*****2歳馬*****
【ファントムシーフ】
栗東・西村真幸厩舎で調整されています。デビューに向けて、先週は10日にCWチップコースにて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、83.1-67.1-51.8-37.0-10.9を一杯に追われて計時し、併せた相手に先着しました。今週は、15日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、55.2-40.2-26.0-12.2を馬なりで計時しています。西村調教師は「先週末にしっかりと時計を出しているので、ある程度、仕上がりには自信を持って競馬に臨める状態です。ただ、今週の出走を1番に考えてはいますが、来週の東京でデビューさせるという選択肢も頭の中にあって、正直、悩んでいます。投票ギリギリまで考えて判断したいと思います」とのことです。18日阪神、2歳新馬・芝1600m、または、25日東京、2歳新馬・芝1800mを両睨みで検討しています。
【パレルモ】
門別競馬場・米川昇厩舎で調整されています。来週の出走に向けて、中間も屋内ウッドチップ坂路2本のメニューで進められており、13日には43.9-29.0-14.5を計時しました。米川昇調教師は「次走に向けてまず月曜日にハロン14~15秒程度のところで1本行きました。動きを見てもデビュー戦の前とは雰囲気が変わってきて、前に進んでいるのが伝わってきます。特に気になる点はなく、この後は最終追い切りを行って競馬に向けて態勢を整えていきます」とのことです。23日、門別競馬3R、JRA認定アタックチャレンジ・ダート1200mに石川倭騎手で登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。
【フェミナフォルテ】
現在は坂路2本(上限15~16秒ペース)のメニューで調整しています。この中間も終い重点にハロン15秒台まで脚を伸ばす日を設けています。反応を含め騎乗者が求めるレベルまで達してはいませんが、ジワリジワリと良化気配にあることは確か。休みなく乗り込めている点も好材料ですし、今後も強弱をつけたメニューで対応していきます。
【メルジェリーナの20】
現在は坂路2本(上限18~20秒ペース)のメニューで調整しています。移動当初と比べれば物見することも減ったため、今月上旬以降は徐々にペースアップを図って進められています。馬体にはまだ幼い部分も残りますが、ペースが上がっても安定したフットワークで登坂しているように、体幹は強そう。このままどんどん乗り込んで鍛えていけそうです。
【アリアージュ】
6月12日・中京・2歳新馬(芝1200m)に出走し8着。
15日、加用調教師は「レース後も脚もと等に問題はありませんが、昨日アカデミー牧場へ放牧に出し、一息入れさせています。レースの前も後も、落ち着きの無いのは相変わらずで、ひとまず放牧に出して落ち着かせたいと思います。体を膨らませつつ再調整してもらいます」とのこと。
【ルージュメイベル】
馬体重:469キロ
周回コースで乗り込んでから坂路に入り、ハロン16秒の時計を2本出す日、3ハロン40秒台で駆け上がる日などを設けています。速い時計には、まだ対応し切れていないところもあるだけに、さらなる成長を促しながら、じっくりと進めていく方針です。トレーニングの密度が濃くなるに連れ、馬体の方も引き締まってきました。また、良好な体調を維持できている点も、心強い材料です。
【レッドシュヴェルト】
馬体重:478キロ
ハロン15~16秒、ハロン14~15秒と2本時計を出す日を含め、週6本の坂路調教をおこなっています。飼い葉喰い良く、馬体重も順調にアップ。これまでに見られた弱さが解消され、走りの中身も、よりしっかりとしてきました。現在、まさに成長期にある印象で、これまでに作り上げてきた下地に、どんどん上乗せしていきたいと考えています。トモを中心に、馬体に丸味が出てきた点も、歓迎すべき材料です。
【レッドルヴァンシュ】
馬体重:514キロ
