*****2歳馬*****

【ルージュエクレール】

馬体重434キロ。

今週から騎乗運動を再開。水曜日までは周回コースで、徐々にペースを上げていったところ動き、体調面ともに問題なかったため、昨日(木)は坂路に入れて14-14ペースで乗ってみました。走りのバランスが良く、最後まで余力を残して動けていましたし、息遣いについても問題なし。飼い葉もこの馬なりに食べていて、脚元も不安はありません。立ち上げてからここまでは至って順調です。

 

【レッドモンレーヴ】

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。

坂路 66.9-49.6-32.7-16.4 馬なり

 

助手「今日は坂路を上がっておきました。まだペースとしては15-15くらいですが、乗り出してガスも抜けてきたのか力みもなく走りは問題なさそうでしたね。競馬を使って上がったテンションが収まらないと嫌だなと思っていましたが、幼いところは見せるものの雰囲気としては前走のレース前と変わらないので、これなら心配しなくてもいいでしょう。実戦を使った反動も感じられないので、次走に向けて進めていけそうですね。前走は早めに競馬場に入れたとはいえ、思ったよりも落ち着いて競馬まで行けましたが、次はまた違う競馬場になるので、できるだけ穏やかに競馬へ向かえるように注意してあげたいと思います」

 

【ルージュエピス】

ウォーキングマシン運動。

小島調教師「昨日の追い切りは予定よりオーバーペースになってしまいましたが、午後の馬体チェックでも馬体や脚元に異常はなかったですし、歩様もスムーズ。飼い葉食いも悪くありませんし、体調面は何ら問題ありません。予定通り来週デビューさせる方向で進めていきます。週末、来週と追い切って、状態を更に上げていきたいですね」

 

【ルテリブル】

12日(日)にWコースで4ハロン58.0-42.6-13.3を単走で馬ナリに追われ、16日(木)にもWコースで6ハロンから1.8秒追走して併せ、83.1-67.7-53.4-39.4-13.3を強めに追い切りました。「今週も馬場で追い切りをおこなっており、相手を大きく追いかける形で消化しています。一杯に追われる相手に対して、終いだけ強めの手応えで先着。併せた相手が動かなかったため早めに先頭に抜け出してしまったことで、1頭になったら集中できていませんでしたが、スピードはもう少し伸ばせそうな感じでした。グッと引っ張ると止まりそうになりますし、のせ過ぎると行ってしまうので、コントロール面でまだ課題はありますが、感触としては悪くありませんよ。そろそろデビューも視野に入れていけそうな感じで、年明けは混み合うことが予想されますし、できれば年内から投票していきたいところ。ただ、まだ緩さが残っているので、万全の状態で出走させるなら現状では年明けがベスト。先のありそうな馬なので、今のところは1月の3日間開催での出走を予定しています。ダートの短距離からおろすつもりです」(高柳瑞樹調教師)

 

【グロリアスヒーロー】

ノルマンディーファーム小野町で調整され、15日(水)に帰厩しました。

「帰厩してまだハロン17~18秒ペースの調整ですが、今朝も坂路を勢いよく登板しています。脚元が枯れていないためか両前とも球節が腫れやすいので、そこは注意しながら進めているところ。前回の入厩時に比べるとだいぶ逞しさが増してきましたし、促さずとも自分からハミを取って進んでいる。良くなっていると思います。スラッとした体型からも、少し長めの距離が合うかもしれませんね。週末から徐々にネジを巻いていくつもりです」(高木登調教師)

 

【ジュレップグラス】

12日(日)に坂路コースで4ハロンから併せ、56.8-41.6-27.0-12.9を馬ナリに追い切りました。「週末に時計消化をおこなったところ、翌日の月曜朝に右飛節外側に腫れが見られました。歩様は問題なく外傷なども見られないため、免疫力が落ちたタイミングでの細菌感染の可能性が高いと獣医師からは見解を示されています。グッとペースを上げたところで本人も苦しいところがあったのかもしれません。これ以上の悪化がなければ運動可能との見立てもあり、翌日こそ曳き運動に留めましたが、水曜からは乗り出しを開始しています。すでに腫れも引いてスッキリしていますので、週末には時計消化も再開するつもりです。ただ、一気のペースアップではなく様子を見ながら慎重にやっていきましょう」(青木孝文調教師)

 

*****3歳馬*****

【スノークォーツ】

現在は舎飼されています。引き続き馬房内で安静にさせて、患部の回復に努めています。年内にはもう1回検査をおこなって、骨折線が埋まっているか確認する予定です。

 

