程度はこちらで経過を観察していく予定です。400kg前後の小柄な馬体でもここまで本当に頑張ってくれましたし、ダート替わりでレースぶりに進展も見られただけに、結果に結びつけられず大変申し訳ありませんでした」(和田雄二調教師)

 

【フェミナフォルテ】

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。担当者は「到着当初に比べると飼い葉食いは徐々に良くなっていますが、思ったよりも馬体の良化はスローのようで、まだレース時の数字にも戻ってきてはいません。軽めに運動は開始したものの、もう少しの間は無理をさせず、このまま疲労回復を優先した方が良さそうです。与えるエサに青草を混ぜるなど、いろいろと工夫してみます」と話していました。

 

【ドゥラチェレステ】

松風馬事センターで調整され、27日(木)に帰厩しました。

「今朝は角馬場でウォーミングアップした後、ダートコースに入れて軽めの調整を行いました。皮膚感が少しパサついているものの、水疱痕はもうすっかり綺麗になっており、活気もあって元気いっぱいの様子に映ります。今回は暑さ対策もしっかり練っていくなかで、無事デビュー戦を迎えられるよう尽力いたします。仕上がったところで勝負をかけにいくつもりですし、来週からさっそく時計消化を行っていきます」(伊坂重信調教師)

 

*****4歳馬*****

【ルージュエクレール】

7月30日レース後コメント(15着)

坂井瑠星騎手「勝ち馬の後ろにつけて理想的なポジションで競馬ができたのですが、直線に向いた頃にはもう手応えがなくなってしまいました。昇級初戦で相手関係が一気に強化されていただけに仕方がないと思います。すごく乗りやすくていい馬でしたから、クラス慣れしてくれば…といったところですね」

萩原調教師「申し訳ありませんでした。前走は少ない頭数で女馬同士だったのに対して、今回はフルゲートで男馬相手。しかもクラスが上がってメンバーも大幅に強化されていましたからね。競馬でのストレスの掛かり方が全く違っていたこともあり、どうも気を遣って走っているような印象を受けました。それでも体を上手に使って走れるようになってきたことからも馬は確実に良くなっていますから、ジョッキーの言う通りクラス慣れしてくれば準オープンでもやれるはず。距離はこれくらいあった方がいいように思いますが、ワンターンで直線の長いコースだと最後まで集中して走るのが難しいようにも感じたので、今後は条件の見直しも視野に入れるつもりです」

 

【グロリアスヒーロー】

現在はパドック放牧をおこなっています。担当者は「入場時にはレースや輸送による疲れが窺えましたが、いまは厩舎とパドックの往来の際に立ち上がったり走ろうとしたりと、元気いっぱいの姿を見せています。普段の様子から体調面に不安はなさそうなので、近日中に去勢手術をおこなう予定です」と話していました。

 

*****5歳馬*****

【スノークォーツ】

23日(日)にWコースで4ハロン53.7-39.0-12.4を単走で馬ナリに追われ、26日(水)にもWコースで6ハロンから0.2秒先行して併せ、84.0-68.6-54.8-40.1-12.5を馬ナリに追い切りました。「先週、今週と追い切りを重ねるごとに動きは良くなっています。それでもまだ手先が重く、前後のバランスがいま一息。可動域が広がってこない分、推進力にもやや欠けている印象を受けます。脚元に関しては特に問題ありませんし、このままじっくり乗り込んで中身を作っていくつもり。まだ流動的ではあるものの、3回新潟(8/12~)もしくは札幌開催で使えればと思っています」(大竹正博調教師)

 

*****6歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

26日、宗形調教師から「前走後も順調に調整を進められています。B2限定の1,400㍍戦が組まれることになりましたので、そちらへ投票予定です。スムーズに先行するのが理想ですが、出来なかった場合でも、前走の様に直線まで脚を溜める競馬で対応したいと思います」との連絡があった。

8月4日(金)大井・B2四(ダ1,400㍍)に出走予定。

 

【エクストラノート】

「あそこまで行ったら次に繋げるためにも権利を取りたかったところですが、仕方ないですね。後ろから行く馬なので、ああいう事が起こってしまうことも想定はしていますし、そんな中でも最後までよく脚を使ってくれたと思います。馬は着実に力を付けていますし、ジョッキーもうまく捌いてきてくれましたよ。レース後も問題はないですし、来週ハンデ戦が組まれているのでそこに向かいたいところ。例年はある程度節が必要なので厳しいかもしれませんが、向かえるよう準備はしておきます。8/5(土)札幌・桑園特別(ダ1700m・混ハンデ)に再度亀田君で予定しています」(加藤和宏調教師)

 

*****9歳馬*****

【アナザートゥルース】

オカダスタッドで調整され、29日(土)に門別競馬場・田中淳司厩舎に入厩しました。

「こちらでは3歳夏以来の調整とあって比較することは難しいのですが、年齢的なものもあってか背腰の状態はもう一つに感じられたため、レーザーなどでケアしながら進めていました。それでも調教自体は順調で、キャンターの動きに良化が窺えたため、このタイミングで門別競馬場へ送り出しています」(オカダスタッド担当者)