*****3歳馬*****

【ルピナスリード】

栗東・吉岡辰弥厩舎で調整されています。今週末の出走に向けて、先週は、2月26日にCWチップコースにて調教助手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、87.1-70.9-55.2-39.6-12.2を終い強めに追われて計時し、併せた相手に先着しました。今週は、3月2日に坂路にて池添謙一騎手が跨って併せ馬で追い切りが行われ、54.9-40.1-26.0-12.9を馬なりで計時し併せた相手と同入しています。騎乗した池添騎手は「前走時よりも状態は確実に上っていますね。坂路に入った時も落ち着いていて、精神面の成長を感じます。今日は指示通り55秒で乗りましたが、追えばまだまだ動ける位でした。本番が楽しみになりました」とのことで、吉岡調教師は「今日はタイトに併せて追い切りましたが、エキサイトする事なく、しっかり鞍上の指示通りに動けていたのは好感が持てます。ゲートは、中間もしっかりとやってきました。あとは、レース当日に申請をして、輪乗りの際に早めに移動してゲートの出し入れを行いたいと思います。このところ、ゲートの中でトモを滑らせて出ていますが、経験上1度出し入れすると解消される馬が多いので、当日はこの流れでスタートを切らせて、何とか好位でレースを進められたらと思います。登録頭数的には1勝馬でも除外の心配はありませんが、相手は本番並みに3歳牝馬の一線級が揃っていますので、現時点でこのメンバー相手にガチンコで何処まで戦えるのか、こちらはチャレンジャーの立場でぶつかるだけです」とのことです。3月5日阪神、牝馬限定3歳オープン・桜花賞トライアルのチューリップ賞(GII)・芝1600mに池添謙一騎手で登録を行います。

 

【ラッキーガブリエル】

松風馬事センターで調整されていましたが、馬房の調整がつき、2日の検疫で美浦・高木登厩舎に帰厩しました。中間も順調で、ロンジングと角馬場でウォーミングアップを行ったのち、ダート馬場にてハロン18~20秒程度のキャンター1600mを乗られました。松風馬事センターの後藤場長は「中間も問題なく乗り込んでくることが出来ました。先週までは帰厩まで普通キャンターでと思っていたのですが、馬は元気があって落ち着いていたので、様子を見てハロン18秒までペースを上げてみました。それでも特にテンションが上がることはなく、精神的に成長してくれたかなと思います。本日帰厩することになりましたが、落ち着いて頑張ってきてほしいです」とのことで、高木登調教師は「本日帰厩させました。今後は中山のダート1200mへの出走を目標に進めていきます」とのことでした。1日計測の馬体重は503キロ。

 

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「藤澤厩舎時代から引き続きコメントさせていただきますので、よろしくお願いいたします。レース直後はさすがに硬さがあって疲れもあるかなと感じましたが、今日跨った感じは歩様もほぐれていましたよ。背腰も競馬後のいつもの疲れというくらいなので、時間が経ってここからガクッときたりしなければ大丈夫そうですね。ずっと厩舎に置いてやっているとはいえオフの時間も作れていますし、使うごとにうるさくなっているということもありませんから、このまま厩舎に置いて進めていけそうです。様子を見ながらにはなりますが、もう少し進めてみてから次走の番組を決めることになると思います」

 

運動のみ。

蛯名正調教師「藤澤厩舎からこのような将来有望な馬を引き継がせていただき、身が引き締まる思いです。藤澤厩舎入厩時から担当している助手が、そのままウチの厩舎でも担当いたしますので、馬の状況把握については安心していただければと思います。基本的な部分はそのまま藤澤厩舎のやり方を踏襲していくつもりで、馬が戸惑うことはないはずですよ。先日は距離を短縮した効果もあったのかいい勝ち方をしてくれましたが、さすがに中1週で使ったこともあって多少なりとも疲れはありそうですね。ただ、一気にガクッときた感じでもないので、今のところこのまま在厩で進めていくつもりでいます。明日から軽く乗りだしてみてから次の予定を決めるつもりですが、使うごとに前進気勢というか力むところも強くなってきているので、次もマイルあたりでの競馬で考えています。会員様におかれましては新人調教師ということで不安なところもあるとは思いますが、一生懸命やらせていただきますのでよろしくお願いいたします」