【ブランメイユール】

12月16日、川崎競馬8R、C1選定馬・金剛賞・ダート900mに出走しました。馬体重は前走からプラス6キロの463キロ。パドックでは2人曳きの周回でしたが、気負いのない歩みで身体もフックラ見せて体調の良さが窺えるパドックでした。互角の飛び出しを見せますが他馬が速くてハナは奪えず、押してインの3番手へ。道中はそのまま3番手で追走し、直線で馬場の中程に出して追われましたが、前の2頭も止まらず、勝馬から0秒5差の3着でした。笹川翼騎手は「今日は内枠があまり良くなくて、もう少し外枠を引いて外目の2~3番手に行けていれば、勝ち負けもあったように思います。砂を被ると良くないので、そういう面で今日は良さが出ませんでした。でも走りの内容は悪くなかったです。900m戦に対応できていい感じですし、形になってきましたね。これなら次もチャンスはありそうです」とのことで、池田孝調教師は「900m戦を一回使って短いところに慣れてきているとは言え、少しクラスが上がったので、テンの脚の対応が少しね。けど、今日の競馬の内容であれば、ここのクラスでも十分に通用するのが分かりました。気難しいところがある馬なのですが、ワンターンの競馬になって、途中で嫌々するのがなくなりました。ただ意外と900m戦というのは馬は疲れるので、元々が神経質な仔ですし、だいぶ気を遣って走っているので、ここでひと息入れてあげたいと思います。900m戦で開花してくれて、向くのが分かったので、ひと息入れて良くしてあげれば、またすぐに頑張ってくれると思います」とのことでした。

 

【ルージュアドラブル】

馬体重406キロ。

ウォーキングマシン運動60分。

後藤場長「引き続きウォーキングマシン運動のみにとどめて馬体の回復を促しています。馬体は傷んでいませんし、楽をさせたこともあって活気が出てきた印象。飼い葉もそれなりに食べてはいます。ただ、肝心の馬体重がグンと増えてはきませんね。胃薬やカロリー補正の効果があるオイルの投与に加え、嗜好性の高い飼料を配合するなどして引き続き食欲増進を促しつつこまめに計量し、馬体増の兆候が見えてきたところでロンジング運動へ移行しようと考えています」

 

【レッドアウレア】

担当スタッフ「この中間も60分のマシン運動を継続しています。定期的に検査をしながら進めていくことになりますが、腫れもなく歩様などに出ていないとはいえ、しばらくはマシン運動でじっくり進めていく必要があります。再発防止といった観点からも、無理なく時間をかけて進めていく方がいいだろうと獣医師とも話しているところです。馬体重は変わらず516キロです」

 

【レッドレジェーラ】

盛本調教師「予定通り週明けの月曜日から騎乗運動を再開。週2回は最後の4ハロンを14~15ペースまで伸ばす形で強めのところを乗っていて、今日(金)もこの形でメニューを消化。時計は半マイル57.6-42.7-28.8です。全くの馬なりだったのですが、終始いいリズムでリラックスして走っていました。前走の疲れもなさそうで、いい状態でレースに向かえそうですね。来週の開催はC1クラスのダ1400m戦が21日(火)と23日(木)に1鞍ずつ組まれていますが、主戦の下原ジョッキーが23日は遠征で不在のため、21日の方に投票する予定です。強い馬がいるようなら翌週の12月29日(水)~31日(木)の開催にスライドするつもりで、ギリギリまで相手関係を見極めたいと思っています」

 

【ワイドアウェイク】

17日、加用調教師から「昨日の検疫で帰厩させています。年明けの出走に向けて調整します」との連絡が入っている。

 

【ソニックムーヴ】

「来週の開催初日の800m戦での出走を予定しています。大トビで、手前替えのタイミングが遅く、コーナーで少しモタつく場面が見受けられますので、コース1周となる1400m戦よりも、まずはワンターンの800m戦からおろしていきましょう。そのパフォーマンスと結果から判断して、次走への指標にしたいと考えています。1枠1番となりましたし、ゲートが開いた瞬間からガンガンいくしかないでしょうね。そこは自厩舎主戦の左海誠二ジョキーですから、勝手知ったるといったところでしょうか。12/15(水)に4ハロンから53.6-39.2の時計で最終追い切りをおこないました。テンはスピード感がなさそうに映りましたが、直線の伸びはこちらの想像以上のもの。相手は800mのスペシャリスト1頭ですし、当地初戦から結果を出したいですね」(小久保智調教師)

 

