*****2歳馬*****

【パレルモ】

門別3R JRA認定アタックチャレンジ(1着)

6月23日、門別競馬3R、JRA認定アタックチャレンジ2歳未勝利・ダート1200mに出走しました。馬体重は前走から増減なしの448キロ。マズマズの飛び出しから前に出て行き、3~4番手から。道中はやや追っ付けながらインの5番手で追走し、3コーナーから最内を通って上がって行って、直線入り口で外から逃げ馬に並びかけてラスト200mで先頭に立つと、追われて良く伸びて、外から追撃してきた1番人気馬が差を詰めることは許さず、半馬身差でそのまま押し切り、デビュー2戦目で嬉しい初勝利を挙げました。

 

【スマラグドス】

社台ファームで調整中。坂路登坂日と周回走路調教日を交互にして1週間のメニューを組み立てており、入坂日週3回のうち2回は2本を登坂。中間に3F11.9-12.4-13.9、3F14.3-12.7-12.8、3F14.3-13.2-13.1を計時。

担当者の話では「坂路ではテンから行かせる追い切り、終い重点の追い切りと、変化を付けたメニューを組んでいます。体付きに締まりが出てきて、体の伸縮性も上がってきました。ハミを良い位置で受けて、加速の際も体が浮かずに走れるようになり、走りの質が良くなってきています。至って好調です」とのこと。現在の馬体重は487キロ。

 

【ミラクルティアラ】

社台ファームで調整中。週3回坂路入りし、うち2回は2本登坂するメニュー。中間に3F15.1-15.1-14.9、3F14.9-14.3-12.9、3F13.7-13.0-12.6を計時。

担当者の話では「中間に速い時計を立て続けにマークし、これらの時計で楽に動けるようになってきました。疲労感もなく順調に調整を進めることが出来ています。加用調教師から北海道入厩の話が出ており、いつでも対応出来るように準備しておきます」とのこと。現在の馬体重は466キロ。

 

【アリアージュ】

6月14日よりアカデミー牧場で調整中。担当者の話では「痛めているところや、疲れも無く、馬場で普通キャンターを2500~3200m、じっくりと乗り込んでいます。以前にこちらに来たときも、落ち着きがなくしきりに鳴いて幼さを見せ、レース後の現在も同じような雰囲気でうるさくしています。ただ、暴れて悪さをするようなタイプではなく、自分自身でイレ込んで消耗するような感じですので、精神面が成長して落ち着きさえ出れば体もフックラしてくれそうです。飼い葉も食べていますし、まずは落ち着かせつつ調整したいと思います」とのこと。馬体重は432キロ。

 

【レッドカフラー】

馬体重513キロ。

先週1週間は調教ペースを落としましたが、楽をさせたことや治療したことにより疲れが取れたため、今週火曜日から15-15を始めています。少し馬体重が増えてしまった分、動きは重たかったですが、運動中は適度な負荷を掛けていい汗をかいていることからも、すぐに無駄肉が取れて引き締まってくるでしょう。疲れを見せたらまたペースを落とし、回復したら再度ペースアップ。これを繰り返して鍛えていきます。

 

【ウィズアットダンス】

「牝馬同士のなかでも馬体は一番小柄で、内にモタれるところはあったものの、他馬に怯むことなく立ち回ってきてくれました。それにレース後も馬体やテンションは心配するほどではなく、滞在とあってこの馬なりに維持できているとの報告を受けています。中1週になりますが、来週だと芝1200mが2鞍組まれているので、7/02(土)函館・2歳未勝利(芝1200m・牝)または7/03(日)函館・2歳未勝利(芝1200m・混)のどちらかに出走を考えたいと思います」(和田雄二調教師)

 

*****3歳馬*****

【ラッキーガブリエル】

6月24日の検疫で帰厩しました。

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重531キロ。

今週もトレッドミル調整で様子を見ていますが、ダク1500m、20-20くらいのペースでキャンター2000mとメニューに増やしました。脚取りはしっかりしており、調教後も右前の熱感や浮腫は若干あるものの、着実に良化傾向にあると言えるでしょう。再発防止を防ぐため今後も入念にケアしながらジックリ進めていくつもりです。

