*****2歳馬*****
【マランジュ】
ここまでの乗り込みが身になってきた印象で、体力の底上げが進んで動きの面も良化傾向です。この中間もウォーミングアップとして周回コースをハロン22秒程度で4周した後、坂路コースに入って1本をハロン17秒で登坂することを基本としています。また、引き続き週2日は坂路でハロン13~15秒の速めキャンターも継続しているところです。
【ファントムシーフ】
栗東・西村真幸厩舎で調整されています。中間も順調に坂路とCWチップコースを併用しながら乗り込まれており、16日現在、CWチップコースにて調教助手が跨って、93.8-77.6-60.8-43.7-14.3の時計で乗られています。西村調教師は「帰厩後、時計は出していませんが、しっかりと下地を作るイメージで坂路とコースを併用して乗り込むことが出来ています。息遣いなども良い雰囲気になって来たので、そろそろ時計を入れていくタイミングも考えながら進めていきます」とのことでした。
【パレルモ】
大井競馬場・米田英世厩舎で調整されています。中間は、競馬場の走路で調教を開始しており、16日現在、ダク1200mとハロン20秒前後のキャンター3000mを乗られています。米田英世調教師は「KSトレセンで2度視察した時は落ち着いた様子でしたが、育成場と競馬場との環境の違いなのでしょうか、こちらでは常にではないですが、時折カーっとするところを見せています。調教中も特に最初のダクを乗っている時にテンションが上がり易く、ハミを上に弾くようなところも見られます。こちらでも飼葉はペロリと食べていますが、その辺りが、道営時代に『食べている割に身になり難い』と言われていた原因なのかもしれません。今後ですが、ひとまず12月5日から始まる大井開催での出走に向けて進めていきます」とのことでした。
【スマラグドス】
11月26日(土)阪神・ラジオNIKKEI杯京都2歳S(GⅢ・芝2000m)に向けて調整中。
16日、西園調教師から「今週は1週前ですので、CWチップコースで松山騎手を背に、併せ馬でしっかりと追い切っています。併せた相手を前に置いて追いかける形を設定し、5ハロン6ハロンのところでは大分離れた位置となりましたが、本馬は大外を回って脚を伸ばし目標の相手に先着しました。相手も6ハロン80秒4でまとめているだけに評価できる内容だと思います。松山騎手は『内にモタれる所はありましたが、しっかりとした負荷をかけられたと思います』と感触を話してくれました。今週キッチリと追い切れましたので、来週は上がり重点の内容でレースに臨むつもりです」との連絡が入っている。
【ミラクルティアラ】
11月20日(日)阪神・2歳未勝利(ダ1400m・牝)に松山騎手で出走予定。
16日、加用調教師からは「今週も坂路で併せ馬の追い切りを行い、松山騎手を背に4ハロン54秒1、ラスト12秒4を計時しました。松山騎手も『状態に変わりは無さそうです』と感触を確認してくれています。前走は厳しい状況の中で良く頑張ってくれましたし、今回はスムーズな競馬で力を発揮して欲しいと思います」との連絡が入っている。
【ドゥラチェレステ】
現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。今月中旬にロンギ場で試し乗りをおこなったところ、再度四肢に浮腫みの症状が出たため、一旦マシンでの運動のみにとどめて楽をさせています。念のため獣医にも診てもらいましたが、骨などに異常はなく体質的な弱さが原因になっているようなので、その辺りに気を配りながらメニューを組んでいった方が良さそうです。
【ルージュメイベル】
坂路下馬場で運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
坂路
ルージュメイベル 55.6-41.3-27.6-14.1 馬なり
トーアライラック 55.9-41.3-27.6-14.1 馬なり
小島調教師「今日は坂路で追い切りました。同じデビュー前の馬と併せてメイベルが追走する形でしたが、下ろしがけから良いリズムで走れていましたし、ハミの取り方などもしっかりしていました。まだ時計は遅めですが、全体的に良い走りができていたので良かったです。この後の追い切りでは稽古駆けする馬に併走相手にして、徐々にステップアップしていければと考えています。デビュー戦はもう少し乗り込んでから決めさせてもらいますが、先週もお伝えしたように年内デビューの目標で考えています」
【レッドシュヴェルト】
