*****2歳馬*****
【アリアージュ】
4月14日に栗東TC近郊のアカデミーへ移動。21日、加用調教師は「輸送熱なども無く無事に到着したようで、環境に慣らしながら軽めを乗り出し、順調に調整を進めています。特に問題は見られませんので、乗りながら状態が良くなったところで入厩時期を考えたいと思います」とのこと。
【ファントムシーフ】
山岡トレーニングセンターで調整されています。19日現在、ダートトラックコースにてダクとハッキングで1200mと軽めキャンター1200mを乗られた後、700m坂路を18-18で2本乗られ、週2日は、2本目を併せ馬で15-14-13まで時計を詰めて乗られています。西村真幸調教師は「村松場長から『ゲート試験だけなら体力的には充分です』と報告を受けているので、そろそろトレセンでゲート試験だけも受けさせたいと思っています。近いうちに馬房が確保出来れば入厩させることも検討していきます」とのことでした。
【パレルモ】
門別競馬場・米川昇厩舎で調整されています。引き続き、屋内ウッドチップ坂路2本のメニューで進められており、2本目はハロン17~18秒ペースで乗られています。米川昇調教師は「本馬場でのゲート発走練習は来週行おうと思っており、その時にゲートから出した後、そのまま速い時計を入れようと思います。中間も、馬は元気いっぱいで特に気になるところはありません」とのことでした。
【ウィズアットダンス】
現在は馬場2周と坂路1本もしくは馬場1周と坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。今週は馬場状態の悪い日は坂路メインに切り替えるなど、日によってメニューを変えて調教をおこなっていました。坂路を2本上がる日は2本目にやや行きたがる面も見られますが、だんだんと我慢が利くようになってきています。若干ではありますが、先週より馬体重を増やすことが出来た点も、この馬にとっていい形で進んでいると言えそう。この後も徐々にペースを上げていく予定です。
*****3歳馬*****
【ラブシックボッサ】
20日、伊藤大士調教師から「週末から調整を開始し、今朝は坂路で追い切りを行いました。雨の影響で馬場状態が悪く、最後は一杯になりながら登坂してくれました。来週は、レースで騎乗予定の武藤騎手に跨がってもらい、ウッドチップコースで追い切る予定です」とのこと。
5月7日(土)新潟・芝1,400㍍に出走の予定。
【ウィズザタイムズ】
20日、竹内調教師は「レース後の立ち上げは順調に進んでいます。徐々に気性面が大人になってきたことで、普段の調教から落ち着きがあり、引き続き良い雰囲気を保てています。今週末からピッチを上げていき、新潟1週目の芝2,000㍍に向かいます」とのこと。
【ダイヤモンドフジ】
帰厩後も順調。
13日、宮本調教師は「本日も坂路で追い切りを行い、4ハロン54秒6、ラスト12秒4を計時しました。時計としては良い数字が出ていますが、騎乗者の話では『まだ息遣いが一息で、もう1~2本は必要』という感触だったようです。もう少し追い切りを重ねて新潟の芝1200m目標で進めたいと思います。中間にはゲートの練習も行って万全の態勢で向かいます」とのこと。
【ルピナスリード】
チャンピオンヒルズで調整されています。中間も、調教メニューは変わらず乗り進めており、20日現在、角馬場でウォーミングアップを行い、ダートトラックコースで軽めキャンター2000mを乗られた後、坂路へ移動して18-18程度で乗られ、週2日は計時区間の4ハロン56秒台で乗られています。19日には吉岡辰弥調教師が来場しました。吉岡調教師は「先週末に少し左前脚に裏に疲れが出たようですが、19日に視察した際に開業獣医と一緒に触診して確認し、気にする程度ではないと判断しています。ここまでは順調に乗り込めているようです。復帰は6月初旬の中京開催を考えていて、3週間後位にトレセンへ戻せるようにという指示を出しました」とのことでした。
【ラッキーガブリエル】
美浦・高木登厩舎で調整されてて、4月16日中山、牝馬限定3歳未勝利・ダート1200mに出走しました。パシュファイヤーはゲート裏で外して、まずまずのスタートを切り8番手から。レースの流れに乗るとすぐに追い上げていき、3コーナーを3番手で通過。内から3頭目のポジションで4コーナーを通過して3番手で直線へ向くと懸命に追われますが、抜け出して逃げ込みを図る勝馬からは大きく離され、残り100m辺りで外から2頭に交わされてしまい、4着でした。20日現在、在厩して調整されています。高木登調教師は「レース後も問題なく、元気にしています。明日から乗り出す予定です。次走は中2週で東京ダート1400mの牝馬限定戦を考えています」とのことで、今後は5月8日、東京、牝馬限定3歳未勝利・ダート1400mを目標に進めていきます。
