*****3歳馬*****

【レッドカフラー】

矢作調教師「前回は体つきに余裕があったのでマイナス8キロはちょうど良かったと思います。明らかに引き締まった感じでした。ただ、スタートが決まりませんでしたね。坂井瑠星騎手も『連闘だったせいかゲート内でうるさくて出遅れてしまった』とのことでした。そうなったことで後ろから進めるしかなくなったのですが、この馬場の中、外を回しながら最後まで脚を伸ばしてきたように頑張ってはくれました。時計を見るとメンバーレベルは決して高くなかったようですが、レース内容に進歩が見られたことは収穫と言っていいかもしれません。この競馬を覚えてくれれば大崩れはしないはずですし、展開がハマればそのうちいいところまで手が届くのではないでしょうか。この後については馬の状態を見てから決めさせていただきます」

 

【ミラクルレジェンド】

1月15日(日)中京・3歳1勝クラス(ダ1200m)にM.デムーロ騎手で出走し2着。

加用調教師からは「今日のレースはゲートが全てでした。今回は調教を含めても初騎乗だったので、ゲート入りから気難しさを見せていました。キックバックを嫌がるので、最後方から外に持ち出す競馬をさせましたが、次走はゲート入りからゴールまでスムーズな競馬をさせたいと思います」との連絡が入っている。

 

【レッドシュヴェルト】

尾関調教師「一度レースを使ったこともあり、返し馬に向かう前からファイト気味なところもありましたので、ゲートのこともジョッキーには伝えておきました。それでも課題のゲートは今回もイマイチでしたね。ゲート内では我慢してくれていたようですが、前扉が開いてからはスッと出られずスタートで後手を踏んでしまいました。イメージしていたよりレースは流れてくれましたし、その後も余裕をもって追走。仕掛けどころから上々の反応で上がってきて、直線に向いてからも脚は使ってくれているんですけどね。力むところはありながらもジョッキーは上手くコントロールしてくれていたと思いますが、直線で最後の坂に入ってから少し脚色が鈍くなってしまって差し切るまではいきませんでした。このあたりはゲートもあって、前半に余計な脚を使った影響もあるでしょうね。バシュロ騎手は『能力はありますし、追い出してからもしっかりと伸びてくれていますが、今日はゲートを上手く出してあげられなかったことが全てですね。距離はマイルが合っていますが、少し延ばしてみても対応してくれると思います』とレース後に話してくれました。ここは結果が欲しかっただけに非常に残念ですし、応援していただいた皆様にも申し訳なく思っています。次走についてですが、続けてレースを使いましたので、戻ってからの様子を見て判断させていただければ。権利は取れましたが、気持ちの面など強く出してくるようになっていますからね。馬と相談しながら放牧、続戦など考えていきます。いずれにしてもスタートを重点にゲート練習をしていく必要がありそうです」

 

【ドゥラチェレステ】

現在はパドック放牧をおこなっています。退院後しばらくは数時間おきに様子を見ていましたが、術後の経過は良好。今は1日4回に分けて飼い葉を与えていますが、普段どおり食欲がありますし、ボロの状態からももう心配はなさそうです。今月中旬から午前中はパドックに放しており、早ければ下旬にもウォーキングマシンでの運動を再開する予定です。

 

*****5歳馬*****

【レッドアウレア】

尾関調教師「レースは中山競馬場のモニターでの確認となりました。フォームが伸びてしまうところがあるので、前半は体を起こし、馬のリズムを優先してレースを運ぼうと事前にジョッキーとは話していました。ジョッキーも作戦通りに乗ってくれて、序盤はフットワーク良く動けていましたが、脚抜きの良い馬場で時計も速かったですからね。最後は脚を使ってくれていますが、上位争いは厳しかったです。それでもレース内容には前走からの前進を感じることができましたし、収穫のある一戦でもありました。小倉に連れてきたので続けて使うつもりでいますが、脚元のこともありますので、レース後に少しでも違和感があるようなら無理せず戻して、放牧に出して立て直すことも考えています」

 

【スノークォーツ】

現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。今月上旬からは運動時間を30分延長していますが、その後も患部の状態に変化はなさそうで、体調面に気になるところもありません。次回の定期検査までは現状メニューを継続しながら回復を促していく予定です。

 

*****6歳馬*****

【エクストラノート】

★1/15(日)中京・天竜川特別(ダ1800m・混)坂井瑠星騎手 結果9着

「道中ペースが上がりませんでしたし、今日の前残りの馬場だとこの馬にとっては厳しかったですね。ただ、最低限の9着は確保してくれましたし、昇級緒戦、初の58kgということを考えれば、そこまで悲観する内容ではなかったと思います。体重増はこの時期で少し余裕があったこともありますが減ってしまった分が戻ってきたものですし、次はもっと良くなってきそうです。坂井騎手は『以前乗った時とは別馬のようでした。慣れてくればこのクラスでも勝ち負けができると思いますよ』と話していました。上がりの状態を見てまた今後のことを考えていきます」(加藤和宏調教師)