*****2歳馬*****

【アンデスビエント】

現在は週4回坂路入りし、うち2回は2本で2本目に14~15秒ペースを消化するメニュー。その他の日は坂路1本に周回キャンター2500mを組み合わせたメニュー。

担当者の話では「コンスタントに強目を消化できており、馬体も動きも大分しっかりしてきました。ペースを上げた後も馬体はキープ出来ており状態は良さそうです。まだ移動について具体的になってはいませんが、状態を維持しつつ進めたいと思っています」とのこと。馬体重は466キロ。

 

【ピエサエルモソ】

アカデミー牧場で調整中。

6月8日、場長の話では「現在はウォーキングマシン120分、ダク2000m、キャンター2600m中心の調整です。今週火曜日には16-16を消化し、週末にも同じメニューで乗る予定です。ペースを上げてきても、脚もとを気にすることも無く歩様にも問題は見られません。ストレスを感じているような様子もありませんので、このまま進めて行けそうです」とのこと。現在の馬体重は487キロ。

 

【サミアド】

武田ステーブルで育成中。BTC各種コースを併用し、週2日強め調教のうち1回は直線ダートコースで5ハロン15ー15、もう1回は坂路で3ハロン14秒ペースを消化している。

牧場担当者から「順調に乗り込めていて、息の状態は大分出来てきました。今月中の美浦近郊移動に備えて、なるべくテンション面の安定や疲れを残さない方針で調整し、移動の態勢を整えています」との連絡があった。現在の馬体重は509キロ。

竹内調教師からは「6月下旬頃に、牧場で状態面の最終確認を行なってきます。順調に進んでいるので、問題無ければ今月中には美浦近郊の牧場へ移動させる予定です」との連絡が入っている。

 

*****3歳馬*****

【スマラグドス】

帰厩後も順調。6月25日(日)阪神・城崎特別(3歳以上1勝クラス・芝1,800m)に出走予定。

8日、西園正都調教師からは「本日、CWチップコース単走で追い切りを行っています。6ハロンから82秒0、3ハロン36秒1、ラストは11秒4を計時し、今日の動きも上々でした。この動きが実戦に繋がって欲しいところです。具合は良いですし、あと2本追い切って予定のレースに向かいます」との連絡が入っている。

 

【ミラクルティアラ】

グリーンウッドTで調整中。

担当者の話では「15-15を乗り出した後も問題は無く、今週から12~13秒ペースを消化させています。疲れも取れて背腰の状態も良くなっており、1本目の強めとしてはまずまず動けていましたしこのままどんどん進めていけそうです。調教師の意向も聞きながら、帰厩への態勢を整えていきたいと思います」とのこと。現在の馬体重は457キロ。

 

【ウィズアットダンス】

7日(水)に函館競馬場のWコースで4ハロン59.1-45.1-13.7を単走で馬ナリに追い切りました。「あまり攻めるとピリピリするところがありますし、気持ちが変な方向にいかないよう、滞在競馬でも追い切りは軽めの調整で進めています。ただ、ここまでテンションは特に心配なさそうですね。現地スタッフからは『函館の水が合うのか、小倉滞在時よりも落ち着きがあって、輸送で減った体も順調に回復しています』とのことで、もう1週あれば出走態勢は順調に整いそうです。来週6/17(土)函館・3歳未勝利(芝1200m・牝)または6/18(日)函館・3歳未勝利(芝1200m・混)のいずれかに向かう予定です」(和田雄二厩舎 原田助手)

 

【フェミナフォルテ】

7日(水)にWコースで4ハロンから0.5秒先行して併せ、55.2-39.6-12.1を馬ナリに追い切りました。「レースではあれだけの脚を使う馬なのですが、前走の最終追い切り時もモタモタしていたように、今週もビューンとは行かずに、モター、モターという感じで頑張っていました。仕掛けるとスッと反応するのですが、やめる時はすぐにやめてしまいますし、また仕掛けるとすぐに反応するといった感じ。良く捉えると力の加減が上手く、エネルギー消費も少ないのかもしれません。馬体面を見ると、帰厩後から大きく変わってはいないのですが、飼い葉食いで少し苦労していますね。食べる時は普通に食べるのですが、食べないときは食べませんし、その日によって変わるところがあります。一時406kgまで減りましたが、今週の計測で415kgと持ち直してきています。相変わらずシルエットは数字以上に大きく見せますし、フックラとしているので、そこまで心配する必要はないでしょう。また、以前からですが、毛艶があまり良くなく、ボサボサとした状態。裏を返せばまだ良くなる余地が十分にあるという事ですし、その状態でこれだけ走れるのですから、内面が良くなればもっといいパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。今週末の追い切り次第では、来週の東京・芝1800m戦も視野に入れるつもり。再来週の2000m戦は少頭数になりそうですが、宝塚記念の裏でジョッキー確保が難しいということも前倒そうとする理由の一つです。どちらにしましても、フェミナフォルテの状態を第一に考えたいと思っています」(小島茂之調教師)

