*****2歳馬*****

【マランジュ】

しっかりと乗り込みを続けてきたことから、この中間にリフレッシュ期間を設けました。その後、騎乗を再開して、現在は直線坂路コースを3F48秒ペースで1~2本乗るメニューをベースに、登坂日以外は周回コースでハッキング4000mとトレッドミル運動で調整しています。

あまり気負い過ぎないように、上手くコントロールしながら調教を重ねています。もう一段階の成長余地が感じられる現状をふまえ、適正な負荷で鍛えながら着実に軌道に乗せていければと思います。最新の馬体重は430kgです。

 

【レッドカフラー】

馬体重502キロ。

調整は順調に進んでおり、先週末まで坂路で週2回の15-15を継続してきました。ただ、強めの調教をコンスタントに消化してきたことでトモに疲れが出始めたため、今週は一旦ハロン17秒までペースダウンし、インディバでケアするなど様子を見ているところです。治療の効果がすぐに感じられなければ、ショックウェーブ治療をおこなって疲れを取り除くことにしています。

 

【ウィズアットダンス】

12日(日)に函館競馬場のWコースで4ハロン56.4-40.1-12.2を単走でゴール前仕掛けて追われ、15日(水)にもWコースで5ハロン72.0-56.5-41.7-13.7を単走で馬ナリに追い切りました。「中間の調教や追い切りには秋山ジョッキーも騎乗し、しっかりコンタクトを取ってもらっています。飼い葉を食べてはいるものの、小柄な牝馬とあってレースでは馬体重400kgを切ると思いますが、デビューさせてもいい状態に仕上がりましたね。どちらかというとテンションの方がかなり高くなってきているようなので、当日はなるべく体力を消耗せずにスタートを迎えてほしいです」(和田雄二調教師)

 

*****3歳馬*****

【レッドモンレーヴ】

馬体重527キロ。

右前には熱感や浮腫が若干残っているものの、先週に比べると良化が窺えたため、今週からトレッドミル調整に移行しました。現在はダク1500mのメニューを消化していますが、運動中の脚運びは悪くありませんし、調教後に脚元のケアを入念におこなっていることもあって小康状態を保っています。騎乗運動を再開するまでにはもう少し時間が必要になりそうですが、しっかりと段階を踏んで焦らずジックリ進めていこうと思っています。

 

【ルージュエクレール】

馬体重436キロ。

今週は坂路にて15-14のメニューで乗っています。テンションは高くなっていませんし、変に掛かることなくいいリズムで動けています。しっかり乗り込んでいても飼い葉食いが落ちることはなく、馬体重も大きく減っていませんから、引き続き順調と言えるのではないでしょうか。

 

【ルージュエピス】

ウォーキングマシン運動。

小島調教師「追い切った翌日ですので、今日はウォーキングマシン運動で調整しています。気も程良く入っていますし、運動中の脚運びも特に大きな問題はありません。飼い葉もこの馬なりに食べており、コンディションは高いレベルで安定しているのではないでしょうか。今はいい流れで進めることができていると思います」

 

【ルテリブル】

この後はトレセン近郊のケイツーステーブルで調整することになり、明日17日(土)に移動する予定です。

「ダートではあらゆる距離を使ってきたのですが、どのレースもあまり見所がなかったですし、今回も思っていた以上に走れなかったところ。普段の感じからもあまり芝向きという感じはしないのですが、こちらの勝手な思惑で馬の可能性を潰してしまうのはかわいそうですし、次はガラッと条件を変えてみようと思っています。今朝こちらに帰ってきましたが、レースを使った分脚元はまたチクチクしている感じ。芝のレースを使うには少し間隔を空けなければならないので、ここで一息入れさせてください。育成場での状態や、出馬状況などを見ながらどのあたりで出走させるかを考えていきます」(高柳瑞樹調教師)

 

★6/16(木)園田・三熊山特別(ダ1400m)今村聖奈騎手 結果6着

「地方の競馬場ということもありましたし、ジョッキーには行けるようなら前に行ってほしいと伝えてありましたが、五分に出た割に進んでいきませんでした。鞍上は前に行こうというアクションを起こしてくれていたので、馬が前走と同じような感じなんですよね。向正面で捲られた時に動きたかったのですが、動き切れませんでしたし、だからと言ってバテてはいないものの最後に伸びてきたわけでもないですし、難しいところ。ここではもう少しやれて良いと思っていただけに、頭を悩ませています。上がりの状態を見ながら、また今後のことを考えていきます」(高柳瑞樹調教師)