 

【ルージュエピス】

ウォーキングマシン運動。

小島調教師「追い切った翌日ということで、今日はウォーキングマシン運動のみにとどめて様子を見ています。運動中の脚取りはスムーズで、トモの踏み込みもしっかりしていました。飼い葉食いも安定しており、コンディションは整いつつありますね。レースは来週か再来週の中山ダ1200mを使うつもりで考えており、どちらでも対応できるようにしっかり管理していきたいと思います」

 

角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。

坂路

ルージュエピス 53.9-39.9-26.0-13.2 馬なり

クランプ    54.0-40.1-26.2-13.2 強め

小島調教師「今日は坂路で追い切りを消化しました。エピスが半馬身ほど先行しましたが、ちょうど他の組の馬が前にいて、それを意識できたこともあってフワフワしてしまう感じはなかったですし、走りもしっかりしていましたね。終いも後ろの馬が併せてからちゃんと反応して、最後も手応えにはまだ余裕があったほど。息遣いも着実に良化しています。今日の感じなら来週のレースを使っても良さそうですが、週末にウッドコースに入れてみようと思っていて、その動きや具合を見てから来週使うのか再来週にするのか判断したいと思っています」

 

*****4歳馬*****

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されています。2月24日に小向TCの走路で追い切りが行われて、73.4-56.3-42.1をラストを強めに追われて計時し、28日川崎、C1選定馬・進撃賞・ダート900mに出走しました。好発から積極的にグイグイ押して行き切ってハナへ。急上げの分、ゴール手前で脚が止まって5着でしたが、休養前と比べても成長の感じられる内容でした。レース後も状態面に変わりはなく、3月2日現在、厩舎周りの曳き運動が行われています。並木厩務員は「さすがにラストは脚が止まりましたが、笹川騎手も『次は楽しみ』とレース後に言ってくれましたし、今回帰厩してきてから、特に気持ちの面が落ち着いているなと感じていて、それも競馬でいい風に出ているのかなと思います。レース後は少し身体に硬さはありますが、それはいつものレース後に出る程度のことなので、この後乗りながらしっかりと身体をほぐしていきたいと思います。今後は4月4日から始まる川崎開催へ向けて進めていきます」とのことでした。

 

【ワイドアウェイク】

この中間も順調。3月13日(日)阪神・ダ1800m(牝)に向かう予定だ。

2日、加用調教師は「変わりなく元気で、通常の調整を行っています。週末から強目を乗り、来週サッと追い切ってレースに向かいます」とのこと。

 

【レッドレジェーラ】

本日(水)グリーンウッドトレーニングへ移動しました。

音無調教師「使った後ということで、ここまでは引き運動で様子を見ています。運動中の硬さはそれなりにあるものの大きなダメージはありませんし、馬自身も気を張っていて今のところ大丈夫ですね。今日(水)グリーンウッドへ放牧に出しました。次走からはブリンカーを装着してみようと思うので、牧場でも調教から装着して反応などを確かめてもらうようにお願いしています」

 

*****5歳馬*****

【ルヴァンヴェール】

3月2日、竹内調教師は「レース後の脚もと等に問題は無く、連戦した疲労感も見られず良い状態を保てています。このまま厩舎で調整し、2回中京2週目のダ1,200㍍に、引き続き菅原明良騎手で向かいたいと思います」とのこと。

 

【レッドエランドール】

角馬場でダクとハッキング。

田中克調教師「引き続き元気もいいですし、少しでも絞っておきたいので今日も軽く乗っておきました。元気がいいとはいえ以前ほど集中力を欠くことはありませんし、馬自身も気分良さそうにしていますよ。去勢の効果が出るまでにはもう少し掛かるかと思いますし、一気に変わるというものではありませんが、前回に比べれば馬の雰囲気などは間違いなく良くなっていると思います。今回も競馬まで併せるにしても先行する形でやっていって気分を損ねないようにしていくつもりでいますが、その上で実戦に行って最後まで頑張れるかどうかというのを確認したいですね。ここまでは予定通り順調にきていますよ」

 

