*****1歳馬*****

【ルパンⅡの20】

12月中旬現在、西舎共同育成場に在厩して調整されている。中間はBTCの屋内600mダートコースで、ダクとハロン18秒程度のキャンター1800mを乗られている。騎乗スタッフは「馬体に一段と幅が出て、凄く力がついてきました。中間、ハミは制御力の強いトライアビットで乗っていますが、口が変に強くてコントロールし難いという事はなく、性格が良いです。ルピナスリードはあれはあれで良さなんですが、前向き過ぎる位の前向きさがあった姉と比べると本当に乗りやすいです。その姉も先日、芝のマイル戦で人気に応え2戦目で初勝利を挙げてくれました。本馬も楽しみです」とのことだ。12月上旬現在の馬体重は504キロ。

 

【マンテラライの20】

引き続き、門別競馬場・米川昇厩舎で調整されている。11月19日からは門別競馬場の走路でダク1500mとキャンター2000mを乗られ、12月からは坂路調教を開始した。12月中旬現在、屋内ウッドチップ坂路をハロン17~20秒ペースで乗られている。米川昇調教師は「元々、BTCである程度しっかりと乗っていた馬ですので、坂路でも初日からしっかりとした動きを見せています。年内はこのまま坂路1本のメニューで進め、お正月休みをはさんで、休みが明けて暫く乗って以降は、坂路を2本に増やす予定です。順調にいけば3月後半から4月の能力試験を受けるつもりで進めていますよ」とのことだ。11月末時点の馬体重は454キロ。

 

*****2歳馬*****

【ルピナスリード】

予定通り、12月17日にチャンピオンヒルズに移動しました。到着後は2日間程休養しましたが、特に体調に問題はないとの事で、21日より調教を開始しており、22日現在、角馬場でウォーミングアップを行った後、ダートトラックコースでダクとハッキングで1000mとハロン20秒程度のキャンター2000mを乗られています。小泉厩舎長は「こちらに来た時も落ち着いた雰囲気でしたし、到着してすぐ飼葉を食べられたように、以前と比べると逞しくなりましたね。今週から跨っていますが、大きなダメージなどはなさそうです。次走の予定は決まっているので、目標に向けて調整していきます」とのことでした。

 

【ラッキーガブリエル】

美浦・高木登厩舎で調整されています。中間も、調馬索から角馬場にてキャンター、プール調教のメニューで調整されています。高木登調教師は「だいぶトレセンの環境にも慣れてきたようで、昨日は全休明けでしたが、先週よりも落ち着いていました。トレセン内のいろんなところを歩かせて慣らしていて、ところどころでテンションが上がる場面もありますが、それでも以前と比べるとだいぶ良くなっています。今日はゲート練習も行いました。そろそろ追い切りを始めていけたらと考えています」とのことでした。

 

【ラブシックボッサ】

22日、伊藤大士調教師は「今朝はウッドチップコースにて2歳新馬と併せ馬を行ない、終い一杯に追って、ラスト1ハロン11.8秒をマークしました。気持ちの面はまだこれからといったところですが、息遣いや動きに関しては問題なく、態勢も整っています。今週の新馬戦を武藤騎手で予定していましたが、今朝の調教中に負傷し乗れなくなってしまいましたので、丸山騎手で投票します」とのこと。

12月26日(日)中山・2歳新馬(混・芝1,600㍍)に丸山騎手で出走の予定。

 

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、坂路下でダク、その後ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

レッドモンレーヴ 87.6-71.9-56.6-41.1-12.6 馬なり

ポイズンアロウ  88.5-72.4-56.9-41.5-12.8 仕掛け

助手「今日は田中勝騎手に乗ってもらってウッドチップコースで追い切りました。日曜から少しペースを上げ始めて、今日は息を作る程度にやっておきました。『比較はできないけど真面目に走っていたし、状態面については問題なさそう』ということだったので、疲れなどは大丈夫そうですね。使う前と同じように時折子供っぽいところは見せていますが、それだけ元気がいいということでしょう。イレ込んで手を煩わせるようなことではないので、テンションも安定していると思います。一応、今日が最終追い切りの予定ですが、馬体の感じなども見て金曜か土曜に少しやるかもしれません」