 

【ルージュエクレール】

馬体重437キロ。

今週は坂路にて14-14のメニューで乗っています。少しペースアップしてみましたが、軽快な動きを見せており、乗り込みながらも飼い葉食いは安定していて、馬体重も維持できています。萩原調教師から「1回札幌初日の3R(牝馬限定・芝1500m)を使いたい」と連絡がありました。こちらから札幌競馬場へは直接移動することはできませんから、美浦トレセンか函館競馬場にワンクッションで入る予定で進めています。レースから逆算すると、近いうちに移動する運びになるかと思うので、送り出しに向けて最終調整に入ります。

※7月23日(土)札幌3R・3歳未勝利(牝馬・芝1500m)を予定。

 

【ルテリブル】

先週18日(土)にケイツーステーブルに移動しました。

「現在はウォーキングマシン1時間の運動にとどめています。背中から右トモにかけてしんどい状態だったので、月曜日にショックウェーブ治療を施しています。まだ現状のメニューで様子を見ていますが、この感じであれば週末には乗り出せそう。状態をよく確認しながらピッチを上げていこうと考えています」(担当者)

 

【グロリアスヒーロー】

松風馬事センターで調整され、22日(水)に帰厩しました。

「帰厩してまだ速いところはやっていないものの、坂路コース主体で順調に調整を進められています。前走後は体がペソっとして細く映りましたので、短期間でも回復に充てられたのは良かった。両前ソエの症状や右前深管部など、脚元に関しても今のところ気にする素振りを見せておらず、心配なさそうですね。今週末に地方交流競走の7/06(水)川崎・ジュライフラワー賞(ダ1600m)に申し込みする予定。JRA枠7頭で選出確率も割と高いでしょうから、なんとか入ってくれればと思っています」(高木登調教師)

 

【ジュレップグラス】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを1セット(上限20秒ペース)のメニューで調整中です。先週いっぱいは楽をさせ、今週より乗り出しています。レース後のダメージはほとんど感じられませんし、以前負った外傷箇所も問題ありません。体重が入場時より10kg近く増えていますし、近日中に調教量を増やして進めていく予定です」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【ルージュアドラブル】

ウォーキングマシンとサンシャインパドックでの放牧というメニュー内容で引き続き進めています。飼葉の食いは良好でハリ・ツヤも上向いてきました。中間も背腰を中心に獣医師に触診をしてもらっていますが、バランスが良くなってきたことで左右差も気にならなくなり、着実に状態はアップしているとのこと。気になる精神状態も安定していますので、ここまで時間をかけてゆっくり進めさせてもらっていますが、時間をかけた分の効果はしっかりと得ることができているかと思います。お伝えしております通り、もうしばらくは現行メニューで進めて、7月から徐々に上げていく考えです。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「先週末から軽めに乗り出しを再開しましたが、右トモの爪に出血が確認されました。下から突き上げている感じですので、鉄橋にするなど蹄鉄を工夫する必要がありますね。結構前ですが、膿が溜まるなど爪には弱いところがありました。あの時もそうでしたが、今の段階のように体に緩さがあってフォームが固まっていないときは爪に何かしらの影響が出やすいようです。今週はウォーキングマシンで様子を見ていますが、騎乗運動再開へ向けて獣医師、また装蹄師と相談しながら進めていきます」

 

【ソニックムーヴ】

「まずは初勝利に貢献できて、本当に良かったと思います。それにしても強い勝ち方でしたね。B3クラスに昇級しますが、同距離でおこなわれた次のレース(マラカイトスプリント・B2B3選抜馬)の決着時計(1.14.7)が、ソニックムーヴの勝ち時計よりもコンマ1秒遅いものでした。即通用しても不思議はないと思います。4回船橋開催(7/22~)で2勝目を狙いましょう」(川島正一調教師)

 

