*****2歳馬*****
【ファインノーブル】
西舎共同育成場で調整されています。引き続き、BTCの屋内600mダートトラックと屋外1600m直線ダート、屋外1600mダートトラック等を併用して進めており、屋外1600m直線ダートと屋外1600mダートトラックでは、ハロン18秒程度までペースを上げています。スタッフは「こちらへ移動してから調教の負荷が上がっているので、若干疲れが出てきているように感じますが、調教を休ませるほどではありません。血統的には芝もダートも両方こなせそうですが、フットワークからは、どちらかと言うと芝向きのような気がします」とのことでした。6日現在の馬体重は510キロ。
【ディスペランツァ】
チャンピオンヒルズで調整されています。6日現在、角馬場でフラットワークを行った後、トラックコースで軽めキャンター2000mと、ハロン20秒程度で坂路1本を乗られており、週2日は坂路で15-15を計時しています。小泉厩舎長は「時計を出し始めて2週目に入りましたが、右トモは特に変わりありません。もう大丈夫だと思います。とても良い乗り味ですし、背中も段々と上手く使えるようになってきています。ただ、まだコロンとした体型で、良くなってくるのは、もう少し先だと感じています」とのことでした。6日現在の馬体重は522キロ。
【オーヴェルトゥーレ】
キタジョファームで調整されています。引き続き、日に屋内800mダート坂路を17-17ペースで3本のメニューで進められていましたが、先週末、歩様に違和感があったため獣医に診てもらったところ、両前脚の深管に痛みがあるようで、馬が気にしているため、しばらく調教を休ませることになりました。岡マネージャーは「ここまで痛いところが出ることなく進められてきましたが、先週末、歩様に少し違和感が見られたため、獣医に診てもらいました。深管を強く触診をすると痛がる様子が見られ、特に左前の方が、より痛がっています。獣医からは2カ月程度は運動を休ませる必要があるとのことでした。ここまで無理せずじっくり進めてきた中で頓挫なく来れていましたが、体質的には、まだしっかりしない部分があるのかもしれません。この後ですが、まずは深管にショックウェーブを、間隔を空けて2~3回程度行う予定です。『時間が薬』のようなところがあるので、兎に角しっかり休ませることが重要で、焦らず待ちたいと思います」とのことでした。
*****3歳馬*****
【マランジュ】
来週6月18日(日)阪神7R・芝1600m戦に坂井騎手で出走を予定しています。この中間も順調に調教が進められ、きょう7日(水)はCWコースにて併せ馬で追い切り、6F84.1-68.7-53.4-37.7-11.8秒の時計を馬なりマークしています。
田中調教師は「レースへ向けて動きは上昇していると思いますが、まだ気性面で幼いところが残りますので、そのあたりの成長の余地はまだあると思います」とコメントしていました。
【ファントムシーフ】
チャンピオンヒルズで調整されています。中間は、レースの疲れを取るため、今週まで休養に充てています。担当の騎乗スタッフは「今までで1番ガレて戻って来た感じで、右トモが疲れている様子があったので無理せず、今週一杯しっかりと休ませる予定です。有難い事に飼葉食いはもの凄く良い馬なのですぐに身体は戻り始めました。ウチにいる3歳の中ではトップクラスの乗り味ですが、と同時にトップクラスの緩さがある馬です。これから成長する余地は大きいと思います。来週からは乗り出しを再開する予定で、一つずつチェックしながら立ち上げていきます」とのことでした。7日現在の馬体重は496キロ。
【パレルモ】
KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。この中間も、屋外ダート馬場にてハロン18秒程度のキャンターを3000mと、坂路をハロン18秒のペースで2本乗られています。川俣場長は「中間から少しペースを上げています。毛艶も良くなってきて、状態は上向きですが、まだしばらくはこのままのメニューで乗り込んでいきます」とのことでした。7日現在の馬体重は464キロ。
【レッドモンレーヴ】
本日、ノーザンファーム天栄に移動。
蛯名正調教師「脚元や爪は問題ないですが、あの舞台で頑張って走ってきたので、さすがに疲れがあるのかいつもより大人しい感じ。それでも歩様はシャキッとしていますし、背腰もそこまでガクッときてはいないようなので、ほどほどのダメージで済んだかなというところ。モンレーヴ自身ここにきて成長し、体力も強化されたのか競馬後のダメージも以前より軽減されてきているかもしれません。騎手も上手く乗ってくれて今の力は出し切ってくれたと思いますが、去年から本当に良くなるのはこの秋かなと見ていたので、これからの成長で上位との差を詰めていきたいですね。今年前半は4戦きつい競馬をこなしてきたので、夏は充電してもらって、また秋から頑張ってもらいましょう。どこから始動するかはまだ決めていませんが、横山騎手はもう少し距離が伸びても大丈夫と話していたので、様々な選択肢を考えていくつもりでいます。まずはゆっくりリフレッシュしてもらいましょう」
【ルージュメイベル】
角馬場運動後、ウッドコースで追い切り。
ウッド
ルージュメイベル 70.7-55.6-40.8-26.5-12.7 強め