藤澤調教師「一気に変わったとまではいかないかもしれませんが、見た目にも締まってきて緩さも抜けてきた感じはしますね。使っていい方に向かっていると思います。前走押し出されて逃げたことがどう出るかですが、能力は確認できたので今年のうちに勝ち上がれるように仕上げていきます」

※12月28日(火)中山4R・2歳未勝利(芝1800m)をC.ルメール騎手で予定。

 

【ルージュエピス】

角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

ルージュエピス 85.1-68.1-53.0-38.3-24.8-12.4 馬なり

ラヴィンジャー 84.8-67.9-52.8-38.1-24.7-12.3 馬なり

小島調教師「今日はウッドチップコースでエピスが先行して追い切りましたが、下ろしがけからリラックスして、とてもいいリズムで走っていました。フットワークやバランスも安定していて、しっかり乗り込めたことで状態も上向いているのではないでしょうか。仕掛け所でも少し促しただけでスッと反応しましたし、相手の動きを待ちながら最後まで楽な手応え。格上馬相手に遜色のない走りを見せてくれたように能力がありそうな馬ですね。テンションも上がっておらず、いい状態に仕上がったと思います。予定通り、今週の日曜中山6Rに池添騎手で投票するつもりです」

※12月26日(日)中山6R・2歳新馬(芝1600m)を池添謙一騎手で予定。

 

*****3歳馬*****

【ソニックムーヴ】

★12/20(月)浦和・東秩父村 花桃の郷賞 C1選抜馬(ダ800m)左海誠二騎手 結果3着

「絞りづらい時期ではありますが、もうひと絞り出来れば良かったですね。それに、久しぶりの競馬で出負けしたのが勿体なかったです。道中はやはり手前を替えるのがあまりスムーズではなく、その影響でノメるような場面が2回ほど見受けられました。捲っていってからの加速力は高かったように、まともなら最後はもう少し際どい勝負に持ち込めたと思います。ただ、今日が初めての浦和コースでしたので、これで慣れてくれればレースぶりも良くなるでしょう。次も同じ800mにするか1400mに距離を延長するかは、左海ジョッキーとも改めて話してみます」(小久保智調教師)

 

【レッドレジェーラ】

盛本調教師「ここで何とか決めたかったのですが…。申し訳ありません。希望通り外枠を引くことができましたし、ゲート裏でも気合を乗せて、予定通り尾持ちもして万全を期したつもりだったのですが、ゲートを出てからの反応がひと息で前半の位置取りが思ったよりも後ろになってしまい、勝負所でペースが上がってからもモタついていました。終いはしぶとく脚を伸ばしていたのですが…。ひとまず上がりの歩様は問題ありません。今後は12月29日(水)~31日(金)の開催に連闘する方向で考えています。出走間隔の長い馬が優先されるため、使えるかどうかは何とも言えませんが、万全の態勢で出走できるように準備を進めていくつもりです」

 

 

【ブランメイユール】

川崎競馬小向TC・池田孝厩舎で調整されて、16日川崎、C1選定馬・金剛賞・ダート900mに出走しました。互角の飛び出しを見せますが他馬が速くてハナは奪えず、押してインの3番手へ。そのまま3番手で直線へ向いて追われましたが、前の2頭も止まらず3着でした。レース後はひと息入れることになり、18日に茨城県の阿見トレーニングセンター内チェスナットファームへ移動しました。並木厩務員は「そこまで大きなダメージがあるわけではないですが、テキも話していたように900mは意外と馬は疲れますし、とことんまで疲れ切ってから休ませるよりも、これ位の感じでひと息入れてあげた方が回復が早いですからね。比較的メンバーが軽かったとは言え、C1への格上げ初戦からやれるところを見せてくれましたし、またすぐに戻ってきて頑張ってくれると思います」とのことでした。

 