【スノークォーツ】

この後は美浦近郊の育成場で調整を進めることになり、昨日23日(木)にワンクッションで福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動しました。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。輸送熱などの異常もなく、無事に到着しています。暑い日が続いているので、体調などをしっかり見ていくつもり。こちらではまず輸送の疲れを取ることに専念し、近日中に美浦近郊の育成場へ移動する予定です。

 

*****5歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

24日、牧場担当者は「周回コースで3,000㍍のキャンターと、坂路1本17~18秒ペースを継続して行っています。気温が上がってからも体調は良く、テンションも安定してリラックス出来ている様子です。いつでもペースアップ可能な状態ですが、まだ帰厩まで時間があるので今月は同じペースで調整していきます。馬体重は504㌔」とのこと。

 

【レッドエランドール】

ウォーキングマシン運動60分、角馬場でダク1600m。

担当スタッフ「水曜日に入場し、翌日(木)から確認がてら早速動かしています。歩様は問題ありませんし、馬体や脚元にも傷んだ箇所は見られないですね。強いて言えば飼い葉への食いつきが若干渋い気もしますが、競馬場に在厩している時と違う物を食べているので仕方がないでしょう。今のところ連闘によるダメージはそれほどなさそうです。短期放牧の予定と伺っていますので、心身両面のリフレッシュに努めつつ、緩めないように入念に乗り込んで帰厩に備えていきたいと思います」

 

【エクストラノート】

「現在は屋外ダートコースと坂路を併用して、ダクとキャンター3000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。先週末から乗り出していますが、背中からトモにかけて少し痛みが出てきたので、ショックウェーブ治療を施しています。まだ全体的に張りが足りない状態。毛艶は良くなってきましたし、ここで痛みを取ってあげれば順調に乗り込んでいけると思います」(担当者)

 

【モンストルオーソ】

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。去勢手術後の経過は良好で、だいぶ腫れも引いてきたことから、マシン運動後はパドック放牧をおこなってのんびりと過ごさせています。左前球節部に熱感は残るものの、歩様には見せていないため、このまま現状メニューで様子を見ながら進めていきます。

 

*****6歳馬*****

【リーピングリーズン】

19日(日)にWコースで5ハロンから0.7秒先行して併せ、70.6-53.9-38.8-12.1を馬ナリに追われ、22日(水)にもWコースで5ハロンから0.6秒先行して併せ、70.1-54.1-39.0-12.3を馬ナリに追い切りました。「クロス鼻革を着用してからは、折り合いの面など至ってスムーズ。自厩舎の環境にもすっかり馴染んでくれたようで、この中間はメンコを外して稽古に臨んでいます。反応自体はしてくれているものの、仕掛けてからギアを上げるのに少し苦労している印象。牝馬でもズブい面がありますし、リーピングリーズンには追わせるタイプの鞍上が合っているように思える。7/10(日)福島・天の川ステークス(ダ1700m・混)を本線に、そういった乗り役をピックアップしていくつもりです」(尾形和幸調教師)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重517キロ。

今週は周回コースでダク400m、1000mをハッキング1本、20-20ペースのキャンター1本のメニューで乗っています。走りそのものは悪くありませんが、いい時に比べて覇気がもうひとつといったところ。そのあたりは暑さも影響しているのかもしれませんから、暑くなる前の最初の組で乗るなど、夏負けしないように工夫しつつ、コンディションを上げていければと思っています。

 

*****8歳馬*****

【アナザートゥルース】

現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。今週も軽めに乗っていますが、思ったほど調子が上向いてこない現状です。特に疲れがあるというわけではなさそうですが、体がなかなか動いてきてくれません。このまま調教を続けていくか、休みを挟みつつ進めていくか、状態を見ながら判断していきたいと思います。

 

【プラチナムバレット】

「今週末の開催での出走でも全く問題ないほど元気一杯ですね。旺盛な飼い葉食いに支えられ、安定して体調を保つことが出来ているのでしょう。ただ、それに乗じて出走すると、最後の直線での詰めがあまくなってしまいます。当初からの予定通り、7回佐賀開催後半(7/3・5・10)のいずれかに向かいましょう」(山田徹調教師)