*****2歳馬*****
【エーピードリームの20】
馬体重506キロ。
引き続き週2回はウッド坂路で15-15を消化しています。日々の調教で少しずつ体力が備わってきており、以前よりも楽な手応え、息遣いを保ったまま坂路を駆け上がれるようになってきました。騎乗者は「背中がいい」と口を揃えていますし、気性的にも焦ったりイライラしたりすることもなく、常に冷静な状態でいることができます。もうしばらく同じメニューで乗り込んで基礎を固めていくつもりです。
【ウィズアットダンス】
本日27日(金)にゲート試験を受験し、無事に合格しました。
「練習ではまだゲート入りがスムーズにいかないときもあったのですが、他は上手にこなせるようになってきたので、今朝のゲート試験に臨みました。やはり入りは躊躇うような場面も見られたのですが、駐立やダッシュなんかは問題なく、一発で合格してくれました。このまま早期デビューを目標に進めていくつもりですが、飼い葉は食べているものの、体がある方ではありませんし、気性面でもゴッホ産駒らしいピリッとした一面を覗かせています。その辺りに注意を払いつつ、追い切りを交えていきたいと思います」(和田雄二調教師)
*****3歳馬*****
【ラブシックボッサ】
18日から、セグチレーシングS(チバ)で調整中。
27日、牧場担当者は「入場後はウォーキングマシンで軽めの運動を行い、今週から騎乗調教を開始しました。現況は周回コースで1,800~2,400㍍の普通キャンターと、坂路1本23~20秒ペースを行っています。馬も元気一杯で、連闘の疲れも感じさせませんので、近々にペースアップ出来そうです。競馬を叩きながら状態も上向きな感じがします。現在の馬体重は466㌔」とのこと。
【ウィズザタイムズ】
13日から、ノーザンファーム天栄で調整中。
27日、牧場担当者は「入場後も気になる箇所がなく、ウォーキングマシンから騎乗運動に移行しています。現在は坂路でハロン14秒ペースの強めを週3日行い、その他の日は周回コースでキャンター4,200㍍の調整を行っています。竹内調教師から『夏開催に向けて、来週の検疫で函館競馬場へ直接入厩させたい』との話がありましたので、今週末に強めを行って来週の移動に備えます。現在の馬体重は450㌔」とのこと。
【レッドモンレーヴ】
馬体重527キロ。
今週は騎乗運動を再開し、坂路にて20-20ペースのメニューで乗っています。先週に楽をさせたことでフレッシュさを取り戻した様子。稽古でもいいフットワークで走ることができており、気も程良く入っています。早ければ来週にも帰厩する予定となったため、週末に14-14ペースのところを消化するつもりです。
【ルージュエピス】
担当スタッフ「この中間もスクミの症状などは見られないので、火曜日に坂路で15-15を消化しています。稽古後も問題ないですね。週末の動きに問題がなければ、調整ピッチを上げていきたいと思っています。馬体重は471キロ。皮下脂肪も多く、現状は見た目から460キロでも太いのではといった印象ですので、乗り込んで余計なものを落としていきたいところ。ここまで左トモの感じも悪くないので、しっかりと攻めていって送り出したいと思っています」
【ルージュエクレール】
馬体重409キロ。
今週の火曜日に入場しました。歩様に硬さは見られませんし、レース後ということもあって覇気も見られます。ただ、飼い葉食いが今ひとつのため、ひとまず今週一杯はウォーキングマシン運動にとどめて馬体の回復を優先して進めていくつもり。来週以降のメニューについては、馬の状態を確認したうえで決めようと思っています。
【ルテリブル】
チェスナットファーム阿見TCで調整され、24日(火)に帰厩しました。
26日(木)に坂路コースで4ハロン52.3-38.7-25.4-13.0を単走で末強めに追い切りました。「次の東京開催での出走を目指し、今週こちらに戻しています。早速昨日坂路で1本目の追い切りをおこないましたが、想定以上に時計が速くなったものの、意外と動けていました。乗り役が持っていかれたわけではないのですが、テンから速くなってしまった感じ。それでも終いまでバテずにきていましたし、この感じであればあと2~3本で態勢が整いそうです。右前の骨瘤も問題なさそうですし、このまましっかり進めていきます。今のところの見立てでは3週目のダ1400m戦あたりで行けそうな感じ。そこだと6節になりますし、出走させられるのではないかと見ています」(高柳瑞樹調教師)
【グロリアスヒーロー】
「この中間まだ時計になるところはやっていませんが、今朝も坂路を2本(17~18秒ペース)元気に登板しています。以前に比べれば稽古でも前向きな姿勢で走れており、体力面もだいぶ付いてきたように思えます。レースに行ってまだ集中しきれないところはあるものの、血統的にもやや奥手に感じられますし、使いつつジワジワっと成長してくるタイプでしょう。勝ち上がれるだけのポテンシャルは秘めているだけに、なんとか次で決められたら。来週6/05(日)東京・3歳未勝利(ダ1400m)を永野騎手で予定します」(高木登調教師)