【ワイドアウェイク】

12月16日に帰厩。22日、加用調教師は「帰厩後も問題は無く、乗り運動を開始し順調に進めています。年明けの小倉開催で芝レースにと考えていますが、開幕週は混み合う可能性もあり、メンバーが揃うかもしれません。中京2週目の3日間開催にダ1800m(牝)の番組もあり、頭数が少ないようならダートレースも含めて検討してみます」とのこと。

 

*****4歳馬*****

【レッドカルム】

厩舎周りを引き運動。

奥村武調教師「レース後なので、ここまでは引き運動で調整しています。運動始めは硬さが見られるものの、ガクッときている感じではありません。飼い葉食いも問題なく、体調面はしっかりしていると思います。次は1回東京開催での出走を予定しており、少し間隔が空くこともあって明日(木)山元トレセンに移動することになりました」

 

奥村調教師「阪神競馬場に臨場していたためモニターでの確認となりましたが、内枠でスタートをしっかり決めて楽に先手を取ることができましたね。ただ、2番手の馬に終始突かれる感じで、思いのほかスローの競馬に持ち込めませんでした。突かれていたこともあって脚もそこまで溜められず、直線でも踏ん張りきれませんでしたね。ジョッキーとは話せていないのですが、今日の一戦で距離が長いかどうかの判断は難しいですけど、やはり現状は東京のマイル戦が一番合っているように思います。この後は1回東京開催で使う予定でいますので、ひと息入れるのか、このまま在厩させるかについては馬の状態を見て決めさせていただきます」

 

【ルヴェルソー】

22日、田中博康調教師は「今週の特別(グッドラックハンデ・2勝クラス・芝2,500㍍)に登録しましたが回避することにしました。ここ2戦が不完全燃焼な競馬でしたので、もう一度好走実績のある条件に出走させることにしました。年明け1週目の、中山・芝2,000㍍に石橋騎手で予定しており、ここでの結果や競馬内容を見てから、距離やダートについて再検討したいと思います」とのこと。

1月5日(水)中山・2勝クラス(混・芝2,000㍍)に石橋脩騎手で予定している。

 

*****5歳馬*****

【レッドクレオス】

乗り運動後、坂路下でダク、その後ウッドチップコースで追い切り。

ウッド

レッドクレオス 86.6-70.4-55.0-39.7-12.0 馬なり

モーベット   87.0-70.8-55.3-40.0-12.0 馬なり

助手「今日はウッドチップコースで追い切っています。日曜にもウッドでやってピリッとしてきたようで、今日もクレオスなりに動きは良さそうでしたね。いつものように切れるという感じではないものの、加速がついてからは余裕を持ってスピードに乗れていたようです。前走も体自体は太くはなかったですが、体の張りなどは良くなった気がするので、休み明けを使った上積みはありそうですよ。力を出せる状態だと思います」

藤澤調教師「前走は休み明けもありましたが、直線もスムーズにいかなかったですからね。適度に時計が掛かる中山の方が良さそうなので、展開ひとつでいい競馬ができると思っています。レースまでにもう1本入れるかどうかは、この後の馬の様子も見てから決めるつもりです」

※12月28日(火)中山12R・立志S(3歳上3勝クラス・芝1600m)を戸崎圭太騎手で予定。鞍上が変更になりました。

 

*****6歳馬*****

【レッドヴェイロン】

角馬場運動後、ポリトラックコースで追い切り。

ポリ 68.3-52.9-38.2-12.5 馬なり

鹿戸調教師「今日はポリトラックコースで追い切りました。下ろしがけからいいリズムで走っていて、道中のバランスもしっかりしていましたね。3~4コーナーでもスムーズに手前を替えて、仕掛け所の反応も良かったと思います。直線でも馬なりの手応えで動けていたように、手応えはまだまだ余力が見られましたし、息の入りも戻るのは早かったですね。今週(りんくうS)は除外の権利を取りに投票したいと思いますが、その後のレースについてはダートを試してみたいと考えていますので、1回中京・すばるSを使う方向で進めていくつもりです」