*****1歳馬*****

【マンテラライの22】

2月中旬現在、谷川牧場第二分場で夜間放牧中。スタッフは「中間は飼葉の量を控えめにしていますが、このひと月でも20キロ以上体重が増えて、馬体は明らかに上にも横にも大きくなりました。周りの馬たちと比べてもひと際存在感があり、当牧場の1歳で一番の大きさです。一方でガッシリと肩幅のあるつくりですが、均整がとれている体型なので、トップラインはまとまっていますね。そしてこの馬体に相応しく、パワーも随分とついてきました。本馬は母の第4仔で、こちらも兄姉を通じて経験値の蓄積があるので、飼葉量など適宜コントロールして管理していきます」とのことだ。2月上旬時点の馬体重は430キロ。

 

【メジェルダの22】

2月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧されている。村田康彰専務は「横から見たら比較的素軽そうに見せますが、これを後ろから見ると厚みはしっかり増してきました。現段階で、当牧場の牝馬の中では一番大きいですが、まだ腰が高いように、当然もっと大きくなります。脚長に見せるところなどミスターメロディぽいですし、お母さんのメジェルダが小さかったことを考えると、本馬は明らかに父の影響が強く出ていると思います。飼葉もウチの中では一番多いグループの量を与えてますが、しっかり食べてくれていますよ」とのことだ。1月末時点の体高151cm、胸囲169cm、管囲19.1cm、馬体重は375キロ。

 

*****2歳馬*****

【ファインノーブル】

谷川牧場第一分場で調整されています。21日現在、牧場内の400m屋根付きウッドチップコースを使って常歩とダクを乗った後、ハロン22~23秒のキャンター7周のメニューで乗られています。スタッフは「良くなっていると思います。育成を開始した頃の感じも払しょくされて、馬が大人になって、気持ちにゆとりが出てきたように感じます。身体もこのひと月の間でも10キロ増えました」とのことでした。21日現在の馬体重は494キロ。

 

【ディスペランツァ】

西舎共同育成場で調整されています。21日現在、BTCの屋内600mダートトラックでハロン22~25秒程度のキャンター3000mを乗られ、週2回は屋内1000mウッドチップ坂路を16-15程度で乗られています。スタッフは「兄のファントムシーフは、昨年の今頃は食べても思ったより身にならず、一時ペースを意識的に控えめにしたこともありましたが、本馬はよく食べて、そして食べた分が身になるので、そんな心配とは無縁ですし、性格も前向き過ぎる位前向きだったルピナスリード、そして結構ヤンチャだったファントムシーフと比べると扱いやすい性格です。吉岡調教師からの指示で今後は本州で進めることになり、28日出発の馬運車でチャンピオンヒルズへ向けて移動することになっているので、それまでしっかり乗り込んでいきます」とのことでした。11日時点の馬体重は516キロ。

 

【オーヴェルトゥーレ】

キタジョファームで調整されています。21日現在、屋内800mダート坂路2本を乗られており、週に1回は坂路を3本乗られ、その他ウォーキングマシン運動を調教の前後に30分ずつ行っています。岡マネージャーは「先週から週1回、坂路の本数を3本に増やしていますが、こたえた様子もなく、乗り込むことが出来ています。坂路でもしっかり前進気勢のある動きで駆け上がり、スピード感がありますね。母系から言えば勿論ダートだと思いますが、脚長の体型ですし、父のサンダースノーは芝のGIも勝っている馬なので、芝でも面白いかもしれないですね」とのことでした。

 

*****3歳馬*****

【マランジュ】

この中間も馬本位を心掛けてじっくりと調教を重ね、2月22日(水)はCWコースで6F90.1-73.5-57.6-40.8-12.7秒を併走・馬なりでマークしました。

田中調教師は「けさはラスト半マイルからジワッと伸ばすかたちで時計を出しました。思っていたよりも余力を残して動けていました。3月中のデビューを目指し、調整を進めていきます」と話していました。

 

【ファントムシーフ】

チャンピオンヒルズで調整されています。到着してすぐに開業獣医の馬体チェックを受けて、結果、馬体に異常はなく、大きなダメージも見られないとの事で、18日から乗り出しを開始しています。22日現在、角馬場でフラットワーク60分を乗られています。騎乗スタッフは「勿論、重賞レースで勝ったわけですからは、結構しっかりと走って来た筈なので、反動や疲れがないかを注意して見ていましたが、特に変わりもなく飼葉も良く食べています。跨った感じも疲れはなく、週末から馬場入りして進める予定です。西村真幸調教師からは、目標のひと月前位に帰厩させると聞いています」とのことでした。22日現在の馬体重は506キロ。

