*****1歳馬*****

【ラストグルーヴの21】

1歳上の全兄レッドモンレーヴに続き、現代の日本生産界を代表する名種牡馬であるロードカナロアとの配合から誕生した、将来性豊かな名血馬。筋肉の柔軟性、靭帯の強靭さが特筆すべき長所となっていて、立ち姿の美しさも、一見の価値があるものです。ここに来て馬体の幅が増し、張りが良化してきたことも強調材料。また、気性面でも、芯の強さが前面に出るようになってきました。成長の余地も大きく、一族を代表する存在となり得る、高い資質の持ち主であることは間違いありません。

 

現所在地/ノーザンファームYearling 育成牧場/ノーザンファーム

【体重】416kg 【体高】155cm 【胸囲】175cm 【管囲】20.1cm

 

【レッドアヴァンセの21】

半兄にリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパンという4頭の重賞ウイナーを持ち、自らもG2阪神牝馬Sで2着した母と、現代の日本生産界を代表する一流種牡馬となった父ロードカナロアとの配合から誕生した、血統的魅力に溢れる、次代のスターホース候補。当初から、しなやかな身のこなし、背中のラインの美しさがセールスポイントでしたが、ここに来て、胸部の深みが増すなど、徐々に逞しさが出てきました。気性が強く、研ぎ澄まされた雰囲気も持つ若駒。頂上へ駆け上がる資質は備えています。

 

現所在地/ノーザンファームYearling 育成牧場/ノーザンファーム

【体重】393kg 【体高】150cm 【胸囲】164cm 【管囲】20.5cm

 

【ヴゼットジョリーの21】

G1英2000ギニー馬マビシュらが登場した仏名門母系の血を継ぎ、自らも新馬戦、G3新潟2歳Sを連勝した母と、ブリーダーズCターフなど芝G1を5勝し、米年度代表馬に選出された新鋭種牡馬ブリックスアンドモルタルとの間に誕生した、雄大な馬格を誇る有望株。順調に夜間放牧を重ね、毛艶、馬体の張りも上々。ここに来て、肩や、胸部が発達し、歩きの力強さも増してきました。仕上がりの早さと成長力を兼備したタイプだけに、父の初期代表産駒となる、ハイレベルな活躍が期待できます。

 

現所在地/社台ファーム 育成牧場/社台ファーム

【体重】395kg 【体高】155cm 【胸囲】169cm 【管囲】20.0cm

 

【カルティカの21】

英G1コロネーションS、仏G1ロートシルト賞を連勝したケマー、G2弥生賞を制したアスクビクターモアを産み、繁殖牝馬としての名声を高めている母と、次期首位種牡馬の有力候補でもある父キズナとの配合がなされた、勢いに充ち溢れる血統背景が魅力となる牝馬。血統だけでなく、馬体の良さ、精神面の強さも、強力なセールスポイントとなっています。ここに来て、胸部、トモの張りが増してきた点も、強調材料。力強さと瞬発力を兼備した走りで、兄姉に負けない活躍を誓います。

 

現所在地/社台ブルーグラスファーム 育成牧場/社台ファーム

【体重】420kg 【体高】155cm 【胸囲】171.5cm 【管囲】20.1cm

 

*****2歳馬*****

【ウィズアットダンス】

この後は北海道・ノルマンディーファームで調整することになり、昨日7日(木)に移動しました。

「レース後も脚元にソエなどの症状はありませんが、まだ2歳のこの時期ですし、滞在競馬とはいえ今回はかなり馬体が減ったようですね。それにテンションも高くなっているとのことでしたので、ここで無理せず一旦牧場に戻させてもらいました。ガス抜きだけではなく、心身の更なる成長を促す意味でもいい休養になるはずです」(和田雄二調教師)

 

【レッドカフラー】

馬体重501キロ。

調整は順調に進んでおり、一昨日(水)坂路で4ハロン60秒ほどの時計を出しました。前にモタれて走っていたのが、今では前後のバランスが整った状態で走れるようになり、息遣いなどもだいぶ良くなってきました。先週末、右トモに筋肉痛の症状が出たため、インディバ治療をおこなったところすっかり持ち直したため、週末も15-15を消化する予定。このまま緩めず乗り込んで基礎体力の向上を図っていきます。

 

*****3歳馬*****

【ルテリブル】

ケイツーステーブルで調整され、5日(火)に帰厩しました。

7日(木)に坂路コースで4ハロン56.9-42.0-27.1-13.1を単走で馬ナリに追い切りました。「未勝利戦の残り期間も少なくなってきていますし、育成場でも前走の疲労が大分回復してきたとの報告を受けていたことから、火曜日にこちらに戻しています。当初は福島開催での出走を考えていましたが、タイミング良く枠が空いたので、出走しやすい札幌に連れていくことにしました。昨日15-15を切るくらいのところを消化。持ったままで来ましたが休み明けの分もあって動きは少し緩慢なところがありました。日曜日にもう少し負荷を強め、来週の水曜日の動き次第で目標を定めたいと思っています。今の感じだと7/30(土)か7/31(日)で態勢が整いそう。できればその前の週の芝1800m戦に使いたいとも思っていますが、状態第一で考えるつもりです。予定のレースの1週間前に札幌競馬場に運ぶ予定です」(高柳瑞樹調教師)

 

【グロリアスヒーロー】

この後は北海道・ノルマンディーファームで調整することになり、明日9日(土)に一旦、福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動予定です。