 

【グロリアスヒーロー】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(20秒ペース)のメニューで調整中です。入場後は右前の深管部と両前のソエに若干の反応がありましたが、大きな問題はなさそう。昨日来場した高木調教師は『来週戻して、交流競走に申し込むつもりです』と話していました。量を乗りながら、なるべく体を戻して送り出したいと考えています」(担当者)

 

【ジュレップグラス】

この後はトレセン近郊の松風馬事センターで調整することになり、本日17日(金)に移動しました。

「レースを終えての疲労度はそこまで大きくなく、飼い食いも良好です。実際に跨ってみての感触や想定次第では連闘というのも視野に入れるつもりでした。ただ、想定を見るとやはりそう簡単ではなく、あえてここで動く必要はないと感じて見送っています。この後はまずは盛岡の交流戦に申込をかけるつもりですが、数少ない芝の番組ですので申込頭数は多くなるでしょう。その前にひと息入れて、フレッシュな状態に戻します」(青木孝文調教師)

 

*****4歳馬*****

【ルージュアドラブル】

調整メニューに変化はありませんが、精神面など馬のコンディションは着実に上向いてきています。電気針など中間も獣医師には背腰のケアをしてもらっており、いい形で馬体は回復してきているかと思います。飼葉の食いも安定していますしね。この中間は体重を計っていませんが、肌艶も良くなってきていますので、内臓面も整ってきているのではないでしょうか。この馬なりにというところはありますけど、一日を通して馬自身にピリついたところを見せなくなっているのは好材料。今月いっぱいはリフレッシュと馬体回復の期間と考えていますので、この雰囲気のまま次のステップへの準備ができればと思っています。ウォーキングマシンではゴネたりせずにキビキビと歩いてくれていますよ。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「裂蹄のこともあったので、先週末、今週と無理せずウォーキングマシンで様子をみてきました。痛みも出血もなかったこともあって回復は良好。獣医師の許可も出ましたので、改めて今週末から騎乗運動を再開します。マシン運動に切り替えましたが馬体重は510キロと安定。以前のようにうるさい面を見せることなく、運動時も馬房内でも穏やかに過ごすことができていますよ。3ハロン42秒のところを消化していましたので、再開後はスムーズに戻していけるはずです」

 

【レッドレジェーラ】

障害練習。

音無調教師「昨日の障害練習で飛越の際に躊躇する感じが見られたため、ジョッキーとも相談して今日は両側にチークピーシーズを装着してみました。馬具の効果もあってか、昨日みたいに止まってしまうような素振りは見せなかったですし、スピードのついた状態で飛越は安定していましたね。今日の内容は良かったですし、これなら障害試験を受けてみてもいいと思うので、明日も引き続き障害練習をおこなうつもりで、来週に障害試験を受けることも視野に入れています」

 

【ソニックムーヴ】

「来週の開催2日目、6/21(火)船橋・へびつかい座スプリント C1選抜馬(ダ1200m)での出走を予定しています。御神本訓史ジョッキーに声を掛けました。先週6/11(土)に4ハロン51.8-38.0を、今朝は他厩舎のC2クラスと併せて、4ハロン66.0-50.1-37.4という時計が出ています。持ったままで、軽快な動き。上々の最終追い切りが消化できました。浦和開催の除外があったものの、その分もあり、じっくりと乗り込んで十分な出走態勢を整えることが出来たと思います。今度こそ決めましょう」(川島正一調教師)

 

*****5歳馬*****

【ルヴェルソー】

16日、田中博康調教師は「今朝の騎乗運動時に歩様確認を行いました。その際に、背中の硬さからか前捌きにも硬さが出ていました。まだ、前走の疲れが残っているみたいなので、馬体の回復状況を確認しながら次走予定を決めたいと思います」とのこと。

 