【ジュレップグラス】
「昨日から乗り出しを開始していて、跨っての感触からもどこも悪いところはないことは確認できています。疲労もレースなりと言っていいでしょう。メンタル面に関してもレース前後で極端な変化はありません。この後はまずは積極的に出走のチャンスを狙っていく考えで、来週からでもいけるように態勢は整えておくつもりです。相手関係が薄く頭数割れしている状況であれば、中京というのも視野に入れていいでしょう」(青木孝文調教師)
*****4歳馬*****
【ルージュエクレール】
レースを使って間もないですし、輸送もあったのでコンディションが落ちているのは仕方がないとはいえ、やはり肉付きなど寂しく映ります。毛艶も食欲ももうひとつ。エネルギーが不足しているといった印象です。ただ、入場から3日間ほどはテンションも高かったのですが、だんだんと落ち着いてきてくれたのは明るい材料。サンシャインパドックに4時間の放牧、ウォーキングマシンでの運動といったメニューで、しばらくはリラックスさせることを第一にコンディションの回復を図っていきます。青草の量を増やすなど、飼葉も工夫しながら進めています。
【レッドアウレア】
担当スタッフ「この中間も変わらず周回コースと坂路を併用してのメニュー。問題なく進めることができていますので、予定通り今週末から15-15に移行したいと思っています。どんな感じで15-15に対応してくれるかというところですが、さらにもう一段のペースアップを進めたあたりで、腰のネジも見た目もキュッと締まってくるんだろうと見ています。馬体重は511キロ。食欲にムラがないですし、余裕のあるいい表情でトレーニングに励んでくれていますよ。順調です」
【ソニックムーヴ】
「来週の5/31(火)浦和・JCSファイナルステージ第1戦 C1選定馬(ダ1400m)と6/02(木)浦和・浦和800ラウンド C1選抜馬(ダ800m)に申し込みを済ませています。1400m戦が今のところ補欠2番目で相手も揃いますが、賞金が魅力的なので、まずは投票してみましょう。除外された場合は800m戦に再投票します。ただ、こちらも補欠の1番目。結果的にいずれにも出走できない可能性があるのですが、今朝4ハロンから最終追い切りをしっかりとおこなっておきました。4ハロン49.6-36.7の時計が出ていますよ」(川島正一調教師)
*****5歳馬*****
【エクストラノート】
現在は馬場2周のメニューで調整しています。予定通り、今週から騎乗運動に移行しています。ここまでは特に問題なく調整できているので、来週からは坂路にも入れていく予定。毛艶はピカピカなように体調面も良好で、今のところ去勢で悪影響が出ていることはありません。このまま様子を見ながらピッチを上げていく予定です。
【パラダイムチェンジ】
「来週の地元開催、6/01(水)浦和・アヤメ特別 B2B3選抜馬(ダ2000m)での出走を予定しています。今朝、4ハロンから59.6-43.8の時計で追い切り。息を整える感じでサッと終いを伸ばすようにやりましたが、中1週での出走ですので、これで十分です。あとは流れ、展開ひとつ。引き続き張田昂ジョッキーに声を掛けてありますし、なんとかして欲しいところですね」(山越光調教師)
*****6歳馬*****
【リーピングリーズン】
「現在は内馬場でダクとハッキングを2400mの後、外馬場でキャンターを2000m(20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間より調教量を増やして乗り込みを重ねています。毛艶の良さが目立つように、体調面も良好。水曜日に尾形調教師が来場し、馬の状態を確認していきました。声が掛かるまで、しっかりと進めていきます」(担当者)
*****8歳馬*****
【カヴァレリア】
27日、荒山調教師から「今朝、馬体(蹴られた箇所)を確認しましたが問題はありませんでした。ただ、歩様は右トモに疲れがあり、回復に時間が必要そうです。JRAから移籍してから4年余り、ここまで本当に良く頑張ってくれたと思います」との話があり、師とも協議を進めました結果、同馬を引退させることとなりました。
【アナザートゥルース】
現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。一時はブラッシングすら嫌がっていましたが、ようやく背中の痛みも抜けてきたようで、現在は問題なくおこなえるレベルまで回復しています。ただ、体調面の悪さやレースでの疲労も重なり、蹄もあまり健康的な状態ではありません。しっかりと洗浄して消毒もおこない、質のいい蹄が伸びてくるようケアしながら調整を進めていきます。
【プラチナムバレット】
「前走から一息入れてあげることにしましたが、正解だったと思います。キャンターの動きもやや重く映っていましたし、気持ちも乗っていない印象でした。中1週での実戦が続いていましたからね。ここにきて走りのリズムが戻ってきましたね。6回佐賀開催(6/11~)に向かいましょう」(山田徹調教師)