*****2歳馬*****

【ファインノーブル】

西舎共同育成場で調整されています。18日現在、BTCの様々なコースを併用して18-18のキャンターで乗り進めており、週1日は坂路で15-15を行っています。騎乗スタッフは「中間は、15-15は週1坂路で乗って、それ以外の日は1600mトラックを使って18-18のキャンターでしっかりと距離を乗っていますが、身体がひと回り大きくなって、後ろから見るとトモ幅も丸々としています」とのことでした。18日現在の馬体重は530キロ。

 

【ディスペランツァ】

7月12日に栗東・吉岡辰弥厩舎に入厩しました。中間はゲート練習を中心に順調に乗り進められ、19日には、調教助手が跨って、坂路で68.8-50.5-33.3-16.6の時計で乗られた後、練習場へ移動してゲート試験を受けました。入り、駐立、ダッシュのすべてが実にスムーズで、見事合格しています。吉岡調教師は「トレセンへ入厩後も凄く順調で、とても大人しくて扱い易くて、助かっています。先週の水曜日に入厩して、翌日からゲートを始めたのですが、全く問題がなく、今日はお試しで受けたのに1発で合格しました。2頭で受けて、相手より半馬身から1馬身位先に出て、ゲートの出は速い方だと思います。先週末に自分も跨りましたが、まだ緩さと重さはありますが、キャンターは素晴らしいものを感じました。この後は、身体を絞りながらデビューまで進めていくつもりです」とのことです。今後は、8月20日小倉、混合、2歳新馬・芝1800mでのデビューを目標にして進めていきます。なお、競走馬名は『ディスペランツァ』に決定しています。

 

【オーヴェルトゥーレ】

キタジョファームで休養しています。中間は日現在、引き続き舎飼で経過を観ています。岡マネージャーは「3回目のショックウエーブ後、左の深管についても、触って気にする感じは見せなくなっています。来週中に獣医に診てもらい、そこで許可が出たら、まずはウォーキングマシン運動から動かしていくことになると思います」とのことでした。18日現在の馬体重は435キロ。

 

【アンデスビエント】

7月15日の検疫で入厩。

19日、西園正都調教師から「入厩後も問題は無く、ゲート練習中心の調整を開始しています。ゲートでも今のところ気になるところは無く順調です。母はこの時期まだ小柄に感じるくらいの体付きでしたが、この馬はすでに立派な体付きで馬っぷりが良く楽しみですね」との連絡が入っている。

 

【ピエサエルモソ】

この中間も順調。

7月19日、加用調教師から「今週もCWチップコースで3頭併せの追い切りを行いました。6ハロン83秒7でラスト12秒4を計時し、まずまず動けていたと思います。今のところ小倉1週目の芝1,200m(牝)を目標に考えており、レースまでにもう少し時計を詰めて出走態勢を整えていくつもりです。暑い日が続くので、馬本位で無理せず進めます」との連絡が入っている。

07/19 和田竜 栗CW良 83.7-67.9-52.7-37.7-12.4 一杯に追う

ウルフキング(新馬)一杯の外0.9秒追走0.3秒先着

 

