*****1歳馬*****
【アンデスクイーンの21】
8月19日にノーザンファーム空港牧場へ移動。
馴致の一環としてロンギ場での軽い乗り運動を開始しており順調。ここから徐々に乗り進めていく。9月初旬の馬体重は430キロ。
【シンギングセンセーションの21】
ここまでナスノファームにおいて昼夜放牧を行って成長を促し、9月7日にチェスナットファームへ移動している。ここから初期馴致を開始する。8月下旬の馬体重は475.5キロ。
加用調教師からは「チェスナットファームで馬を見てきました。移動直後でしたが馬体はしっかりして見えました。これからブレーキングを開始し、その後も順調に進んでくれればと思います」との連絡が入っている。
【エイシンバンバの21】
ナスノファームにおいて昼夜放牧を行って成長を促し、8月22日に武田ステーブルへ移動している。
牧場担当者から「入場直後はソワソワしていましたが、数日で落ち着き初期馴致も直ぐに始めることが出来ました。現在は1頭で屋内馬場で乗り慣らしを行なっています。少し我の強い面はありますが、ここまで順調に来れていますので、近々集団調教へと移行する予定です。飼い葉喰いも問題ありません」との連絡があった。9月上旬の馬体重は445キロ。
*****2歳馬*****
【マランジュ】
この中間も直線坂路コースにて週3日は、3F48秒を目安に1日1~2本駆け上がり、それ以外の日は周回コースでハッキング4000mとトレッドミル運動に取り組んでいます。
馬体面で大きな変化はありませんが、体力や心肺機能は着実に上向いています。さらに時計を詰めて乗りながら、しっかりと走りを完成させていきます。最新の馬体重は421kgです。
【ファントムシーフ】
栗東・西村真幸厩舎で調整されています。先週は、4日にCWチップコースにて調教助手が跨って併せ馬で半マイルで追い切りが行われ、59.4-42.4-13.3を馬なりで計時し、併せた相手と同入しました。今週は、7日にCWチップコースにて調教助手が跨って3頭併せ馬で追い切りが行われ、82.8-66.7-52.2-37.2-11.0をゴール前で一杯に追われて計時し、併せた相手に最先着しています。西村調教師は「中間はしっかりとCWコースで調整してきた甲斐あって、前躯と後躯の連動性がかなり良くなりました。今日は、終いだけ追いましたが反応も良く、良い動きでした。来週の追い切りは福永祐一騎手に跨ってもらう予定です」とのことです。引き続き、24日中京、2歳オープン・野路菊ステークス・芝2000mに福永祐一騎手での出走を目標に進めていきます。
【パレルモ】
門別競馬場・米川昇厩舎で調整されています。次走に向けてこの中間も変わりなく調教されています。米川昇調教師は「この中間はブリンカーを着けて調教しており、明らかな効果は感じられませんが、馬が違和感を感じていたり、臆病になったりということはないので、まずはこの後、追い切りでつけてみて反応を見たいと思います。追い切りの際、ややふらつくところがあるので、ブリンカーを着けてその辺りが変わってきてくれたらと思います」とのことです。引き続き、22日門別、2歳オープン・サンライズカップ(HI)・ダート1800mを目標にして進めていきます。
【スマラグドス】
引き続き順調。
9月8日、西園調教師から「昨日は台風の影響で馬場が悪かったので、追い切りは本日行うことにしました。馬場の良い1番早い時間帯に馬場入りし、先週に続き今週もCWチップコースでの追い切りです。6ハロンから79秒5、ラスト12秒3を計時し、3頭併せの大外を回って最先着しています。2歳の未出走馬で6ハロン80秒を切る馬はなかなかいませんし、本当に楽しみになってきました。デビュー戦は9月25日(日)中山・2歳新馬(芝2000m)に向かうことにしました」との連絡が入った。
【ミラクルティアラ】
グリーンウッドT移動後も順調で、9月7日の検疫で帰厩している。
9月7日、加用調教師は「本日の検疫で帰厩させます。右前はスッキリしていると報告を受けており、確認しながら進めていきます。デビュー戦は何本か強目を乗ってみた段階で検討します」とのこと。
【アリアージュ】