ハロン15~16秒の時計を2本出す日も含め、週8本の坂路調教をこなしています。じっくりとトレーニングを進めてきたことが功を奏し、走りのバランスが改善し、力強さも増してきました。また、坂路2本目の止め際に息が荒くなることもありますが、全体的なパフォーマンスに影響するものではありません。成長する余地は大きく、まだまだ良い方向への変化が見られるはずです。
【レッドジャルダン】
馬体重:520キロ
周回コースで長めを乗り込んでから坂路に入り、2本時計を出す日、ハロン13~14秒ペースで駆け上がる日を設けるなど、精力的にトレーニングを重ねています。運動強度を上げても、ヘコたれたところを見せない点はセールスポイント。馬体も、いい具合に絞れてきました。ダイワメジャー産駒らしい、初速の速さを持っていますが、折り合いも付くだけに、距離が延びても十分に対応出来そうです。
【ルージュアテナ】
馬体重:477キロ
坂路で3ハロン44~45秒の時計を出すまで進め、一旦、リフレッシュ期間を設けました。現在はトレッドミルを使用した運動から立ち上げている段階ですが、体重が増えながらも水っぽさが抜け、馬体がバンプアップされてきた印象を受けています。少し前までは、幼さを残す牝馬でしたが、ここに来て心身ともに大人っぽさが増すなど、大きく変わる時期を迎えたようです。
*****3歳馬*****
【ルピナスリード】
栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。中間も状態面に変わりはなく次走に向けて順調に乗り込まれており、今週は、15日に坂路にて調教助手が跨って追い切りが行われ、59.8-43.0-28.0-13.9を馬なりで計時しています。吉岡調教師は「馬体重は9日時点で458キロまで回復しています。本当に良く飼葉も食べてくれていて、前走の疲れを感じないほどです。今日は調整程度の追い切りですが、動きは問題ありませんでした。以前だと、競馬に使った後はピリピリしていましたが、そういったところも解消されていますね。なお、鞍上については、池添騎手が次走も乗ってくれると正式に回答をもらえました。池添騎手からは『51キロで2勝クラスを走れるのは物凄く楽しみですね。もう先週から減量を始めています』と言ってもらえました」とのことです。26日阪神、混合、3歳以上2勝クラス・舞子特別・ハンデ・芝1400mに池添謙一騎手での出走を予定しています。
【ラッキーガブリエル】
松風馬事センターで調整されています。中間も、屋外ダート馬場にて、日によってペースを変えて、ハロン17~18秒またはハロン20~22秒のキャンター3000m程度を乗られています。後藤場長は「17~18秒までペースを上げて乗り出してからもテンションが上がってしまうこともなく、問題なく進めることができています。14日計測の馬体重が498キロと、意図して増やしているわけではありませんが、乗り込み量を増やしても微増していて、体調の良さが窺えますね。引き続きしっかり乗り込んで、いつ声が掛かっても良いように準備していきます」とのことでした。
【ラブシックボッサ】
15日、伊藤大士調教師は「今朝はウッドチップコースで3歳未勝利馬と併せ馬を行いました。まだ馬体に幾分余裕を残すものの、先週と比べてフットワークが良くなってきています。来週もう1本しっかり追い切って、レースに臨みたいと思います。鞍上は丸田騎手に依頼しています」とのこと。
6月26日(日)東京・3歳未勝利(ダ1,400㍍)に丸田騎手で出走予定。
【ウィズザタイムズ】
今週の、6月19日(日)函館・3歳未勝利(芝2,000㍍)に▲横山琉人騎手で出走予定。
15日、竹内調教師から「函館のウッドチップコースで単走の追い切りを行い、終い強めでレースに向けて気合いを付けました。函館競馬場の環境に慣れたことで落ち着きが出て、馬体重も454㌔と徐々に増えてきています。ゲート練習時に横山琉人騎手が跨がり、『駐立は大人しく、出だしに少し頭を上げましたが操作性は良かったです』と感触を掴んでもらっています」とのこと。
【ダイヤモンドフジ】
函館競馬場に無事到着し、今週の6月19日(日)函館・3歳未勝利(芝1200m)に横山武史騎手で出走予定。
