*****3歳馬*****

【ルージュメイベル】

小島調教師「馬体重は4キロ減っていましたが、体付きは前走より良くなっていて状態も良かったと思います。ゲートでは待たされましたが、メイベルはゲート内で待っていたわけではないので、変にテンションが上がることもありませんでした。レースを重ねて発馬も良くなり、すんなり中団に収まって、ハミも程よい位置で噛んでいたと思います。ただ、残り1000mあたりから積極的に動いていったことで、最後はガス欠になってしまったとのことでした。結果的には前走のように後方から急かさずに走らせた方が良かったかもしれません。それでもレースを使うごとに経験値は上がっていますし、噛み合えばどこかでチャンスが来ていいと思います。一度栗東トレセンに戻して週明けには美浦トレセンに。その後はひと息入れることにします」

 

【マランジュ】

3月12日(日)阪神4R・3歳未勝利(芝1600m)戦に北村宏騎手54kgで出走・デビュー、馬体重は418kgでした。

レースでは好スタートを切りましたが、序盤は控えて中団あたりで進めていきました。道中は折り合いに専念にして脚をためると、勝負どころから外を通って徐々に前の馬たちに迫っていきました。先頭から4馬身あたりの位置で直線に向くと、そこから鞍上のゴーサインに応えて末脚を発揮。一完歩ごとに前との差を詰めていくと、ラスト50m付近で先頭の馬を捉え、そのまま1着でゴール。既走馬相手に見事デビュー勝ちをおさめています。2着馬とは1馬身1/4差、勝ち時計は1:34.7でした。

レース後、田中調教師は「デビューまでお待たせしてしまいましたが、この馬のペースで大事に進めてきたことが実を結んだように思います。北村騎手は『初出走でしたが、良く乗りこまれてる印象でレースセンスも抜群でした。ただ少し気が入りやすいくようなので、その点は今後も気をつけた方が良さそうです』とコメントしていました。騎手も言及しているとおり精神面に幼さを残すため、この後のことは週明けまで状態をしっかり確認したうえで検討します。ありがとうございました」と話していました。

 

*****5歳馬*****

【レッドレジェーラ】

古賀調教師「輸送で体重は減りましたが、体つきとしてはちょうどいいくらいだったと思います。他場にいたので騎手とは話せていないのですが、もったいない競馬でしたね。今回はゲート裏でチークを装着して競馬に臨みました。スタートはいつも通りでも、前走でそこから出してもらった効果か追走自体は楽なように見えました。あとは直線どれだけ伸びるかでしたが、内を突く以上は仕方がないとはいえ、完全に詰まってしまったのが残念でした。スムーズに捌けていれば、勝ち負けまではいかなくてもいいところまで来ていたと思います。現状はこのような直線だけスイッチを入れる競馬がいいのかもしれませんね。権利はありませんが、状態に問題がなければ続けて使う方向で考えていきます」

 

【ソニックムーヴ】

★3/12(日)中山・4歳上1勝クラス(ダ1200m)菅原明良騎手 結果10着

「ゲートのなかでバタバタっとした駐立となり、タイミング悪く頭を上げた際にスタートが切られてしまいました。今日はその影響から前半追走するリズムも悪く、前がスローで流れずに展開も向かなかった印象です。それでも勝負どころで外からポジションを押し上げて行く際、今日は首をうまく使って重心の低いフォームで走れていた。そこはネックストレッチなど稽古で取り入れている効果も見られるので、ソニック自身は着実に前進しています。もう少し慣れさせていけば、このクラスで勝ち負けできる力は持っていると思います」(伊坂重信調教師)