「レース前からやはり2着馬が相手と思っていましたので、直線並び掛けられたところでまたもうひと伸びしてくれて正直ホッとしました。スムーズに流れに乗って運んでほしいというこちらのリクエストを、森ジョッキーが完璧に乗りこなしてくれましたね。さすがです。遅生まれでまだ気性面の幼さも目に付く現状、レース後ジョッキーも口にしていたように、トモがパンとしてくれば先々変わってくる馬だと思います。両前にソエの症状も出ているため、ここで一息入れて成長を促してやりましょう」(高木登調教師)

 

【ジュレップグラス】

3日(日)に坂路コースで4ハロン56.0-40.7-26.3-13.2を単走で馬ナリに追われ、6日(水)にはPコースで5ハロンから0.6秒追走して併せ、69.2-53.3-38.9-12.5を強めに追い切りました。「引き続き体調面の良さが目立ちます。馬体にハリもあって健康的で、これで筋肉のメリハリが出てくるとさらにいいですね。今週はPコースを使用しての時計消化でしたが、Wコースほど動けていなかった印象を受けました。集中力を欠いていたわけでもなく、Pコースだからというのもあるかもしれません。先週末に申込をかけた交流戦には残念ながら選出されませんでしたので、来週末締切の交流戦での選出を狙います」(青木孝文調教師)

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重525キロ。

今週は角馬場で軽めの騎乗運動をメインに、周回コースにてダク、ハッキング2400mのメニューで乗っています。脚取りは気になりませんし、暑さがこたえている様子もなく、蹄の状態もいい意味で変わりません。まだゆっくりのペースではあるものの、今のところ問題なく進められているだけに、今後はペースアップも視野に入れたいと思います。

 

*****4歳馬*****

【ソニックムーヴ】

「4回船橋開催(7/22~)を目標に順調に調整を進めることが出来ています。明日もしくは週明けに少し時計を出す予定にしていて、都合2本で態勢を整えていきます。B3クラスに昇級していますが、前走の初勝利を糧に連勝を決めたいところですね」(川島正一調教師)

 

【スノークォーツ】

「現在は20~30分の程度のロンジングの運動で調整中です。先週末に前脚だけ蹄鉄を履かせています。骨折の影響を懸念して、大竹調教師からは、トモはまだ待ってほしいと指示を受けています。現状のメニューで進めていますが、まだ首が硬くて操縦性も良くないところ。体は思ったよりもふっくらとしていますが、トップラインがなく、背腰が寂しい状態です。まだ良化途上なので、徐々に良くしていきたいと思っています」(担当者)

 

【ルージュアドラブル】

今週から騎乗運動を開始しています。ただ、前輪だけで前のめりに走る感じで、ハミをちゃんと受けようとしません。楽をさせていたぶん背腰の筋肉が落ちているのもあるとは思いますが、このまま前後のバランスが悪いまま進めても、せっかく良くなった爪や背腰にダメージがきてしまうので、背中を使ってバランス良く動けるようにコースではなく角馬場やロンギ場で修正しながら進めています。基礎メニューを丹念にというイメージで、いまは7月末からピッチを上げて札幌へ向けて準備をしていこうと考えています。先週末に計った馬体重は434キロ。ググッと増えてくれましたが、お腹まわりだけでなく、肩や首、それに腰まわりに肉が付いてきてくれればいいんですけどね。馬は元気いっぱいですので、急にスイッチが入ったりということを想定しながら、引き続き注意してメニューを進めていきます。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「痛みなどもない状況ながら、乗り出すには爪の伸びがもうひとつ。爪の状態や伸び具合を確認していますが、いまの状態での騎乗運動は悪い方に転ぶ可能性が高いとの判断で、引き続きウォーキングマシンでの運動に留めて慎重に進めています。馬体重は525キロ。新潟に向かえればというイメージで進めてきたこともあり、あまり緩めたくはないのですが、いま無理はできません。伸び具合など経過を見ながらメニュー移行の判断をさせていただければと思っています。リズムに乗りきれなくてすみません」

 

*****5歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

8日、牧場担当者から「秋競馬に向けて徐々に調整ピッチを上げています。現況は周回コース3,000㍍をハロン18秒中心に、週1回は坂路で15-15を始めています。まだ、暑さが厳しいので長めからは乗っていませんが、心肺機能を下げないよう強めを取り入れています。現在の馬体重は510㌔」との連絡が入った。

 

【エクストラノート】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~18秒ペース、週1回は15秒ペース)のメニューで調整中です。背中から腰にかけて肉が付いて、毛艶も大分良くなってきました。ようやく栄養がまわってきました。水曜日に1本目の15-15を消化したのですが、反動がないのでこのまま積み重ねていきます」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重514キロ。

今週も周回コースにてダク400m、1000mをハッキング1本、16-16ペースのキャンター1本のメニューで乗っています。朝一番の組で暑くなる前に乗っていることもあり、覇気は徐々に出てきましたし、動きや息遣いも問題ありません。今週の感じならペースを落とさずに進めていけそうで、この後もジックリ乗り込んでいきたいと思います。

 

*****8歳馬*****

【プラチナムバレット】

「前走と同じ2枠2番で出走が確定しました。Bクラスに昇級していますが、持ち時計(1.29.5)は最上位。連勝に期待できるメンバー構成です。今開催の最終日に組まれたことで、中3週のローテーションとなり状態は申し分なし。真面目に走って、最後の詰めだけしっかりとやれれば、結果は自ずとついてくると思います」(山田徹調教師)