15日、宮本調教師は「本日、函館のウッドチップコースで単走の追い切りを消化しました。5月に2戦し輸送もありましたので、6ハロン70秒9、ラスト13秒9といった時計で軽く乗っています。騎乗者も感触は悪くなかったようですし、状態を維持してレースに向かえると思います。ここで決めたいところです」とのこと。
【ルージュエピス】
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
ウッド
ルージュエピス 69.1-54.5-40.0-25.7-12.3 馬なり
キタウイング 68.7-54.1-39.6-25.4-12.1 馬なり
小島調教師「今日はウッドチップコースで追い切りました。私が騎乗して、2歳馬の誘導も兼ねてエピスが先行して前で受ける形だったのですが、走りのバランスなどは以前よりもしっかりした印象で、掛かる感じもなくフットワークも安定していましたね。仕掛け所の反応は上々で、直線でもいい伸びを見せてくれたと思います。息遣いは着実に良化しており、コンディションも良好。出走停止明けからすぐにレースを使えるように、この後も入念に乗り込んでいくつもりです」
*****4歳馬*****
【ブランメイユール】
川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。昨日のレースから一晩明けて、15日現在、状態面は大きく変わりはありません。様子を見て厩舎周りの曳き運動から乗り運動を開始する予定です。並木厩務員は「ゲートの中でしきりに頭を振って、出がもうひとつでしたが、行き脚がつくとスピードに立ってハナに立ち、行き切ってくれました。最後は3キロ減(の騎手)が乗っていた相手との斤量差も響いて交わされましたが、やはり揉まれずに行けると渋太いですし、馬場があんなでなければ逃げ切れていたかなとも思います。レース後、ひと晩明けただけなので、この後の状態を見ていきますが、今のところガタッときてる感じはないので、7月の川崎開催に向けて進めていけそうです」とのことでした。
矢野貴之騎手 レース後コメント
「惜しかったですね。でも初めて乗せて頂いた時よりも馬の感じは良くなっています。今日はメンツも強いし、本命馬が躓いたのもありますが、それでも、もうひとつ、いやもうふたつくらい行ける手応えは感じましたね。本当は2番手や3番手の方がいい競馬をするかもしれません。今日も枠順が逆だったら、チャンスはあったのかなと思います。最後は抜かされて嫌気を差すところもありましたが、それでも頑張って走ってくれました」
【スノークォーツ】
現在は坂路2本(上限16~18秒ペース)のメニューで調整しています。今月上旬からはペースアップを図り、週1回はハロン16秒台まで時計を詰めています。まだスムーズに対応しきれてはいないようですが、ここまで順調に乗り込めていますし、早ければ下旬にも本州の育成場へ移動させる予定です。
【ワイドアウェイク】
連闘で6月11日・中京・3歳以上1勝クラス(芝2000m・牝)に出走し4着。
15日、加用調教師は「連闘になりましたが、レース後も脚もと等に問題はありません。この後の様子を見ながら中2週か中3週で小倉に向かいたいと思っています」とのこと。
【レッドレジェーラ】
障害練習。
音無調教師「先週金曜日に障害コースを通しで飛ばしてみたのですが、飛越はしっかりしていましたね。ただ、今日の練習では飛越の際に止まってしまい、騎乗者が落ちそうになるところがありました。ここまでは問題なく順調にこなしていたのですが、悪い意味で慣れが出ているのかもそれません。そういった状況を踏まえて、予定していた障害試験も今週はパスして、明日も練習を継続することにします。飛越で躊躇する感じが更に出てくるようであれば、障害転向は諦めようと考えていますが、体の使い方などが良くなっていることもあり、どちらにせよ障害練習を積み重ねてきたのは決して無駄にはならないはず。この馬に合った路線を選択していきたいと思います」
*****5歳馬*****
【パラダイムチェンジ】
★6/13(月)川崎・カペラ賞 B2B3選定馬(ダ2000m)藤本現暉騎手 結果11着
これまでの戦歴、レース内容および現状を踏まえて、山越光調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。