ミヤビクライ 70.1-55.4-40.7-26.4-12.6 馬なり
小島調教師「今日はウッドコースで追い切りました。私が騎乗しましたが、下ろしがけから気持ちもしっかりしていてコントロールも利いていました。3コーナーからは外に位置を取りましたが、良い加速ができていたと思います。直線の動きも安定していましたし、最後まで集中力を持続できたことも良かったです。息遣いも良くなって、走れる態勢も整いました。予定通り今週の東京競馬を三浦騎手で使います」
※6月11日(日)東京4R・3歳未勝利(芝2400m)を三浦皇成騎手で予定。
*****4歳馬*****
【ルピナスリード】
ヤシ・レーシングランチで調整されています。7日現在、ダートトラックコースでハッキング3000mを乗られた後、坂路に入って、ハロン17~18秒程度で半マイルを乗られ、週1本は3F45~46秒ペースまで上げています。八嶋代表は「こちらに来た当初は、少し右後肢が開いているような格好で走っていましたが、今はもうしっかりと股関節周りに筋肉がつき、キチンと踏み込んで走れています。恐らく競馬場には、6月後半から7月前半位の移動になる思います。目標に向けてしっかり乗り込んでいきます」とのことでした。7日現在の馬体重は466キロ。
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。7日現在、ロンジングを行っています。後藤場長は「こちらに戻ってきてからも、脚元は問題なく、首の張り感は多少あるものの、3歳の頃と比べると軽く済んでいます。先週末から乗り出す予定でしたが、先週の大雨で馬場状態が悪く、今週からロンジングを始めました。5月31日に478キロで入場し、7日計測で493キロまで回復しているので、このまま段階を踏んでペースアップしていきたいと思います」とのことでした。
*****5歳馬*****
【ブランメイユール】
川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。7日現在、小向TCの走路でダクと普通キャンターを乗られています。並木厩務員は「状態はいい意味で平行線で、前走時の状態をキープしています。競馬は初日の900mに選定されていて、追い切りは明日、たぶん単走で行く予定です。乗り役については、現在調整中ですが、いろいろと検討した結果、前々走に跨ってもらった野畑騎手にオファーしています」とのことです。12日、川崎競馬7R、C2選定馬・風神賞・ダート900m戦に登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。
【ワイドアウェイク】
6月3日・阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m)に出走を予定していたが蕁麻疹のため取り消しに。
6月7日、加用調教師からは「月曜の段階でまだ少し蕁麻疹の痕が残っていましたので、今週は無理をしないことにしました。経過は良く、獣医師から運動再開の許可も下りており、火曜から騎乗を再開し、本日は普通キャンターで坂路を登坂させています。このまま問題が無ければ来週の阪神・ダ1,800m目標で進めていきます」との連絡が入っている。
6月17日(土)阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1,800m)に向けて調整する。
【レッドレジェーラ】
角馬場後ウッドで追い切り。
ウッド
レッドレジェーラ 83.8-67.7-52.1-37.4-12.3 仕掛け
コスモノート 84.7-68.5-52.9-38.0-12.2 馬なり
ヒマワリノコ 84.3-68.1-52.5-37.7-12.2 強め
古賀慎調教師「先週土曜から時計を出していますが、体調、動きとも良さそうですね。今日は併せ馬で負荷をかけておきましたが、いつも通り行きっぷりも良かったし、ゴールを過ぎてからもしばらく減速せずに伸ばしておいたので、いい追い切りになったと思います。時計としてはそこまでではないですが、外目を回ってのものですし、何より気持ちが前向きなのがいいですね。今日は前半の収まりも良く、いい精神状態で最後まで走り切れたようなので、この感じを継続させていきたいと思っています。重い感じもなく息も悪くなかったということなので、来週の動きに問題がなければ、来週18日の東京に向かおうと考えています。内容の悪く無かった前走と同じ条件で走らせてみて何とか前進させたいと思います」
※6月18日(日)東京8R・3歳上1勝クラス(ダ1400m)を北村宏騎手で予定。
*****6歳馬*****
【レッドエランドール】
運動のみ。
田中克調教師「今日追い切るつもりだったのですが、朝脚もとを確認したところ右トモの管の外側がもやっとしていて圧痛もあったので、すぐに獣医さんに診てもらいました。おそらく寝違えたか何かした時にぶつけたのではということで、今日の追い切りはやめて治療を施して様子を見ているところです。午後からもう一度しっかり検査してもらいますが、ただ単に打撲ということならそこまで心配しなくていいでしょうし、歩様には見せていないので、そこまでひどいものではなさそうかなと考えています。検査の結果を見て明日以降の調整をどうするか決めていきます」