*****2歳馬*****

【マランジュ】

この中間は精力的に乗り込まれ、週3日は直線坂路コースを3F48秒ペースで駆け上がり、そのうち2日は2本の登坂を課しています。登坂日以外は、周回コースにてハッキング4000mとトレッドミル運動による調整です。

登坂の際は前進気勢が旺盛な一方で、周回コースでの調教は我慢が利くようになり、少しずつメリハリがついてきたのはいい傾向です。毛ヅヤなどはもう一段良くなりそうで、引き続き丹念に乗りながらコンディションを高めていきます。最新の馬体重は430kgです。

 

【レッドカフラー】

馬体重507キロ。

先週末以降、15-15を2本消化しました。これまでの調教ではハミに頼って走っていましたが、馬具を工夫したことなどによって腰にもだいぶ力が入るようになり、上体も起きてきました。まだ慣れないフォームで走っているため、速いところに行った時の手応えは物足りなく感じるものの、このフォームをキープして走ることができるようになれば、もう一段レベルアップすることができるでしょう。もうしばらく同じようなメニューで乗り込んでいくつもりです。

 

*****3歳馬*****

【ルピナスリード】

7月1日にチャンピオンヒルズに移動しました。

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重534キロ。

今週から角馬場で軽めの騎乗運動とトレッドミル調整(ダク1500m、ハロン20秒ペースのキャンター2000m)の日替わりメニューで調整しています。乗り出してからも脚運びはスムーズで気も程良く入っていますし、脚元も落ち着いていて、調整は今のところスムーズ。コンディション次第では騎乗運動をメインで進めていくことも考えています。

 

【ルテリブル】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。背中から右トモにかけてのしんどさは、入場当初と比べると良くなってきたので、先週末より騎乗運動に移行しています。その後も反動などはありませんし、このまま緩めないように乗り進めていきたいと考えています」(担当者)

 

【グロリアスヒーロー】

26日(日)に坂路コースで4ハロン57.1-41.8-26.4-12.3を単走で馬ナリに追われ、29日(水)にも坂路コースで4ハロン57.2-42.0-26.8-12.3を単走で馬ナリに追い切りました。「思いのほか体を戻せなかった点は誤算でしたが、休ませてだいぶリラックスできたようで、稽古の動き自体はいいですね。暑さにあまり強いタイプではないものの、なんとかまだ持ちこたえて堪えてくれている。選出された7/06(水)川崎・ジュライフラワー賞(ダ1600m)に森泰斗ジョッキーで臨みます。JRAの出走メンバーだけで比較すれば、グロリアスヒーローが実績最上位の存在。ここが勝負どころなのは我々も十分理解していますし、なんとか決めれるようにしっかり仕上げていきたい。週末また強い負荷をかけて最終調整するつもりです」(高木登調教師)

 

【ジュレップグラス】

松風馬事センターで調整され、6月29日(水)に帰厩しました。

「昨日はまずは坂路を駆け上がらせてメインメニューをこなした後に、角馬場で乗り込む流れからスタートさせました。週末には時計消化再開を予定しています。暑さの厳しい時期ですので熱中症を避け、嫌気を差さないようにするためにも、強度を維持しつつも時間を短縮するよう意識して進めています。体調の良さをキープできていますし、馬体重も450kgと波もありません」(青木孝文調教師)

 

*****4歳馬*****

【ルージュアドラブル】

国枝先生に馬の様子やコンディションなどをお話ししたところ、『それじゃあ、そろそろ動かしていこうか』とのことでしたので、来週からコースでの騎乗運動をはじめる予定を組んでいます。飼葉の食いは変わらずいいので体に丸みは出てきているのですが、毛艶が少し物足りないのと、お腹まわりがポッコリな感じも。もう少し全体にハリが増してきてくれるといいんですけどね。稽古をはじめるとお腹のポッコリは無くなってしまうお肉かなと思うので、身になりにくいこの馬の本当の意味でのボリュームアップというのはなかなか難しいところがあります。今週末に馬体重を計る予定ですけど、おそらく数字は増えていると思いますよ。毎週、獣医師にはチェックをしてもらっていますが、背腰には痛いところもなく、爪の状態にも問題はありません。いまは治療などを必要としない状況にあり、コンディションはある一定のところで安定。何か気にくわないことがあるとキリキリするのは変わりませんが、テンションなども特に気になりませんので、まずはいい形で乗り出せるのではないかと思っています。ただ、馬場入りの際などはスイッチが切り替わってしまう可能性があるので注意していきますよ。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「蹄鉄は外側をエクイロックスで固めて、ぶつけたりしないように保護。歩様はスムーズで出血などもありませんが、もう少しこのままで爪の様子を見たいという装蹄師の話もあり、ウォーキングマシンのみで今週も進めています。蹄鉄を工夫してからの経過は良好で、来週から軽く乗り出せると見ているのですが、過去を振り返るとふとしたときに表面化するウィークポイントとも言える爪のトラブルですので、マシン運動を継続するかトレッドミルに切り替えるか、もしくは騎乗運動をはじめるかなど慎重に判断したいと思います。ここ数日はかなり暑いのですが、飼い葉の食いが落ちることなく馬体重は512キロで安定しています」

