*****2歳馬*****

【パレルモ】

8月24日、門別競馬12R、2歳オープン・サッポロクラシックカップ(HII・JRA認定競走)・ダート1700mに出走しました。馬体重は前走からプラス6キロの446キロ。パドックではパシュファイヤーを着けており、前走時と比べると落ち着きがある周回振りで、発汗も前より抑えられていました。馬場入場後は1頭だけスタンド前を通って待機場所へ向かい、その後、ゲート裏では輪乗りに加わらず少し離れたところで1頭だけで立って待機し、時間まで厩務員と騎手がクビを撫でながら馬を落ち着かせようとしていました。発走時刻の直前にパシュファイヤーを外し、1番最後にゲートへ入ると五分の飛び出しを見せましたが、馬なりで進んだのち、1周目のゴール板を過ぎた辺りで下げて、最後方で1コーナーへ。向正面に出ると1頭だけ置かれてしまい、半ば過ぎから押して差を詰めようとしましたが、思うように前に進まず、ようやく3コーナーに入ってエンジンが掛かると6番手に上がって直線に向いて追われましたが、伸びはジリジリでゴール手前で1頭を交わして、勝馬から2秒2差の5着でした。

米川昇調教師 レース後コメント

「前回のゴールドジュニアの時と比べて、今日は身体も戻していたし、イレ込みもマシで状態的には上がっていたと思いますが、落合騎手曰く『道中、真面目に走っておらず、馬が走るのを止めてしまっている』とのことでした。しっかり走ればもっとやれる馬だと思うのですが・・・。今日はゲート裏までパシュファイヤーを着けましたが、次は併せてブリンカーをつけてみることを検討します」

 

【マランジュ】

この中間も入念に乗り込みを重ね、直線坂路コースには週3日の頻度で3F48秒ペースのキャンター登坂、そのうち2日は2本乗っています。登坂日以外は、周回コースでハッキング4000mとトレッドミル運動でじっくり鍛えています。

さらに、坂路コースでは定期的にハロン14秒ペースの速め調教を課し、走りは着実に磨かれている印象です。また、毛艶から体調面の良さもうかがえますので、あとはトレーニングを通じてもう少し馬体の幅が出てきてくれればと思います。最新の馬体重は420kgです。

 

【ファントムシーフ】

25日に坂路にて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、61.0-42.5-26.8-12.8を馬なりで計時し、併せた相手に遅れています。西村真幸調教師は「今日は状態の確認程度に負荷を掛けるつもりで、15-15程度の追い切りを行いました。動きはまだ少し重さがありましたが、余裕があって、よい雰囲気で走れていました」とのことでした。

 

中間は、チャンピオンヒルズで調整され、8月20日には、坂路の計時区間の4ハロン52秒台を馬なりでマークしました。なお、予定通り、23日に栗東・西村真幸厩舎に帰厩しており、24日現在、15-15程度のペースでCWチップコース1周半を乗られています。西村調教師は「チャンピオンヒルズの岡元厩舎長からは『身体の緩さは変わっていませんが、馬の個性だと思って進めました。楽に坂路で時計は出せていますが、程よい余裕は残しているつもりで送り出しました』と報告がありました。目標のレースまでにあとひと月で、逆算すると丁度良い状態で戻って来れたと判断しています」とのことです。引き続き、9月24日中京、2歳オープン・野路菊ステークス・芝2000mに福永祐一騎手での出走を目標にして進めていきます。

 

【スマラグドス】

8月19日の検疫で無事に入厩。

24日、西園調教師は「入厩後も問題は無く順調に来ています。まずは環境に慣らしながらゲート試験合格を目指します」とのこと。

25日、西園調教師から「本日、ゲート試験を受けたところ、無事に合格してくれました。ゲートでの動きはしっかりしていましたし、普段の動きも良いので楽しみです。ゲート試験後に疲れが出ていないか確認の上で進めて行こうと思います」との連絡が入った。

