*****2歳馬*****

【ファントムシーフ】

チャンピオンヒルズで調整されています。先週末から坂路に入って調教を進めており、26日現在、馬場でウォーミングアップを行った後、トラックコースに入って軽めキャンター2000mを乗られ、その後は坂路に移動してハロン20秒程度で1本乗られています。岡元厩舎長は「西村真幸調教師から24日に状態確認の連絡があり、『こちらでは速い時計を出さずにしっかりと時間を掛けて乗って欲しいい』との指示だったので、それに合わせたメニューで進めています。まだ確定はしていないようですが、帰厩のタイミングも考えている雰囲気でした」とのことでした。

 

【パレルモ】

KSトレセン内森本スティーブルで調整されています。中間からは負荷を上げて、屋外ダート馬場にて普通キャンター3000mと、週に2回700m坂路で終いを1ハロン15秒までペースを上げて乗られています。川俣場長は「速い調教に入ったらどうかと思っていましたが、今のところ聞いていたほどの煩い感じはなく、馬自身の調子も良さそうです。11月の入厩に向けて、ピッチを上げて進めていきます」とのことでした。

 

【スマラグドス】

西園正都調教師から「10月26日の検疫で帰厩させます。予定のレースまでちょうど1ヶ月、厩舎でしっかり仕上げていきます」との連絡が入った。

11月26日(土)阪神・ラジオNIKKEI杯京都2歳S(GⅢ・芝2000m)に向けて調整する。

 

【ミラクルティアラ】

この中間も順調。11月20日(日)阪神・2歳未勝利(ダ1400m・牝)に向けて調整中。

10月26日、加用調教師からは「この中間も変わりは無く、普通キャンター中心のメニューを順調に消化しています。デビュー戦で内ラチに接触する事象もありましたし、馬への負担を考えてできるだけ出走間隔を空けてやりたいと思っています。今のところ変わりは無いようですので、このまま目標のレースに向けて進めて行きます」との連絡が入っている。

 

【ルージュメイベル】

担当スタッフ「明日(木)の検疫でのトレセン入厩となりましたので、今晩こちらを出発します。先週は15-15でのメニューを継続。今週は火曜日に坂路で3ハロン42.5-13.5のタイムで1本登坂しています。まだ、全体に力不足といったところもあって、時計には対応してくれましたが余裕はありませんでした。ただ、こちらでは初めての速いところですから仕方のない部分はありますね。馬体重は444キロ。ピリッとした気性もありますけど、シルエットは締まってきた印象です。まずはゲート試験合格へ向けてという調整になるのかと思いますが、この気性ですからトレセンの雰囲気の中でどれだけ平常心をキープしていけるかがポイントになってきそうです。まずは輸送をうまくクリアしてもらえればと思います」

 

*****3歳馬*****

【ルピナスリード】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。22日のレース後も状態は特に変わりなく、27日にチャンピオンヒルズへ移動する予定です。吉岡調教師は「初めての1200mで、かつ昇級初戦という課題を見事1発でクリアしてくれたのは馬の力の証明だと思います。レース後は、左トモに擦過傷が見受けられますが、特に気にしていませんし、問題ない程度です。年内はここで一旦お休みを入れて成長を促したいと考えています。年明けの番組が競馬会から発表されてから、次走について考えていきたいと思います」とのことでした。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターにて、舎飼で休養中です。後藤場長は「中間も、変わりなく過ごしています。気分も良さそうで、顔を出せる馬房にいるのですが、天気の良い日は顔を出して日向ぼっこしていたり、リラックスしている様子が窺えます。左前脚の患部も、熱感もなく、外見からはわからない程度になっています。洗い場までは歩かせたりもしていますが、大きな庇いも見られません。先週の削蹄の際に蹄の状態も見てもらって、問題はありませんでした。今週末にレントゲン撮影の予定です」とのことでした。

 

【ジュレップグラス】

★10/26(水)名古屋・C18組(ダ1500m)岡部誠騎手 結果5着

「鞍上の岡部誠ジョッキーは『前々での競馬を試みましたが、少しでも砂が飛んでくると、それを避けようとしてしまって。前走以上に今日はとにかくキックバックを嫌がっていました。外に出してもハミを取ったり取らなかったり。走りが安定しませんでしたね』と話していました。今回もチークピーシズを着用して臨みましたが、その効果も薄かったよう。繊細というか我が強いというか、メンタルのコントロールが難しいですね」(藤ケ崎一人調教師)

 

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。

坂路

レッドモンレーヴ  52.9-38.1-24.6-12.2 馬なり

インスタキング   53.7-38.8-25.0-12.5 馬なり

テイエムサウスダン 53.2-38.4-24.7-12.2 馬なり

助手「今日は坂路で追い切っています。最後は3頭で併せて時計を出しましたが、動きは変わらず良さそうでしたね。だいぶ競馬モードに入ってきていてピリッとしてきてはいますが、走り出せば折り合いもつきますし、ギアを上げてからは唸るくらいの行きっぷり。かなり状態は良さそうですよ。坂路中心とはいえ量は乗ってきているので、息の保ちも大丈夫。長い休み明けとしてはいい状態で競馬にいけると思いますよ」

蛯名正師「現時点で前回からプラス10キロくらいなので、ある程度増えての競馬になるとは思いますが、成長分も少なからずありそうですし、ここまでの動きを見ても重いということはないはずですよ。スピードに乗ってからはさすがという動きを見せているように、ここでも能力的に引けは取らないと思っています。藤澤先生の名の入ったレースということで結果を出したい気持ちはありますが、馬自身長い休み明けになりますし、まずは無事に戻ってきてもらいたいですね」

