*****2歳馬*****
【マランジュ】
引き続き週3日は直線坂路コースを3F48秒ペースで登坂し、そのうち2日は2本のメニューを課しています。それ以外の日は、周回コースにて4000mのハッキングとトレッドミル運動による調整です。最新の馬体重は425kgで、数字上の増加はないものの、筋肉量は目に見えて増えてきており、馬体の成長を実感させます。定期的にハロン14秒の速め調教をおこなって順調にこなしていますが、馬体のさらなる成長を促すべく、ペースアップは適切なタイミングでおこなっていきます。
【レッドジャルダン】
馬体重533キロ。
引き続き周回コースと坂路で調整をおこなっています。坂路でのペースは変わらずハロン17秒ほど。大型馬とあってまだ動き切れませんが、徐々に環境に慣れてきたことや物覚えがいいクレバーな馬でもあることから、リラックスして上手に走れるようになってきていますし、周回コースでもなかなかの行きっぷり。多少、臆病なところがあったり我の強さを見せたりすることはあるものの、すごくおとなしくて扱いやすいタイプです。坂路を2本乗る日を設けるなどしっかり負荷を掛けながら、入厩の声が掛かるのを待つことにしています。
【レッドカフラー】
馬体重504キロ。
引き続き調整は順調に進んでおり、週2回はウッド、ダート坂路のどちらかで強めの調教をおこなっています。その中で今週半ばから両トモに硬さが出るなど疲労度が高まってきたため、毎日インディバでケアしながら乗り込んでいるところです。今日以降も休まず乗っていくつもりですが、明日(土)の獣医師チェックで硬さが指摘されればその場でショックウェーブ治療をおこなうことになるでしょう。10月中の入厩を当面の目標として進めていきます。
*****3歳馬*****
【ルージュエピス】
昨日(水)函館競馬場ウッドチップコースで追い切り。
ウッド
ルージュエピス 69.8-53.5-38.6-12.8 仕掛け
スペースシャワー 68.1-52.7-38.6-12.8 馬なり
本日(木)厩舎周りを引き運動。
小島調教師「昨日はウッドチップコースでエピスが先行して追い切りました。前半は気負うことなく走っていたのですが、今は馬場が重い分、終いの動きはフワフワしていましたね。それでも手前はちゃんと替えていましたし、最後まで気持ちを切らさなかったのは良かったと思います。体調面はしっかりしており、いい状態には仕上がりましたね。今週の日曜札幌4R(芝1500m)に池添騎手で投票することにしました」
※8月14日(日)札幌4R・3歳未勝利(芝1500m)に池添謙一騎手で投票しましたが、除外(非当選)となりました。
【ルージュエクレール】
昨日(水)札幌競馬場ダートコースで追い切り。
札幌ダート 56.7-41.4-13.2 馬なり
本日(木)厩舎周りを引き運動。
萩原調教師「昨日は札幌のダートコースで横山武史騎手が騎乗して追い切りました。下ろしがけから走りに力強さがあり、道中の折り合い面もスムーズ。レースを使っている馬ですから、単走で終いも無理なく動ける範囲でしたが加速はスムーズで、追い切った後もケロッとしていたようです。ジョッキーも納得のいく動きだったようで、前走後も状態は維持できていますし、馬体重は427キロと安定しているため、予定通り今週の日曜札幌7R(牝馬限定・芝1500m)に横山武史騎手で投票することにしました。昇級初戦になるものの、前走が強い内容でしたから、ここも突破できるように期待していますよ」
※8月14日(日)札幌7R・3歳上1勝クラス(牝馬・芝1500m)に横山武史騎手で出走します。
【レッドモンレーヴ】
馬体重531キロ。
今週は周回メニュー(ダク、ハッキング3600m)に加えて、坂路に週2回入れて20-20ペースで乗っています。徐々にペースアップしているところですが、走りのリズム、フットワークともに良く、蹄についても引き続き小康状態を保っています。この後もしっかり乗り込んでいくつもりです。
【ジュレップグラス】
「現在は1時間のウォーキングマシン運動をおこなっています。外傷部は順調に回復してきたことから、少しずつ運動量を増やしています。週明けにまた獣医師に診てもらうつもりですが、この感じであればもう少しで調教を開始できそう。元気があって、体もふっくらと見せていますし、馬は着実に良くなっていると思います」(担当者)
*****4歳馬*****
【ルージュアドラブル】
ウッドチップの屋外坂路で予定していた火曜日の追い切りは雨の影響で見合わせ。木曜日にスライドという形で屋内坂路(ダート)に入れて、3ハロン37~38秒ほどでやりました。テンから行ってラストも軽く気合をつけてといった内容。さすがに稽古後は息も上がっていましたが、トモをしっかりと使うことができて走りのバランスも良かったですし、好内容の追い切りになったかと思います。しっかりと動かした後でも飼い葉は食べてくれており、体を寂しく見せることなくハリもキープ。良いシルエットのままメニューを進めることができています。先日、来場した先生に実馬を見ていただいた際には、『じっくり準備を進めてもらったのは正解だった』と言ってもらいました。札幌開催での出走に向けて来週の移動が予定されましたので、来週はじめに坂路で速いところを1本やって送り出すつもりです。乗り進めてきていますが、この中間もテンションは安定。無駄な消耗というか、燃費の悪さみたいなものが課題でしたからね。イライラ、ピリピリといったところも見せていないことが一番。来週の1本を終えても、このムードのまま移動準備に入れるように進めていきたいところです。