【レッドモンレーヴ】
馬体重512キロ。
今週も坂路にて14-14ペースで乗っています。フットワークには素軽さがあり、緩急をつけて走ることができているように、中身の濃い内容の稽古ができていると思います。与えた飼い葉は完食していて、体調面も良好。まだ具体的な帰厩の予定などは出ていませんが、ここまでは至って順調です。
【ルージュエピス】
ウォーキングマシン運動。
小島調教師「昨日(水)午後のチェックでも馬体や脚元に違和感はなかったですし、飼い葉もこの馬なりに食べていましたね。今日はウォーキングマシン運動で調整していますが、特に大きな問題はなく、追い切った後のダメージも最小限で済んでおり、コンディションも上がってきているので、この調子で進めていくつもりです」
【ルージュエクレール】
厩舎周りを引き運動。
萩原調教師「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。終始リラックスして歩けていましたし、歩様にも硬さは見られなかったですね。乗り込みながらもテンションは高くなっていませんし、コンディションも良好だと思います。飼い葉食いは落ちておらず、馬体重は419キロと先週から維持できているのは何より。来週のレースに向けて、このまま馬体も維持していきたいですね」
【ルテリブル】
「この距離でも促しながらでようやくあの位置なので、デビュー戦で馬がレースを分からなかったにしてもやはり1200m戦は短い印象。ただ小回り平坦のここで距離が長いとなると、適性がかなり狭まってしまいますね。”芝ではないか”ということも考えたのですが、調教などを見ても、まだダートという選択肢を排除するほどの確信が持てません。例年、3~4節ほどあれば出走枠に入るので、次は東京・ダ1400m戦を視野に入れています。レース後は、右前に骨瘤が出掛かっていますが、まだ我慢できています。以前にもあったので何とか耐えてほしいところですが、様子を見ながら進めていきます。この条件で目処を立ててほしいですし、今後出走させていく上でのヒントでも見つけたいと思っています」(高柳瑞樹調教師)
【グロリアスヒーロー】
20日(水)にWコースで6ハロン88.2-71.3-55.3-39.7-12.0を単走で馬ナリに追い切りました。「直前の追い切りの内容から前走はもう少し動けるであろうと見ていたので、原因が行かせ過ぎてしまったことによるものなのか、単純に距離が長かったのかが今ひとつ分かりかねます。ただ、体力が不足していることもあるので、まずはレースを経験させていきたいと考えていて、東京コースで距離を1ハロン短縮してどういう競馬ができるか見てみようと思っていました。想定の段階では除外対象でしたが、可能であれば今週のこの番組から投票していくつもりで、減量の利く永野騎手を押さえていたところ。結果的に抽選が回ってきて、何とか1/4の関門を突破してくれました。中1週になりますが昨日はウッドコースで長めから負荷を掛けられていて引き続きいい動きを見せていましたし、1回使った上積みが期待できそうです」(高木登調教師)
【ジュレップグラス】
「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(17~18秒ペース)のメニューで調整中です。この中間もしっかりと乗り込みを重ねられていて、順調な過程を踏めています。右後肢の外傷部は問題ないのですが、先週末におこなった改装時に、同部を触られるのを嫌がっていましたね。普段の手入れの際は問題ないので、前掛けをした装蹄師に反応したんだと思います。青木調教師からは『来週か再来週に戻すつもりです』と言われています」(担当者)
*****4歳馬*****
【ブランメイユール】
