*****2歳馬*****
【ファントムシーフ】
中間も、西舎共同育成場に在厩し、BTCで進められていましたが、今後は本州へ移動して進める事になり、14日に北海道を出発し、15日の夕方に岐阜県の山岡トレーニングセンターへ移動しています。到着後は長距離輸送による疲れを考慮して軽めの運動で進めたのち、18日から本格的に乗り出しを開始しました。22日現在、ダートトラックコースでダクとハッキングで1200mと軽めキャンター1200mを乗られ、その後、700m坂路をダクとハッキング程度で1本乗られています。村松場長は「輸送で30キロ体重が減ってしまいましたし、それ以前に、元々、馬体が細く映る状況だと北海道からの申し送りにもありましたが、その通り、馬体は寂しく映ります。ただ、到着後2日は飼葉も落ちましたが、その後はしっかり食べるようになって、現在は1日7升食べています。馬はかなり元気で、乗り出し初日は乗り手が落とされそうになった位で、ロデオしてました(苦笑)。取り敢えず、しっかりと身体を戻す事が最優先です」とのことでした。22日現在の馬体重は464キロ。
【パレルモ】
門別競馬場・米川昇厩舎で調整されています。引き続いて、門別競馬場の屋内ウッドチップ坂路を主体に調整されており、23日現在、屋内ウッドチップ坂路2本をハロン17~20秒ペースで乗られています。なお、登録手続きが完了すれば24日の競走能力・発走調教検査を受ける予定でしたが、連休を挟んだ関係でNARの競走馬登録の手続きが間に合わないため、改めて31日に競走能力・発走調教検査を受ける予定です。米川昇調教師は「東京のNARでの登録処理が24日は終わらないとのことで、1週間、受験を延期しましたが、21日にも坂路で15-15を行っており、いい動きだったように、馬は順調そのものです。改めて31日の受検に向けて進めていきます」とのことでした。
*****3歳馬*****
【ルピナスリード】
チャンピオンヒルズで調整されています。中間は、さらにペースを上げて乗り込まれており、今週からは時計も入れ始めています。23日現在、角馬場でウォーミングアップを行い、ダートトラックコースで軽めキャンター2000mを乗られた後、坂路へ移動して18-18程度で乗られ、週2日は計時区間の4ハロンで57~58秒台を計時しています。小泉厩舎長は「飼葉も良く食べてくれているので、身体も少しずつフックラとしてきました。今週から時計を入れ始めましたが、相変わらず反応が良く、いいフットワークで駆け上がって来ます」とのことでした。
【ラッキーガブリエル】
美浦・高木登厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて21日に最終追い切りを行い、南馬場ウッドチップコースにて助手が騎乗して67.0-52.0-38.2-12.2を一杯に追われて計時しました。高木登調教師は「先週が変則開催だったので、最終追い切りは月曜日に行いました。今日は角馬場からプールで調整しています。追い切りもよく動けており、順調に進めることができています。距離を短縮して、どんな競馬ができるか楽しみです。今日の出走想定を見ると、牝馬限定戦で除外はなさそうです」とのことです。26日中山、牝馬限定3歳未勝利・ダート1200mに菅原明良騎手で登録を予定しています。
【ウィズザタイムズ】
23日、竹内調教師は「牧場での調整も予定通りに進みましたので、明日の検疫で帰厩予定です。入厩後の調教等を確認して、3回中山後半かローカル開催の芝レースを目標にします」とのこと。
*****4歳馬*****
【ブランメイユール】
川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。次走へ向けて中間も順調に乗り込まれており、23日現在、小向TCの走路でダクとキャンター合わせて2600mほどを乗られています。並木厩務員は「昨日、競馬に向けて1本目を行って、馬なりで4F56秒3-3F42秒を計時しました。飼葉も食べれていますし、いい雰囲気です。このまま4月4日からの川崎開催へ向けて進めていきます」とのことでした。
【ワイドアウェイク】
3月26日(土)阪神・4歳以上1勝クラス(ダ1800m・牝)に幸騎手で出走予定。
23日、加用調教師は「本日坂路で時計を出し、4ハロン56秒1、終い13秒0を計時しています。変わりなく順調にきていますし、予定通り今週のレースに向かいます。今回は幸騎手に依頼しました」とのこと。
*****5歳馬*****
【ルヴェルソー】
23日、田中博康調教師は「レース後の馬体確認で、右前と左トモの歩様に若干の硬さが見られたぐらいで心配はありませんでした。今週末から普通キャンターを行い、来週の調教次第で中山・安房特別(芝2,500㍍)へ向かいます」とのこと。
【ルヴァンヴェール】
23日、竹内調教師は「レース後の脚もとや馬体に気になる箇所はありませんでした。ここで一息入れて新潟開催に向けて帰厩させる予定です。次走は新潟のダ1,200㍍を考えています」とのこと。
【レッドエランドール】
運動のみ。
田中克調教師「レース直後は興奮した様子でテンションも上がっていましたが、トレセンではもう落ち着いていましたよ。脚元や蹄は何ともありませんが、あれだけ力んで走っていたので少し硬さは気になりますね。去勢でおとなしくなり過ぎるのが心配なところではあったのですが、あれだけ行く気を見せて前を追い掛けるような走りを見せてくれたので、結果は残念でしたが内容には光が見えたと思いますよ。1勝クラスを勝った時も勝ちはしたものの最後は自分で気を抜いていたので、そのあたりの変化が見られたのは良かったです。次は距離を詰めるつもりで阪神の1400mあたりも考えたのですが、一気に短くすると馬が戸惑いそうですし、少し硬さが見られることや節の関係も考慮して、東京のダート1600mに向かおうと考えています。金曜に一度チャンピオンヒルズに放牧、3週間ほどで戻して2回東京3週目を目標にしていきます。次は結果を出せるようにやっていくつもりです」
※5月8日(日)東京12R・立川特別(4歳上2勝クラス・ダ1600m)を予定。
*****6歳馬*****
【レッドクレオス】
運動のみ。今日(水)ノーザンファーム天栄へ移動しました。
蛯名正調教師「使ったなりに疲れはあるかなというところですが、大きく崩れた感じはありません。トモはクタッとしているものの、いつもレース後はこのような感じですし、大きな問題はないと思います。毎回この馬としては頑張って走ってくれているので、どこかでチャンスはくると思うのですが、合う条件も模索しながらもっとパワーアップさせていきたいところ。去年から月1走ペースで走ってきたので、ここでリフレッシュも兼ねてひと息入れることにしました。今日(水)天栄へ放牧に出しますが、長く休ませるつもりはないので、向こうでの状態も見ながら戻す時期を考えていきます」
*****7歳馬*****
【レッドヴェイロン】
Aコースを半周後、芝コースで追い切り
芝 53.2-38.1-12.4 馬なり
鹿戸調教師「いつもはポリトラックコースで追い切っていますが、昨夜の雨の影響で芝コースはクッションが利いて走りやすくなっているので芝で追い切っています。単走でしたが気持ちも安定してフワフワした感じもなく、どっしり構えて走れていましたよ。道中のコントロールも利いて乗り手とのコンタクトもしっかり取れていましたね。最後まで馬なりでしたが、手綱を譲れば弾けそうな手応え。息遣いも良化してきて体調面も上がっています。来週のレースに向けて、ここまでは良い流れで調整ができていると思います」