*****2歳馬*****

【マランジュ】

この中間は直線坂路コース(1000m)を3F48~50秒ペースで駆け上がり、週3日の登坂のうち2日は2本乗るようにしています。そのほかの日は、周回コースでのハッキング4000mとトレッドミル上でじっくり運動をおこなっています。

飼葉食いの安定にともない、最新の馬体重は427kgと増加傾向にあります。徐々に走りもしっかりとしてきて、ペースアップに問題なく対応してくれています。それでも現状は気負い気味で、少しムラのある走りに感じられます。適度にリフレッシュを挟みながらトレーニングを続けることにより、じっくり底上げを図っていく方針です。なお、3月下旬に計測した体高は157.6cm、胸囲は185cm、管囲は18.5cmでした。

 

【パレルモ】

門別競馬場・米川昇厩舎で調整されています。31日に門別競馬場で行われた競走能力・発走調教検査の4レース(ダート800m/6頭立て)で受検し、走破時計51秒1の5位入線で合格しています。米川昇調教師は「今日はスタートしてすぐに大きく外にヨレてしまって、離された後ろからになってしまいました。石川騎手も『期待してる馬』と言ってくれているように先々は楽しみな馬ですが、今日もゲートの中でかなり煩かったようですし、まだまだ幼いです。このままのスタートでは競馬ではよろしくないので、この後はまずゲート練習をもう一度しっかりやろうと思っています」とのことでした。能力検査当日の馬体重は452キロ。

 

門別競馬場・米川昇厩舎で調整されています。引き続いて、門別競馬場の屋内ウッドチップ坂路を主体に調整されており、23日現在、屋内ウッドチップ坂路2本をハロン17~20秒ペースで乗られています。米川昇調教師は「明日の能力検査に向けて順調で、29日にも坂路で14-14を行きました。以前と比べるとだいぶ前向きさが出てきました」とのことです。31日に門別競馬場で行われる競走能力・発走調教検査の4レース(ダート800m)、6頭立ての6番、石川倭騎手、54キロで受検する予定です。

 

【ルージュメイベル】

馬体重:456キロ

背腰の強化を意識しながら、ハロン16~17秒ペースの坂路調教、周回コースにおけるキャンターをおこなっています。走りの中身は確実に濃くなっていて、従来のスピード感のある動きに、力強さも加わってきました。馬体重に変化はありませんが、必要なところに肉が付き、一回り大きくなった印象も与えています。徐々にペースアップしながら、心身ともに、もう一段階上の成長を目指していきます。

 

【レッドシュヴェルト】

馬体重:455キロ

ハロン15~16秒の時計を2本出す日も含め、週6本の坂路調教をおこなっています。体幹の強化を図りながらトレーニングを重ねてきたことが功を奏し、前進気勢に富んだ、スピード感のある走りに、徐々に力強さが出てきました。普段は手が掛からないタイプですが、馬場に入ると気合が乗ってくることは、競走馬としては歓迎すべき傾向。現在の状態をキープ出来れば、6月頃の本州移動となりそうです。

 

【レッドルヴァンシュ】

馬体重:496キロ

ベースとなる筋肉の強化を念頭にトレーニングを重ねていて、現在はハロン15~16秒の時計を2本出す日を含め、週6本の坂路調教をおこなっています。素軽さが持ち味となるタイプですが、体力が付いてきたことで、徐々に地面をしっかりと掴んだ走りが出来るようになってきました。移動時期は早くて6月頃となりそうですが、当面は、さらなるパワーアップを目指し、じっくりと進めていきます。

 

【レッドジャルダン】

馬体重:514キロ

2本時計を出す日も設けた、ハロン15~16秒ペースの坂路調教、周回コースにおけるキャンターを継続しています。背中の肉付きが増してきたこともあり、左右のキック差がないバランスの取れた走りに、力強さが加わってきました。また、暖かくなってきて、気持ちも乗ってきたのか、以前よりも前向きにトレーニングに取り組んでいます。毛艶、馬体の張りも上々で、体調の良さが光っています。

 