なお、本馬は今週6月16日(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。
パラダイムチェンジ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。
「もっと前が流れてくれれば、結果は多少違っていたと思います。勝ち馬の作り出したスローペースで、完全に隊列が決まってしまいましたからね。それでも、勝負処の2周目3コーナーから、鞍上の藤本現暉ジョッキーが懸命に追い上げを開始したのですが、伸び切れませんでした。出走馬の半数以上は同じB3クラス、コースは違えど前走から着順を落とすことになってしまい、申し訳ありません。中1週で地元開催が控えてはいるのですが、おそらくこの繰り返しになってしまうのではないかと思います。浦和競馬に移籍して、今回がちょうど10戦目。2戦連続2着を含め半分は入着を果たしたものの、白星を挙げることができませんでした。重ねてお詫び申し上げます。自厩舎では2000m戦以外に出走していませんが、マイル戦でも変わらないパフォーマンスを見せてくれたのではないかと考えています。新天地での活躍を陰ながら応援させていただきます」(山越光調教師)
【モンストルオーソ】
現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。去勢手術後の経過は良好で、だいぶ腫れも引いてきたことから、マシン運動後はパドック放牧をおこなってのんびりと過ごさせています。左前球節部に熱感は残るものの、歩様には見せていないため、このまま現状メニューで様子を見ながら進めていきます。
【レッドカルム】
角馬場で運動。
奥村調教師「昨日(火)帰厩しました。今日は角馬場で軽めの調整です。リラックスして走っていましたし、脚取りなども問題なかったですね。ここまでの追い切りは坂路主体でおこなってきましたが、週末からはウッドチップコースでやってみようと思っているので、明日は角馬場とウッドで軽めのメニューを消化するつもりです」
【レッドエランドール】
運動後、軽めのキャンター。
田中克調教師「今日は栗東にいるので直接確認できてはいないのですが、現地のスタッフからは『大きな疲れも見られず、元気一杯です』という報告を受けています。使ったことでむしろ体も気持ちもピリッとしたようで、気合はありつつ嫌なテンションの上がり方はしていないということでしたし、蹄を含めて脚元も問題ないということですよ。今週の檜山特別のハンデを確認したところ56キロと無難なところで収まりましたし、せっかく滞在で状態もいいということなので連闘するつもり。明日までの様子を見て少しでも不安があれば使いませんが、今のところ使う方向で考えていますよ。ここを勝てるようなら短期で放牧して札幌の3勝クラスを狙っていけますし、負けたとしてもレースの数はあって色々な選択肢がありますからね。この夏は北海道で頑張ってもらいましょう。西村淳騎手が不在のため、今週使う場合は浜中騎手に依頼しています」
※6月19日(日)函館10R・檜山特別(3歳上2勝クラス・ダ1700m)を浜中俊騎手で予定。
*****6歳馬*****
【レッドクレオス】
乗り運動後、坂路下でダク、その後に坂路1本。
坂路
レッドクレオス 53.8-39.3-25.9-13.2 馬なり
ジランドール 54.3-39.5-26.1-13.3 馬なり
助手「今日は坂路で併せて追い切りました。下ろしがけからスピードに乗せて全体時計を詰めてみたのですが、問題なく対応できていたので着実に上昇していると言っていいでしょう。年齢も年齢なので一気にガラッと変わるわけではないものの、段々と引き締まって楽に動けるようになってきていますね。まだ予定までひと月ほどあるので、このまま徐々にステップアップさせるイメージで進めていくつもりです」
蛯名正調教師「まだ暑さもそこまでではないので、体調も問題なさそうですね。短距離を使うにあたって、最初からある程度、加速させることを意識しながらやっていますが、トモも徐々にしっかりしてきてはいる感じですね。まだ時間もあるので、ジックリやっていきます」
※7月16日(土)福島11R・バーデンバーデンC(3歳上3勝クラス・芝1200m)を予定。