 

【ドゥラチェレステ】

4日(日)にWコースで4ハロンから0.1秒追走して併せ、55.6-39.8-12.2を馬ナリに追われ、7日(水)にもWコースで5ハロンから1.4秒追走して併せ、69.0-54.7-39.4-12.0を馬ナリに追い切りました。「ゲート試験合格後も順調。中間は徐々に調教負荷を強めて乗り進めています。今週はコース長目から3頭併せの追い切りを実施しました。ドゥラチェレステが馬場の一番外を回る形でしたが、2歳馬相手とはいえ年長馬の貫禄を示して先着。全体的にまだかなり緩いので、乗り手からすると『息遣いもいまひとつでグラグラする』とのことですが、気持ちが前向きな面は評価できます。なかなかスピードもありそうですし、良くなる雰囲気を持った馬ですよね。福島開催でのデビューに向けて、このまましっかり中身を作っていきましょう」(伊坂重信調教師)

 

【レッドシュヴェルト】

馬体重:464キロ

今週から坂路に入れて14-14のペースで乗っています。背腰の感触もしっかりしていますし、バランス良く走ることができています。暑さもありますが息の入りもスムーズですし、飼葉の食いも良好ですよ。乗り出し開始後も順調にきていますので、この調子で進めていきたいところです。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:528キロ

両前脚の捌きの硬さは気にならないため、坂路での15-15など強めの調教を織り交ぜた騎乗調教を継続しているものの、右トモを中心とした頼りなさは相変わらずで、運動中にトモを落とすこともあります。前向きさはあっても踏ん張りがきかず、力強さに欠ける印象です。これまでの検査で異常は確認されていませんし、歩様も悪化はしていないことから、引き続き騎乗調教をおこなってペースアップする時期を探っていきます。

 

【レッドカフラー】

馬体重:484キロ

これまではウォーキングマシンでの運動にとどめてきましたが、体調面に問題はなく、獣医師の許可も下りたため、今週半ばに様子見がてら乗り出しました。現在は周回コースでダク2000m、キャンター2600mの距離を乗っています。今のところ息づかいなどに違和感はなく、立ち上げとしては順調。明日(土)内視鏡検査をおこなって内部の状態を確認することにしており、異常がなければ徐々にペースアップしていく予定です。

 

【ルージュメイベル】

マシン運動。

小島調教師「追い切った翌日なのでマシン運動で調整しています。うるさい面も見せていませんし、歩様もしっかりしていましたよ。飼い葉の食いも安定していますし、体調も良好です。レースに行って集中して走れればいいところもあると思います」

※6月11日(日)東京4R・3歳未勝利(芝2400m)に三浦皇成騎手で出走します。

 

*****4歳馬*****

【グロリアスヒーロー】

4日(日)にPコースで4ハロン56.2-41.4-12.6を単走で馬ナリに追われ、7日(水)にはWコースで6ハロンから0.3秒追走して併せ、84.6-68.5-53.4-38.6-11.8を馬ナリに追い切りました。「中間も調整は順調そのもの。いい感じに仕上がってきていると思います。大きめをやり出してから煩い面は見せ始めていますが、馬に活気が感じられて前進気勢も旺盛。走りが一段と力強く変わってきましたね。来週6/17(土)東京・3歳上1勝クラス(ダ1600m・混)に向かうつもり。奥手のタイプでこれからまだ伸びしろがありそうですし、中央でもこのクラスなら楽に通用するはずですよ」(高木登調教師)

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重:505キロ

こちらには水曜日に入場しています。レースで全力を出し切ったこともあり、使ったなりの疲れはあるものの、馬体や脚元に異常は見られず、全体に大きな反動といったものを確認することはできません。夏はリフレッシュに充てるということですので、まずはウォーキングマシン運動で楽をさせて、しっかりとコンディションを整えてから立ち上げていこうと考えています。

 

【ルージュエクレール】

馬体重:445キロ

今週も坂路で15-15のペースで乗っています。テンションも高くなっていませんし、リズム良く走ることができています。動きは素軽く、順調にメニューを進めることができています。今のところ脚元に違和感などもなく、体調面も良好。乗ってきていますが、食欲が落ちる様子もありません。

 

*****5歳馬*****

【スノークォーツ】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間も順調に乗り込めていて、火曜日には時計消化をおこなっています。左の胸前から肩先にかけて若干硬さが出てきたので筋注処置を施していますが、トップラインの肉が付き始めて状態は徐々に上がってきていますよ。このまましっかりと積み重ねていきます」(担当者)

 