【ルージュアテナ】

馬体重:448キロ

2本時計を出す日も設けた、ハロン17秒ペースを基本とした坂路調教、周回コースにおけるキャンター、トレッドミルを使用した運動といったメニューを、元気にこなしています。加速性能の高い、スピード感に優れた走りが特徴。ここに、自分から動く積極性が加われば、さらに中身の濃い走りが出来てくるはずです。胸部、トモの張りが増し、毛艶も良好と、馬体面の充実も心強い材料となっています。

 

【エーピードリームの20】

馬体重:未計測

Kinsman Farmスタッフ「DEREK FAULKNER TRAININGにて輸出検疫中です。輸送については現在の世界情勢により4月12日に日本着の便に変更となっています。現在は検疫に入っているためパドック放牧のみですが、馬はいままでと変わらず落ち着いており、体調面にも不安なく元気に過ごしていますのでご安心ください。私たちのゆかりの血統なので、この牡馬と仕事ができてとても嬉しかったです。まずは彼が無事に輸送をクリアしてくれること、そして日本での幸運を祈っています。ありがとうございました」

※世界情勢により再度の輸送変更となる可能性もあります。

 

【ウィズアットダンス】

現在は馬場2周と坂路1本(上限20秒ペース)のメニューで調整しています。今週からは坂路も併用しながら乗り込みを進めています。まだ幼さは残るものの、調教では機敏な動きを見せていますし、前向きな気性はいい方に捉えて良さそうです。飼い葉食いに関しても現状問題はなく、わずかながら先週より馬体重が増えてきているところも好感が持てます。

 

【フェミナフォルテ】

現在は坂路2本(上限18秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「この中間も継続して乗り込んでいますが、まだ体の使い方がひと息で手先に頼っている分、走りが一定していません。もっと後躯に力が付いてくれば、安定感のあるフォームで駆け上がることが可能になりそうです。微増ながら馬体重が増えてきた点はプラス材料でしょう」と話していました。

 

*****3歳馬*****

【ルピナスリード】

チャンピオンヒルズで調整されています。引き続き、順調に乗り込まれており、29日には吉岡辰弥調教師が来場して視察しています。30日現在、角馬場でウォーミングアップを行い、ダートトラックコースで軽めキャンター2000mを乗られた後、坂路へ移動して18-18程度で乗られ、週2日は計時区間の4ハロン57~58秒台で乗られています。吉岡調教師は「チューリップ賞の後、少し疲れが出ていたので心配していましたが、順調に回復しているようで安心しました。まだ次走については未定ですが、もう1段階、負荷を上げて乗るように指示を出しました」とのことでした。

 

【ラッキーガブリエル】

美浦・高木登厩舎で調整されています。3月26日中山、牝馬限定3歳未勝利・ダート1200mに出走しました。好スタートから二の脚もついてインからハナに立つと、そのまま逃げる展開。直線に入る寸前で勝馬に交わされて2番手で直線に向くと、グングン伸びる勝馬には大きく離されてしまいますが、後続の追い上げは何とか凌いで、勝馬から1秒5差の2着でした。レース後ややソエ気味ですが大きなダメージなどはなく、30日現在、在厩しています。高木登調教師は「レース後は少しソエ気味なところは見られますが、大きな問題はありません。競馬を使ったあとでも厩舎では落ち着いて過ごしています。このあとは中2週で競馬に向かう予定です」とのことで、今後は、4月16日中山、牝馬限定3歳未勝利・ダート1200mを目標に進めていきます。

 

【ラブシックボッサ】

4月1日、牧場担当者から「現在、周回コースで1,800~2,400㍍のキャンターを中心に、週2日の坂路強め(火=15-15、金16~17)を行っています。ここに来て、フットワークに小気味良さも出て鞍上の評価も上向きです。現在の馬体重は470㌔」とのこと。

伊藤大士調教師は「新たに福島と新潟開催の番組が発表されました。この2戦の走りや、丸山騎手の話も参考にして、新潟1週目の芝1,400㍍を考えています。レースの3~4週前に帰厩させる予定です」とのこと。

 