川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。5月2日からの船橋開催に向けて、中間も小向TCの走路でダクとキャンター合わせて2600mほどを乗られています。並木厩務員は「中間も特に気になるところはなく、次走に向けて乗り込みを続けられており、馬体の細化だったり、飼葉食いが落ちたりということもありません。一応、5月2日からの船橋の1000mに希望を出すつもりで、弾かれた場合、1200mか1500mにということになると思いますが、ここ4戦900mを使ってきている本馬にとって、いきなり1500mというのは流石に対応できないと思いますので、1000mか1200mに出られる時に出走するということになると思います」とのことでした。
【ルージュアドラブル】
馬体重416キロ。
引き続き周回コースと坂路(ウッド・ダート)を併用して調整しています。坂路では20秒から14秒ほどの間で乗っていますが、前後のバランスがまとまり、前のめり気味だったフォームも以前に比べて改善され、背中も動きやすくなりました。馬体増やリフレッシュも完了して帰厩態勢が整ったことから、昨夜に牧場を出発。本日(金)の検疫で美浦・国枝栄厩舎に帰厩しました。
【レッドアウレア】
担当スタッフ「変わらずトレッドミル(キャンター)での調整を継続しています。不安らしい不安もなく、順調に日々のメニューを消化することができていますよ。脚元のチェックでも良好な経過を確認することができていますので、今月末からの騎乗運動への切り替えを目標にスムーズな調整ができているかと思います。馬体重は519キロ。落ち着きもあって馬の雰囲気は良い意味で変わりません。メニューを進めても、この精神面の安定感はキープしていきたいところです」
【レッドレジェーラ】
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
坂路
レッドレジェーラ 51.2-37.6-24.8-12.8 一杯
フアナ 51.2-37.6-24.9-12.8 一杯
音無調教師「今日は坂路にて併せ馬で追い切りました。下ろしがけからいいリズムで、体を大きく使って軽快なフットワークが目に付き、緩急のある走りで溜めも利いていましたね。終いはビッシリやりましたが、最後まで力強い動きを見せてくれたと思います。息の入りも良化しており、コンディションは着実に上向いてきましたね。このまま来週のレースに向けて進めていきたいと思います。番組については、1回福島5日目の8R(ダ1700m)に斎藤新騎手で向かう予定です」
※4月30日(土)福島8R・4歳上1勝クラス(ダ1700m)を斎藤新騎手で予定。
【ソニックムーヴ】
「体調良好で、すこぶる元気ですね。レース翌週ですから時計を出す予定ではなかったのですが、週明けの4/18(月)に4ハロン58.4-45.0で動きました。中2週で引き続き2回船橋開催(5/02~)での出走を予定していますし、オーバーワークになってはもったいないですから、最後の直線は抑えています。あとはトモのひと踏ん張りだけですね」(川島正一調教師)
*****5歳馬*****
【ルヴァンヴェール】
19日に美浦トレセンへ帰厩。
20日、竹内調教師は「本日から騎乗運動を始めました。今回は放牧期間が短かったこともあり、運動初日としてはテンションも落着いていました。新潟1週目の競馬に向けて今週末から調整ピッチを上げていきます。帰厩時の馬体重は498㌔」とのこと。
【レッドカルム】
厩舎周りを引き運動。
奥村調教師「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。脚元は問題ありませんし、飼い葉もいつものように完食しています。気もそこまで入っていないので、コンディションそのものも問題ないですね。来週のレースに向けて、この後もしっかり乗り込んでいきます」
【レッドエランドール】
運動のみ。
田中克調教師「今日は運動だけで様子を見ています。以前よりも落ち着いて無駄なことをしなくなっていますが、昨日1本やったことで少しピリッとしてきた感じですね。走りに前向きでいるということが昨日の追い切りでも確認できましたし、ここから嫌な方にテンションが行かないように留意しつつ進めていくつもりでいます。体に関しては去勢の効果が出てくるのはこれからと見ていますが、硬さが出にくくなれば疲労は軽減されますし、怪我の可能性も低くなると思うので、これからに期待したいところです。来週は馬具を着けて追い切ってみることも考えていますが、できるだけいい精神状態で競馬に向かえるように工夫していくつもりでいます」
【エクストラノート】