 

【ミラクルティアラ】

8月25日、社台ファーム担当者より「順調に乗り込むことが出来、9月の帰厩に向けて移動させることになりました。昨日無事に山元TCに到着しています」との連絡が入った。

このまま問題が無ければ、27日(土)グリーンウッドTへ移動予定だ。

 

【アリアージュ】

8月20日・小倉・2歳未勝利(芝1200m)に出走し10着。

24日、加用調教師からは「レース後も問題はなく、本日から軽めで乗り出しています。次走ダートでもう1戦してみて、気性面の変わり身が見られなければ、去勢も検討するつもりです。初ダートで変わってくれればと思います」との連絡が入っている。」

 

【レッドジャルダン】

馬体重536キロ。

今週火曜日に坂路で13-13を消化しましたが、追い切り後に飼い葉食いが落ちたり元気がなくなったりするなど疲労感が出ました。まだ体力不足ですし、暑さの影響を受けたのかもしれません。その後、コンディションは徐々に回復しているところで、毎日コースに出て騎乗調教をおこなっており、併せてゲート練習も取り入れていますが、ゲートでは自分からキャンターで発進するなどセンスの良さが感じられます。9月上旬の入厩に向けてケアしながら乗り込んでいくつもりです。

 

【レッドカフラー】

本日はゲート練習をおこないました。

助手「チャンピオンヒルズで長いこと乗り込んでもらい、体力も付いてきているということだったので入厩させました。あくまでゲート試験合格までをひと区切りと考えたうえでの入厩です。今朝(木)から早速ゲート練習を開始したところで、駐立確認後に消音ゲートから1本出してみたところ、ゲート内での行儀は良くてもまだ自分から出ていこうとする気がありませんでした。促されてやっと出て行くと感じだったので、しばらく練習が必要でしょう。試験を受けるのは最短でも来週末になる見通しです。運動中に暴れたり集中力を欠いたりすることはなかったですが、ダートコースで乗った時に硬く感じたので、牧場と同じようにケアしながら進めていくつもりでいます」

 

*****3歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

21日のレース後も異常はなく、24日に松風馬事センターへ放牧に出ました。高木登調教師は「レース後も馬体には異常ありませんが、続けて頑張ってきましたので、ここでひと息入れたいと思います。次走についてはまだ未定ですが、リフレッシュして1勝クラスでも頑張ってくれることを期待しています」とのことでした。

 

【ルピナスリード】

チャンピオンヒルズで調整されています。中間も良い意味で大きく変わった様子はなく、しっかりと調教を消化しており、24日現在、角馬場で身体をほぐした後、トラックコースで軽めキャンター2000mを乗られ、さらに坂路1本を18-18、週2日は坂路で計時区間の4ハロン56~58秒台の時計で進めています。小泉厩舎長は「いい流れで乗り込めていると思います。毛艶も良いですし、調子も上っていると思います。来週からもう1段ペースを上げようと考えています」とのことでした。

 

【ラブシックボッサ】

24日、伊藤大士調教師から「本日の検疫で美浦トレセンへ帰厩しました。短期放牧で精神面のリフレッシュが出来たと思います。来週の未勝利戦か地方交流戦に向けて、今週末から調整を行っていきます」との連絡があった。

 

【ウィズザタイムズ】

24日、竹内調教師から「先週は一頓挫ありましたが、治療効果で週末から調教を再開しています。今朝の追い切りは、函館ウッドチップコースにて馬なりで行いました。調教後の歩様確認時も違和感が無く、レースに出走可能な状態です。本日札幌競馬場に移動し、レースに臨みます。鞍上は松山騎手に依頼しています」との連絡があった。

今週の、8月28日(日)札幌・3歳未勝利(芝2,000㍍)に松山騎手で出走する。

 