【ウィズザタイムズ】

移動の態勢を整え、24日に美浦トレセンへ帰厩。

30日、竹内調教師は「先週末は坂路に入り、今朝はウッドチップコースで自ら騎乗し5ハロンを70-40のイメージで追い切りました。先週はテンションも高かったのですが、今週は落ち着きを取り戻していましたので、馬とのコンタクトがスムーズに出来ました。来週の中山・芝2,000㍍(牝)か福島1週目の芝1,800か2,000㍍を想定や来週の動きを見て判断するつもりです」とのこと。

 

【ダイヤモンドフジ】

宇治田原優駿Sで調整中。

担当者の話では「先月半ばに疲れを見せ、少し楽をさせましたが、その後は疲労感も抜けて順調に乗り込むことが出来ています。現在は周回コース2400mを18秒程度のキャンターで乗り込み、週1本坂路で15-15を消化しています。カッとなりやすい気性のため、なだめながらの調整ではありますが、順調に乗り込みを重ねて移動の態勢は整いつつあります。このまま移動に向けて進めていきます」とのこと。現在の馬体重は460キロ。

 

【レッドモンレーヴ】

馬体重496キロ。

右半身の張りもだいぶ良くなってきたため、今週は坂路を主体に乗っています。火曜日には15-14のメニューを消化しましたが、行きっぷりが良く、それでいて折り合い面もスムーズ。全体の動きもしっかりしていました。この後も緩めずに乗り込んでいきたいと思います。

 

【ルージュエピス】

担当スタッフ「馬体重は473キロまで回復してきました。体調メインに調整を進めており、中間も17-16ほどのペースを基本としたメニュー構成。周回コースよりも坂路の方が良く見せるタイプで、キビキビとした走りから元気の良さが伝わってきます。馬体の回復が示すとおり、体調面に不安はありません。良好なコンディションから、先生と相談して次走予定を5月1日の福島・芝1200m戦に設定しました。来週にもトレセン帰厩となるかと思いますので、今週末に15-15を1本やって送り出すようなイメージでいます」

 

【ルージュエクレール】

馬体重430キロ。

今週も坂路にて14-13ペースで乗っています。ここまでしっかり乗り込んでいますが、馬体重は安定していて飼い葉食いも良好。引き続き稽古で負荷を掛けることができており、軽快な動きが目を引きます。息の入りも安定していて、コンディションは整ってきました。来週中に帰厩する予定で、送り出しに向けて最終調整に入ります。

 

【ルテリブル】

3月27日(日)にWコースで5ハロン73.9-57.4-42.1-12.5を単走で馬ナリに追われ、30日(水)にもWコースで6ハロンから0.4秒先行して併せ、84.9-68.4-53.7-39.2-12.1を馬ナリに追い切りました。「水曜日に2勝クラス、同じ未勝利馬との3頭併せをおこなっています。古馬の方はビッシリとやりたかったので先着されていますが、一杯に追われる3歳馬には先行して終い少し仕掛けた程度で突き放す走り。手応えや体力的にもまだ余裕がありましたし、いい感じできています。ただ、脚の回転などを見ると、長いところよりはやはり短い方が良さそうな感じがするんですよね。だからと言って1200mをもう1回使おうとは思いませんが、距離がもつかどうかというのは半信半疑なところ。気性的にはそこまでカリカリするような事はないので、こなしてくれるかもしれません。1週スライドして東京開催も視野に入れましたが、一度小回りの1700m戦を試してみても良いのではないかと考え、予定通り再来週に向けて進めていきます」(高柳瑞樹調教師)

 

【グロリアスヒーロー】

3月27日(日)に坂路コースで4ハロン57.3-41.6-26.5-12.5を単走で馬ナリに追われ、30日(水)にはWコースで6ハロンから0.6秒追走して併せ、83.7-67.9-53.1-38.6-12.0を馬ナリに追い切りました。「まだ少し伸びたフォームで走っていますが、いいリズムで加速できている。馬がひと回り大きくなりましたし、踏み込みなんかも前走時に比べて力強さが感じられます。怪我で少し間隔は空きましたが、その分だいぶ芯が入ってしっかりしてきた印象を受けますね。あとはもう少しハミの取り方を覚えていけばといったところです。レースはもう一度中山ダ1800m戦に向かわせてください。来週から投票していく予定で進めていきます」(高木登調教師)