角馬場後、本馬場(芝コース)で追い切り。

レッドエランドール 69.4-53.3-40.4-11.7 馬なり

クレド       69.3-53.0-40.0-11.6 一杯

エンペザー     69.2-53.1-40.0-11.8 馬なり

田中克調教師「日曜にウッドで長めからやって、今日(水)は芝で追い切りました。まだベースを上げている段階なので、あくまでも他の馬に合わせる程度ですが、さすがにこのくらいなら余裕という感じでしたね。今回は前向きさもあって活気のあるいい走りができていますし、これで中身ができてくれば前回とは違った走りができそうですよ。体はまだ多少重いかなというところですが、まだ2週ほどやれますし、気温も上がってきたので競馬までにはちょうど良くなるでしょう。脚元や蹄についても全く問題なくきていますし、ここまでは至って順調と言っていいと思います」

※3月20日(日)阪神12R・4歳上2勝クラス(ダ1800m)を松山弘平騎手で予定。

 

【レッドカルム】

本日(水)山元トレセンへ移動しました。

奥村調教師「使った後ということで、ここまでは厩舎周りを引き運動で調整してきました。運動中の脚取りはスムーズで、脚元の方も今のところ問題ありません。次走は春の福島か新潟を予定しており、今日(水)山元トレセンへ放牧に出しました」

 

*****6歳馬*****

【レッドクレオス】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「今日から乗り出してみました。以前と同じように北馬場で隊列を組んで軽く走らせましたが、いつもの競馬後という感じで大きな疲れはなさそうでしたよ。トモの緩さに関してもいつもと同じくらいですし、急にカチッとしてくるものでもないのでケアしながらやっていきます。去年の秋から長い休養もなく競馬に使っていますが、一度緩めるとしっかりしてくるまでに時間を要するだけに、このくらいの間隔で使っていく方がサイクルとしてはいいのかもしれません。予定まで2週ほどあるので、やり過ぎてトモに疲れが出ないように気をつけてやっていきます」

 

運動のみ。

蛯名正調教師「今回縁あって藤澤厩舎から引き継がせていただきました。よろしくお願いいたします。騎手時代に乗ったことのある馬に今度は調教師として携われるということで不思議な感覚もありますが、騎手時代に勝たせてあげられなかった分、何とか結果を出せるように頑張っていきます。ずっと見てきている馬でどのような馬かは理解していますし、調整も基本的には藤澤厩舎のやり方を踏襲していくつもりなので、馬が戸惑うことはないはずですよ。ここ2走、ある程度ポジションを取りながら最後まで頑張れているように、この年齢ながら馬ももう一段良くなっている印象で、年齢の割に馬もまだまだ若いですからね。このクラスでも相手や展開ひとつで勝負になるはずなので、しっかり調整しながら使っていくつもりでいます。ここまでは大きな疲れもなさそうなので、明日から乗り出してみる予定で、問題なければこのまま在厩で考えています。藤澤先生から『もう少し距離を延ばしてみても』という話もあったので、2回中山4週目のスピカSあたりを視野に入れています」

 

*****7歳馬*****

【レッドヴェイロン】

北の角馬場で運動。

鹿戸調教師「追い切った翌日ですので、今日は北の角馬場でダクだけ乗って調整しました。出掛けの歩様は問題なかったですし、気持ちも程良く入っていましたね。飼い葉はいつものように完食しており、脚元の方も落ち着いていますよ。まだ予定のレースまで時間があるので、ジックリ馬を造っていきたいと思います」

 

角馬場運動後、ポリトラックコースで追い切り。

ポリ 54.2-40.1-12.3 馬なり

鹿戸調教師「先週の土曜日に帰厩し、今日はポリトラックコースで半マイルから単走で時計を出しました。馬場入りもスムーズでしたし、前半も折り合い面は問題なかったですね。3~4コーナーでの反応も良く、直線も楽に動けていましたね。トモの踏み込みは問題なく、息遣いもしっかりしていたと思います。この後はどこかで権利を取ったうえで、2回阪神3日目のコーラルS(ダ1400m)を目標に進めていきたいと思います。鞍上は前走に引き続き岩田康誠騎手に依頼しました」

※4月2日(土)阪神11R・コーラルS(L・ダ1400m)を岩田康誠騎手で予定。