【ダイヤモンドフジ】

8月20日・3歳未勝利(芝1200m)に出走し3着。

24日、宮本調教師は「レース後も問題はありません。権利を持って来週の未勝利戦に向かいます。万全の態勢で臨めるようしっかり疲れを取って調整していきます」とのこと。

9月3日(土)小倉・3歳未勝利(芝1200m)に出走予定。

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重522キロ。

今週は坂路メインで乗っており、17-16ペースのメニューを消化しています。少しずつですがペースアップしており、走りのバランスが良くなってきましたし、気持ちの面もしっかりしています。蹄についても安定しており、コンディション自体は良さそうです。この後も緩めずに乗り込んでいくつもりです。

 

【ルージュエクレール】

馬体重410キロ。

今週もウォーキングマシンの調整に終始しています。脚元や馬体に目立った傷みはありませんが、馬体の回復が遅く、前走のダメージもそれなりにありそうなので、まずは馬体のケアと回復を優先していく方針です。前走を勝ち切ってくれたことは大きいですし、今後の期待も大きい馬ですから、まずはしっかり立て直しを図り、今後のプランについては本格的に立ち上げてから検討していくことになると思います。

 

【ルージュエピス】

昨日(水)函館競馬場ウッドチップコースで追い切り。

函館ウッド 

ルージュエピス   72.7-55.9-41.5-13.4 馬なり

スパークオブライフ 73.1-56.3-41.7-13.4 馬なり

本日(木)厩舎周りを引き運動。

小島調教師「昨日(水)函館競馬場のウッドチップコースで追い切りました。エピスが追走する形で、ペースはそこまで気にせず動ける範囲といった内容。下ろしがけからリズム良く走っていて、道中も抱えるところを作れていましたね。仕掛け所でも乗り手の指示に従順で、最後まで余裕を持って動けていたと思います。息遣いもしっかりしていて、好状態にあると言えるでしょう。昨日のうちに札幌競馬場へ移動し、今日は引き運動での調整。脚取りも問題なかったですし、飼い葉もちゃんと食べていますよ。今週の土曜札幌6R(芝1500m)に吉田隼人騎手で投票します」

※8月27日(土)札幌6R・3歳未勝利(芝1500m)に吉田隼人騎手で出走します。

 

*****4歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。引き続き、明日から始まる川崎開催での出走に向けて乗り込みが行われており、24日には最終追い切りを行い、58.9-43.6を計時しました。並木厩務員は「追い切り自体は軽めですが、競馬を使ってきている馬で身体はもう出来ているので、予定通りの内容で問題はありません。気配はいい意味で平行線で、前走時と同じ位の出来では競馬に向かえそうです。あとは展開と枠順ですね。行けなかった時のことを考えると砂を被らない分、外の方がいいですが、11頭立てとかだと流石に900mの外は厳しいです。理想は小頭数の外かなと思います。あとこの日は笹川騎手がJRAの新潟開催で乗るため鞍上はスイッチする予定で、現在調整中です」とのことです。28日、川崎競馬9R(19:05発走)、C1選定馬・豪傑賞・ダート900mに登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「ウォーキングマシンで進めてきましたが、次への許可が下りましたので、右後肢には力が一点にかからないような形状の特殊鉄を履かせてトレッドミルを開始しました。ペースはダクほどで、火曜日にはダクで動かした後に1分ほどキャンターペースでやりましたが、メニュー移行後も不安はありません。本来であれば騎乗運動のスタートを見据えて、3週間ほど筋肉を動かして体がビックリしないように準備をしていくのですが、乗り出し開始のタイミングは様子を見ながら判断していければと思っています。馬体重は522キロです」

 

【レッドレジェーラ】

馬体重496キロ。

引き続き調整は順調に進んでおり、今週は周回コースを4000m乗ってから坂路をハロン17秒ほどで上がっています。火曜日には1本目の15-15を消化しましたが、相変わらず軽快な動きで、併走馬を上回る手応えで坂路を駆け抜けていました。準備運動中などに騎乗者に対して反抗的な態度を取ったり集中力を欠いたりするため、チークピーシーズを装着していますが、その効果もあってか走り出してからはスムーズ。帰厩に向けて来週火曜日には13-13を取り入れるなどペースアップする予定です。