【レッドアウレア】
担当スタッフ「今週も引き続きウォーキングマシンでの調整です。不安を取り除いたうえで運動負荷を上げていくといった考えで、ジックリと時間をかけて進めさせていただいていますが、この中間も爪の状態に異常は見られず、確実に良い方向に向いていることが確認できています。獣医師、装蹄師の定期的なチェックを受けながら、メニュー移行のタイミングについても相談していきます。馬体重は520キロ。食欲も申し分なく、体調面に気になる点はありません」
【レッドレジェーラ】
馬体重490キロ。
夏バテもなく元気一杯ですし、馬体も日に日に回復しているため、今週火曜日に乗り出しました。現在は周回コース1500mを普通キャンターで乗ってから、坂路をハロン17秒ほどのペースで1本上がっています。相変わらず背中の感触は良く、動きに重たさもありませんが、気難しい面も持ち合わせており、調教の行き帰りなどに騎乗者に指示に従わず反抗することもあります。来週以降、距離を延ばすなど運動量を増やしていくことになりそうです。
【ソニックムーヴ】
「現在は20~30分の程度のロンジングの運動で調整中です。先週いっぱいは楽をさせて、今週から動かし始めましたが、歩様がスカッとしない現状。左前繋靭帯の疲れがなかなか取れないため、ショックウェーブ治療を施しています。不安を取り除いて送り出したいですし、今回はメンテナンス重視で進めていくつもりです」(担当者)
【スノークォーツ】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。水曜日に両トモに蹄鉄を着けましたが、その効果もあって後肢の踏み込みが良くなりました。調教強化をしていることで胸前に少し張り感が出てきましたが、大きな問題はなさそうなので、このまま進めていこうと思っています」(担当者)
*****5歳馬*****
【レッドエランドール】
馬体重499キロ。
先週末、坂路で4ハロン58秒台の時計を出しましたが、その後の獣医師チェックで左の股関節周辺の筋肉に疲労感が確認されたため、ショックウェーブ治療をおこないました。治療により疲れは徐々に抜けつつあり、水曜日には坂路で4ハロン60秒ほどのペースで坂路を上がりましたが、治療前より弾みが出て好感触を得られました。引き続き週2回は坂路で負荷を掛けて帰厩に備えます。
【エクストラノート】
10日(水)に坂路コースで4ハロン54.8-40.4-27.1-14.0を単走で強めに追い切りました。「今週も坂路コースで追い切りをおこなっています。前半からある程度促し、終いは少し時計を要しましたが、動きは悪くなかったです。状態は上がってきていますし、徐々に仕上がってきた感じ。今のところ調教にも集中して臨めていますよ。この感じであれば来週でも出走させられそうですが、もう2本追えばしっかり仕上がりそう。最短で再来週の出走を目指して進めていきたいと考えています」(加藤和宏調教師)
*****6歳馬*****
【レッドクレオス】
馬体重470キロ。
水曜日に入場しました。トモの疲れはそれなりにあるものの、歩様を見てもガクッときている感じはありませんから、ケアしていけば問題ないでしょう。飼い葉食いはしっかりしていますし、体調が落ちている様子は窺えません。まずは馬体回復を優先して進めていくつもりです。
【リーピングリーズン】
松風馬事センターで調整され、9日(火)に帰厩しました。
「美浦へ戻ってきてからの様子も特に変わりはなく、松風さんでもこの中間状態良好に映ったため短期で帰厩させています。もう一度洋芝にチャレンジしたいと考えており、早ければ今週末にも札幌競馬場へ移動させる予定。8/27(土)ワールドオールスタージョッキーズ第2戦(芝2000m・混)もしくは翌週の9/03(土)日高ステークス(芝1500m・混)を目標に現地で調整していくつもりです。開催が進んでだいぶ時計の掛かる馬場傾向になってきましたし、リーピングリーズンにとってはおあつらえ向きでしょう。どうにか出走枠に入ってほしいですよね」(尾形和幸調教師)
*****7歳馬*****
【レッドヴェイロン】
馬体重514キロ。
今週も周回コースにてダク400m、1000mをハッキング1本、16-16ペースのキャンター1本のメニューで乗っています。メニューは変わりませんが安定感のある動きを見せていて、気合もそれなりに入っています。ここにきて暑さが戻ってきましたが、馬自身も耐えてくれているので、馬体のケアを入念におこないながら進めていくつもりです。
*****8歳馬*****
【プラチナムバレット】
「来週の20日(土)もしくは21日(日)いずれかの出走になるかと思います。2000~3000mのキャンターの終い3ハロンを少し仕掛けるような感じで順調に乗り込めていますので、コンディションに関しては安心してください。来週前半で追い切りを予定しています」(山田徹調教師)