※10月30日(日)東京9R・レジェンドトレーナーC(3歳上2勝クラス・芝1600m)を川田将雅騎手で予定。

 

*****4歳馬*****

【ブランメイユール】

阿見トレーニングセンター内チェスナットファームで調整されています。この中間も、屋外ダート馬場にてハロン20秒のキャンターを3000m乗られています。牧場スタッフは「変わらず多少の硬さはありますが、特に問題なく乗り込んでいます。前向きさも出てきているので、このまま進めていけたらと思います」とのことでした。

 

【ワイドアウェイク】

10月22日・阪神・3歳以上1勝クラス(ダ1800m・牝)に出走し3着。

26日、加用調教師からは「レース後も問題は無く、すでに軽い乗り運動を再開しています。次開催の3週目に組まれているダ1800m(牝)に向かいたいと思います。中1週で出走した後なので、間隔を空けた方が良いと思いますし、メンバー的にも牝馬限定戦の方が良さそうです。自分の競馬をして頑張ってくれれば」との連絡が入っている。

 

【ルージュアドラブル】

本馬は10月22日の東京競馬・3歳以上1勝クラスに出走して11着での入線。思うように本来の力を発揮することができず二桁着順が続いてしまっている現状を踏まえ、本馬の今後について関係者間で協議した結果、誠に残念ではございますがここで引退の結論に至りました。出資会員の皆様には追って書面にて詳細をご報告させていただきます。なお、本馬は繁殖牝馬となる予定です。長い間、ルージュアドラブル号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

国枝調教師「鮮やかに突き抜けたデビュー戦からもポテンシャルの高さは疑いようのない素材ながら、母系に入るステイゴールドの血なのか燃えやすい気性の持ち主で、馬体の維持や気持ちのコントロールが難しい馬でした。小柄な体もどこかでグンと変わってくる時期がくるとみていたのですが、気性が邪魔をしていたのか、4歳となっても馬体重に大きな変化はありませんでした。噛み合いさえすれば結果はついてくるはずという期待を込めて距離など条件を替えてもみましたが、結果に繋げることができず申し訳なく思います。この後は繁殖牝馬としての仕事が待っているとのこと。貴重な名牝マックスビューティの血を引く良血馬ですからね。高いポテンシャルを秘めた素晴らしい子供を産んでくれるのではないでしょうか。これまでルージュアドラブル号にたくさんの応援をいただき、本当にありがとうございました」

 

【レッドレジェーラ】

運動のみ。

古賀慎調教師「競馬後なのでまだ楽をさせていますが、そこまで硬さもなく、背腰の感じもへたってはいないですね。トモにはさすがに疲れがあるかなというところですが、治療しつつ日に日に力強さは戻ってきているので、そこまで気にしなくてもよさそうです。斉藤新騎手と話しましたが、『トモも含め前より体全体が良くなって動いていたと思います。ちょっと慎重に乗りすぎてしまったけど、芝の走り自体は問題なく、最後は脚を使えていたので条件としては合っているのでは』ということでしたよ。外から見ていても芝のフットワークは悪くなかったと思うので、もう一度芝でポジション取るような競馬をさせてみたいと考えています。この後乗りだしてみて問題なければですが、3回福島3週目の芝2000mあたりを視野に入れていきます」

※11月19日(土)福島12R・3歳上1勝クラス(芝2000m)を予定。

 

*****5歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

26日、竹内調教師から「レース後の脚もとや馬体に気になる箇所はなく、本日ケイツーSへ移動しました。暮れの阪神或いは中京開催目標で調整していきます」との連絡があった。

 

【レッドエランドール】

角馬場後、坂路1本。

坂路 68.3-50.2-32.7-16.1 馬なり

田中克調教師「ここまで注意深く馬体の様子を見てきましたが、どこといって違和感はなく、歩様も全く問題はなさそうですね。前回のコーナーを回ってくる格好が気になったのですが、気分的に嫌気を差してフォームが乱れただけだったのかもしれません。獣医さんに診てもらっても所見はなかったので、このまま立ち上げていくことにしました。今日は坂路を軽く上がりましたが、相変わらず覇気があって元気も良かったですよ。このまま状態を見つつ乗り込んでいって、順調にいくようなら3回福島2週目あたりを目標にしていくつもりでいますが、股関節を含め少しでも気になるところが出たら無理はさせないという方針でいかせていただきます」

 

*****6歳馬*****

【レッドクレオス】

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。

坂路

レッドクレオス   54.8-39.9-25.9-12.8 馬なり

バニシングポイント 55.2-40.3-26.2-12.9 馬なり

助手「今日は坂路で追い切っています。徐々にペースを上げてきて、今日は40を切るくらいまで伸ばしていますが、問題なく対応できていますよ。日曜には坂路を2本上がったりして重めが残らないようにしていますが、体つきを見てもそこまで太くは見せないので、このまま乗り込んでいけば自然に締まってくるでしょう。今回はここ最近と比べても硬さも気にならずすごく雰囲気がいいので、この感じのまま進めていきたいですね」

蛯名正調教師「元々そこまで煩い馬ではないですが、今回はいつにもまして落ち着きがありますし、馬体の感じもいいですね。涼しくなって体調も上がってきているのかもしれません。トモに関しては相変わらず緩さは感じますが、まだ競馬まで2週あるので、少しでもしっかりしてくるように乗り込みを続けていきます」

※11月12日(土)東京10R・奥多摩S(3歳上3勝クラス・芝1400m)を内田博幸騎手で予定。