*****2歳馬*****
【ピエサエルモソ】
四肢の歩様乱れが出てしまい、治療を受けて経過を観察中。
5月3日、加用調教師からは「トレセンでの一通りの治療は終わり、あとは経過を見ながら徐々に調整を進められる状態となりましたので、今週金曜にいったん放牧に出し再調整することになりました。蹄のことでしたので心配しましたが、あとは時間とともに良くなってくれると思います。
馬房の前に人が立つと食べ物をおねだりしたり、ストレスには無縁のタイプのようにも見えますが、北海道の牧場とは馬の数も違い、厩舎も密集していて人も車も多く、見慣れないものにビックリしてしまったのでしょう。食欲はあって元気もあるので、慣れてくれれば大丈夫だと思いますよ」との連絡が入っている。
*****3歳馬*****
【ファントムシーフ】
チャンピオンヒルズで調整されて、4月27日の検疫で栗東・西村真幸厩舎に帰厩しました。帰厩後はCWコース中心に乗られており、5月3日現在、変わらず乗り込まれています。西村調教師は「先週帰厩しましたが、馬は元気で、馬体もフックラとしており、思惑通りの状態で帰って来てくれたました。明日か週末辺りからは時計を入れる予定です」とのことです。28日東京、3歳オープン・第90回日本ダービー(GI)・芝2400mへの出走に向けて順調です。
【パレルモ】
KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。この中間から騎乗を再開しており、3日現在、屋外ダート馬場にてハロン23~25秒程度のキャンターを2500~3000m乗られています。米田英世調教師は「先週、調教を再開したという報告を受けていますが、本馬に関してはまずはじっくり時間をかけて立て直すつもりで考えています。来週のゴールデンウィーク明けに一度状態を直接確認するつもりです」とのことでした。
【ミラクルティアラ】
4月30日・京都・端午S(3歳オープン・ダ1,400m)に出走し10着。
5月3日、加用調教師からは「レース後も脚元や体調に問題は見られません。前走は道中馬群で揉まれる競馬となったのも敗因の一つと思いますが、ここまで続戦してきているので、目に見えない疲れが出てきていたのかもしれません。レース後も変わった様子はありませんが、ここで一息入れさせることにしたいと思います」との連絡が入っている。
【レッドカフラー】
本日はCウッドコースで追い切りました。
CW 86.0-70.2-54.4-37.9-11.6 一杯
フリンジティアラ一杯の外0.3秒先行0.2秒遅れ
上村調教師「Cウッドコースで終い重点で動かしてみました。前向きでモタモタすることはなかったですし、フォームも未完成ながらも重心の低い走りで、フラットコースでの1本目の追い切りとしてはマズマズだったと思います。騎乗した助手は『促されると反応していたし、最後まで集中していて息の持ちも悪くなかった。短距離馬という雰囲気はなく、1800mくらいあっても良さそう』とのことでした。来週に私自身が乗ってみて、どこに適性があり、あと何本くらい追い切りが必要なのか確認してみようと考えていますが、京都開催中には出走態勢は整えることができるでしょう」
【レッドシュヴェルト】
角馬場運動後、Bコース1周。
尾関調教師「今日は角馬場とBコースで軽めの調整です。先週よりも硬さは軽減されていて、走りのバランスもしっかりしていましたね。追い切りは明日(木)か週末から再開する予定。稽古の動きを確認したうえで、来週か再来週のレースに向かう方向で進めていきたいと思います」
*****4歳馬*****
【ルピナスリード】
予定通り、4月28日に島上牧場を出発して、4月30日に北海道日高町のヤシ・レーシングランチへ移動しました。到着後、熱発してしまったため血液検査を行い、抗生剤を注射して様子を見て、5月1日には、平熱に戻りました。3日現在、長距離輸送のによる疲れを考慮して休養しています。八嶋代表は「こちらに来てすぐに39℃台まで体温が上がりました。きっと疲れていたのでしょうね。幸いすぐに体温は下がり、もう大丈夫だと思いますが、まずはしっかりと疲労を抜いてあげたいと考えています」とのことでした。
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。中間も、1600mダート馬場にてハロン17~18秒のキャンターを2000m乗られています。後藤場長は「この中間から少しピリッとするところを見せるようになりました。4日に帰厩することになりましたので、今週はゆったり乗って送り出したいと思います。馬体重は少し絞れて496キロ、体調面では問題ありません。こちらでは落ち着いて乗れていましたので、トレセンに入ってから少しでも休養前よりも大人になったと言ってもらえるように、頑張ってきてほしいですね」とのことでした。3日現在の馬体重は501キロ。