 

【パレルモ】

大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。この中間も走路と1400m内馬場を日替わりで乗られており、2月22日現在、角馬場で準備運動を行った後、ハロン20秒程度のキャンターを乗られています。なお、検討の結果、次走は川崎の椿賞に向かうことになり、改めて次走に向けて、17日にはC2の古馬と併せて追い切りが行われて、66.1-51.9-37.9を強めに追われて計時し、一杯に追われた相手に0秒6先着しています。米田調教師は「次走ですが、大井開催はスキップして椿賞を目指すことに決めました。ただ、椿賞は地元の川崎所属馬が優先で、今日川崎の登録が出て確認したところ、11頭地元馬がいて、残り3枠が他場馬の賞金順となり、現段階ではその中で26~27番目なので、回避馬は少なからずいるとは思いますが、それでも厳しいかもしれません。もし弾かれた場合は、3月7日大井のクラシックトライアルにスライドするという事にしたいと思います。追い切りは、1週前追い切りとして先週ビシッと行き、いい動きでした。追い切り後、若干トモに疲れが出ましたが、それは想定内の程度で、今週金曜日に最終追いでサラっと行きます。除外の可能性が低くはないですが、クラシックトライアルに向かうことになったとしても、ここで追い切っておくのはマイナスではないので、そのまま追い切りは行います」とのことです。今後は2月28日川崎、3歳オープン・椿賞(クラウンカップTR)・ダート1600mに登録を行う予定ですが、除外された場合は3月7日大井、3歳オープン・クラシックトライアル・ダート1800mに向かいます。詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。

 

【スマラグドス】

グリーンウッドTで調整中。

西園調教師から「強目を乗り出し順調にきているようですので、今週24日の検疫で帰厩させることにしました。帰厩後の状態を見ながらレースを検討していきます」とのこと。

 

【ミラクルティアラ】

2月19日・東京・3歳1勝クラス(ダ1,400m)に出走し2着。

22日、加用調教師からは「先週のレースでは本当に良く頑張ってくれました。レース後は背腰に多少疲れがあるようですが、脚もと等に問題は無く、今週一杯ケアに専念すれば回復してくると思います。在厩でしばらく様子を見ます」との連絡が入っている。

 

【ルージュメイベル】

角馬場で運動。

助手「今日は角馬場で軽めに乗って調整しました。坂路でしっかり動かすよりも角馬場にて両手前でスムーズに乗ることを優先でやっていますが、右手前のバランスがまだ不安定ところがあるものの、こちらの手前を長めに乗ってちゃんと走らせることをやっていますので、少しずつ良くはなっていると感じています。気持ちは走る気に向いてくれていますから、この後も入念に乗り進めていくつもりです」

 

角馬場運動後、坂路1本。

坂路 67.6-48.7-32.2-15.2 馬なり

小島調教師「今日は坂路で軽めに乗って調整しています。左手前で走っている時はいいのですが、右手前になると少しバランスが不安定なところがありますね。そのあたりは普段の角馬場から矯正してバランスを改善していきたいと思っています。今週はこのペースで乗って、週末から追い切りを再開するつもりです」

※3月11日(土)阪神5R・3歳未勝利(芝2000m)を岩田康誠騎手で予定。

 

【レッドルヴァンシュ】

角馬場運動後、坂路にて単走で追い切り。

坂路 52.7-38.9-25.7-12.7 馬なり

助手「今日は坂路で追い切りをおこないました。状態面は仕上がってきており、レースは来週になるので単走でやりました。テンからリズム良く走っていましたし、無理はしてないのですが、乗っている感覚以上に時計が出ていましたね。最後まで馬なりでしたからオーバーワークにはなっていませんし、今日は喉もそこまで気にならなかったですよ。脚元も落ち着いており、今はいい流れで調整ができていると思います」

 

角馬場運動後、坂路1本。

坂路 66.1-48.1-32.5-17.2 馬なり

助手「追い切りは明日(木)おこなう予定で、今日は坂路で軽めに乗って調整しました。普通キャンターでも喉は鳴ってはいるものの、動きにはだいぶ素軽さが増してきているように思いますし、体調面も良化傾向。ここまでは至って順調で、この後も乗り込みながらデビューに向けて準備をしていきたいと思います」