この中間も順調。9月7日、加用調教師は「この中間も変わりなく調整を行っており、本日、坂路で併せ馬の追い切りを行いました。4ハロン55秒8、ラスト13秒5をマークしています。落ち着きを欠く面はあるものの悪さをするようなところは大分薄れてきて、今日の追い切り相手は牝馬でしたが、悪さもせずに比較的真面目に走れていたと思います。ただ、洗い場にいるときに馬が前を通ったりすると、牡牝関係なく気になって仕方が無いみたいですし、まだまだ集中力を欠く様子です」とのこと。
9月17日(土)中京・2歳未勝利(ダ1400m)か、19日(祝・月)中京・2歳未勝利(ダ1400m)に向かう予定。
【レッドジャルダン】
馬体重543キロ
予定どおり、先週末から15-15を再開しました。少し楽をさせたことで疲れは解消し、体はよく動いていますし、活気も十分です。周りの影響を受けてスイッチが入ると冷静さを取り戻すまでに時間は掛かりますが、平常心を保っている時の集中力や前向きさはなかなかのものです。疲れによるペースダウンで入厩に遅れが生じていますが、来週13-13を消化し、その後も順調なら早めに入厩の声が掛かるでしょう。
【レッドシュヴェルト】
角馬場運動後、Bコースを1周後、ゲート練習。
尾関調教師「今日もゲート練習主体の調整。枠入りから駐立まで落ち着いてこなせていましたが、消音ゲートから自動開けで出したスタートは、気持ちはあるもののトモの踏ん張りが利かず、上手に出られなかったです。昨日ダクで出した時は大丈夫でしたが、今日の感じだともう少し練習を重ねる必要がありますね。馬自身に出ようという気持ちはあったので、まだゲートそのものに慣れていない面が大きいのでしょうね。この後もしっかり覚えさせていきます」
【レッドカフラー】
本日は引き運動をおこないました。
助手「追い切り後も反動は見られず元気一杯です。だいぶ涼しくなってきたことで体も楽になっているのかもしれませんが、この感じだと思った以上に体力はあるようですね。硬さは相変わらずですが、ケアしたり、前運動の時間を長めに確保したりすることで十分対処していけるでしょう。週末も坂路で15-15ほどの調整をおこなって、来週の追い切りに備える予定です」
*****3歳馬*****
【ルピナスリード】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。9月7日現在、坂路にて調教助手が跨って、63.0-45.7-29.7-14.8の時計で乗られています。吉岡調教師は「チャンピオンヒルズでもそう感じましたが、やはりひと回り身体が大きくなった気がします。精神的にも成長が感じられますし、以前より馬が大人びた印象です。今後は、今週末から時計を出していって、目標に向けて進めていきます」とのことです。今後は10月1日中京、混合、3歳以上2勝クラス・芝1400mに池添謙一騎手での出走を目標に進めていきます。
【ラッキーガブリエル】
引き続き、松風馬事センターにて舎飼で休養中です。後藤場長は「中間も特に変わりありません。9月下旬に獣医の診察を受けて、状態を見ていただく予定です」とのことでした。
【ラブシックボッサ】
伊藤大士調教師から「美浦トレセン帰厩後にレントゲン検査を行なったところ、左前膝の故障(全治6ヶ月相当)が判明しました。ただ、患部に痛みや腫れもなく、歩様にも出ていません。今回は必勝態勢で交流戦に臨みましたが、スタートの後手が最後まで響きました」との連絡がありました。師とも協議を進めた結果、現況の成績から、一勝クラスでの展望は持ちにくいとの話があり、同馬を引退することにしました。近日中に中央競馬の馬名登録を抹消する予定です。
【レッドモンレーヴ】
馬体重519キロ
今週は坂路にて15-14のペースで乗っています。終いのペースを上げてみましたが、問題のない動きをしてくれていますし、フットワークにも安定感が見られます。気候もだいぶ涼しくなってきたことにより体調は良好。蹄についても違和感なくメニューを進めることができていますので、この調子で乗り込みを重ねていければと思っています。
【ルージュエクレール】
馬体重439キロ