【レッドモンレーヴ】
乗り運動後、坂路下でダク、その後ウッドチップコースで追い切り。
ウッド
レッドモンレーヴ 68.4-53.0-38.2-24.1-11.5 馬なり
メリディアンローグ 68.9-53.4-38.6-24.3-11.6 馬なり
助手「今日は横山和生騎手が騎乗してウッドチップコースで併せ馬をおこないました。モンレーヴが追走する形だったのですが、一度レースを使っていることもあって気が入り過ぎないように動ける範囲でやってもらいました。3~4コーナーでも楽にギアを上げて、直線でも軽快なフットワークを見せてくれたと思います。息遣いもしっかりしていて、ジョッキーも好感触を掴んでくれたようです。いい状態にありますから、来週のレースに向けてこのまま進めていきたいと思います」
※5月13日(土)東京11R・京王杯スプリングC(G2・芝1400m)を横山和生騎手で予定。
【ルージュエクレール】
角馬場運動後、坂路にて単走で追い切り。
坂路 54.7-40.1-26.0-12.7 馬なり
萩原調教師「今日は坂路にて単走で追い切りました。テンから力むことなく折り合いを付けることができましたし、終いの加速もスムーズ。手応えにはまだ余裕がありましたよ。息遣いもしっかりしていて、一度を使った分の上積みも見込めますね。前走や今日の追い切りを見た感じでも、気持ちの面も以前に比べて落ち着いている印象。次走については、ここで距離を延ばしてみてもいいと思います。いい結果が出れば、今後のレース選択の幅も広がることが期待できますしね。来週の東京・テレ玉杯(牝馬限定・芝1800m)に引き続きルメール騎手で向かうことにしました」
※5月14日(日)東京9R・テレ玉杯(4歳上2勝クラス・牝馬・芝1800m)をC.ルメール騎手で予定。
*****5歳馬****
【ブランメイユール】
川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。4月28日に出走した後も目立ったダメージは見られず、5月3日現在、小向TCの走路で調教を開始しています。並木厩務員は「先週の浦和戦は、スタートはうまく出てくれましたが、二の脚の速さで後れを取って先手を奪われて、砂を被ってしまいました。それでも完全に戦意を喪失するところまではいかなかったように、この馬なりには頑張っていたし、体調も良いのだと思います。実際、レース後、飼葉が上がるようなこともなく、馬は元気です。次は再来週から始まる地元の900mの予定で、やはり現状は川崎の900mがベストだと思うので、巻き返せるように態勢を整えていきます」とのことでした。
*****6歳馬*****
【ワイドアウェイク】
5月6日(土)京都・4歳以上1勝クラス(牝・ダ1,800m)に和田竜二騎手で出走予定。
3日、加用調教師から「本日、坂路で併せ馬の追い切りを行い、4ハロン53秒3、ラスト13秒8を計時しました。併せた相手に遅れましたが、相手はジョッキーが乗っていた上にかなり攻め馬で動く馬ですし、この馬は助手が乗り、元々攻め馬駆けしないタイプなので、この位動けていれば十分だと思います。今週予定通り、牝馬限定のダ1,800mに向かいます」との連絡が入っている。
【レッドエランドール】
本日はEダートコースで調整しました。
田中克調教師「レース後も異常はなく、昨日(火)乗り出しました。ダートコースなどでハッキング調整をおこなっているところです。明日も同じメニューで調整し、金曜日あたりに坂路入りする予定を組んでいます。この後は6月18日(日)の檜山特別(ダ1700m)を目標に、在厩したまま調整を続けていくことにしました。1週目にもダート1700mの番組がありますが、ハンデ戦で斤量を背負わされるでしょうから、2週目の定量戦まで待つことを決めました。函館競馬場には栗東トレセンで1週前追い切りを終えてから運ぶつもりです」
※6月18日(日)函館10R・檜山特別(3歳上2勝クラス・ダ1700m)を予定。
*****8歳馬*****
【レッドヴェイロン】
Aコースを半周後、ウッドチップコースで追い切り。
ポリトラック 69.0-54.1-39.8-12.1 馬なり
鹿戸調教師「先週の土曜日に帰厩しました。今日はポリトラックコースにて単走で追い切りを消化。下ろしがけから力強い走りで、それでいてコントロールが利いて脚を溜めることができた分、仕掛け所の反応が良く、直線でもスッと反応してくれましたね。帰厩して1本目の追い切りとしては好内容だったのではないでしょうか。このまま本数を重ねていき、5月27日(土)の欅Sに向けて乗り進めていきたいと思います」
※5月27日(土)東京11R・欅S(4歳上オープン・ダ1400m)を予定。