*****3歳馬*****

【ファントムシーフ】

チャンピオンヒルズで調整されています。19日現在、調教メニューは変わらず、角馬場でフラットワークを行い、トラックコースでダクとハッキングで2000mを乗られた後、坂路に移動して、計測区間の4Fをハロン20秒程度で乗られて、うち2日は18-18-17-17の時計で進めています。岡元厩舎長は「段々と調子を上げている感じが伝わって来ます。以前はハッキングの際に踏み込みの強さの左右差を感じたのですが、今はハッキングの段階からそういったものを感じなくなっています。まだ気持ちが“お休みモード”なので緩さを感じますが、15-15を入れ始めたら気合も乗ってきそうです」とのことで、西村真幸調教師は「お休みモードになっているという事ですが、それ自体とても良い傾向だと思っています。トレセンへ戻れば嫌でもスイッチがオンの日が続くので、そういった意味ではしっかりとメリハリがつけられていると捉えています。8月のお盆前後にはトレセンへ戻す予定で、来週辺りからもう一段ペースを上げるように指示を出すつもりです」とのことでした。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。14日のレース後、状態に変わりはなく、19日から調教を開始しています。米田英世調教師は「動きから休ませた効果は感じていましたので、恥ずかしい競馬にはならないと思っていましたが、帰厩して日も浅く、追い切りもまだ2本だけでしたので、それを考えると勝てなかったものの時計も詰めて、期待以上の走りを見せてくれました。クラス再編成直後のC1に入って力のあるところを示してくれたのも良かったですし、展開自体の後押しもあったと思いますが、何より気持ちの面で難しいところのある馬なので、前半、馬のリズムを大事にしてこの馬の特性をいかした乗り方を今野騎手がしてくれて、力を引き出してくれました。現状、あの乗り方が一番パレルモの力を引き出せると判断しています。レース後、この暑さの中で使った分の相応の疲れは見られますが、特に酷いものではなく、今朝の段階では31日からの開催を使う方向で考えています。ただ、最終的にはこの後の状態で判断したいと思います」とのことでした。

 

【スマラグドス】

7月15日・中京・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m)に出走し5着。

19日、西園調教師からは「レース後も脚もと等に問題は無く、状態も変わりは無く元気にしています。中2週で新潟のダ1,800mを考えています。鞍上は前走に続き、減量の田口騎手に声をかけています」との連絡が入っている。

8月5日(土)新潟・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m)に向けて調整する。

 

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

坂路

レッドルヴァンシュ 52.6-38.5-25.9-13.7 馬なり

アサクサゲンキ   51.4-37.3-24.7-12.7 馬なり

音無調教師「今日は坂路で追い切りをおこないました。テンからリラックスして走っていましたし、コントロールも利いて溜めを作ることができました。相手が動く馬だったこともあり、終いは無理に付き合わず…といった感じでしたから、ラスト1ハロンは逆時計のような形にはなっていますが、やればまだ動けそうな手応えでしたよ。喉は全く鳴っていない訳ではありませんが、今日はそこまで気にはならなかったので、しっかり追った際に症状が出るかどうかですが、今のところ大丈夫だと思います。予定のレースも決まっているので、この後も入念に乗り込んでコンディションを整えていくつもりです」

 

角馬場運動後、坂路1本。

坂路 70.8-51.9-34.3-17.3 馬なり

音無調教師「今日は坂路1本のメニューで軽めに乗って調整しました。いいフットワークで動けていましたし、気持ちの面もしっかりしていますね。馬体や脚元にも今のところ違和感はなく、状態面はいいと思います。明日は追い切りをかける予定で、しっかりと準備していきますよ」

※8月5日(土)新潟3R・3歳未勝利(芝1600m)を予定。

 

【レッドカフラー】

本日は坂路で調整しました。

坂路 65.7-47.9-31.2-15.9 馬なり

助手「今朝(木)は角馬場でフラットワークをこなしてから坂路でキャンター調整をおこないました。脚捌きは硬めで相変わらず前のめりでもあったのですが、昨日とは違ってガムシャラ感はなく適度に抜けるところはあり、いい意味でリラックスして走っていましたよ。今回は鼻出血発症後ということで、やむなく飼い葉の種類を制限したり量を加減したりしているため、馬体重は480キロ台と減っていますが、無駄肉もなくスッキリ見せていますし、調教で素軽さを感じることからも、むしろこれくらいでちょうどいいのかもしれませんね。息遣いなどに気になるところもなく、このまま進めていける状態にあります」

 

本日は坂路で調整しました。

坂路 59.2-43.0-28.3-14.0 馬なり

上村調教師「昨日(火)帰厩し、今朝(水)は坂路で調整しました。4ハロン64秒くらいを予定していたのですが、元気が良過ぎるあまり予定を上回る時計になってしまって…。すみません。騎乗したスタッフは『周りの馬に釣られる形になって時計が速くなりましたが、無理はしていません。放牧明けで体は緩いものの、良くなってきそうな雰囲気にあります』と話していました。トレセンに戻すのは少し早いかなといった段階で連れてきただけに、これから攻め馬を積んでいくことで仕上げていければといったところで、1本目の追い切りを消化するのは今週末で検討中。このまま順調にいけば、小倉の開幕週には間に合うだろうとみています」