【レッドカルム】

角馬場運動後、ウッドチップコース1周。

ウッド 76.0-55.1-35.6-17.2 馬なり

奥村武調教師「今日は角馬場とウッドチップコースで軽めに乗っています。ウッドで乗るのはかなり久しぶりで、追い切っている他厩舎の馬もいましたが、つられてことなくリズム良く走っていて、バランスもしっかりしていましたね。グリップの利いた走りもできていて、上がりの歩様などについても問題ありません。週末の追い切りは予定通りウッドでおこなう方向で考えています」

 

【レッドエランドール】

馬場で軽めのキャンター。

田中克調教師「今日まで様子を見てきましたが、使う前と変わらないというか、むしろ体は引き締まっていい状態に見えますね。テンションも嫌な方には行っていませんし、疲労感も見せていないので連闘することにしました。揉まれたり外から捲られたりした時にどうかという不安はあるものの、自分のペースで競馬ができれば必ずしもハナにはこだわらないので、そのあたりは騎手の判断に任せたいと思います。立ち直った今なら力は上だと思うので、何とかしたいですね」

※6月19日(日)函館10R・檜山特別(3歳上2勝クラス・ダ1700m)に浜中俊騎手で出走します。

 

【エクストラノート】

転厩先は美浦・加藤和宏(カトウカズヒロ)厩舎に決定いたしましたので、お知らせします。

この後は茨城県・ケイツーステーブルで調整することになり、本日17日(金)に移動しました。

「先ほど無事に到着しています。今のところ問題などは見受けられないので、今週いっぱいは楽をさせて、週明けから乗り出していこうと考えています。福島では今週中に15-15を織り交ぜ始める予定だったと引き継ぎを受けているので、問題ないようならすぐにピッチを上げていけると思います」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドクレオス】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「今日は北馬場で軽く乗りました。昨日(水)午後のチェックでも問題はなく、順調にきていますよ。少し間を空けたことで馬自身はフレッシュな感じですし、筋肉の張りなども日ごとに戻ってきていますね。元からそうピリピリする馬ではないので精神面も安定していますが、少し落ち着き過ぎている感もあるので、そのあたりはこれから気を入れていきたいところです。このまま乗り込んでいきます」

 

【リーピングリーズン】

吉澤ステーブルEASTで調整され、15日(火)に美浦・尾形和幸厩舎に入厩しました。

「体やトモの筋肉の張りが抜群。毛ヅヤもピカピカしていて体調面は良好に映ります。まだ軽めを乗り始めたばかりですが、さすがに準OPクラスだけあるなという動きをする。ただ、気が入りやすいタイプなのか、稽古だと少し引っ掛かり気味に行くところもあるため、週末からクロス鼻革を着用してみようと思っています。徐々にピッチを上げていき、7/09(土)福島・阿武隈ステークス(芝1800m・混ハンデ)もしくは7/10(日)福島・天の川ステークス(ダ1700m・混)に向かう予定です」(尾形和幸調教師)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

馬体重514キロ。

先週末に獣医師に全体を診てもらったところ、「ガクッときている感じはないが、筋肉に若干疲れが出ている」とのことだったため、今週は無理せず周回コースにてダクとハッキングを交えて2400mのメニューで乗っています。乗っている分には脚運びなどに問題はなかったものの、ひとまず今週一杯は馬体のメンテナンスを優先し、運動はある程度動かすくらいにとどめておきました。今のところ疲れは抜けつつあり、覇気も見られるだけに、特に問題なければ来週はペースを戻す予定で考えています。

 

*****8歳馬*****

【アナザートゥルース】

現在は馬場2周と坂路1本を18~20秒ペースのメニューで調整しています。今週からは坂路も併用して乗り込みを進めていますが、体がほぐれて動き出してくるまでにまだ時間がかかるようです。緩さもあって本調子からはほど遠い印象を受けますし、これから苦手な季節にもなってくるので、その辺りにも気を配りながら調整をおこなっていきます。

 

【プラチナムバレット】

「先週はレース当日朝の降雨により不良馬場での一戦。終わってみれば、単勝1.3倍で順当勝ちを収めることができました。日中は30度近い気温が続いているので、出走間隔を少し取ってあげたことが2勝目につながったのかもしれないと、鞍上の飛田愛斗ジョッキーとも意見が一致しているところです。中1週は避けて、7回佐賀開催後半(7/03~)以降での出走を予定したいと思います」(山田徹調教師)