*****2歳馬*****
【ルージュメイベル】
馬体重:454キロ
放牧をおこないながら、2本時計を出す日も設けた、ハロン17秒ペースを基本とした坂路調教を継続しています。動き出すまでは、うるさい面を見せることもありますが、走りに入ると、集中力のある、スピードに乗った身のこなしを披露しています。柔軟性に優れた歩きが出来る点もセールスポイント。メンタル面のケアもしながら、高い素質が開花するよう、トレーニングを重ねていきます。
【レッドシュヴェルト】
馬体重:468キロ
ハロン16秒、ハロン16~17秒と2本時計を出す坂路調教のほか、周回コースにおける2500mのキャンターをおこなっています。体幹、トモの強化を念頭に入れながら、トレーニングを続けてきた成果が徐々に出てきて、スピード感のある走りに、少しずつ力強さも加わってきました。背肉が付くなど、馬体面の成長が伺える点も好材料。高い素質を存分に発揮するために、もう少し土台作りに専念していきます。
【レッドルヴァンシュ】
馬体重:508キロ
ハロン16秒の時計を2本出す坂路調教、周回コースにおける2500mのキャンターをおこなっています。相変わらず、素軽さのある、スピード感に溢れた走りを披露していますが、フットワークに力強さを感じるようにもなってきました。トレーニングを重ねてきたことで、トモ幅が増したのと同時に、馬体が引き締まってきたのは歓迎すべき傾向。暖かくなるにつれ、さらなる良化が期待出来そうです。
【レッドジャルダン】
馬体重:500キロ
2本時計を出す日も含めた、ハロン17秒ペースを基本とした坂路調教、周回コースにおける長めのハッキングキャンターを継続しています。ハミ受け、走るときの姿勢を意識させてきたことが功を奏し、集中力を保った、伸びやかな走りが出来ています。体調が良く、馬体の張りが良好な点も強調材料。血統的にはマイラーですが、折り合いが付くだけに、ある程度の距離延長には対応出来るはずです。
【ルージュアテナ】
馬体重:450キロ
放牧を継続しながら、2本時計を出す日も設けた、ハロン17秒ペースを基本とした坂路調教、周回コースにおけるキャンターをおこなっています。体力が付いてきたことで、走りの力強さが増してきた点は歓迎すべき傾向。併せ馬では、相手に合わせてしまうところもあり、そのあたりが改善されてくれば、さらに中身の濃い走りとなってくるはずです。毛艶、馬体の張りは上々で、体調の良さも強調材料です。
【エーピードリームの20】
馬体重:未計測
Kinsman Farmスタッフ「引き続き1ハロン15秒ペースのキャンター調整を取り入れながらトレーニングをおこなっています。ゲート練習は、引き続きゲートを開けた状態でおこなっています。前回コメントさせていただいた時もそうですが、悪い点や課題を挙げるのが難しいくらい順調にきています。強いて言うなら、左手前が右手前より出しづらそうに見える時があることくらいですけど、今後の競走馬生活において大きな問題になることはないように思います。検疫に入るまで、こちらでは現行メニューをベースに乗り込んでいく考えです」
【ウィズアットダンス】
現在は坂路2本(上限20~22秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「今月下旬から騎乗調教を再開しました。リフレッシュ休養前は410kgを切っていた数字も戻りつつありますし、もう少し暖かくなってくれば代謝が良くなって、体調もグッと上向いてくると思います。コンパクトな馬体ながら、気持ちは体の大きな馬にも負けず、日々の調教に一生懸命に取り組んでいます」と話していました。
*****4歳馬*****
【ブランメイユール】
2月28日、川崎競馬9レース、C1選定馬・進撃賞・ダート900mに出走しました。馬体重は前走から増減なしの463キロ。好スタートを切ると、大外ながら積極的に押して先手を主張し、他馬が来ても引かず行き切ってハナへ。道中はそのまま軽快に逃げて、4コーナーではジョッキーの手が動きましたが、先頭のまま直線へ向いてからも半ば過ぎまでは逃げ粘り、ゴール手前で脚が止まって、勝馬から0秒6差の5着でした。笹川翼騎手は「いい感じですね。息の感じは、正直少し重いと言うか、まだ足りないのかなとは思いましたが、テンにあれくらい行けるというのはスピードがある証拠ですし、900mは合っていると改めて思いました。結果論ですが2番手でも良かったかもしれません。ただ、やはり900mの外枠でちょっと難しい部分もありました。いい立ち上がりで競馬をしてくれたので、次はもっといいんじゃないかなと思います。今日くらい出てくれてスピードがつけば900mでは安定してレースが出来ると思います」とのことで、池田孝調教師は「今日の競馬は休み明けで、追い切りも1本でしたので心臓の方が、まだ完璧には出来ていないところがあったので、最後にちょっと垂れましたが、馬自体がやっと成長して、ちょっと遅かったけどやっと大人になって、芯が一本入ったかなと感じています。これからは、前のようにちょっと使ってすぐにトモが疲れることはないと思うので、この距離であれば、これからもっともっといい競馬が出来ると思います」とのことでした。
【スノークォーツ】
現在はウォーキングマシン1時間のメニューで調整しています。担当者は「今月下旬からマシンでの運動を再開しました。その後はバタつくこともありませんし、左トモの骨折箇所を気にする素振りも見られません。運動後も歩様はスムーズなので、近日中にはロンギ場での運動も開始する予定です」と話していました。
*****7歳馬*****
【ヴァイスブリッツ】
これまでの戦歴およびレース内容を踏まえて千田輝彦調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで匿名組合契約を終了することといたしました。
なお、本馬は明後日3月3日(木)に開催されるサラブレッドオークションに出品する予定です。
出資会員の皆様には追って書面にてご連絡させていただきます。
ヴァイスブリッツ号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。
「地方ではダートで底を見せていませんでしたし、条件替わりで前進を期待していたのですが、思うような結果とならず申し訳ない気持ちです。キックバックを受けないような位置で運べましたし、4コーナーまでは見処があったのですが、そこからがここ数戦と変わらない内容となってしまいました。昨年末からうちでお預かりさせてもらっていますが、聞いていたほど煩くありませんでしたし、調教でもこの中間に少しスイッチが入った程度で、難しい馬という感じはしません。ただ、牡馬の割にかなりシャープな体付きで、なかなか体重維持ができないですし、今回はギリギリまで体を膨らませる期間を設けたのですが、結果的にマイナス20kgだった前走から8kg増えただけでした。そういう面でガス欠になってしまうのか、気持ちの面で自分からやめてしまっているのかは正直分からないところ。こちらではまだ2戦しかしていないのですが、クラブ側とも協議して今回の結論に至りました。能力を引き出してあげることができず、申し訳ござませんでした」(千田輝彦調教師)