*****4歳馬*****

【レッドエランドール】

馬体重512キロ。

予定通り、先週末に2回目のショックウェーブ治療を施したところ硬さがほぐれてきました。気持ちの部分も楽になったのか、普段でも調教中でも入場時よりは活気が感じられるようになっています。今週火曜日にはフェルトダートで4ハロン58秒台の時計を入れましたが、動きはスムーズで気を抜く面も見せることなく走り切っていました。明日(土)も同じくらいのペース乗る予定。今後も週2回は時計を出して良化を待つことにしています。

 

【レッドカルム】

厩舎周りを引き運動。

奥村調教師「追い切った翌日なので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。出掛けは少し歩様に硬さがあったものの、冬場で体がほぐれるのに時間が掛かるのもありますし、周回を重ねていけば、そのあたりも解消されていたので心配ないと思います。飼い葉はいつものように完食していて、状態面はしっかりしていますね。久しぶりの1800mになりますが、先手は取りやすいと思うので、自分のリズムで運べればチャンスはあるはずです」

※12月19日(日)中山8R・3歳上1勝クラス(牝馬・ダ1800m)に北村宏司騎手で出走します。

 

【エクストラノート】

フォレストヒルで調整され、本日17日(金)に帰厩しました。

「今週も週に1回は15-15を織り交ぜながら、コンスタントに乗り込んできました。ここまで順調に進められましたし、背肉も大分戻ってきました。まだ良化の余地を残していますが、入場当初と比べたら状態も随分上がってきたと思います。この感じであればしっかり頑張ってくれるでしょう」(フォレストヒル・担当者)

 

【パラダイムチェンジ】

「来週の開催4日目、12/23(木)浦和・ポインセチア特別 B2B3選抜馬(ダ2000m)での出走を予定。先週12/11(土)に4ハロン55.2-40.5を馬ナリで追い切って、併走馬に先着しました。明後日12/19(日)には最終追い切りをおこないます。併せ馬でしっかりと負荷を掛けて、悔いのない仕上げで本番に備えたいと考えています。鞍上には笹川翼ジョッキーを確保。最低でも入着を果たし、望みをつなげたいと思います」(山越光調教師)

 

【モンストルオーソ】

「まだ速いところはおこなっていませんが、普段の調教から具合の良さが伝わってきますね。気持ちもピリッとしていて、すごくいい雰囲気だと思います。再来週12/27(月)の調教試験に向けて、ここからは追い切りも交えて進めていきますが、このままいい状態で臨めそうですよ」(佐藤裕太調教師)

 

*****5歳馬*****

【レッドスプリンガー】

平田調教師「レース後も脚元や歩様は問題ありません。昨日の今日なのでもう少し様子を見てからにはなりますが、疲れなどが出なければ元旦からの地元川崎開催へ向かうつもりです。年が明けるとC3クラスに下がるため、相手関係はだいぶ緩和されるはず。取りこぼしは許されないくらいの気持ちで、キッチリ勝てるように調整を進めていきます。中間に追い切りを1本挟んでレースへ向かうことになるでしょう」

 

【レッドクレオス】

乗り運動後、北馬場をダクとハッキングで1周。

助手「昨日追い切ったので軽い調整です。そこまでビッシリやってきているわけではありませんが、休まず乗り込みは続けているので運動量としては十分だと思いますよ。重めが残りやすい時期にしては体もスッキリ見せていて、体の切れも維持できていますね。気性面もいつもと変わらずというところで、時折ピリッとしたところを見せていますが、レースも近づいているのでこのくらいでいいと思います。今のところ来週は普通に追い切って競馬に向かう予定ですが、中間どの程度乗るかなど馬体も見ながら調節していくつもりでいます」

 

【リーピングリーズン】

「現在はダートコースでダクとハッキングキャンター1500m、600mの坂路を2本(17秒ペース、週2回は13~15秒ペース)のメニューで調整中です。この中間より更にピッチを上げて乗り込んでいることで、息遣いが大分良くなってきました。この感じであれば、あと何本か時計消化をおこなえばコンディションが整いそう。次走が1/22(土)中京・遠州灘ステークス(ダ1800m・牝)に決まり、早ければ来週には帰厩となりそうなので、しっかり態勢を整えていきます」(担当者)

 

*****6歳馬*****

【レッドヴェイロン】

北の角馬場で運動。

鹿戸調教師「昨日追い切ったので、今日は朝一番の組で北の角馬場にて軽めに乗って調整しました。出掛けの歩様も問題なかったですし、気合も程良く乗っていますね。脚元の方は安定していて、飼い葉食いも良好ですよ。ここまでは至って順調で、しっかりと状態を整えていきます」