 

*****4歳馬*****

【ルピナスリード】

函館競馬場内吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は、15日に函館競馬場のウッドチップコースで調教助手が跨って3頭併せの大外で追い切りが行われ、67.4-52.8-38.8-12.6を一杯に追われて計時し、併せた2頭に先着しました。今週は、19日に函館競馬場のウッドチップコースで調教助手が跨って追い切りが行われ、55.4-40.3-13.5を馬なりで計時しています。この後は21日に札幌競馬場へ移動する予定です。吉岡調教師は「先週末に実質の最終追い切りとしてハードに追い切りました。実に良いフットワークで、スピード感のある動きだったと、現地から報告を受けています。体調も良さそうですし、休み明けですが楽しみな状態でレースに臨めると思います」とのことです。23日札幌、3歳以上オープン・しらかばステークス・ハンデ・芝1200mに吉田隼人騎手、54キロで登録を行う予定です。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで順調に調整されて、19日の検疫で美浦・高木登厩舎に帰厩しました。松風馬事センターの後藤場長は「中間も通常メニューで調教を行い、脚元の状態も安定しています。これまでは番手で乗るとスイッチが入ってしまっていましたが、試しにやってみたところ、特に問題なく落ち着いて走れていました。休み明けを1回使ったことで前走よりも良い状態で送り出せました。競馬を楽しみにしています」とのことで、高木登調教師は「新潟開催を目標に、本日帰厩させました。今週末から追い切りに入ります」とのことでした。

 

【ダイヤモンドフジ】

7月14日の検疫で帰厩。

20日、宮本調教師から「帰厩後も順調にきています。本日、ゲート試験を受けて無事にクリアしてくれましたので、予定している小倉1週目のレースに向けてどんどん進めて行きたいと思います」との連絡が入った。

8月12日(土)小倉・3歳以上1勝クラス(芝1,200m)に目標で調整する。

 

【ルージュエクレール】

厩舎周りを引き運動。

萩原調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しています。バランス良く歩けていましたし、馬体や脚元についても異常はありません。飼い葉もこの馬なりに食べていてコンディションは良好。この調子で進めていきたいと思います」

 

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

ルージュエクレール 70.2-55.0-39.1-24.4-11.9 馬なり

オブリクワ     70.7-55.3-39.6-24.7-12.0 馬なり

萩原調教師「今日はウッドチップコースで追い切りをおこないました。エクレールが先行する形だったのですが、カリカリしたような感じはなく道中もコントロールが利いていましたし、手前をしっかり替えて、荒れた馬場でも加速はしっかりできていましたよ。息の入りもしっかりしていて、コンディションは確実に良くなっていますね。ここまでは順調そのものといったところ。来週のレースに向けて、この調子で進めていきたいと思います」

※7月30日(日)新潟10R・佐渡S(3歳上3勝クラス・芝1800m)を坂井瑠星騎手で予定。

 

*****5歳馬*****

【ワイドアウェイク】

7月16日・中京・3歳以上1勝クラス(ダ1,400m・牝)に出走し7着。

19日、加用調教師からは「レース後も脚もと等に問題は無いですし、体調面も変わりは無く元気にしています。暑い時期ですので十分な間隔を空け、メンバーや頭数を見ながら次走を考えます」との連絡が入っている。

 

【ソニックムーヴ】

これまでの戦歴およびレース内容と現状を踏まえて伊坂重信調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで中央競馬登録を抹消し、匿名組合契約を終了することといたしました。

なお、本馬は明日7月20日(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。

ソニックムーヴ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。

「前走時に痛めた左前蹄叉も完治して、この中間は満足いく負荷をかけてレースに送り出すことができました。ただ、稽古の動きからすればもっとやれていいはずなのに、近走は実戦に行ってまったく闘争心に欠けている。レース内容も振るわず、心身のバランスがうまく噛み合っていない印象です。マーカンドで臨んだ再転入初戦が6着。1勝クラスでも十分やれる能力は感じ得ていただけに、結果を出せずに申し訳ない気持ちです」(伊坂重信調教師)

 