現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。手術から1週間が経っても大きく変わりがないことから、今週より現状のメニューで進めています。入場当初にあった疲れは抜けてきましたし、反動もなさそうなので、近々トレッドミルでの運動に移行する予定です。
【パラダイムチェンジ】
「地元開催の3日目、4/27(水)浦和・芝桜特別 B2B3選抜馬(ダ2000m)での出走を予定しています。4戦連続で張田昂ジョッキーに声を掛けています。通常であれば今朝の追い切りですが、ここ連日の降雨による野田トレセンの馬場を考慮して、明日の追い切りに変更しました。中5週の出走間隔があいたことで、完全復調といってもいいと思います。前走同様に格上B2クラスとの混合戦ですが、勝ち負けに持ち込みたいですね」(山越光調教師)
【モンストルオーソ】
「昨日5ハロンから68.9-52.7-39.0の時計で追い切りました。前走からの中間で少しユルめた影響で、追い切り後の息の入りがまだ本物ではないんですよね。来週4/28(木)浦和・夏初月特別(ダ1500m)に申し込んではいるものの、万全を期して、地元2回船橋開催(5/02~)に向かわせてください。B2クラス昇級初戦ですしね。来週しっかりと追い切って、十分な出走態勢に仕上げていきたいと思います」(佐藤裕太調教師)
*****6歳馬*****
【レッドクレオス】
馬体重496キロ。
今週は坂路にて14-14ペースで乗っています。先週までの動きが良かったので全体のペースを上げてみましたが、いいバランスで走り急ぐこともなく、しっかり動けているのは好材料。息遣いも良化しており、コンディションは良さそうです。引き続き緩めず乗り進めていきます。
【リーピングリーズン】
20日(水)に坂路コースで4ハロンから0.6秒追走して併せ、53.7-39.2-25.8-12.7を馬ナリに追い切りました。「体力があるので今週もしっかりと追い切りを掛けることが出来ていますし、鞍上が引っ張ったままで楽に坂路を上がってきましたね。それに前回在厩時よりも動きがいいように映ります。今朝の計量で530kg。季節的なものもあるのか、ここにきて調子はさらに上向いてきているので、来週4/30(土)福島・東北ステークス(ダ1700m・牝)に向けて、この状態をキープしながら進めていきます」(吉岡辰弥調教師)
*****7歳馬*****
【レッドヴェイロン】
北の角馬場で運動後、プール2本。
鹿戸調教師「昨日に引き続き、角馬場での乗り運動とプールでの調整です。運動中の脚運びはしっかりしていますし、リラックスして稽古に取り組めていますね。飼い葉も与えた分は完食してくいるようにコンディションは良さそうです。この後もしっかり乗り込んで、今の状態を維持していければと思っています」
*****8歳馬*****
【カヴァレリア】
22日、荒山調教師は「レース後の馬体等に気になるところはありませんでした。厩舎で飼い葉も食べてくれていますし、元気一杯です。来週から騎乗運動を再開し、歩様等に問題がなければ5月中旬の大井開催に向かいます」とのこと。
【アナザートゥルース】
この後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整することになり、20日(水)に移動しました。
「状態は悪くなかったのですが、ここ最近は自分の形にならないと脆くなってしまいますね。昨年のこのレースでも大きく負けてしまっていますし、段々と暑くなってくるこの時期も良くないんだと思います。関西圏まで輸送したこともあり、背腰を中心に見た目にも疲労が感じられますし、コンスタントに使ってきたので、ここで一旦オーバーホールさせましょう。2ヶ月以上は間隔を空けたいと考えていて、育成場での状態を見ながら次走を検討するつもり。順調に進むようなら、8/07(日)札幌・エルムS(G3・ダ1700m)も視野に入ってくると思います」(高木登調教師)
【プラチナムバレット】
「前走からの10kg減での出走は問題なかったと思いますが、最終追い切り後に感じた一抹の不安が杞憂に終わって欲しかったですね。高知競馬所属時代の足踏みを改めて実感したところです。改めて鞍上の飛田愛斗ジョッキーとは、テンからいくこと、逆に極端な後方からの競馬を避けて、勝負処ギリギリまでプラチナムバレットのいく気に任せての騎乗を心掛けることとしました。昨日から馬場入りしていますが、ケロッとしていますね。中1週で3回佐賀開催前半(4/29~)に向かいましょう」(山田徹調教師)