 

【ジュレップグラス】

「現在は角馬場で長めのダクと本馬場でキャンター1600mを2セット(18~20秒ペース)のメニューで調整中です。この中間より少しずつペースを上げていて、積み重ね態勢に入っています。傷腫れがぶり返すこともありませんし、活気ある状態をキープしています。このまま更にペースを上げていこうと考えています」(担当者)

 

*****4歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。来週の川崎開催へ向けて中間も順調に乗り込まれており、3月30日現在、小向TCの走路でダクとキャンター合わせて2600mほどを乗られています。並木厩務員は「中間も変わらず順調で、競馬までに本追い切りをあと1本行けば、いい状態で競馬に臨めそうです。調子も上がってきており楽しみです」とのことです。4月8日、川崎競馬9R、C1選定馬・光速賞・ダート900mに登録を行う予定で、詳細については判明し次第、HPの出走情報にてお知らせします。3月30日の馬体重は470キロ。

 

【ワイドアウェイク】

3月26日・阪神・4歳以上1勝クラス(ダ1800m・牝)に出走し6着。

加用調教師から「レース後、右前肢に疲れが出てしまい、腫れと熱感が見られます。いったん放牧に出して症状が治まるまで無理せず様子を見ることにしました」との連絡が入り、近々放牧に出る予定。

30日、加用調教師から再度連絡があり「右前肢の腫れと熱感はごく軽度のもので、レースの疲れが抜けるに伴い落ち着いてきている感じです。大したことは無さそうですが、ここで無理をして悪化させたくないので、いったん放牧を挟んでリフレッシュさせます」とのこと。30日にグリーンウッドTへ放牧に出ている。

グリーンウッドT担当者の話では「厩舎から右前肢の症状について報告があり、到着時に確認をしています。見た目には大分治まって見えますので、大したことは無さそうですが、念のため再度検査を行った上で調整を再開したいと思います」とのこと。到着時の馬体重は495キロ。

 

【ルージュアドラブル】

馬体重410キロ。

今週も周回コースと坂路を併用して調整をおこなっています。ダート坂路では18秒から14秒ほどの間のペースで乗っていますが、ムキになることはありませんし、動きも特に問題ありません。先日に来場した国枝調教師は、馬房でのんびり過ごしている本馬を見て「トレセンでは考えられないくらい落ち着いている」と驚いていました。今後も週2回は坂路で時計を出したり、乗らずに楽をさせて馬体増を促したりと、メリハリをつけながら進めていきます。

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「今週末からのトレッドミル移行を予定しています。メニュー移行を意識して飼葉を調整。馬体重は524キロに増えています。精神状態は変わらず安定しており、馬体のハリ・ツヤを見ても具合の良さが伝わってきます。今度は騎乗運動への移行を見据えながらトレッドミルで徐々に負荷を強めていくことになりますが、ここまで慎重に進めてきた分、スムーズに状態を整えていけるだろうと見ています。夏競馬での復帰を目標に、引き続き急かさずに段階を踏んでいきたいところです」

 

【レッドレジェーラ】

馬体重505キロ。

先週末から15-15を開始し、今週火曜日には12-13を消化しました。動きに余裕を感じますし、気持ちも充実していて、併せ馬で格上馬に先着するほど。暖かくなって毛ヅヤや馬体の張りが良化しているようにコンディションが上向いてきたことから、近いうちに栗東・音無秀孝厩舎へ帰厩することになりそうです。

 

【ソニックムーヴ】

ホースサポート櫻で調整され、3月29日(火)に船橋競馬場・川島正一厩舎に入厩しました。

「1回船橋開催(4/11~)の自己条件のダ1200m戦での出走を目標に、早速ですがどんどん乗り込みを進めています。飼い葉は食べてくれるので馬体に関しての調整はききやすく、前走から間もないので心肺機能の方も問題なさそうです。ただ、手前を替えるとトモが流れるような感じの走りになりますね。このあたりが未勝利でとどまっている要因と思われますし、乗り込みを進めながら改善していくポイントかと考えています。まずは馬場状態次第ですが、明日4/2(土)に4ハロン54秒前後の時計を出してみましょう」(川島正一調教師)