【レッドレジェーラ】

本馬は7月16日の福島競馬・3歳上1勝クラス(ダ1700m)に出走して11着での入線。これまでの競走成績や近走のレース内容などを踏まえたうえで、本馬の今後について関係者間で協議した結果、誠に残念ではございますが、ここで引退の結論に至りました。出資会員の皆様には追って書面にて詳細をご報告させていただきます。長い間、レッドレジェーラ号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

古賀慎明調教師「クラブ側と協議いたしましたが、ここから大幅な変化を求めるのは難しいということもあり、ここで引退という結論に達しました。転厩してきた当初はトモが緩くて大丈夫かなという感じだったのですが、こちらでの治療がレジェーラに合ったのか、だいぶ良化してくれました。追い切りの動きを見てもこのクラスなら十分勝負になりそうだったのですが、なかなか集中力が続かず、持てる力を存分に発揮させてあげることができませんでした。秘めたポテンシャルは感じることができただけに、馬具なども色々と試したのですが…。結果に結びつけることができず申し訳ございません」

 

運動のみ。

古賀慎調教師「他場にいたので競馬は直接見ていませんでしたが、落ち着きもあって状態は良かったと思います。北村宏騎手が乗れなくなってしまったのは痛かったですが、小林脩騎手には特徴などを詳しく話してくれたようですよ。ある程度溜めて直線で伸ばすイメージでしたが、1400からの延長ということもあってペースが違うので力んでしまう部分もあったようですね。最後もバテず伸びずという感じで、直線では気持ちも切れてしまっているようでした。これまでの結果を見ても、どうしても集中力が続きませんし、使える脚にも限界があるのは確かだと思います。今後大きく変わるかと言われると難しいということもあるので、今後についてはクラブ側と協議させていただきます。転厩して何とか結果を出したかったのですが…。すみません」

 

*****6歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

宗形調教師から「レース後の脚もとや馬体に気になる箇所はありません。次開催は、1,400㍍戦がB1クラスとの混合になっているので、メンバー次第でB2クラス限定の1,200㍍戦に向かうかもしれません」との連絡があった。

 

【エクストラノート】

19日(水)に札幌競馬場のダートコースで4ハロン55.7-40.7-12.5を単走で強めに追い切りました。「15日(土)に無事に札幌競馬場に入場し、その後も問題なかったことから、昨日4ハロンから時計を出しています。動きが良ければ今週出走させるつもりで追い切ったのですが、1回使った事で最後まで活気のある動きでしたよ。前走から十分な上積みがあるので、予定通り今週の競馬に向かうことにします。今週の福島のダ1700m戦が8戦抽選だったのを見ると、向こうではいつ出走させられるか分からない状況ですし、こちらへ連れてきて良かったところ。あとはいい走りを期待したいですね。本質的にエクストラノートに合うコースではないでしょうが、2走目なので前走よりは追走に苦労しないでしょうし、直線ではしっかり脚を使ってきてくれるはずです。札幌は3歳時に5着に来ているので、それ以上の結果になってほしいと思っています」(加藤和宏調教師)

 

【レッドエランドール】

昨日(水)函館競馬場ウッドチップコースで追い切り。

函館ウッド

レッドエランドール 66.8-52.5-39.5-13.4 馬なり

グランツベリー   68.2-53.4-40.2-13.5 馬なり

今日(木)軽め。

田中克調教師「先週末に函館へ移動しました。体調は引き続き問題ありませんし、いい意味で変わりなくというところですね。昨日は北村友騎手に乗ってもらって追い切りましたが、追いかける形でもブレーキを掛けることもなく非常にスムーズでいい動きだったということでした。前回から追いかける調教も入れていますが、この形でも気にせず走れているように、ようやく精神面も安定してきたのかもしれません。重い感じもなく息遣いも大丈夫ということだったので、競馬まで今の感じを維持していければ仕上がりに関しては問題ないでしょう。いい雰囲気できているので、来週の追い切りもこちらで消化し、競馬の前日に札幌へ移動して気合を乗せるという予定で考えています」

※7月30日(日)札幌10R・ポプラS(3歳上3勝クラス・ダ1700m)を浜中俊騎手で予定。