今週からロンギ場での乗り運動を開始。トレッドミル調整と併用して日替わりでメニューを組んでいます。騎乗運動は常歩とダクまでで、人間とのコンタクトやハミ受けなどを確認しているところです。現状で特に気になるところはなく、進めていける状態にあるようなので、今週末か週明けには騎乗運動を再開することになるでしょう。馬体重が順調に増えているのも好材料です。
【ジュレップグラス】
転入先は名古屋競馬・藤ヶ崎一人(フジガサキカズヒト)厩舎に決定いたしましたので、お知らせします。
来週16日(金)に名古屋競馬場に入厩する予定です。
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。徐々に体重が増えて、馬体が良くなってきました。外傷部は綺麗になってきましたし、しっかり積み重ねられていますよ。体重はもう少し増やしたいところですが、もう入厩しても問題なさそう。来週には送り出しとなる予定なので、しっかり準備を進めておきます」(担当者)
*****4歳馬*****
【ブランメイユール】
阿見トレーニングセンター内チェスナットファームで調整されています。7日現在、ウォーキングマシン運動を行われています。牧場スタッフは「身体もそれなりに疲れはありますが、一番はメンタル面の疲労かと思います。暫くは乗り運動は休んで心身ともにリフレッシュさせてあげたいと思います」とのことでした。
【ワイドアウェイク】
8月30日に帰厩。9月7日、加用調教師から「本日坂路で追い切りを行いました。台風の影響で時計のかかる馬場でしたが、4ハロン54秒5、ラスト13秒4を計時し、単走でも良い動きが出来ていました。予定通り9月18日(日)中京・3歳以上1勝クラス(芝2000m・牝)に向かいたいと思っています」との連絡が入った。
【ルージュアドラブル】
先週日曜日のレース後、直接こちらに入場しています。レースを見ていましたが、ひと息で一気に走ってしまう分、最後に息切れしている印象は否めません。こちらに滞在している時もフラットワークではお利口にしている反面、坂路で速いところへ行くと力んでしまって一生懸命に走り過ぎるようなところがあったので、そういった面が実戦に行って悪い方向に出たのかもしれません。到着後は体調面こそ問題ないものの、まだ競馬モードが抜け切っていないせいかテンションが高いだけに、もう少し落ち着きが欲しいですね。ひとまず水曜日まではウォーキングマシン運動にとどめ、昨日(木)から騎乗運動を再開。現在はダクとハッキングで2000~2500mのメニューを消化しているところです。当面は馬体回復を促しながら長めをジックリ乗り込みつつ、内地への移動に向けて準備を進めていければと考えています。
【レッドアウレア】
担当スタッフ「先週末から騎乗運動を開始。爪の状態や体の使い方を見ながら動かしてきましたが、ここまで問題なく進めることができています。今週は坂路で軽めのハッキングもおこなうなど、変化をつけながらメニューを組んでいます。時間をかけてきた馬ですけど動きは悪くないですし、落ち着いてトレーニングに取り組んでくれているのも好材料。体調も良好で、いま心配なのは爪だけですね。今後も装蹄師、獣医師と相談しながら慎重に進めていきます」
【レッドレジェーラ】
馬体重500キロ
今週も火曜日に13-13を消化しました。相変わらず背中の感触は抜群で、スピードに乗った時の動きも悪くありませんが、運動中は物見をしたり人の指示に反抗したり癖のある行動が目立ちます。精神面の成長が待たれます。なお、本馬はより多くの出走機会を得るために本日付けで美浦・古賀慎明厩舎に転厩することとなりました。来週中の入厩が予定されており、明日(土)茨城県のセグチレーシングステーブルへ移動する予定です。
【ソニックムーヴ】
松風馬事センターで調整され、先週3日(土)に佐賀競馬場・山田徹厩舎に入厩しました。
「僚馬プラチナムバレットの主戦でもある飛田愛斗(ヒダマナト)ジョッキーに乗ってもらっています。『環境替わりにも柔軟に対応できています。乗り味は申し分なく、出来ることなら、こちらにずっといて欲しいですね』とのコメント。Bクラスの上位の組に格付けされると思いますが、2連勝のバトンを受けていますからね、いきなりからの一戦で決められるように仕上げていきましょう。13回佐賀開催(10/02~)での出走の予定です」(山田徹調教師)