 

【スノークォーツ】

現在は坂路1本(ハッキング)のメニューで調整しています。担当者は「ロンギ場でロンジングから試し乗りへと移行したのち、24日(木)から坂路入りを開始しました。その数日後におこなった獣医の定期検査でも、患部に異常はありません。久々とあってまだ少し煩い素振りを見せていますが、このまま徐々に進めていけそうです」と話していました。

 

*****5歳馬*****

【ルヴェルソー】

4月2日(土)中山・安房特別(4歳以上2勝クラス・混・芝2,500㍍)に藤岡佑介騎手で出走し7着。

田中博康調教師は「スムーズにハナに立ち、道中もリズム良く運べていただけに直線でもう一踏ん張りしてもらいたかったです。藤岡佑介騎手からは『跨がった感触も良かったのですが、粘りきれませんでした。前回の騎乗時と比べると、直線での前進気勢が足りなかったように感じました』との話でした」との連絡があった。

 

今週の、4月2日(土)中山・安房特別(2勝クラス・芝2,500㍍)に藤岡佑介騎手で出走予定。

30日、田中博康調教師は「今朝はウッドチップコースにて、単走で追い切りました。ここ数戦の中では一番の調教の動きで、前走を叩いた上積みもありそうです。今回は距離延長と鞍上も変わりますが、2度騎乗してイメージも掴んでいるので、道中リズム良く運べれば、良い結果が出ることを期待しています」とのこと。

 

【ルヴァンヴェール】

23日にケイツーSへ移動。

4月1日、牧場担当者から「入場後に疲労回復を目的にショックウェーブ治療を行ないました。今週から周回コース3,000㍍と坂路1本18秒ペースでの調整を始めています。竹内調教師から『新潟目標』と聞いていますので、帰厩に向けてピッチを上げていきます。現在の馬体重は500㌔」とのこと。

 

【レッドカルム】

担当スタッフ「先週末は坂路で3ハロン40.6-13.4のタイムで登坂。時計は予定通りですし、この馬らしいパワフルなフットワークで、動きに関しても気になるところはなかったですよ。福島3週目の牝馬限定戦を目標に来週のトレセン帰厩が予定されています。持ち味の先行力が生きそうなD1700m戦での巻き返しを期待したいところです。馬体重は539キロ。今週末も3ハロン40秒ほどのところを1本やって来週の移動に備えます」

 

【レッドエランドール】

馬体重496キロ。

先週金曜日に入場し、今週月曜日から乗り出しました。馬体チェックで右前脚の腱が太く感じたため、念のためエコー検査をおこないましたが「異常なし」との所見で、その後は坂路でハロン18秒ほどのペースで調整しています。飼い葉食いは良く、馬体も回復傾向にありますし、活気も十分。また、帰厩までそれほど時間がないことから、早ければ来週後半にも15-15を開始する予定です。

 

【エクストラノート】

今後の出走方針およびスケジュールについて坂口智康調教師と協議した結果、ここで他厩舎に環境を変えて再出発を図ることになりました。

転厩先は美浦の厩舎を予定しており、来週中に福島県・ノルマンディーファーム小野町に移動、合わせて去勢手術を実施する予定です。

「今回はブリンカーを外し、チークピーシーズに変更。これまでも自厩舎なりに、騎乗したジョッキーの進言も参考にしながら試行錯誤してきたつもりでしたが、思うような結果を出すことができませんでした。このタイミングで去勢手術もおこなうということで、それが刺激やきっかけとなり、心身の良化が図れれば言うことはありません。ご期待に沿えず、申し訳ありませんでした」(坂口智康調教師)

 

【パラダイムチェンジ】

「来週の開催最終日4/8(金)川崎・ダ2000m戦に申し込みましたが、抽選漏れ。1500m戦に回されましたので、今回の川崎開催での出走はパスさせていただきます。1回船橋開催(4/11~)のダ2200m戦に申し込んでいますので、その結果を待ちましょう。馬場入りしてキャンター3000mでの乗り込みを進めていますが、上手く立ち上げられたようで、随分と持ち直した印象を持っています」(山越光調教師)