 

【ソニックムーヴ】

「改めて、ここにきて筋肉を帯びてきた印象で、特にトモがしっかりとしてきましたね。前走完勝の余勢もあるのかもしれません。4回船橋開催(7/22~)での出走を予定していますが、この暑さですし、あと3週間ありますから、コンディションに合わせて徐々に上げていきましょう」(川島正一調教師)

 

【スノークォーツ】

この後は茨城県・松風馬事センターで調整することになり、6月28日(火)に移動しました。

「現在は1時間のウォーキングマシンの運動をおこなっています。久々にこちらでお預かりしますが、以前よりもふっくらとした印象。体重は入場時からも更に増えています。脚元は一応レントゲンを撮ってみましたが、現状では問題なさそう。週明けからロンジング運動もしくは騎乗をおこなっていくつもりです」(担当者)

 

*****5歳馬*****

【レッドエランドール】

本日(金)札幌競馬場に入厩しました。

馬体重547キロ。

ウォーキングマシン運動60分、屋内ダートコースでダクとハッキング1600m、キャンター2400m(週2回、上限20秒ペース)、坂路(ダート)1本(週1回、15-14ペース)。

担当スタッフ「週明けから本格的に立ち上げています。火曜日には坂路にも入れましたが、ここのところ雨が続いている影響でウッド坂路の馬場がかなり悪くなってしまったため、ダート坂路に変更して1本消化。その後も順調に乗り込んできました。今日(金)の検疫で札幌競馬場に入厩することになり、無事に送り出しています。田中調教師から『短期放牧の予定。時計を出す必要はないので、ジックリ乗り込んで欲しい』と当初から伺っていましたし、連闘で使った割にダメージもそれほどなかっただけに、いいリフレッシュになったのではないでしょうか。惜敗が続いていますが、今度こそ決めて欲しいですね」

田中克調教師「連闘のダメージもそこまでなかったので、今日(金)札幌競馬場に入厩させました。馬房の都合があるのでしばらくは札幌で調整していきますが、最終追い切りは函館でおこないたいので、それまでには函館に移動させる予定です。ローテーション的にはキツイとは思いますが、なるべくいい状態でレースへ向かえるように調整していきたいですね。競馬は函館最終週の駒場特別を浜中騎手で予定しています」

※7月17日(日)函館10R・駒場特別(3歳上2勝クラス・ダ1700m)を浜中俊騎手で予定。

 

【エクストラノート】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。背中からトモにかけての状態は大分良くなってきましたが、まだ肉付きが寂しいですし、もう少しふっくらとさせたいところ。徐々にペースを上げていますが、こういうタイプはしっかり肉を付けてあげてから負荷を掛けていく方がよいと思うので、様子を見ながらじっくりと進めていきます」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【リーピングリーズン】

26日(日)にWコースで5ハロン68.3-52.3-38.3-11.9を単走で馬ナリに追われ、29日(水)にもWコースで5ハロン66.6-51.2-37.0-11.4を単走で強めに追い切りました。「残り100m付近では、まだ余裕もあるのか若干フワッとする場面が見られました。3勝クラスの馬だけあって、この時計でも楽々と走れている。クロス鼻革がフィットしていて、入厩当初のようにエキサイトして折り合いを欠くようなこともありません。むしろ年齢的なものからか少しズブさも感じられるほどです。来週7/10(日)福島・天の川ステークス(ダ1700m・混)を予定。リーピングリーズンには追わせるタイプの鞍上が合うと思うので、ウチパクさんに今回騎乗依頼しました。小回りコースで決め手に欠ける部分をうまく補えればやれていい。レースに向けてしっかり態勢を整えていきます」(尾形和幸調教師)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重513キロ。

今週は周回コースにてダク400m、1000mをハッキング1本、16-16ペースのキャンター1本のメニューで乗っています。一度ペースアップしたうえでどれだけ動けるか試してみましたが、走る分には軽快な動きを見せていて息遣いも問題ありません。ただ、先週と同様、いい頃と比べると覇気が今ひとつなあたり、夏負けの兆候が出ているのかもしれません。状態面を優先して進めた方が良さそうで、来週はペースを落とすことも検討したいと思います。

 

*****8歳馬*****

【プラチナムバレット】

「来週の7回佐賀開催後半最終日、7/10(日)での出走を予定しています。C1の1組もしくはBの一番下の組のいずれかに組まれると思います。C1クラスに越したことはありませんが、良くも悪くも相手ナリですからね。しっかりと力を出せるよう調整するだけです。まだこちらでは連勝がありませんので、なんとか結果を出したいと思っています」(山田徹調教師)