本日の検疫で美浦トレセンに帰厩しました。
【レッドルヴァンシュ】
馬体重:524キロ
坂路主体のメニューを継続しており、現在は週1回ハロン15~16秒ペースで1本、2本目には14-14で1本。週2回は1本目にハロン16秒ペース、2本目はハロン15秒ペースで、週2回はハロン15秒ペースで2本といった調整内容になっています。ハロン15秒台のところも順調に本数を重ねていますが、左前肢の状況には良い意味で変化はありません。以前は止め際などに息が荒くなることもありましたが、体力が備わってきたこともあり、そういった面も今は見られず、取り入れはじめたハロン14秒台のメニューにもしっかりと対応してくれています。トモの強化など課題と向き合いながら今後も乗り込みを進めていきます。
*****3歳馬*****
【ルピナスリード】
チャンピオンヒルズで調整されています。中間は徐々に調教のピッチを上げており、16日現在、角馬場で身体をほぐした後、ダートトラックコースで軽めキャンター2000mと、坂路をハロン18秒程度のペースで1本乗られています。小泉厩舎長は「まだ来年の競馬番組は発表されてませんが、『年明けの1月に出走させたいと考えているので、ピッチを上げていって欲しい』と吉岡調教師から指示がありました。今週から坂路で負荷を強めましたが、問題ありません。この後もどんどんピッチを上げていけると思います」とのことでした。
【ラッキーガブリエル】
引き続き、松風馬事センターにて舎飼で休養中です。中間も変わりなく過ごしています。後藤場長は「体調は安定しており、良く食べて、問題なく元気にしています」とのことでした。
【ダイヤモンドフジ】
13日、田中一巧調教師から「レース後の脚もとや馬体に気になる箇所はありません。引き続き体調は良好ですので、今月下旬の開催に向けて厩舎で調整を進めていきます」との連絡があった。
【ジュレップグラス】
★11/15(火)盛岡・C2三組(ダ1400m)村上忍騎手 結果3着
「メンコにチークピーシズを装着させていただきました。スタートがいまひとつだった点を除けば、転入初戦としてはまずまずの内容だったのではないでしょうか。集中できていたと思います。ジリジリとでしたが、しっかりと伸びてくれましたからね。次走までにゲート練習をして、補完しておきましょう」(櫻田康二調教師)
【レッドモンレーヴ】
乗り運動後、坂路下でダク、その後ウッドで追い切り。
ウッド
レッドモンレーヴ 86.2-69.5-54.0-39.0-11.7 馬なり
バスマティ 86.7-69.9-54.3-39.3-11.9 馬なり
助手「今日はウッドで追い切りました。間隔もあまりないのでビッシリやったわけではないですが、引き続き動きは良さそうでした。一気に絞れたわけではないですが、前回よりは楽に体が動けている感じがしますし、歩様も問題なくいい状態を維持できていると思います。走り出せば真面目に集中して走ることができているので、テンションが高いのは高いですがいつも通りといったところ。前回の内容ならクラスの壁はなさそうなので期待しています」
蛯名正調教師「長い休み明け2戦目であまりギュッとやりたくなかったので、ソフトにやってきましたが、調子落ちなどは感じません。活気もあって動きもいいですし、力を出せる状態だと思います。相手は揃った感じですが、前回のパフォーマンスなら十分通用するでしょうし、騎手もどんな馬かはわかっているはずなので後はお任せしたいと思います。ここを勝ち切れるようなら今後が非常に楽しみになるので頑張ってもらいたいですね」
※11月19日(土)東京10R・秋色S(3歳上3勝クラス・芝1600m)を戸崎圭太騎手で予定。
*****4歳馬*****
【ブランメイユール】
阿見トレーニングセンター内チェスナットファームで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にてハロン18秒のキャンターを3000m乗られています。牧場スタッフは「多少の硬さはあるものの、問題なく乗り込むことができています。変わらず元気いっぱいです」とのことでした。
【ワイドアウェイク】
11月19日(土)阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1800m・牝)に鮫島克駿騎手で出走予定。