 

【モンストルオーソ】

「ようやく活気が出てきた感じですが、まだ動きは重い印象。疲労が蓄積していたのでしょう、良化途上といったところです。ハロン20秒前後の時計で2000mのキャンターで調整、ソフトな感じで乗り進めています。自場の1回船橋開催(4/11~)での出走をパスして、1回浦和開催(4/25~)に向かう方が賢明かもしれません」(佐藤裕太調教師)

 

*****6歳馬*****

【レッドクレオス】

馬体重486キロ。

先週まではウォーキングマシン運動で様子を見ていましたが、馬体の回復具合はスムーズで脚元も落ち着いていたため、今週から騎乗運動を再開しています。周回コースでダクとハッキングのメニューですが、脚運びは問題ありませんし、覇気も十分。立ち上げてからも順調にきていることから、来週はペースアップする予定です。

 

【リーピングリーズン】

吉澤ステーブルで調整され、本日4月1日(金)に帰厩しました。

「先週末から15-15を織り交ぜていて、今週もしっかりと消化しています。緩ませないように進められましたし、体には張りがあっていい状態をキープしています。予定より少し早めの帰厩となりましたが、この状態でも十分に対応してくれると思います」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

鹿戸調教師「前走同様、スタートから行き脚は付きませんでしたが、ジョッキーもその辺りは織り込み済みで、馬の力を信じて無理せずに進めてくれたようです。道中はコントロールも利いていましたし、脚も溜めることができたと思います。ただ、今日は仕掛けてからの反応が一息で残り200mでやっとトップスピードに乗った感じ。ようやくエンジンがかかってきた時に入線となってしまい、少しもったいないレースになってしまいました。ただ、岩田騎手はダートの適性はあるし、このクラスでもチャンスはあると言ってくれていますし、今後もこの条件を使っていけばと思っています。ただ、収得賞金が低いため、除外を取りつつではないとレースに使えそうにないのが悩ましいところ。今後についてはレース後の状態や番組を見つつ検討させてください」

 

北の角馬場で運動。

鹿戸調教師「昨日追い切ったので、今日は北の角馬場で軽めに乗って調整しました。出掛けの歩様はスムーズで、気持ちの面も安定しています。飼い葉もいつものように完食しており、コンディションは良好。想定を見ても除外の心配なく予定通り使えそうで、明日(金)阪神競馬場に向けて出発する予定です」

※4月2日(土)阪神11R・コーラルS(L・ダ1400m)に岩田康誠騎手で出走します。

 

*****8歳馬*****

【カヴァレリア】

4月1日、荒山調教師から「ケイツーステーブルでの調整で帰厩態勢が整いましたので、本日入厩させています。早速、明日から馬場入りする予定です。調教の動きを見て、復帰時期を判断させていただきます」との連絡が入った。

 

【アナザートゥルース】

「掛かり気味に運んでいた前走と違い、前半うまく折り合って三番手から進める競馬。向正面でケンシンコウが仕掛け、外から被されぬよう早めに動いたとはいえ、4角並ばれてからはもう手応えに余裕がありませんでした。今回はハンデ戦で斤量57.5kg。微妙にそこは影響したのかもしれませんが、地力を考えればもっと走れていいはず。気持ちの面もそうですし、アナザー自身まだ本調子にない印象を受けます。レース後も大きなダメージはなく、あくまで状態次第になりますが、中2週で4/17(日)阪神・アンタレスステークス(G3・ダ1800m)に向かえたらと考えています」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

「いい意味でも悪い意味でも相手ナリに競馬をするタイプですね。その点がわかったことは、今後に向けての収穫の一つです。今回の1着賞金でC1クラスに昇級、次走が今週の1回佐賀開催初日4/2(土)に組まれました。さすがにパスしたいと思います。中2週で2回佐賀開催前半(4/15~)に向かいましょう」(山田徹調教師)