 

【ルージュアドラブル】

昨日(水)札幌競馬場ダートコースで追い切り。

札幌ダ 70.6-55.1-40.4-13.1 馬なり

本日(木)厩舎周りを引き運動。

国枝調教師「日曜日に札幌競馬場へ入厩しました。昨日(水)はダートコースで追い切りを消化。単走でも終始集中していて、道中のバランスもしっかりしていましたね。ダートコースで追い切ったのがほぼ初めてのような感じでしたが、グリップの利いた走りができていて、3~4コーナーから直線に掛けてのギアチェンジもスムーズ。息の入りも良かったですよ。牧場からいい状態で送り出してもらったので、態勢が整うのにそう時間は掛からないでしょう。来週の日曜札幌6R(芝1200m)を斎藤新騎手で予定しています。追い切りやゲート練習の時など、どこかのタイミングでジョッキーに一度跨ってコンタクトを取ってもらうつもりです」

※9月4日(土)札幌6R・3歳上1勝クラス(芝1200m)を斎藤新騎手で予定。

 

*****5歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

24日、竹内調教師から「入場後の雰囲気が良く、馬に落ち着きがでています。今朝はウッドチップコースに入り、ゆっくりとスタートし、5ハロンから馬なりで徐々に加速させて、半マイルから52.3秒、最後の1ハロン12.2秒をマークしています。坂路では行きたがる面が強く、道中抑えるのに苦労していましたが、今日は鞍上の指示通りスムーズに走れていました」との連絡があった。

 

【レッドエランドール】

馬体重497キロ。

今週水曜日にウッド坂路で4ハロン56秒台の時計を出しました。格上のオープン馬との併せ馬でしたが終始手応えは優勢で、息遣いにも乱れはありませんでした。ペースアップ後もトモの疲労感は最小限で済んでいますし、毛ヅヤや馬体の張りも上々で体調面は良好。帰厩までの2~3週間は強めの調教を週2回おこなって態勢を整えることにしています。

 

*****6歳馬*****

【レッドクレオス】

馬体重489キロ。

今週から騎乗運動を再開。現在は周回コースでダクとハッキングを交えて2400mのメニューで調整しています。左前の硬さはまだ残っているものの、乗っている分にはそれほど気になりませんし、ケアしていけば許容範囲内のものでしょう。この中間は飼い葉食いが旺盛で、馬体重も大きく増やせているため、稽古の負荷も徐々に強めていくつもりです。

 

【リーピングリーズン】

21日(日)に札幌競馬場のダートコースで4ハロン54.4-39.7-12.5を単走で馬ナリに追われ、24日(水)にもダートコースで6ハロン83.4-67.4-53.1-38.9-12.6を単走で強めに追い切りました。「この中間も引き続き順調に調整できています。最終追いは自厩舎の土田が跨らせてもらい、長目から馬場の一番外を周回する内容。しっかり強い負荷が掛けられました。札幌の水が合うようで飼い葉もよく食べれており、体調面良好に映る。希望していた番組に無事選出されましたし、あとは良い結果を出せれば最高ですね。外差しの利くタフな馬場コンディションはリーピングリーズンに向いている。少しズブいところのある馬なので、ジョッキーには腕っぷしでガシガシ動かしてもらいましょう」(尾形和幸調教師)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重517キロ。

今週も周回コースにて、ダク400m、1000mをハッキング1本、16-16ペースのキャンター1本のメニューで乗っています。だいぶ涼しくなってきたこともあり、稽古でも余裕を持って動けるようになってきましたし、息遣いにも良化が窺えます。今週末に15-15を消化する予定で、その動きなどを確認してから鹿戸調教師と帰厩のスケジュールについて協議するつもりです。