※3月4日(土)阪神5R・3歳未勝利(芝1600m)をM.デムーロ騎手で予定。

 

*****4歳馬*****

【ルピナスリード】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。2月18日のレース後も状態に変わりはなく、22日現在、厩舎周りの曳き運動程度で調整されています。なお3週間程度の放牧に出る予定で、24日にチャンピオンヒルズに移動します。吉岡調教師は「結果は残念でしたが、レース後、特に異常はありません。今回のレース内容を踏まえて、今後まずはローカル開催のオープン競走でしっかり力を付けて賞金を加算してから、再度、中央場所に参戦したいと考えています。なお、今年からオープン特別の別定戦(重賞・リステッドは除く)は、古馬3勝クラスと同じく、前走3着以内馬が最優先で、次いで出走間隔の長い順に出走馬が決まる方式に変わりました。ですので節が足りるか、微妙なところはあるのですが、現時点では、次走は4月の福島、芝1200mのオープン特別を考えています」とのことです。今後は、4月9日福島、4歳以上オープン・モルガナイトステークス・芝1200mへの出走を視野に入れて進めていきます。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されています。この中間も、朝夕にウォーキングマシン運動を1時間行っています。後藤場長は「変わりなく、順調です。今週末には診察を受けて、許可が下りれば騎乗再開したいと考えています」とのことでした。

 

【レッドモンレーヴ】

本日の検疫で帰厩しました。

 

*****5歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。来週から始まる川崎開催へ向けて引き続き小向TCの走路で攻め馬が行われており、2月20日には中間追い切りが行われて、56.2-41.9を強めに追われて計時しました。並木厩務員は「月曜日に中間追いを行きましたが、時計的には、見た目そこまで速くはないものの大外を通ってのものなので、なかなかの好時計と言っていいと思います。無理せず浦和を回避した甲斐がありました。徐々に暖かくなってもきましたし、気配は上向きです。ただ、今開催も頭数が多く、2鞍組まれている900mは共に補欠の1番手で、その他初日の1400mに編成されています。ただ、現状で1400mを使うというのはあれですので、ひとまず900mで回避馬が出るのを待ち、もし除外だった場合は、3月13日からの船橋開催の1200mに向かうという2段構えで考えています」とのことです。3月1日または2日の川崎、C2・ダート900mに登録を行う予定ですが、2月22日現在、補欠の1番手で除外の可能性があります。詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。

 

【ワイドアウェイク】

グリーンウッドTで調整中。

2月22日、加用調教師からは「強目をコンスタントに消化し、移動の態勢は十分に整ったようです。今週の検疫で帰厩させることにします」との連絡が入った。検疫馬房が取れ次第、移動予定。

 

【レッドレジェーラ】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

古賀慎調教師「昨日帰厩させました。短期の放牧でしたし、牧場にも中京で使えるようにお願いしておいたので、体も緩むことなくいい馬体で戻ってきています。多少余裕はありそうですが、冬場ということを考えれば太いわけでもないので、ここから長めに乗っていけばすぐに締まってくるでしょう。追い切りでは動くだけに、競馬でどうスイッチを入れるかですが、馬具の使用や競馬までの持って行き方を含め色々工夫しながらやっていきます。1本やってみての動きを見てからですが、息が大丈夫そうなら次の中京の1週目から入れていくつもりでいます」

 

本日の検疫で帰厩しました。

 

*****8歳馬*****

【レッドヴェイロン】

北の角馬場で運動。

鹿戸調教師「追い切った翌日なので、北の角馬場で軽めに乗っています。脚取りはしっかりしていましたし、今日は馬場入りもスムーズでした。飼葉も完食しているようにコンディションは悪くありません。レースに向けて、もう一段レベルを上げていきたいと思います」

 

Aコースを半周後、ウッドコースで追い切り。

ウッド 68.9-54.3-39.9-26.0-12.9 馬なり

鹿戸調教師「今日はウッドコースで追い切りました。最近になって以前見られた馬場入りを嫌がる面が日に日に強くなっていて、馬場入り後も自分から進んで行く感じがなかったです。追い切りはスピードに乗ってからはしっかり動けていましたが、直線では馬なりの手応えにしてもギアが上がらず一本調子な感じだったとのこと。この辺りは年齢的なものも出ているのかもしれません。レースに向けては順調にメニューを消化できているので、週末、来週と追い切って何とか良かった頃の状態を整えていきたいと思います」

※3月5日(日)10R・総武S(4歳上OP・ダ1800m)を吉田豊騎手で予定。