 

【ラヴノット】

ブルーステーブルで調整され、15日(水)に帰厩しました。

「育成場では疲れを取りながらしっかりと乗り込んでもらっていたので、状態は良さそうです。当初は今週末、来週としっかり負荷を掛けて、今年最後の中山か阪神開催の特別戦(ダ1200m)に向かおうと考えていたのですが、年明けの中山では平場のダ1200m戦が組まれましたし、そちらであれば減量の恩恵も受けられるので、もう1本追い切って臨むことにしています。初日にするか、3日間開催の最終日にするかは、来週追い切った感じを見て決める予定です」(小西一男調教師)

 

【ブリリアントリリー】

「現在は屋外ダートコースにてダクと軽めのキャンター4500mのメニューで調整中です。今週初めて16~18秒まで脚を伸ばしましたが、なだ1本目ということもあり動きはモッサリとしていました。このまま負荷を掛けていけばキビキビした動きになっていきそうなので、しっかりと乗り込みながらコンディションを上げていきます」(担当者)

 

【ヴァイスブリッツ】

「現在は600mの馬場をダクとハッキングキャンターで2400m、坂路コースを1本(18秒ペース)のメニューで調整中です。体を増やすことを念頭に置いて進めていますが、今週も微増だったものの、乗り込みながら少しずつふっくらとしてきています。近々声が掛かると思いますが、仕上がりは早そうなタイプなので入厩前に15-15を1本消化する予定です」(担当者)

 

*****7歳馬*****

【アナザートゥルース】

「今朝も元気に坂路コースを2本登板。全体的にまだ硬さは残っているものの、大きな疲れも感じられず順調に立ち上げ始めています。涼しい時期を得意としているだけに体調面も変わらず。良好な状態を保ったまま調整が進められている。次走に関しては年明けの番組も候補に挙げ流動的に考えていたところ、12/29(水)大井・東京大賞典(Jpn1・ダ2000m)の出走枠に入ることができました。大井は初めて経験するコースですし、右回りだと直線内へモタれる癖も懸念されますが、先行主張するタイプの少ないメンバー構成ですから、アナザーにとって競馬はしやすいと思います。揉まれずスムーズに運べれば力は十分通用する馬。暮れの大一番でなんとか結果を出したいですね。週末から時計を消化して仕上げていくつもりです」(高木登調教師)

 

【プラチナムバレット】

「前の2頭が止まらなかったにせよ、決定的な2着馬とのコンマ3秒差。次走に予定している12回高知開催後半(12/28~)が年内のラストレースです。8月以降勝ち星から遠ざかっていることもあり、今後の行方を占う試金石となる覚悟でいます。区切りの一戦とならないよう、あとは精一杯やるだけですよ」(雑賀正光調教師)

 

*****8歳馬*****

【レッドイグニス】

本馬は12月12日の中山競馬に出走し5着での入線。前走では久々の掲示板確保、僅差の競馬で存在感を示してくれましたが、なかなか歩様の硬さが解消されないなど、年齢的なものもありレース後の回復に時間を要す状況です。ここまで数々のトラブルを克服しながら重ねた33戦ものキャリアのなかで、見事に3勝を積み上げてくれた古豪イグニス号。まだまだ戦えるところを自身で証明してくれた前走内容ではありますが、年が明けると9歳という状況も踏まえ関係者間で本馬の今後について協議をおこないました結果、ここで現役を引退し第二の馬生を歩んでもらおうという結論に至りました。出資会員の皆様へは追って書面にてご報告させていただきます。長い間、レッドイグニス号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

 

鹿戸雄一調教師「昨日の午後におこなった馬体チェックでも、歩様の硬さに改善は見られませんでした。馬自身もどこか気負っている感じがありますし、年齢的なものもあって立て直しには時間が掛かりそうです。そういった状況などを含めてオーナーサイドと相談した結果、ここでの引退が決まりましたが、2歳時には症例の少ない珍しい箇所にボーンシストを発症、また現役生活中は骨折など怪我も多かったですけど、すべてを跳ねのけて8歳のここまで頑張ってくれましたからね。本当に凄い馬です。オープン馬にしてあげられなかったことは心残りですし引退も寂しいですが、無事に現役を終えて新しい環境へ送り出せることは嬉しいこと。北海道で乗馬になるということですので、まずは現役時の疲れを癒して、また元気に頑張ってもらえればと思います。今日までイグニス号を支え、応援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」