【スノークォーツ】
松風馬事センターで調整され、6日(火)に帰厩しました。
「約一年三ヶ月ぶりのトレセン帰厩。会員様も復帰を待ちわびておられるでしょうし、厩舎としても気持ちは同じで、松風馬事でスノークォーツの状態を逐一確認していました。進めていくとまた右前深管部がチクチクしだし、一進一退の調整過程ではあったものの、反動なく跳ね返して状態面が上がってきたことから帰厩させる運びとなっています。トレセンの検疫馬房へ入る際に暴れて左前球節の内側を外傷し、ホッチキス止めの処置を行いましたが、怪我の程度は軽く今朝から坂路コースを登板しています。順調に行けば東京開催が目標。脚元の状態を見ながら慎重に進めていくつもりです」(大竹正博調教師)
*****5歳馬*****
【ルヴァンヴェール】
今週の、9月10日(土)中京・3歳以上2勝クラス(ダ1,200㍍)に菅原明良騎手で出走予定。
7日、竹内調教師から「今週もウッドチップコースに入り、単走で終い強めに追い切りました。調教中のコーナリングもスムーズでしたし、最後まで集中して走る事が出来ていました。昇級初戦で試金石の一戦となりますが、ダートスタートは悪くないと思います。また、相性の良い鞍上を確保しましたので、好レースを期待しています」との連絡があった。
【レッドエランドール】
馬体重502キロ
先週土曜日にウッド坂路で4ハロン58秒台の時計を出し、今週水曜日にも4ハロン56秒台の強めの調教をおこないました。息づかいは気になりませんし、力まずリラックスした状態で走ることができています。また、休まず乗り込んできたことで馬体にメリハリがつき、迫力のある馬体に仕上がりました。新潟開催での出走に向けて、来週中に栗東・田中克典厩舎に帰厩する予定です。
【エクストラノート】
「先週の開催終了後に原騎手から談話を聞いたのですが『まだトモに緩さを感じましたし、その分動き切れませんでしたが、一回使って良くなりそうな感じがしました』と言われています。転厩初戦で手探り状態でもあったのですが、思った以上に走ってくれましたし、内容も良かったところ。この感じを続けていきたいと思っています。レース後も大きな問題はなく、続戦を考えていけそうな状態。好成績を残している地方在籍時、今回の新潟と全て左回りコースのものなので、自ブロックではないものの中京開催を視野に入れましたが、右回りでも同じような走りができれば今後の選択肢が広がりますし、もう一度原騎手で臨みたいことから中山開催で出走させることにしました。大事に使っていきたいこともあるので、中2週空けて9/25(日)中山・3歳上1勝クラス(ダ1800m)を目標にするつもりです」(加藤和宏調教師)
*****6歳馬*****
【レッドクレオス】
馬体重484キロ
今週も坂路にて15-15のメニューで乗っています。左前の硬さもだいぶ良くなってきており、稽古での動きもバランスが整ってきました。気持ちもほどよく入っているので乗り込みながらもへばってしまう感じはなく、息遣いなども良くなっています。ここまでは問題なく調整を進めることができていますので、近々もう一段ペースを上げていくつもりです。
*****7歳馬*****
【レッドヴェイロン】
北のダートコースを半周後、ゲート練習。
鹿戸調教師「今日はダートコースを軽めに乗ってから、2歳馬の誘導も兼ねてゲート練習しておきました。コースでの走りは力強く、程よく気合いも乗って良い雰囲気でしたよ。レースを使っている古馬ですし、ゲートは入りからスタートまでスムーズに対応。今のところ脚元も落ち着いていますし、体調もしっかりしているので、このまま乗り進めていきます」
*****8歳馬*****
【プラチナムバレット】
「12回佐賀開催(9/17~25)での出走に目標を置いて調整を進めています。飛田愛斗ジョッキーから『歩様と動きともに復調気配にあり、追い切り可能な状態で、その反動も出ないと思います』との報告を受けています。番組が定かではないので、まだ追い日は決めていませんが、逆算してしっかりと仕上げて、再度の連勝を狙っていきましょう」(山田徹調教師)