16日、加用調教師からは「この中間も変わりは無く、本日坂路で単走の追い切りを行っています。今日は軽い騎乗者が乗っていたため、少し時計が出過ぎてしまいました。騎乗者が軽かったこともあって、前半かかり気味で行った割にラスト13秒1で踏みとどまって登坂してきました。馬の調子自体は変わらず順調です」との連絡が入っている。
【レッドアウレア】
角馬場運動後、ウッドコース1周、最後にゲート練習。
ウッド 85.2-60.9-37.9-17.8 馬なり
尾関調教師「今日は角馬場とウッドコースで軽めに乗ってからゲート練習。メンコを装着して練習しましたが、うるさい面もそこまで見せず、入りからスタートまでスムーズに対応してくれました。テンションも高くなっていませんし、今日の感じなら大丈夫だと思うので、明日ゲート試験を受けることにしました」
【レッドレジェーラ】
角馬場後ウッドで追い切り。
ウッド
レッドレジェーラ 83.1-67.6-53.0-38.7-12.3 馬なり
トーセンダリア 83.5-67.8-53.3-39.0-12.3 馬なり
トーセンマーク 84.2-68.3-53.6-39.3-12.4 馬なり
古賀慎調教師「今週もウッドで追い切りました。併せた2歳の動きを見ながらやりすぎない程度にやっておきましたが、やはり動きはいいですよ。直線も軽く合図をしたらスッと反応できていましたし、最後もやろうと思えばまだまだ出そうな手応えでした。前回も良かっただけに一度使った上積みという点ではそこまでではないかもしれませんが、これだけ動けるのだから状態は変わらず良いと思います。トモの疲れもすぐに抜けて乗り出しも早かったように徐々にしっかりしてきた印象ですが、治療に関してはこれまで通り継続しながらやっていくつもりです。先週、以前乗っていた松若騎手に話を聞いてみたのですが、『なかなか精神面が安定しないけど一つスイッチが入りさえすればもっとやれるはずです』と話していたので、色々試しながら走ることに気が向くようにしてあげたいですね。予定通り今週使うつもりですが、今回はもう少しポジションを取るような競馬をさせてみたいです」
※11月19日(土)福島12R・3歳上1勝クラス(芝2000m)を斎藤新騎手で予定。
*****5歳馬*****
【モンストルオーソ】
現在は坂路2本を18秒ペース(週2回は15秒ペース)のメニューで調整しています。今月初旬以降は15-15の頻度を週2回に増やしていますが、ここまで両前球節部の状態は特に変わりありません。しっかりと負荷を掛けながらも落ち着いた状態をキープすることが出来ています。なお、この後は帰厩に向けて本州の育成場で調整を進めることになりました。17日(木)に北海道を出発し、翌18日(金)に茨城県・松風馬事センターへ移動する予定です。
【レッドエランドール】
角馬場後、坂路1本。
坂路
レッドエランドール 55.1-40.3-25.9-12.4 馬なり
ロッシュローブ 55.0-40.1-25.8-12.4 馬なり
田中克調教師「今日は坂路で併せて追い切りました。いつも通り動きは問題なかったですね。どうも淡々と走り過ぎている感じはあるものの最後まで楽そうでしたし、動きだけ見れば言うことがないくらいだと思います。頓挫があっただけにどうしても慎重になりますし、『もっと上の状態があるはず』という思いはあるのですが、エランドールなりに気も戻ってきた雰囲気はあるので、このまま進めていくことに関しては問題ないでしょう。先週あたりと比べればピリッとしてきた感じはあるので、今のところ来週使うつもりで進めていきます。乗り込んできているので体は前回の競馬より締まって見えますし、来週までにもう一段上げて競馬へ向かえるように調整していきます」
※11月27日(日)東京10R・アプローズ賞(3歳上2勝クラス・ダ1600m)を浜中俊騎手で予定。
*****6歳馬*****
【レッドクレオス】
運動のみ。
蛯名正調教師「競馬でぶつけられたこともあるので、念のためレントゲンも撮りましたが、特に問題なかったです。使ったなりの硬さはありますがいつもと同程度ですし、傷なども確認されなかったので今のところ大丈夫でしょう。直線スムーズにいっていたらどのくらい脚を使えたか見たかったですが、あそこからもう一度盛り返したように、だいぶ走りは安定してきましたね。騎手とも話しましたが、走りが嵌るまでに時間がかかるので、現状は東京のような直線の長いコースが良さそうです。次走は年明けの東京開催に向かうつもりでいます。明日(木)放牧に出して、来年の番組が出てからいつ戻すかなど考えるつもりでいます。どこかでチャンスがきそうなので、戻ってきたらまた頑張ってもらいましょう」