【ソニックムーヴ】

現在は馬場2周と坂路1本のメニューで調整しています。今週から騎乗運動を始め、昨日坂路入りを開始しました。今週いっぱいはこのまま様子を見ながら進め、来週は登坂本数を2本にする予定です。まだ少しコトコトした歩様ですが、大きな問題はないところ。このままいけば火曜日に少し速いところを消化してみるつもりです。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「あす(金)の検疫でトレセンに戻ります。今週も火曜日に速いところを予定していたのですが、帰厩日が決まったので先週末、火曜日とも坂路での15-15で調整しています。コンスタントに時計を出してきましたけど、今回はいままでの在厩時と比べても背腰の具合がいいですね。予定していた直前の強めの稽古を控えて送り出す状況もあって、フレッシュな状態で厩舎にバトンを渡すことができそうです。馬体重は506キロ。前走好走の舞台で、また頑張ってもらいましょう」

 

【レッドレジェーラ】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

古賀慎調教師「昨日追い切ったので軽めの調整です。大きく変わった感じはしませんが、気持ちも穏やかで馬の雰囲気はいいですよ。昨日の一追いで体も締まって素軽さも出てくるでしょうし、競馬までにはもう一段動きも良くなってくるでしょう。暑くなってきましたが、食いが落ちることもなく体調面は問題ありませんし、ここまで脚元など不安がないのは何よりです。馬具に関しては効果があるのか難しいところなので、騎手とも相談して着けるかどうか考えることにしています」

 

*****6歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

6月8日(木)大井・ゲンマ賞(B2二・ダ1,200㍍)に町田騎手で出走し10着。

宗形調教師から「鞍上の町田騎手は上手に乗ってくれましたが、勝ち馬に交わされた途端にズルズルと後退していました。今日は砂も被らず先行出来ましたので、最低でも掲示板はキープしてもらいたかったです。次走はもう一度1,400㍍に戻してみます」との連絡があった。

 

【エクストラノート】

7日(水)にWコースで6ハロン86.0-69.2-54.4-39.6-12.8を単走で馬ナリに追い切りました。「先週末、全休明けの火曜としっかり体をほぐし、水曜日から時計消化をおこなっています。単走でしたがうちの水沼を背に、加速ラップで走ってきました。すごく元気が良いですし、動きもまずまずという感じでしたよ。体調が良さそうです。鼻出血を含めて、馬体などにも何も問題はありませんし、ここからしっかりと負荷を掛けつつ態勢を整えていきましょう。レースまではあと2週間あるので、このまま状態を上げていきたいと思っています」(加藤和宏調教師)

 

【モンストルオーソ】

本日9日(金)の運動中に跛行の症状がみられたため、レントゲン検査をおこなったところ、左前球節骨膜剥離が判明。獣医師によると『保存療法で対処できるレベルではありますが、ベストはクリーニング手術。いずれにしても、全治まで6~9ヵ月程度を要することになると思います』との診断を受けています。

現状を踏まえて鈴木義久調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。

なお、本馬は来週6月15日(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。

モンストルオーソ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。

「来週の6/13(火)川崎・梅雨明かり特別 B2(三)B3(一)(ダ1600m)での出走に向けて、小向調教場の馬場状態をみながら、慎重にペースアップを図っていましたが。昨年、左前球節のトラブルで休養しており、その際の骨膜がこのタイミングではがれてしまったようです。大変申し訳ありません。前厩舎時代にも骨折した経緯があることを踏まえても、常に骨質の問題を抱えていたことでしょう。現B2クラスでも勝ち負けの目処が立ち、さらなる活躍が期待できていただけに、戦線離脱は残念で仕方ありません」(鈴木義久調教師)

 

【レッドエランドール】

馬体重:484キロ

これまではウォーキングマシンでの運動にとどめてきましたが、体調面に問題はなく、獣医師の許可も下りたため、今週半ばに様子見がてら乗り出しました。現在は周回コースでダク2000m、キャンター2600mの距離を乗っています。今のところ息づかいなどに違和感はなく、立ち上げとしては順調。明日(土)内視鏡検査をおこなって内部の状態を確認することにしており、異常がなければ徐々にペースアップしていく予定です。

 

*****8歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重:530キロ

レースから時間が経過していることもあって、体の回復具合は上々。先週末はウォーキングマシン運動にとどめ、月曜日から乗り出しを開始しています。現在のメニューは周回コースでダク500m、キャンター1000m(20-20のペースで1本)といった内容。脚捌きに硬さも見られず、バランスの整った走りを見せてくれています。飼葉も毎日完食してくれており、コンディションに不安はありません。

 

*****9歳馬*****

【アナザートゥルース】

「次走は6/21(水)船橋・短夜賞(ダ1700m)を予定しており、今朝は単走で半マイルから55秒前後の時計を消化しました。疲れはもう残っておらず、前走時と変わらずいい状態が保てている。レースに向けてもう一段ギアを上げていけるように調整していきましょう。週明け火曜日には登録メンバーが発表となりますが、準重賞ならばの気持ちでいます」(佐藤裕太調教師)